2013年10月25日に台風27号が日本に接近した際、
「えふえむ草津」というローカルラジオ局のミスにより、滋賀県草津市の屋外スピーカーから以下の放送が流れました。

・台風は勢力を弱めながら海上を進んでおり、26日に温帯低気圧になります。

・草津市に台風の影響はありません。

・それでも念のため、大雨・強風には注意してください。

 
特別警報のような緊急性が高いものではなく、台風の影響が少ないことを伝えるだけで、天気予報と大差のない内容でした。
何故このような放送をしたのか、危機管理課に問い合わせたところ、
「本来はえふえむ草津のラジオ内で放送するよう依頼したものが、
えふえむ草津のミスにより屋外スピーカーから放送された」
とのことでした。
 
このような人為的ミスが安易に発生するシステムが、いざという災害時にどの程度活用できるのか、非常に疑問です。
また、今後屋外スピーカーから放送があっても、「どうせ職員のミスだろう」と判断し気を緩めることも考えられます。
えふえむ草津のミスは、草津市民の生命・財産を脅かすミスです。
 
 
※「えふえむ草津」は草津市と災害協定を結んでいる民間のローカルラジオ局です。
 
下記リンクのPDFファイル24ページから25ページにかけ、屋外スピーカーとの連携について記載されています。
 
http://www.chuokai-shiga.or.jp/chiikiryoku/pdf/20111028chiteki-fmkusatsu.pdf
 
大変誇らしげな内容を書かれています。
しかし残念ながら、単純なヒューマンエラーで市民に不要な情報を発信したのがえふえむ草津という組織です。
 
えふえむ草津のHPのスタッフブログ等で関係者の写真が掲載されています。
この組織が自分が住んでいる街の防災の一端を担っていると想像すると、
いざというときに頼りになるのは自分だけなのだとよく分かります。
最終更新:2014年06月14日 21:56