管理人が草津市危機管理課職員とメールを交わす中で送付されたファイルを掲載します。

<準備中>

※本ページに掲載されているデータについて、管理人は社会統計学上の正確性を保証しません。

■平成23年度屋外スピーカーアンケート

草津市が屋外スピーカーの訓練放送の頻度を 「週1回」とする根拠としているアンケートです。

【質問票】

 アンケート様式.pdf

【調査結果】

 アンケート結果.pdf

【アンケートに対する管理人の見解】
 
 ●「7 訓練放送の間隔について御意見をお聞かせください。」の選択肢が不適切です。
   「現在の週1回で良い」、「毎日。」、「月1回。」とありますが、
   「週1回。」と記載するべきところを「現在の週1回で良い」とされています。
 
  
   
  問題点は2つ。
 
     ・選択肢の中で現状の説明がされています。
     ・選択肢末尾の「で良い」が、週1回という回答へ誘導するものになっています。
 
  ちなみに、「8 訓練放送の内容について御意見をお聞かせください。」では、
  設問内で現状の説明をし、さらに選択肢内でも現状の説明(さらに回答の誘導)がされています。
 
  
  
  強調・誘導から、草津市には「夕焼け小焼け」を週1回鳴らさないと困る理由があるのだと推察されます。
 
 ●「相関係数が無い」の論拠となる情報が示されていない。
 
   「アンケート結果.pdf」の左下に下記の内容があります。
 
   
 
   草津市の言い分としては、
   「アンケートの結果から、スピーカーと家の距離が近いからといって訓練頻度を下げてほしいとは限らない。」
   ということです。
   ここでポイントになるのは、「相関関係は見られませんでした」と述べられていることです。
   相関関係が無いというのであれば、そう主張できるだけの分析と、それによる回帰係数の算出は必須です。
   しかし、草津市にそのことを問い合わせても、相関関係を示す分析と、回帰係数は提示されませんでした。
 
   ここから推察できるのは以下の2点。
 
    ・相関関係が無いと言えるだけの分析を本当は実施していない。
    ・アンケートを集計した職員が「相関関係」という言葉を誤解している。
 
   果たして、市民生活に大きな影響を与える屋外スピーカーの運用が
   このようなアンケートで取り決められて良いのでしょうか?
 

■居住地と訓練放送の頻度に相関関係が無いとする論拠

 

分析の元データとなるアンケートは平成23年(2011年)に実施されていますが、
ファイル内にあるGoogle Mapのコピーライトは2013年になっています。
2011年当時の分析ではなく、2013年に管理人に渡すためだけに再作成されたものなので、信憑性は0です。
 
※2011年のアンケートの結果を2013年の地図にプロットすることは、各々の時間軸が異なるため誤りです。
※統計学では、「相関関係が無い」と述べるには最低でも回帰係数に基づく相関係数の算出が必要です。
 地図上に回答者をプロットするだけでは「相関関係」の判断はできません。
最終更新:2013年06月30日 18:35