戦闘スキル・魔法の使用
PCは【戦闘スキル】と【魔法】によって様々な恩恵を得ることができます。
ここでは戦闘スキルと魔法の使い方について解説します。
戦闘スキルの使い方
スキルは行為判定時に有利に働きます。これらのスキルは【
行為判定】のページで解説しています。
この他に【
戦闘スキル】という戦闘シーンで使用する特殊なスキルがあります。
【戦闘スキル】を使用する事によって戦いに多くの行動バリエーションが広がるのです。
ここでは【戦闘スキル】の使い方について解説していきます。
戦闘スキルの使用例
ここでは「全力攻撃」を例に解説したいと思います。
「全力攻撃」の詳細は以下のようになっています。
・全力攻撃[MP-3][Lv1/Lv2/Lv3~]
HUM(3) ELF(5) HEL(5) DEL(5) DWF(3) LIL(4)
WAR(2) SOR(10) PRI(3) SPT(10) SHA(3) SCT(4) RNG(3)
スキルなし:使用不可
精神を統一し大ダメージを与えよう!
近接攻撃の命中判定をする前に使用宣言をしMPを消費します。
命中すると『ダメージ』に【全力攻撃Lv】+2修正が付きます。
消費するMPは【全力攻撃Lv】×3になり、使用者はLvを選択できます。
修得の仕方については
[キャラクターの作成]または
[キャラクターの成長]をご覧ください。
他のスキルの詳細については
[スキル]を参照ください。
1)例としてPCは【全力攻撃】をLv2まで修得しているとします。
戦闘シーンに突入し敵の防護点が高いようなので【全力攻撃Lv1】を使用します。
2)説明文を読むと近接攻撃の命中判定の前に使用宣言をするとあります。
戦闘ルールについては次のページで詳しく解説しますが、
つまりPCがモンスターやNPCに攻撃しようとした時に、
PLは「全力攻撃を使います!」と宣言しMPを消費します。
(ここではMPを3点消費します)
3)命中すると『ダメージ』に【全力攻撃Lv】+2修正が付くとありますので、
まずは攻撃が命中しないと意味がありません。
命中判定は前のページで解説した「勝負判定」と似ており、
攻撃する側の「命中判定」と攻撃を受ける側の「回避判定」を比較し、
命中判定が高ければ攻撃が命中したと判定します。
命中した後で与える「ダメージ」を決定します。
そのダメージに対して【全力攻撃Lv】+2修正がつくのです。
ダメージについては武器によって異なりますので武器に従ってダイスを振ります。
武器のダメージが「1D6+4」ならば6面体のサイコロを振ります。
「5」が出たら「5+4+全力攻撃Lv1+2」のダメージを与えるのです。
Q.【全力攻撃Lv2】を使用すると消費されるMPは?
A.説明文に「消費するMPは【全力攻撃Lv】×3」とあるので「2×3=6」になります。
Q.【全力攻撃Lv2】を使用すると与えるダメージは?
A.説明文に「【全力攻撃Lv】+2修正」とあるので「2+2=4」となります。
上記の説明では「5+4+全力攻撃Lv2+2」なので合計で「13」点となります。
Q.攻撃が命中しなかったらMPはどうなるの?
A.戻ってきません。しっかりと消費します。
戦闘スキルの複数使用
戦闘スキルは別種類であれば1Rに複数の使用が可能です。
例えば以下の二つのスキルを修得しているキャラクターを例にします。
・全力攻撃[MP-3][Lv1/Lv2/Lv3~]
HUM(3) ELF(5) HEL(5) DEL(5) DWF(3) LIL(4)
WAR(2) SOR(10) PRI(3) SPT(10) SHA(3) SCT(4) RNG(3)
スキルなし:使用不可
精神を統一し大ダメージを与えよう!
近接攻撃の命中判定をする前に使用宣言をしMPを消費します。
命中すると『ダメージ』に【全力攻撃Lv】+2修正が付きます。
消費するMPは【全力攻撃Lv】×3になり、使用者はLvを選択できます。
・全力移動[MP-3][固定]
HUM(4) ELF(3) HEL(4) DEL(3) DWF(6) LIL(2)
WAR(4) SOR(6) PRI(5) SPT(5) SHA(5) SCT(2) RNG(3)
スキルなし:使用不可
逃げる敵を追いかけろ! いや逃げる場合にも使えるね!
通常は1Rに30mしか移動できませんが倍の60mの移動が可能になります。
従属獣に変身している場合は、従属獣の移動力の倍の移動が可能になります。
移動時に使用宣言しMPを消費します。
修得しているスキルは「全力攻撃Lv2」と「全力移動」の二つです。
まず「全力移動」を使って敵に隣接します。この時点で「MP-3」になります。
そして「全力攻撃」を使って敵を攻撃します。Lv2を選択すれば「MP-6」になります。
最終的に「MP-9」となります。
他にも修得しているスキルがあれば同時に使用するコトができます。
禁止事項
修得していればいくらでも使用できる戦闘スキルですが、
MPが0以下になると使用できなくなります。
・全力攻撃[MP-3][Lv1/Lv2/Lv3~]
HUM(3) ELF(5) HEL(5) DEL(5) DWF(3) LIL(4)
WAR(2) SOR(10) PRI(3) SPT(10) SHA(3) SCT(4) RNG(3)
スキルなし:使用不可
精神を統一し大ダメージを与えよう!
近接攻撃の命中判定をする前に使用宣言をしMPを消費します。
命中すると『ダメージ』に【全力攻撃Lv】+2修正が付きます。
消費するMPは【全力攻撃Lv】×3になり、使用者はLvを選択できます。
・全力移動[MP-3][固定]
HUM(4) ELF(3) HEL(4) DEL(3) DWF(6) LIL(2)
WAR(4) SOR(6) PRI(5) SPT(5) SHA(5) SCT(2) RNG(3)
スキルなし:使用不可
逃げる敵を追いかけろ! いや逃げる場合にも使えるね!
通常は1Rに30mしか移動できませんが倍の60mの移動が可能になります。
従属獣に変身している場合は、従属獣の移動力の倍の移動が可能になります。
移動時に使用宣言しMPを消費します。
修得しているスキルは「全力攻撃Lv2」と「全力移動」の二つです。
もし現在のMPが9であれば先程の例のように
「全力移動」を使って敵に隣接し、この時点で「MP-3」となり、
次に「全力攻撃」を使って敵を攻撃し、Lv2を選択すれば「MP-6」、最終的「MP-9」となります。
スキルの使用は可能となります(使用した後はMPが足りず昏倒状態となりますが……)
では現在のMPが5であればどうか順を追って試してみます。
「全力移動」を使って敵に隣接し、この時点で「MP-3」です。現在のMPは2になりました。
次に「全力攻撃」を使って敵を攻撃したいのですがLv1を選択すると「MP-3」となります。
現在のMPは-1で昏倒状態となります。この場合「全力攻撃Lv2」は使用できません。
このように残りMPが足りない場合は順を追って処理をします。
もし「全力攻撃Lv5」を持っていたとしても
昏倒前に「全力攻撃Lv5」を使用して倒れるコトは出来ません。
魔法の使い方
魔法を使うキャラクターを【術者】と呼びます。
術者は魔法系統によって『知力』か『精神』を使って魔法の発動を行います。
魔法の対象となったキャラクターは『精神』を集中して魔法に抵抗します。
古代語魔法の発動は『知力』+【古代語魔法Lv】+2D6=「発動値」となります。
精霊魔法 の発動は『知力』+【精霊魔法Lv】 +2D6=「発動値」となります。
神聖魔法 の発動は『精神』+【神聖魔法Lv】 +2D6=「発動値」となります。
神獣魔法 の発動は『精神』+【神獣魔法Lv】 +2D6=「発動値」となります。
各魔法に対し抵抗は『精神』+【魔法抵抗Lv】 +2D6=「抵抗値」となります。
「抵抗値」が「発動値」以上の値の場合「抵抗成功」となります。
◎範囲内に複数のキャラクターが存在する場合の判定方法
術者は1度「発動値」を振ります。
範囲内にいるキャラクターはその「発動値」を目標に「抵抗値」を各々が振ります。
同じ範囲内にいても抵抗に成功するキャラクターと失敗するキャラクターが出ます。
この他にダメージが発生する魔法についても処理は同じで、
術者は1度「ダメージ」決定のためにダイスを振ります。
抵抗に失敗したキャラクターはそのままダメージを受けます。
抵抗に成功したキャラクターは抵抗した場合の指示に従います。
魔法発動フローチャート
Q.相手が抵抗しない、または出来ない場合はどうなるの?
A.魔法発動の判定をするまでも無く魔法は発動します → [END]
↓
Q.魔法発動時に1ゾロが出たら?
A.発動しません。MPは消費します。 → [END]
↓
Q.魔法発動時に6ゾロが出たら?
A.相手は抵抗判定が出来ません。魔法は正常に発動します。 → [END]
↓
Q.魔法抵抗に失敗した、または1ゾロが出たら?
A.魔法は正常に発動します。 → [END]
↓
Q.魔法抵抗に成功した、または6ゾロが出たら?
A.それぞれの魔法の詳細にある『抵抗』欄の指示にしたがいます。
「ダメージ半減」なら半分にしたダメージを与えます(端数切捨て) → [END]
「消滅」なら魔法は完全に発動を阻害され影響を受けません。 → [END]
◎魔法の重複
同じ効果のある魔法を重複して掛けた場合はどうなるのか?
古代語魔法Lv1の
【マジックウェポン】は
単体の武器に対して命中判定+2・ダメージ+2のボーナスを付加します。
精霊魔法Lv3の
【ファイアウェポン】は
単体の武器に対してダメージに+4点の修正が加算されます。
神聖魔法Lv1の
【セルフアテンション】(イザクス専用)は、
術者に対して命中判定+2、ダメージ+1の修正を加算できます。
「マジックウェポン」と「ファイアウェポン」は単体の武器に対して効果があります。
つまり同じ武器に対して掛ける魔法です。
この場合、魔法は後から掛けたモノが優先され、先の魔法効果は消えます。
「マジックウェポン」が掛かっている武器に対して
「ファイアウェポン」を掛けると「マジックウェポン」は消えて「ファイアウェポン」が残ります。
では、いまの状態で「セルフアテンション」を使うとどうでしょうか?
この魔法は術者そのものに効果があります。勇気を奮い立たせる魔法です。
武器に掛かっている魔法とは別に、魔法を使った本人を強化する魔法です。
つまり「ファイアウェポン」の効果と「セルフアテンション」の効果はどちらも有効です。
最終的に「命中判定+2」と「ダメージ+4」+「ダメージ+1」が残ります。
◎魔法の拡大
例:古代語魔法Lv1
・エナジーボルト
MP:3
距離:視認できる30m / 対象:単体(拡大可能)
持続:瞬間 / 抵抗:ダメージ半減
対象にマナから作り出した矢を撃ち込みダメージを与えます。
マナの矢は必ず命中しダメージは『1D6+【古代語魔法Lv】+知力加算値』となります。
MPを2~X倍消費する事により対象を2~X体に増やせます。
対象者は対抗を行い成功するとダメージを半分に出来ます。
魔法詳細のページに
(拡大可能)と掛かれている場合、
その項目に対して拡大できることを意味します(この場合、対象となる相手を増やせます)
解説文にある通りMPは拡大された分だけ消費量が増えます。
また、拡大できるのは【魔法Lv】までです。
PCのスキル【古代語魔法Lv1】の場合、拡大は1倍まで(つまり変更なし)となります。
PCのスキル【古代語魔法Lv3】の場合、拡大は3倍まで(単体、2体、3体)と選べるようになります。
魔法の拡大によって対象者が増えた場合、
術者は1度「発動値」を振ります。
対象となったキャラクターはその「発動値」を目標に「抵抗値」を各々が振ります。
同じ対象者でも抵抗に成功するキャラクターと失敗するキャラクターが出ます。
この他にダメージが発生する魔法についても処理は同じで、
術者は1度「ダメージ」決定のためにダイスを振ります。
抵抗に失敗したキャラクターはそのままダメージを受けます。
抵抗に成功したキャラクターは抵抗した場合の指示に従います。
禁止事項
条件を満たしていれば拡大できる魔法ですが、
拡大によってMPが0以下になると使用できなくなります。
・エナジーボルト
MP:3
距離:視認できる30m / 対象:単体(拡大可能)
持続:瞬間 / 抵抗:ダメージ半減
対象にマナから作り出した矢を撃ち込みダメージを与えます。
マナの矢は必ず命中しダメージは『1D6+【古代語魔法Lv】+知力加算値』となります。
MPを2~X倍消費する事により対象を2~X体に増やせます。
対象者は対抗を行い成功するとダメージを半分に出来ます。
PCのスキル【古代語魔法Lv3】の場合、拡大は3倍まで(単体、2体、3体)と選べるようになります。
現時点のMPが9あれば3体の敵にエナジーボルトで攻撃できるわけです。
消費MPは3なので×3倍の消費量となります。
「MP-9」なので現時点のMPは0となり昏倒状態に陥ります。
では現時点のMPが5であれば3体の敵にエナジーボルトは撃てるのでしょうか?
消費MPは3なので、1体に撃ち込む時点で「MP-3」となります。
現時点のMPは2になってしまいます。2体目に撃ち込むと更に「MP-3」となります。
現時点のMPは-1となり昏倒状態になります。
この時点で倒れますので3体目に拡大は出来ません。
このように残りMPが足りない場合は順を追って処理をします。
もし「古代語魔法Lv5」を持っていたとしても
昏倒前に5倍に拡大した魔法を使用して倒れるコトは出来ません。
最終更新:2013年07月17日 02:39