江別市

江別市


江別市(えべつし)は、北海道石狩振興局管内にある市。西に隣接する札幌市中心部まで鉄道で約20分の距離にあり、同市のベッドタウンとして人口が道内第9位まで増加した。

大学や研究機関を誘致し文教都市として町づくりをすすめる一方、近年はレンガの町として観光化を図っている。明治中期にルーツをもつ「江別のれんが」は北海道遺産に指定されており、日本最大の赤レンガ製造工場などを市内に有する。

 

経済

行政施設が多い江別(駅前)地区、多くの中高層集合住宅が建設され幹線道路沿いに飲食・商業施設が集まる野幌地区、公営団地や学校の集中する大麻地区と、3つの地区が発展してきた。しかし、江別地区は高砂町や弥生町を除けば発展は頭打ち若しくは下降の一途であるとともに、大麻地区でも高齢化による団地の人口減や少子化による学生減・学校の統廃合で衰退が始まっている。また、これらの3地区がそれぞれ異なる要因で発展したため、行政施設の多くが江別地区にありながら、商業施設は野幌地区に集中し、利用客が市内最多の駅は大麻駅であるなど、市民生活全般の中心となる地区が定まらなくなった。このため市は地理的にも中心にあたる野幌地区を再開発し、市の中心地区とするための「江別の顔づくり事業」に取り組んでいる。

産業

  • 第1次産業は北海道の市としてはあまり盛んな方ではない。
    • 農業では乳用牛の割合が特に大きい。米、野菜の生産も行われている。
    • 海はないが漁協がある。
  • かつては野幌地区を中心に窯業製品の製造が盛んだった。特に煉瓦は日本最大の生産地であり、江別のれんがとして北海道遺産となっている。
  • 国道275号線附近には、食品や建材などの中規模工場が見受けられる。また、窯業の工場も時代とともに野幌地区からこの地区へと移転が進んだ。

立地企業

  • 北海鋼機株式会社
  • 株式会社菊水
  • 江別製粉株式会社
  • 浜塚製菓株式会社
  • 株式会社将軍ジャパン
  • 昭和窯業株式会社 - 日本最大の赤レンガ生産量の工場を操業している。
  • 米澤煉瓦株式会社 - 札幌西武、サッポロファクトリーなどのレンガ建築に携わる。
  • 王子エフテックス株式会社 - 江別工場

農協

  • 道央農業協同組合(JA道央)江別支所、野幌支所
    • 五丁目支店、大麻支店

金融機関

銀行

  • 北洋銀行:江別中央支店・野幌中央支店・大麻出張所
  • 北海道銀行:野幌支店・大麻支店
  • 北陸銀行:江別支店

信用金庫

  • 札幌信用金庫:江別支店ほか
  • 空知信用金庫:江別支店
  • 北門信用金庫:野幌支店

信用組合

  • 北央信用組合:江別支店

労働金庫

  • 北海道労働金庫江別支店

 

鉄道

  • 北海道旅客鉄道(JR北海道)
    • 函館本線 : 大麻駅 - 野幌駅 - 高砂駅 - 江別駅 - 豊幌駅

大麻駅を札幌市内の駅だと思っている人がいるが、江別市である。

野幌駅を特急停車駅にするようにJR北海道に申し入れていたが、却下された。申し入れていた理由は、江別市の中心駅であり、他の停車駅に比べて、乗降者数がはるかに多いことが理由。かと言って、札幌駅からも近いことから、特段利便性が上がるわけではない。

 

その他

大泉洋の出身地。

市外局番は011。

 

最終更新:2013年04月17日 20:59