仏像

 今日はアイプロ鎌倉編にちなんで、大仏についてご紹介しようかなと思います!鎌倉の大仏といえば高徳院の阿弥陀如来像ですねっ。実はこの高徳院は誰が開いたかは不明で、大仏造像についても資料が残っておらず不明なんです。

また、もう一つ有名な大仏といえば奈良県奈良市の東大寺にある盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)、通称奈良の大仏ですね。画像URL。743年の聖武天皇の命によりおよそ4500億円を掛けて作られたもので、天平文化を代表する貴重なものです。

この二つが有名な大仏で、国宝に指定されています。さて、かつてはこの二つの大仏に付け加えてもう一つをあわせて日本三大仏像と呼ばれていた仏像がありました。それが京都府方広寺の「京の大仏」だったのですが、落雷により消失してしまいました……。

その後、兵庫県能福寺の「兵庫大仏」が三大仏像と呼ばれたのですが、太平洋戦争中の金属回収令により回収されてしまい、大きさや歴史的経緯で奈良の大仏と鎌倉の大仏に並ぶ大仏はなくなってしまい、日本三大仏像の一席は空席のままになっています。

そもそも、大仏って大きな仏と書きますが、特に何m以上でないと大仏とは言えないという決まりはないそうです。ちなみに日本最大の仏像は茨城県牛久浄苑の牛久大仏です。全長120mで、ブロンズ立像としては世界最大で、自由の女神の3倍近い大きさなんです。

また、日本最古の仏像は奈良県明日香村の飛鳥寺にある飛鳥大仏です。画像URL。日本書紀によれば完成は606年。大化の改新より前です。ただかなり損傷が激しく、大部分が後世に作り変えられているようなのですが、とても貴重だということには変わりありませんね。

最終更新:2013年06月09日 21:37