2012-05-27

 

今日ご紹介するのは日本に戻りまして、奈良県奈良市にある興福寺ですっ!http://t.co/zNPkaIy8 この神社は世界遺産にも認定されている大変有名な寺院ですっ。今回は国宝である阿修羅像の話を交えながらご紹介しようかなと思いますっ!(つづく)

阿修羅(あしゅら、あすら)は戦いの神として有名ですねっ。修羅場という言葉の語源になった戦いの神様です。もともとはインドの神様だったのですが、インドの教えが仏教と融合して日本に伝えられました。ですので基本的に阿修羅像の表情は恐ろしいのですが、興福寺の阿修羅像は幼さの残る表情です。

当然怒った阿修羅は帝釈天に戦いを挑みます。ですが帝釈天率いる軍は強く何度戦っても阿修羅は帝釈天に勝つことができませんでした。そして阿修羅はやがて戦いから撤退し、舎脂は帝釈天の正式な妻となりました。ですが阿修羅は帝釈天を許すことができないでいます。(つづく)

古代インドの神話がヒンドゥー教に取り入られる中で、阿修羅は悪の闘神と描かれるようになりました。この話の教訓は「たとえ正義であっても固執すれば悪となる。戦い続けることよりも大切なのは許す心である」ということです。そして阿修羅は六道輪廻の修羅道の主となってしまいました。(つづく)

本当はこのお話は先週しようと思っていました。プロダクションマッチフェスの最終日ですね。戦い続けることよりも大事なことがあるんだよ、という教訓を込めてお話しようと思っていたんですが私も戦い続けていました……。えっと、そうじゃなくて……と、とりあえずつづく!

やがて阿修羅は仏教に取り入れられ、釈迦を守護する神となりました。阿修羅とは(a-sura:天に非ず)強くても神とは異なるという意味だそうです。ちょっと気の毒ですね。さて、興福寺には阿修羅像だけではなく多くの国宝も展示されていますが、一部は廃仏毀釈の最中に壊されてしまったようです。

以上で今日の紹介はおしまいですっ。最後に余談なのですが仏教の発端は古代インドの神話(ヴェーダ宗教、バラモン教)です。ある日釈迦はバラモン教の教えの中に生まれ「カーストはおかしいんじゃないか?」と考え悟りを開き仏教を開きました。ですので出てくる神様は共通ですが解釈は違います。おわり

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最終更新:2013年04月19日 11:51