信仰の対象
アルディナには様々な神が存在します。
まるで日本神話の八百万の神様のように多くの神様が存在し人々の信仰を集めています。
ここで紹介しているのはほんの一部で、今後徐々に公開されていく予定です。
ただ、いきなり全部の神を覚える必要は全くありません。
あなたがTRPG初心者で右も左も分からないなら尚更です。読み飛ばして大丈夫!
もし気になるのであれば以下の認識で大丈夫です。
・良い神様=「解放の神 & 結界の神」
・悪い神様=「呪縛の神」
解放の神
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秩序の女神・ローザリア
国家によっては警察や裁判官といった役割を持っており、
ローザリアの神官は尊敬される立場にあります。
高位の司祭は国王等、権力者の相談役に選ばれる事もあります。
【アルディナ】で最も偉い神様として信仰されており信者も多くいます。
そのため、それなりに人口のある街には必ず神殿があり神官が駐在しています。
住民の小さなトラブルの相談にも応じ困った時の駆け込み寺となっています。
主な教義としては「秩序をもって正義を為すべし」「事象を公平に判断すべし」です。
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ホーリーシンボル |
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自由の神・フリアス
芸術家や旅人に信仰されていますが権威は持っていませんし信者の数も少数です。
神殿の数もかなり少なく、大きな都市の片隅に小さな神殿がある程度です。
信者は周囲に少し変わった人という認識をされるコトが多いでしょう。
ただし神としての順列はローザリアの弟神とされ高い地位にいます。
主な教義としては「自由な思考こそが未来を作る。心を解放せよ。」と説いています。
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勇敢の神・イザクス
傭兵や兵士、騎士といった戦いを生業としている人間に多く信仰されています。
卑怯な戦い方をせず名誉ある戦いを推奨しています。
そのため、勝てない戦いでも退かずに無駄死にをする者もいます。これは教義の曲解です。
教義の中に「強き者に対しては敬意を持って接し負けを認めるべし」とあります。
戦地の近くには仮の神殿が建てられ負傷者の手当てや戦死者を弔うこともあります。
ローザリアの神殿ほどではありませんが各地に神殿を持っています。
他の教義としては「あらゆる困難に勇気を持って立ち向かうべし」と説いています。
イザクスの肖像画にはウォーハンマーを手にした甲冑姿の男性が描かれます。
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英知の神・ヨシム
国家によっては住民の情報を管理している役所のような役割を持っています。
神官はソーサラーからも信頼されており、医療の研究をしている人にも信仰されています。
文化物の保存にも積極的で一般的には変わり者と思われている自由の神の信者に対しても、
優れた文化的才能があれば協力を惜しみません。
神殿を学校としても解放しており読み書きから算術まで一通り学習できるようになっています。
学術都市には大きな神殿が、その他の街には寺子屋のように小さな神殿があります。
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希望の女神・プリーシア
流通、商売の神様としても信仰されています。
また、ギャンブル好きの人、盗賊やトレジャーハンターにも信仰されています。
当然ですが、ギャンブルやトレジャーハントを推奨しているワケではありません。
明日に希望を持って生きるべきだというのが教義です。
商業都市には大きな神殿があり、豪商たちの手厚い保護を受けています。
国境沿いに衛兵と一緒に詰めて密輸品の取調べをしている神官もいます。
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豊穣の女神・メリシーア
農夫や猟師などに信者が多く、また多産や縁結びの神様として信仰されています。
様々な場所に小さな神殿があり、貧困に喘ぐ人々に救いの手を差し伸べています。
弱きものを助ける為に旅や修行をしている僧侶が多いようです。
戦いに置いては自己防衛や弱きものを守るため以外に武器を振るうことを許されていません。
また戦いに使用する武器は刃の付いていない物を好んで使用します。
教義的に先制攻撃も許されておらず最後まで対話を望みます。
結界の神
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真実の女神獣(漆黒石の雌豹)イリーシア
森林地方に住む【漆黒石の部族】が信仰しています。
【漆黒石の部族】は生理的に嘘を許せません。秘密を暴かずにはいられません。
例えそれが多少危険でも不思議に思ったら追及せずにはいられません。
イリーシアがまだ神の姿をしている時、全ての知識を得たくなり、
英知の神・ヨシムの蔵書を盗み見したといわれるほど好奇心が高いようです。
(このエピソードは英知の神・ヨシムの信者の捏造という説もあります)
イリーシアは部族の民に「真実を見極めるべし」と説いています。
部族の若者は様々な真実を求めて旅に出ることがあり、
その男女比がほぼ同じというのも【漆黒石の部族】の特徴と言えます。
イリーシアの従属獣は真っ黒な毛皮をまとった豹「ブラックパンサー」です。
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夢現の女神獣(黄石の双尾狐)ルメルア
森林地方に住む【黄石の部族】が信仰しています。
ルメルアは「夢を現実とせよ」「優しい嘘は正しい」と説いています。
とは言うものの、どこまでが悪質な嘘でどこからが優しい嘘なのか、
ルメルアはその天啓を信仰する民に与える事無く狐の姿になってしまいました。
その為か【黄石の部族】は自分や部族に有利になるような嘘をつきます。
夢は人間の快楽の一部であり、それを現実にするというのも
教義としては理解するのは、なかなか難しいところです。
上記の理由で【黄石の部族】は他の部族や人々にいまいち信頼されていません。
ルメルアの従属獣は二つの尾を持つ狐「ツインテールフォックス」です。
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支配の神獣(輝石の大獅子)ラーガイス
草原地帯に住む【輝石の部族】が信仰しています。
信仰者は優秀な人物が統率してこそ平和が訪れると考えています。
支配と言っても弱いものから搾取し贅沢をするという意味ではありません。
目下の者が失敗をした場合、それは指揮をしている目上の者の責任だと考えています。
部族の中で男性は有事以外には働くことは無く自らの鍛錬に勤しんでおり、
狩りや農耕といった生活に関する仕事は女性が行っています。
ラーガイスの従属獣は巨大で光輝くライオン「ヘビーライオン」です。
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名誉の神獣(蒼石の孤狼)レイガス
森林地帯に住む【蒼石の部族】が信仰しています。
高潔な生き方を推奨しており不名誉な行為は生理的に嫌います。
普段は物事に対しなるべく一人で対応しますが、
一度味方だと認識した相手とは深い連携、協力を惜しみません。
実際に集団生活は苦手どころかむしろ得意でチームプレイを大事にします。
同じ【蒼石の部族】でも名誉に対する考え方は各々違い、
自らの名誉を賭ける存在を探して旅に出るものも少なくありません。
レイガスの従属獣は蒼く光る狼「ブルーウルフ」です。
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武勇の神獣(銀石の猛虎)ベイランス
森林地帯に住む【銀石の部族】が信仰しています。
力こそ絶対であり強い者こそが幸せであると考えています。
虎の姿になる前はヤンチャな少年神で
身の丈より長いハルバードを手にしている姿で描かれることが多く、
強さの中に無邪気な残酷さを併せ持ちます。
部族の民も短気で血気盛んな性格の者が多い傾向にあります。
ベイランスの従属獣は銀色に光る「ホワイトタイガー」です。
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慈愛の女神獣(白石の羊)メディシア
草原地帯に住む【白石の部族】が信仰しています。
争うことを嫌い、力の弱き者は集団で物事に当たるべきと考えています。
困っている同族や一度味方だと思った相手に対して皆の力でサポートします。
生活は慎ましく部族総出で農耕を営んでいます。
人当たりが良いため他の部族や解放の神の信者とも交流があります。
疲労した旅人の為に宿場町や山小屋を作ることもあります。
メディシアの従属獣は想像以上に柔軟性のある体毛を持つ「フレキシブルシープ」です。
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時間の神獣(緑石の蓑亀)ヤマス
湖畔に住む【緑石の部族】が信仰しています。
時の流れの大事さを説き、変わらぬ想いをもつべきだと考えています。
【緑石の部族】は寡黙で働き者です。湖で漁をし森で狩りをし畑で作物をつくり、
ひとつひとつの作業について真剣ですし、その記録もマメに残しています。
その真面目さで信頼を得た者は商売人として他の部族や人々と交易をしています。
その働きぶりは時間を惜しんでいるかのようです。
ヤマスが亀の姿になる前は黒髪の美青年で右手に砂時計を持っている姿で描かれます。
ヤマスの従属獣は年老いた巨大な亀「オールドタートル」です。
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封印の女神獣(樹石の梟)ユーリシア
森林地方に住む【樹石の部族】が信仰しています。
負を封印し正のみを残すべきだと考えています。
普段の生活は物静かで必要以上の富を求めず質素な暮らしぶりですが、
呪縛の神が生み出した妖魔を見つけると人が変わったように
妖魔を倒すべく素早く執拗に戦いを挑みます。
ユーリシアがフクロウの姿になる前は小柄な老婆として描かれますが、
神の姿の当時は強力な神術を使いこなしていたといわれています。
ユーリシアの従属獣は石のような肌をもつ梟「ストーンオウル」です。
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烈火の神(火炎石の蜥蜴)ボラス
火山地帯に住む【火炎石の部族】が信仰しています。
信仰者は火の使い方を人々に教えてくれたボラスを崇拝しています。
ボラスのおかげで文明が急速に発達したためです。
ボラスは火のように絶えず変化する時勢を読むようにと説いています。
しかし、その他にほとんどは教義なく部族の民も火のように移り気の人が多いようです。
ボラスの従属獣は赤く輝くトカゲ「フレイムリザード」です。
呪縛の神(理由がない限りPCは信仰できません)
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混沌の女神・ガーディシア
秩序あるモノの全てを破壊したいと願っています。
捕われた思考は教義的に許されません。
あらゆる事象は流動的であり、人の想いもまた変化するもの、
その変化を否定することこそが悪であると説いています。
【秩序の女神・ローザリア】に対し強烈な対抗心を持つ呪縛の神の筆頭です。
多くの妖魔を生み出したのもガーディシアです。
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破壊の神・ブリーディス
形ある者は全て壊れる。それが自然であり自然に逆らうものが悪であると説いています。
新しい創造の前には破壊があって然るべきなのですが、
正しいもの、美しいものに対しても全て破壊するべきだと考えており、
一般の人間には到底理解できる思考ではありません。
神の姿をしていた頃の【武勇の神獣(銀石の猛虎)ベイランス】の友人とされ、
ベイランスの無邪気の中の残酷さはブリーディスの影響だと言われています。
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不敬の神・グリディス
社会的構造や上下関係は信じるに値せず誰も敬う必要はないと考えています。
信仰者は自分の考えを最優先して行動します。
グリディスにとって神々の序列は意味を持っていません。
場合によっては呪縛の神の筆頭である【ガーディシア】の命ですら無視します。
ただ、自分が偉くなりたいというわけでもなく、
上下関係を無視した先の混乱を楽しんでいるようです。
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絶望の女神・ボリディア
生きている者はいずれ死ぬ。死ぬ以上は何をしても無駄と考えています。
信仰者はいずれ終わる自分の人生を受け入れ死を待っています。
信仰者以外には害が無いように思われますが、
自分の死の道連れを探し襲い掛かる恐ろしい信仰者も存在します。
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憎悪の神・ダーラス
動くもの全てに憎悪を向けているのが【ダーラス】の信仰者です。
教義らしきものは無く他者を嫉妬し続け隙あらば排除しようと考えます。
排除の仕方は様々で社会的に抹殺したり、命そのものを奪ったりします。
異世界から悪魔を召喚できる神術を持っていると言われ
【アルディナ】に生きるもの全てから忌み嫌われています。
その他の信仰
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古代信仰
光の大国「タイタニア」前期の古代語魔法を使いこなしたソーサラーを信仰しています。
タイタニアはおよそ400年前に中興の祖・イカロス王によって、
古代語魔法を使えない人間に対しても市民権を与えたましたが、
それまではマナの力を加工した魔法によって高度な文明を誇る大国でした。
現在のソーサラーは奴隷制度は否定していますが真の古代語魔法の復活を願っています。
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自然信仰
アルディナを駆け抜ける風は「風の精霊」の働きであり、
流れる水は「水の精霊」の働きであるという大いなる神々ではなく
身近にある自然とそれを司る精霊を信仰している考え方です。
多くのエルフや「スピリツア」の家系が信仰しています。
また人間(亜人間)の中には精神を司る精霊が宿っていると考えています。
最終更新:2013年07月04日 18:06