2012-07-08

 

今日ご紹介する神社は、日本に戻りまして京都市右京区太秦の木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)ですっ! 長い名前なので通称を木嶋神社、または蚕ノ社と呼ばれていますっ。写真を見ると、鳥居が変な形をしてますね。

この鳥居、通常の鳥居と違って柱が3本あるんですっ。このような鳥居を三柱鳥居と呼びまして非常に珍しいながらも全国に存在しています。この木嶋神社は大宝元年(701)から文献に名前が記されています。またこの三柱鳥居も葛飾北斎が描いているのでそれより前からあったことになります。(続く)

この三柱鳥居、現在でもどうしてこのような形をしているのか一切不明なのだそうです。ある人は三位一体を意味するキリスト教との関連を噂し、またある人は古代イスラエルとの関連を示唆し『日ユ同祖論』という考え方を展開しているようですっ。今日はついでに日ユ同祖論のお話をしようと思いますっ。

日ユ同祖論とは、日本民族の祖先とユダヤ民族の祖先が同一であるという考え方ですっ。歴史から忽然と姿を消したユダヤ民族の祖先である古代イスラエル10支族が日本に移り住み、祖先となったという説です。その根拠として日本の神話、神道とユダヤ人の神典や神事に似ている点が多いのだそうです。

類似点を大雑把に上げると、山伏が法螺貝を吹く行為とユダヤで角笛を吹く行為、狛犬とライオン像、日本書紀と旧約聖書の家族構成、菊の紋章などだそうです。それから三種の神器である八咫鏡に彫られた文様がヘブライ語を意味している点などが根拠として上げられているようですね。(続く)

まあ、私はたまたまだと思うので全然信じていないのですが、これはこれでロマンのある話なのかなあという気がしますっ。詳しく知りたければ日ユ同祖論で検索してみてくださいっ。ただ、若干陰謀論めいた話に繋がっていくのでご注意くださいっ。そんなわけで今日の神社紹介はおしまいですっ!

だいたいどんな国でも全知全能の神様が世界を作ったって神話を作っているので偶然かなあという気がしますし、文字が似ているって言われても英語のEとカタカナのヨだって似ていますし、人間が使う文字はだいたい似たような感じになるのかなぁと思っています……

ユングという人がこういう偶然の一致を、人間の心の根底に似通った部分があると考えて『集合的無意識』と呼んだそうですっ。おまけの話でしちゃ……

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最終更新:2013年05月06日 17:42