醍醐寺

今日ご紹介するのは、、京都府京都市伏見区醍醐東大路町にある醍醐寺ですっ!真言宗醍醐派総本山の寺院です。空海の孫弟子に当たる理源大師が874年に醍醐山山頂に創建したお寺です。
 
醍醐天皇を中心とした有力者がが強く信仰を持ち、財力によって醍醐山麓の平地にも「下醍醐」と呼ばれる豪華な建物が作られました。国宝の金堂や五重塔がそうです。
 
さて、この醍醐寺には木造の理源大師坐像という重要文化財があるのですが、この像の内部に小型の五輪塔があることが最近分かりました。重要文化財なので分解したのではなく、X線解析(?)でわかったのだそうです。
 
そしてこの五輪塔の中には理源大師の位牌や歯が収められている可能性があるとのことです。奈良国立博物館がこのことを今月1日に発表しました。この理源大師坐像は9月15日までの特別展「国宝 醍醐寺のすべて」で展示されているそうです。
 
五輪塔とはたまにお寺で見かけるこういうものです。もともとは聖人の遺骨を入れるものとして考案されたもので、この小さな木造の五輪塔にも入っているのかもしれないということなのでしょうね。お時間ある人は奈良国立博物館に行ってみてくるといいと思います!

 

最終更新:2014年10月13日 03:51