お賽銭が電子マネー

今日の神社紹介はちょっと特別編です。今年の1月6日、東京都港区の愛宕神社である変化が起きました。一日限定でしたが、お賽銭が電子マネーで払えるようになったのです!港区では電子マネーやクレジットカードを多く持ち歩く人が多く、そういった人の要望に応えるために導入したのだそうです。

 

港区では電子マネーやクレジットカードを多く持ち歩く人が多く、そういった人の要望に応えるために導入したのだそうですが、これには賛否両論があったようです。そこで、そもそもお賽銭とは何なのかを探るべく、今日はお賽銭の歴史をたどってみようと思います。

お賽銭の賽とは、神からを受けたのに感謝してる」という意味なのだそうです。もともと神様にお供えされていたのはお米でした。神様の恵んでくれた米に感謝して神社や仏前にお供えしたのがそもそもの始まりで、お金をお供えし始めたのは貨幣経済が始まってからなのでした。

日本の貨幣経済が本格的に始まったのは13世紀頃で、その頃からお米や反物よりもお金を備えることが多くなり、1509年に鶴岡八幡宮に散銭櫃(さんせんびつ)という箱が置かれ、これが現在のお賽銭箱の起源と言われています。

一般にお賽銭というのは神様にお願いを聞いていただくための対価と思われていますが、そうでないとの説もあります。自分の穢れをお金に託して祓うという説、お賽銭を投げるときの音で罪を祓うという説もあるようです。

愛宕神社での一件で電子マネーでお賽銭を払うことにご利益があるのかという批判がありましたが、お供え物が自然にお米からお金に変わっていったのと同じようにお金が電子マネーに変わっていくのは自然な時代の流れなのかなと思います。大事なのは気持ちだから、いいんじゃないかなって思ってます!


電子マネー対応は一日だけでしたが、これから先どうなるのでしょうか。大切なのは感謝の心なんじゃないかなと思います!そんなわけで今日の神社紹介は以上です!また来週もよろしくお願いします!これまでの神社紹介まとめはこちらから!http://www55.atwiki.jp/dmjinja/



 

最終更新:2014年02月02日 20:23