中嶋神社

 今日ご紹介するのは、兵庫県豊岡市にある中嶋神社(なかしまじんじゃ)ですっ!こちらの神社は、お菓子の神様を祀っているとされ日本中のお菓子会社からありがたがられていて、日本各地に分社があります!

お菓子の神社とされているのは、垂仁天皇の命により、かつてお菓子の最上級品と考えられていた橘(ミカンの仲間)を持ち帰った田道間守命(たじまもりのみこと)を祀っているからなんです。そんなわけで鳥居も朱色というよりもミカンの色に近いですね。

橘ですけどいちごは関係ないです

 

橘という植物はヤマトタチバナとも呼ばれ、現在では絶滅危惧種となっており、国の天然記念物に指定されています。橘は一年中葉が落ちない植物で、永遠や不死をイメージさせるということで尊ばれました。

また苗字の橘というのは、奈良時代の元明天皇が県犬養三千代という朝廷に仕え数々の功績を残した人物に橘の姓を送ったことが始まりです。元明天皇は京都御所紫宸殿植えられていた橘を大変大切にしていてこの姓を送ったのだそうです。

4月の第3日曜日に行われる祭礼は、菓子祭とも橘花祭(きっかさい)とも呼ばれ、全国の製菓業者の方が参列し、業界の繁栄を祈願するのだそうです。明日、11月11日は国民的に有名なあの細長いお菓子の日ですけど、あの会社の人もお参りするのかな…?

 

 

 

最終更新:2013年11月24日 20:43