循環器内科推薦図書
研修医・レジデントにおすすめの循環器内科のおすすめの教科書・本を項目別にご紹介いたします.
項目としては,循環器内科全般,心電図,不整脈,高血圧,心エコー,血栓,循環器内科治療薬にわかれています.
※「循環器内科研修医・レジデントにおすすめの本・教科書wiki」では常時編集にご協力していただける方を募集しております.編集に興味のある方はご連絡ください!
<循環器内科ゴールデンハンドブック・・・おすすめ度★★★★☆>
循環器内科はあまりにも幅広くなりすぎてしまっているため,研修医・レジデントの白衣のポケットに忍ばせるレジデントブック的な書籍がなかなか難しいのが現状ですが,現存するもののなかではこれが一番よく知られている書籍だと思います.
内容が浅め,とか構成がわかりづらいという声もよく聞かれますがその分幅広い内容を網羅しており,実際に病棟で使っている人が多い本です.無難?.
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<循環器内科グリーンノート・・・おすすめ度★★★★★>
循環器内科領域の白衣ポケットのお供系の本として、新しい定番になるであろう本です。
これまでのレジデントブック系統の本の便利さを踏襲しつつ、欠点を改良し、より使いやすくした進化形レジデントブックと言えます。
個人的には、これまでの便利だけど箇条書きでなんとなくとっつきづらかったレジデントブック系統の本をより便利に、頼りになる本として洗練させた本のように思います。
白衣のポケットには1~2冊しか入らないと思いますが、循環器内科ならばこちらはおすすめです。
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<デキレジ1.2・・・おすすめ度★★★★☆>
もはや研修医・レジデントには有名になりすぎてしまった感があります。
循環器の専門書ではないですが,デキレジの1,2に心電図や教科書に関しての章がいくつかあり相当にわかりやすいです.本当に秀逸です。
相変わらずヤバレジ君ヤバイですが笑
デキレジは他の章も非常に噛み砕いていてわかりやすいので是非おすすめします.
ちなみにアルティメットヤバレジ君はめっちゃできる。
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<ICU実践ハンドブック・・・おすすめ度★★★★☆>
ICUについての本としてはすでに有名ですが、当然ながらICU管理は循環動態と直結するので
循環器の実践的な教科書としておすすめです。
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■3秒で心電図を読む本■
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<3秒で心電図を読む本・・・おすすめ度★★★★★>
心電図入門の定番中の定番です.
心電図は語りだすと無限に広がってしまう領域ですが,循環器内科医ではない,他科の医師が何を考えて,どうアプローチすべきかに
絞って書かれている非常に洗練された実用的な本です.
一押しの本です.ちなみに当サイトからもっともご購入いただいているのはこちらの本です.
著者の山下武士先生の他の本もどれもわかりやすく,個人的にとてもおすすめです.
参考までに,私がこの本で学んだことをまとめます。
☑心電図は完璧な検査ではない
☑心電図は不整脈には強く,虚血に弱い.
なぜなら心臓の後ろ半分は肺で覆われていて,虚血性疾患の中で心電図では拾えないものも少なくない.
☑すべての誘導のすべての波形をみなくてもいい場合も多い.
☑不整脈は逃さないように,虚血性心疾患は見えるものについては拾えるように,
心電図をスクリーニングとして活用する.
☑波形を過信しない.波形はすべてではない.自覚症状やその他の検査との合わせ技で診断する.
☑全ての波形を知っていなくても,スクリーニングとしての見方がある.
ということです.
他にも多くを学びました.本当におすすめの本です.
<あなたが心電図を読めない本当の理由・・・おすすめ度★★★★☆>
こちらも昔からある,定評のある本で非常にわかりやすいです.
あまりにも好評だったのか,続編,続々編まで出版されています.
教科書的な役割にも使える,理解しやすい本です.
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<心電図パーフェクトマニュアル・・・おすすめ度★★☆☆☆>
みんな持ってる巨大な本.とにかく巨大,巨大.心電図界の巨神兵です.
内容はもちろん詳細にわたり記されており良いのですが,とにかく大きすぎて結局みんなあんまり読んでないような・・・
読む本というより引く本です.
基本が学び終わった後や,循環器内科入局を決めたときに.
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不整脈の考え方を学ぶのに本当にいい本です。
大変に読みやすく、通読できて、しかも自分の中に不整脈に対してのしっかりした考え方がちゃんと残ります。
どれくらいの不整脈ならば「経過観察」でいいのか、どんな不整脈なら注意してみなくてはいけないのか、どのようなタイミングでコンサルトをかけた方がいいのか。
もやもやしてた不整脈の知識がクリアに整理されて、軸となる考え方を学ぶことができます。
不整脈の読み物として非常におすすめです!!!
この本に限らず、こちらの山下先生の本はいずれもわかりやすい本ばかりで、どれもお勧めです。
もしこの本を読んでみてマッチしたら、ぜひ他の著書も目を通すことをおすすめします。
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<不整脈治療薬ファイル・・・おすすめ度★★★★★>
★カテゴリー別 人気第1位!
抗不整脈薬に関する書籍の鉄板です.
わかりやすく、基本から発展まで抑えられている良い本です。
抗不整脈薬で本を探しているのなら、まずこれからでいかがでしょうか。
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<降圧薬の使い方―よくある副作用症例に学ぶ>・・・おすすめ度★★★★★
降圧薬についてとってもわかりやすくまとめた、降圧薬のバイブルともいえる本です。
降圧薬の基本的な事項から、各系統ごとの降圧薬の薬理作用、使い方、注意点、考え方、さらには症例を通して使い方を教えてくれます。
基本的でありながら実践的でもあります。
本の最後には現在実際に使われている降圧薬の一覧がついていて一日投与量、投与回数、注意点がまとめられていてこの一覧が非常に使い勝手が良いです。
また、著書が個人的と断りながらも実際に使っている降圧薬も最後のほうの1ページにまとめられてて、この1ページを参考にするだけでも価値があるように思います。
臨床的に使える降圧薬の一冊として人気の一冊です!!
<高血圧ガイドライン・・・おすすめ度★★★☆☆>
わかりやすい、といった類のものではないですが、基本として。
安いし。
ダイジェスト版もあります。
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● 安心のわかりやすい羊土社の本
■そうだったのか! 絶対わかる心エコー〜見てイメージできる判読・計測・評価のコツ■
そうだったのか! 絶対わかる心エコー〜見てイメージできる判読・計測・評価のコツ
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個人的な意見ですが、羊土社の、この手のビギナー向けの本って本当に外れがないように思います。
相変わらずコンパクトな大きさで、わかりやすく、画像も豊富できれいにまとめられています。
他の羊土社のこの手のシリーズの本をお持ちならば想像しやすいのではないでしょうか。
価格もこの手の本としては求めやすく、おすすめできる本です。
● 心エコーの入門書として評価が高い本。
■ビジュアル基本手技 7―カラー写真とシェーマでみえる走査・描出・評価のポイ 必ず撮れる!心エコー■
ビジュアル基本手技 7―カラー写真とシェーマでみえる走査・描出・評価のポイ 必ず撮れる!心エコー
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こちらは心エコーの入門書として非常に評価が高い名書です。
大型の本でハンディではないぶん、とても説明も画像もわかりやすく、シェーマも豊かです。
大きさを気にしないのであれば、心エコーの入門書として本当におすすめできる本です。
入門書としての一冊目ならばぜひこちらを手にとってみてください。
2017年2月現在、Amazonでのレビューも非常に良いです。
<しみじみわかる血栓・止血・・・おすすめ度★★★★★>
凝固っていつまでたってもわからないですよね笑
学生のころは大人に(医者に)なればどうにかわかるようになるのかと思っていましたが、やっぱりわからないです。
そんなわからない私たちに革命的にわかりやすい本です。
これまでも凝固関連の本はいろいろありましたがわかりやすさではこの本はダントツです。
ちょっと循環器のメインからは外れますが非常におすすめしたい一冊です。
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<臨床に直結する血栓止血学・・・おすすめ度★★★★★>
上記の「しみじみわかる~」と同じ朝倉先生が書かれている本で、同様にわかりやすいです。
この本を内容ごとにばらばらにすると「しみじみわかる~」になるような印象です。
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<循環器治療薬ファイル・・・おすすめ度★★★★★>
循環器系統の薬物治療に関しての大定番です.
不整脈系統はもちろんのこと,冠動脈疾患,血栓系統にまつわる治療薬まで幅広く,かつ,深く過不足なく解説されています.
第一版が出版されてから十年以上たっており,現在ついに第二版が出版されました.
研修医レベル・レジデントレベルはもちろんのこと専門医レベルの使用にも耐えうる内容です.
すでに名著と言っていいくらいの本でしょう.
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<不整脈治療薬ファイル・・・おすすめ度★★★★★>
抗不整脈薬に関する書籍の鉄板です.
わかりやすく、基本から発展まで抑えられている良い本です。
抗不整脈薬で本を探しているのなら、まずこれからでいかがでしょうか。
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