必殺！打ち取れる投球１ トリビア - 野球 トリビアの泉

日本球界きっての頭脳派捕手野村克也といえば…。

福本豊の盗塁を防ぐために世界初のクイック投法の開発したり、江夏豊をストッパーに転向させて日本で本格的なリリーフ投手の概念を導入したり、ストライクを9分割にした画期的なノムラ・スコープで解説したりと野球界に多大な影響をもたらしてきた人物である。

また、ささやき戦法を使い「次は顔面を通るボールな」とか「あそこのお姉ちゃんと随分、遊んでいるらしいな」など打者の集中力を削ぐこともしていた。ただし、長嶋さんには通じず、逆にアドバイスと勘違いされ、ホームランを打たれたことがある。

その野村克也が現役時代に使っていた配球術である。

【使用条件】
カウント　ノーストライク、1ストライク
コース　　外角寄り真ん中低め、外角低め
球種　　　スライダー、ツーシーム、落ちる変化球

打者は2ストライクでは全てのコースと球種に対応しようとするが、それ以前は多少強引に振ってくるので上の図のようなコースに投げてやるとショートゴロを打たせることが出来る。
野村はその打者心理を上手くついてショートへゴロを打たせて、ゲッツーでピンチを脱していた。

試して見てはいかがでしょうか？