ハイウィザード(略称:HW)

広範囲に効果が及ぶ大魔法により戦場を制圧する後衛キャラクター

長所:高範囲高威力のストームガスト、強力な魔法弾幕を作り出すメテオストームなど強力な魔法を備えている

 魔術師の名の通りのキャラクター。昔からラグナロクでは転生2次職での「火力=魔法」であり、(R時の超威力のSpP除き)今もその地位は変わっていない。他の職のスキルに比べて範囲が広く、ハイプレイヤーの放つ魔法では一撃で半分以上の相手が消えたりすることもある。とにかく派手に戦いたい人向けの職業。またスキルの習得に幅があり、個性が出やすい職とも言える。
 防衛終盤には「もうひといきじゃ パワーをメテオに」「いいですとも!」ごっこもできる。メテオという言葉にロマンを感じる人にもおすすめの職業。

短所:スキルの多くは詠唱が存在するため敵に接近されると何もできなくなる可能性も高い

 その他のゲームのイメージの魔法使いの通り接近されると弱いため、小回りが利く相手は苦手。しかし接近させないようにする術(QMやFWなど)自体は持ち合わせているので、後衛位置から注視し、危機回避能力を高める必要がある。
 また現在主流の詠唱特化装備を揃える場合かなりの金額が掛かるが、装備を揃えていくまでが楽しい職でもある。


■攻め

 耐久力のなさ故に攻め時には若干辛い場面多い。しかし非常に重要な役割を担っていることを自覚し、無闇に魔法を打ち込むだけではなく一歩退いた位置での立ち回りが必要。安全を確保してから撃つ、仲間と協力するなど役に立てる場面では120%の能力を発揮できるようにしたい。


■守り

 HWの数が取得砦数に比例すると言われる程重要。防衛時にはなくてはならない職である。基本はMS弾幕だが、1属性だけではなくSG・LoVも混ぜて撃つことも重要。QMは強力だが味方にも効果があるため注意。またFWやLPが見えたらすぐガンバンテインなどすることも多い。防衛時はHWとしての腕を見せる機会である。

大魔法の重ね置きについて


■ステータス

 転生2次職までのステータスでは威力・詠唱・耐久のすべてをカバーすることは難しく、ポイントの関係上3つの中から1つが犠牲になってしまうことが多い。
 そのため現在では詠唱短縮装備が豊富にあるため、DEXを切ってVIT100を軸として、INT>VITの型にするのが主流となっている。
残りのポイントはジェム積載用にSTR、モーションディレイ削減用にAGIに振るのが良い。


■装備

●詠唱特化装備※現実的に実現できるもの

上段 +7カトリーヌ・ケイロン挿しバルーンハット 14%
中段 マジカルブースター 10%
下段 長い舌 3%
武器 +10スタッフオブピアーシング※武器、中段でセット  
   
スプリントメイル※鎧、靴、アクセでセット 3%
   
スプリントシューズ  
アクセサリー1 スプリントリング 10%
アクセサリー2 スプリントリング 10%

 上記装備で詠唱-50%とDEX100ブラギで無詠唱とブラギに求められる性能も低く、ブラギなしでも詠唱が早いので立ち回りが楽になる。ただし上段・中段・下段・武器と合わせるとかなりの金額となる・・・そのため上段をマジックアイズに変えるか、上中段をダークイリュージョン挿し真実の愛でも良い。ヴァルキリーシールドが使えなくなるが、オルレアンの手袋、シールドセットでディレイを増やさずに10%カットする装備もある。
 詠唱カットは高ければ高いほどよいが現在の主流が-46%なので、その数字を目安としよう。

>2014.1.3追記
 2013年11月12日のパッチで新たに「輝く偏四角多面体 [1](アクセ)」と「大いなる水のニットキャップ [1](兜上段)」が実装。二つを共に装備時、追加で詠唱時間 - 15%、人間形モンスターから受けるダメージ - 5%の追加効果がある。
 スプリントリング1個とバルーンハットを「輝く偏四角多面体 [1]」と「ダークイリュージョン挿し大いなる水のニットキャップ [1]」に変更することも検討できる。


■スキル

 HWはスキルの種類が豊富なため習得は千差万別となる。周りのHWと相談して、お互いに足りない所を補ったり、ギルド内でカバーできない部分のフォローに回れるようなスキル習得をするのも良い。
 そのためHWにはある程度必須のスキルもあるが、自由度が高く個性が出やすい。

■一次職スキル

●セイフティウォール

 指定セルに、効果範囲1*1のオブジェクト1個を設置する。このSWオブジェクトは防御回数、耐久値、持続時間のいずれかが無くなるまで残り続ける。ブルージェムストーン1個消費。

 前提スキルが厳しいがソウルリンカーの魂で触媒なしで使用できるようになる強みがある。
 WIZ魂が防衛時に貰える環境であるならば是非習得したい。

●サイト

 メテオストームの前提のため切ることはありえないと思うが、攻城戦においては炙りスキルは必須なためかならずショートカットに入れるようにしよう。

●ファイアーウォール

 指定セルを中心とする、使用者に対して接線上の3セルに、攻撃範囲1*1のオブジェクト3個を設置する。

 攻城戦環境ではノックバックは発生しないがヒットストップは発生する。防衛時にFWも置くようにすると防衛に厚みが増す。
 狩り、攻城戦ともに有用なスキルだが高レベル習得時はスキルポイントを圧迫するため、どうしてもという場合は前提スキルからバッサリ切ってしまおう。

●ストーンカース

 対象を一定確率で[石化]状態にする。スキル成功の場合、石化進行状態→石化完了状態と異なる段階の状態を経て石化する。

 石化進行状態を含む石化状態の対象に再度ストーンカースを使用すると、必ず石化進行が解除されてしまう。石化はイビルドルイドカード(不死属性)、メデューサカード(石化耐性+100%)で完全耐性。
 レッドジェムストーン1個消費。スキルレベル6以上の時で、石化に失敗した場合に限り、触媒の消費がなくなるため6以上習得推奨。成功率はスキルレベルと共に上がるため高ければ高いほうが良い。

●エナジーコート

 ダメージを受けるたびに、現在のSP量に応じてダメージを軽減し、一定量のSPを消費(小数点以下切捨て)する。

 被弾が多いとSP枯渇の原因になるが、物理攻撃と魔法攻撃の両方に効果があるため効果はとても高い(最大で30%軽減)。スキルポイントを使用せずに習得出来るため常時使用するようにしていきたい。

■二次職スキル

●メテオストーム

ウィザードの火力を代表する火属性スキル。10必須。

 指定セルを中心とする7*7の範囲に、攻撃範囲7*7の時限オブジェクトを最大Hit(隕石)数分、ランダムに設置する。MSオブジェクトのダメージに伴い、攻撃対象を一定確率で[スタン]状態にする。
※進入不可セルや使用者からの射線が切れているセルにはオブジェクトを設置できないので、その分だけ隕石の落下数が減る。通路などの狭い場所では隕石の数が目に見えて減る。

 大魔法で唯一重ね置きしても効果が重複する為、ブラギの詩の効果が非常に高い。特に防衛時にはWIZの数だけ隕石の数が増えるため、MSの一点集中は恐ろしい威力となる。
 無詠唱無ディレイ時は腕を振るモーションが無い為、一見ASPD関係なく連打出来そうに思えるが、例えモーションがなくてもASPDの差による連打数の差が生じているので注意が必要。

 狩りにおいてもブラギの詩、固定狩り前提のPTでは必須スキル。

●フロストノヴァ

 使用者を中心とする足元を除く7*7-1の範囲に、攻撃範囲1*1のオブジェクト48個を、一瞬だけ設置する。
 FNオブジェクトのダメージを伴わずに別判定で、同セル上の攻撃対象を一定確率で[凍結]状態にする。※属性相性の不利な水2↑、風3↑、聖4の対象にも有効。

 FNオブジェクトは[凍結]状態の対象へはダメージを与えず、短詠唱でディレイが殆ど無いため、連打することで対策をしていない相手をほぼ凍結させる事が出来る。
 レベルを上げるとSP消費、詠唱速度が減り、凍結率も目に見えて上がるため高レベル習得推奨。だが、凍結自体は対策を取られていることも多いので相手を見極めるのが重要。

●ストームガスト

場面を問わず威力を発揮するウィザードの水属性の主力スキル。10必須。

 指定セルを中心とする9*9の範囲に、攻撃範囲3*3でHit間隔450msのオブジェクト81個を、4500msの間設置する。SGオブジェクトのダメージに伴い、攻撃対象をオブジェクトから放射状に2セルノックバックさせるとともに、一定確率で[凍結]状態にする。※攻城戦ではノックバックは発生しません

 相手を凍結、凍結にならない場合でも複数HITと面制圧力が高いため、ブラギの詩に乗りSGをばら撒きながら前進していくのパターンが攻めでは多く見られる。そのため攻城戦において凍結耐性が必須と言われる要因でもある。
 発動レベルによって凍結率、詠唱時間が大きく変わるため、ブラギの詩がない攻めなどではレベルの調節して撃つのが望ましい。

 使い勝手の良さから攻め防衛問わず活躍する事が出来るスキルだが、現在は水耐性100%装備にすることによって完全に無効化されてしまうので過信は出来ない。また大魔法の重ね置きについては注意が必要。

●ロードオブヴァーミリオン

 指定セルを中心とする11*11の範囲に、攻撃範囲3*3でHit間隔1000msの攻撃オブジェクト121個を、4000msの間設置する。LoVオブジェクトのダメージに伴い、攻撃対象を一定確率で[暗黒]状態にする。

 LoVは威力が期待できない代わりに耐性を取りづらい風属性とヒットストップの面でかなり優秀なスキルである。
 メテオストーム、ストームガストだけでは十分に耐性を上げた相手を止める事が出来ないため、防衛時にLoVを使えるWIZが一人いるだけで防衛を更に厚くすることが出来る。防衛時にはそれぞれ役割分担をするようにしよう。

●ヘヴンズドライブ

 指定セルを中心とする5*5の範囲に、攻撃範囲1*1のオブジェクト25個を、一瞬だけ設置する。

 地属性魔法ダメージは、攻撃対象のハイディング状態を無視してダメージを与える。対人で隠れてるのは判っているが、サイトで近づくのは危険な場合などに有効。特にチェイサーのチェイスウォークはサイトでは炙れないためHDで炙りだす必要がある。

●クァグマイア

 指定セルを中心とする5*5の範囲に、効果範囲1*1のオブジェクト25個を、一定時間設置する。QMオブジェクトの効果範囲内の対象は、移動速度とステータスが低下する。

 速度増加系スキルを打ち消せるため強力なスキルなのだが味方にも効果がある点に注意が必要。相手に効果的なポイントを見極めて設置するようにすると相手の進軍を一気に遅らせる事ができる。
 現在では狩りでもほぼ必須スキルなので5習得推奨。

■転生二次スキル

●マジッククラッシャー

 Matkで敵一体に無属性物理攻撃をする。敵のDEFによってダメージが減少する。MCはMATK依存の遠距離物理攻撃を行うスキル。射程は魔法射程と同じでニューマで防御される。

 武器の属性、カード倍率、武器の状態異常カード、武器の固有効果(ソードブレイカー,ポイズンナイフ,月光剣など)も乗るが、武器のATKやサイズ補正の影響は受けない。
 詠唱が存在するがとても短いため、速度ポーションでASPDが上昇すれば連射も可能。そのため状態異常武器を装備して連打する事によって優秀な妨害手段となる。

●グラビテーションフィールド

 指定したセルを中心とする5*5の範囲に、攻撃範囲1*1でHit間隔500msのオブジェクト25個を、最大で9000msの間設置する。GFオブジェクト上の対象は、移動速度と攻撃速度が減少する。ブルージェムストーンを1個消費する。※すでにGFオブジェクトが設置されているセルには、他のGFオブジェクトは設置できない。

 パラディンのプレッシャーのように、各種耐性を全て無視した固定ダメージを与える。

 効果時間中、使用者は移動することができない。移動以外の行動は可能だが、この状態ではグラビテーションフィールド以外のあらゆる攻撃判定が無効になる。
 使用者がダメージを受けると、発動しているすべてのグラビテーションフィールドが解除され、移動も可能になる。使用者がハイディング中だったり、[スタン]、[凍結]、[睡眠]、[石化]などの行動不能な状態異常中にもダメージを与え続ける。

●魔法力増幅

 魔法の威力を増幅するのでは無く、使用者のMATKを増加するスキル。

 防衛時には魔法の連打となるため出番はないが、攻めにおいてAMP+SGで威力を底上げする。

●ガンバンテイン

 指定したセルを中心とする3*3の範囲の、すべてのスキルオブジェクトを消去する。
 成功確率は80%で20%の確率で失敗するので、成功するまで連打すること。スキル使用失敗しても触媒は消費する。ただしこの場合、ディレイは発生しない。
 ブルージェムストーン、イエロージェムストーンを1個ずつ消費する。※ミストレスカード、深淵の中に、ウィザードの魂などの効果がまったく得られず、必ず触媒を消費する。
 エフェクトがオブジェクトに依存しないスキルはエフェクトが残るが、範囲内の効果は消えている。(ストームガスト、ロードオブヴァーミリオン、ニューマなど)

 射程が長い為LPの穴あけや合奏、ニューマの消去など、対人戦時の活躍が見込める。

最終更新:2015年11月20日 19:29