照魔鏡


雲外鏡とも呼ばれる、鏡の神器。あるいは怪異の名称。
妖魔や怪物が何かに化けていた場合、その真実の姿を映し出すという。

また、人の悪性や魔性・本性を映し出す力も持つと言われている。
近年ではドラゴンクエストのラーの鏡の元ネタとして有名。

古来より鏡は三種の神器に数えられる通り、清浄なる神性の象徴だ。
しかしそれと同時に鏡の妖怪も古くから存在するなど、聖邪両極の属性を内包している。
鏡とは、そういうものなのだ。
鏡には善悪もなく、主義主張もなく、あるがままに現実のみを映し出す。


都市伝説においてもそうであり、鏡のカテゴリーの都市伝説は大派閥の一つでもある。
鏡から怪異が生まれることも、鏡が怪異を祓うこともある。
都市伝説においても、聖邪どちらかによることはないということである。

人間の本質を見抜く魔宝(まほ)。
照魔鏡に類する能力を持つ人間は、人を短い時間観察しただけでも潜在能力といった本来見抜けない部分を見透かす事が可能となるだろう。

人が自分の姿を見るには鏡を見なければならないように、鏡は覗くその人自身よりもその人自身の事を知っている。
鏡がその人自身の事を本質まで理解していなければ、その人自身を忠実に映し出すことなど出来ないからだ。
鏡は本質を見抜き、その姿を真似、鏡の面に映し出す。

鏡とは、本質を見ぬく事。その本質を真似る事。誰かを真似ない限り完全に中庸で在り続ける事。
この3つこそが鏡の本質である。

人の姿を映し出す、鏡の本懐を突き詰めた異質。



初出は第二十一話。夢乃マホが発現した能力の系統。
マホが保有している都市伝説の正体は明かされていないが、京太郎が推定するに『都市伝説の格』としては魔物クラスであるらしい。実際、京太郎のステータスを容易に見抜き『TTT』の使用限界なども看破して見せた。同系統の能力を持っているらしい宮永照との関連性については未だ不明である。

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最終更新:2013年08月02日 00:11