滋賀県草津市と全国各地の自治体で、
屋外スピーカー等から誤報を発した際の対応を比較します。
 
滋賀県草津市が屋外スピーカーより誤報を発した際は、
その後の市の対応が大変ずさんで、市民への説明も不十分でした。
 
 
草津市が誤報を流したときの報告は以下のページに掲載されています。
(画面を開き下にスクロールすると出てくるピンクの背景の画像)
http://www.city.kusatsu.shiga.jp/kurashi/bousaianshin/bosai/saigaijinobousai/isseikinkyu.html
 

長野県塩尻市

2014年5月28日(水)15時57分に特別警報の誤報があったようです。(何の特別警報なのかは不明)
 
【お詫び】5月28日防災行政無線による特別警報の誤報について
http://www.city.shiojiri.nagano.jp/soshiki/somu/shobobosai/20140529.html
 
原因は機器の設定ミスのようです。
全国各地で似たようなミスが見られ、この程度のことすら自治体間で情報共有できないのかと疑問です。
 
草津市が起こした誤報の報告と比較すると以下のことがわかります。
 
翌日にホームページに誤報の旨を記載 (草津市の場合は9日後でした)
・誤報を流した旨を述べた後にすぐ謝罪の言葉が明記されている。
・誤報が起きた経緯や原因が明確。ただし再発防止策は弱いように見受けられます。
 
謝罪の言葉があること、設定ミスを翌日に発見しているだけでも草津市に比べればマシです。
 

千葉県館山市

2014年2月25日(火)13時10分頃に大津波警報の誤報があったようです。
 
防災行政無線「大津波警報」の誤った放送について
https://www.city.tateyama.chiba.jp/anzen/page100021.html
 
誤報などあってはならないものですが、
草津市が起こした誤報の報告と比較すると以下のことがわかります。
 
当日中にホームページに誤報の旨を記載 (草津市の場合は9日後でした)
・誤報が起きた経緯や原因、再発防止策の説明が明確。
 
ただし、住民への謝罪の言葉は記載されていません。
また、館山市の場合、訂正放送は誤報の20分後に行われたそうですが、
草津市では一切何もありませんでした。
 

群馬県桐生市

2013年11月23日(土)の深夜に誤放送があったようです。
 
 防災ラジオの試験放送の誤発信について
http://www.city.kiryu.gunma.jp/web/home.nsf/39f1c87d0d44690349256b000025811d/0d7b8e0ab9b00a5249257c2c000a7f5d?OpenDocument
 
草津市が起こした誤報の報告と比較すると以下のことがわかります。(※管理人の主観に基づきます)
 
・誤報の原因や対策の説明が明確。
・調査中の内容を思い込みで断定したりせず、正直に調査中と記しています。
・謝罪の言葉や、再発防止徹底への言葉がある。
・市が防災を担うという主体性を感じられる。
 
 
誤報を起こした上での対応は桐生市の方が草津市以上に良いものを発信しているのではないでしょうか。

 

最終更新:2014年06月01日 11:30