札幌市(さっぽろし)は、北海道の市で、道庁所在地ならびに石狩振興局所在地。
中央区・北区・東区・西区・南区・手稲区・白石区・厚別区・豊平区・清田区の全部で10個の区を持つ政令指定都市。政令指定都市中では浜松市・静岡市に次ぐ広大な面積を持ち、全国の市の中で4番目の人口を有する。
香港とほぼ同じ面積を持ち、周辺に江別市、北広島市などのベッドタウンを擁し札幌都市圏を形成する。ただし、札幌都市圏のうち札幌市の市域人口がほぼ8割を占めており、周辺自治体への郊外化はそれほどない。それは郊外にでるメリットがないからある。通勤や通学などの日常的な面においても全国の他の大都市圏とは状況が異なり、昼間人口と夜間人口があまり変動しない。一方市の中心部には地下街が発達し、札幌駅前・大通周辺のショッピングエリアには近郊の都市からも人が集まる。その経済圏(道央圏)の人口は340万人におよぶ。
日本有数の大都市でありながら、全体的に物価は安い。特に賃貸住宅は格段に安い。
石狩平野の南西部、石狩川の支流豊平川の扇状地を中心に広がる都市であり市街地は碁盤目状に道路が走る。市の西部・南部は手稲山・円山・藻岩山など山岳・丘陵がほとんどである。広い市域の南西約2/3は山岳地帯の森林で、支笏洞爺国立公園に指定されている部分もある。
北海道経済の中心となっている。平成19年度の市内総生産は6兆4983億円であり、世界で65位以内の「国」に相当する経済規模を有している。仙台市などと同じく東京や大阪などの出先機関として支店経済の傾向が強く、地域企業の基盤は弱いが、第三次産業は十分に発達している。また、他の国内主要都市に比べて、労働力、賃料、原材料農産物が安いため、食品加工業など、これらの特色を生かした産業も発展している。
だが、地元を基盤とした民間の大資本に乏しく、四つの大都市圏(三大都市圏と福岡都市圏)にみられるような大手私鉄も存在しないため、都市計画・開発は、札幌市や北海道開発局など、官によるところが大きい。
北区
西区
東区
南区
白石区
厚別区
手稲区
清田区
※テレビ・FMの送信所は手稲山に、AMラジオの送信所は江別市(江別ラジオ放送所)に置かれている。
2012年9月現在、全国の市区町村(基礎自治体)で最も多い7局が放送している。かつてはさらに1局多かった。
札幌市に本店を置く金融機関
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丘珠空港は北海道内路線のみであり、北海道外へ向かう場合は原則として新千歳空港を利用する(なお、北海道内の路線でも一部新千歳空港発着がある)。
中央駅は札幌駅・大通駅
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