2012-11-04

 

今日ご紹介するのは、エジプト・ルクソール東岸にあるルクソール神殿ですっ!よく考えたらエジプトお話って今までしてないなと思ってご紹介しますっ。写真をよく見ると分かると思いますが、かの有名なオベリスクと呼ばれる石柱が1本ありますね。(続く)

もともとこのオベリスクは2本あったのですが、そのうち一本は切り取られパリのコンコルド広場に飾られています。オベリスクの側面には王の名や神への讃辞がヒエログリフで刻まれ、太陽神と共に王の威を示す象徴とされたそうです。(続く)

さて、今日はちょっとエジプト神話についてちょっぴりご紹介しようかなと思います。エジプト創世神話は結構種類があり、それぞれ微妙に異なっています。というのはエジプトは広く主要都市がいくつもあり、お互いにあまり交流がなかったことからちょっとずつズレがあるんだそうです。(続く)

また、エジプト神話は結構突っ込みどころが多かったりします。突然神様の名前が変わったり、どこからともなく神様が現れたりもします……。エジプトの人たちは大らかであまり細かいことに気を使わなかったのかもしれません。今日はエジプト神話の中で最も古いものの一部のお話をしてみますっ!(続く)

宇宙が始まった頃から、アトゥム神という神様がいました。ある日アトゥム神が唾を吐いて大気の女神テフネトと大気の神シュウを生み出し、この二人が結婚して大地の神ゲブと天の女神ヌトを生まれました。こうして世界に大地と空が出来たのですが、ゲブとヌトが仲が良すぎ、天と地が入り乱れていました。

天と地が入り乱れていると、風が吹けません。ゲブとヌトの父親であるシュウは怒り、力任せに二人を引き離そうとしましたが、二人はどうしても手を離しません。なんとか天と地は離れましたが、二人が未だに手を離さないため地平線の向こうでは天と地がくっついて見えるのだとか。(続く)

この天と地の問題が解決すると、宇宙の神アトゥムはなぜか太陽の神ラーとなりました(唐突)。ラーはシュウとテフネトが生んだ二人が世界に混乱をもたらしたため、一年中子供を作っちゃダメ!と言うお触れを出しました。しかしそれでは世界は発展しません。そこで現れたのが知恵の神トトです。(続く)

知恵の神トト神は考えました。「じゃあ、一年をこっそり伸ばそう!」こう考え、時を支配する月のところに行き、賭けマージャンをしました。月に勝ったトトは、一年という日に閏日を足しました。ラーが決めた1年は360日でした。しかしトトにより1年は365日と4分の1となりましたとさ。(続く)

古代エジプトは天文学に精通していて、当時から一年は365日と余念に一度の閏日が必要だということを知っていたんですね。凄いですね。今日ご紹介するのはこのくらいにしようかなと思います。ご興味が有る方は調べてみるといいかもしれませんね。有名なオシリスとセトの争いもこの後ですっ!

今日のご紹介は以上ですっ!ちなみに先程登場した知恵の神トトは、アトゥム(=ラー)が生み出した神様ではなく、岩から突然生まれた神様です。先程も言いましたがエジプト神話は突然神様が生まれることが多いみたいです。大らかな気持ちで読むと楽しめると思いますっ!それでは、また来週!

ラーが信仰を忘れた人々を懲らしめるために生み出した殺戮の女神セクメトがあまりに人類を減らしすぎて、他の神々に「人類減りすぎて絶滅するぞ、止めろよ!」って言われて「やばい、強すぎて俺も勝てない」って言ったラーがドジでかわいいなって私は思いました。結局お酒で酔わせて封印したそうです。

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最終更新:2013年05月06日 17:58