提督×雷、初雪1-899避

前のナイトウォッチとのクロスSSの続き投下します。
っていうか完全にやってるだけなんで設定どうでもいい感じですが。


 普通の学生生活を送っていた俺は、ある日学生全員が受ける『適性検査』なる
検査に合格し、あっという間に人類を深海棲艦から守護する鎮守府の一員として、
深海棲艦と戦う力を持つ、人にあって人にあらざる艦娘を指揮する提督となった。
 人員は俺一人と聞いてどうなることかと思ったが、艦娘は任務に忠実だし
俺に対してもおおむね好意的に接してくれるので、何とかやっていけそうだった。



 ……雷と肉体関係を持ってしまった衝撃的な初日から、早一週間。
「あっ……ん、しれ、い、かん……こう? これで、いい?」
 騎乗位で俺のペニスをくわえ込みながら、雷に腰を振らせている。
その動きは滑らかで、下半身だけが別の生き物のようでもあった。
「ああ、気持ちいいよ、雷。腰使いもすっかりうまくなったな」
 そう、初日から毎日、執務が終わった後は雷を自分の部屋で抱いている。
最初は寝静まった後であったが、3日目には既にばれていたらしく、叢雲あたりは
たまになんとも言えない視線を俺に向けてくる。そのほかの艦娘……3日目にして
既に8人になっていた艦娘達に、昼と晩の食堂で好奇の目を向けられて居心地が
悪かった。
 とはいえ、雷とこういう関係になったことに後悔はなかった。人数が増えてみて
改めて思うことだが、艦娘は全員が美少女だ。しかも俺に対して妙に好意的で、
配属された艦娘を目覚めさせるには俺のキスが必要。
 そんな環境で誰とも関係を持たずに我慢し続けることが俺に出来るだろうか?
多分無理だ。ならば変態の謗りを受けても誰か特定の相手を作った方がいい。
 雷も可愛いしな。
 雷はセックスの時は体格差をものともせず、俺のペニスを膣いっぱいにくわえ込み、
一突きごとに甘い声を漏らして身体をくねらせる。
 昼間は快活で面倒見がよく、俺にも公私共に何くれと無く世話を焼いてくれる。
そんな女の子が夜は俺とのセックスに夢中になって思うように絶頂させられるのだ。
これが楽しくないはずがない。
「んっ、あっ、しれーかんっ、しれーかんっ! あ、あたし、もうっ!」
 騎乗位で腰を振っていた雷は切羽詰った声を上げて、俺の上にぺたりと倒れ
こんだ。俺の仕込みで一番奥の感度を開発されていた雷は、突かれるたびに
きゅうきゅうと俺のものを締め付けてくれる。。
そんな状態で奥をこね回すように腰を振らせていたから、大きな絶頂を迎える
寸前だった。雷は膨らみかけという感じの小さな胸を俺に押し付けて全身で
しがみついてくる。 
 だが、俺はそんな彼女の腰を押さえつけて、動きを止めさせてしまう。
「ふあぁ……? なんで、イキたい、イきたいの、もう我慢できないのぉ!」
 快楽でどろどろになった顔に、懇願の涙が伝う。それを指でついとぬぐいながら、
俺は少し身を起こして雷の唇を奪った。やわやわと舌を絡ませながら、そっと
子宮口を突き上げ、絶頂寸前の状態を維持しながら雷の小さく柔らかな身体を
抱き締める。そのまま有無を言わさずにじっとりと腰を使って、上ることも
降りることも出来ない快楽にさらしてやった。
 その状態で数十分責め続けられ、全身を緊張させて絶頂寸前なのに寸止めを
続けられて、視線は焦点を結ばず、とろとろと唇の端からよだれが垂れ流れている。

「んんーー……ん゛お゛お゛ーーー……」
 言葉さえも忘れたように快楽にどっぷりと浸かった雷に、ようやくトドメの
射精を一番奥にくれてやる。
「お゛うううぅうううう……んお゛ほおおおぉぉおおおおお」
 獣のようなよがり声を上げながら、ずん、という強い突き上げとともに
放たれた射精が、待ちわびていた絶頂を雷にもたらした。びくんっ、びくんっ、
と全身を大きく痙攣させ、体中で絶頂する彼女が可愛くて、俺は雷を抱き締めた。
頭や背中をゆっくり撫でてやると、それが愛撫の役割を果たしているのか膣が
きゅんきゅんと反応しているのが分かる。
 それが分かっていて、絶頂が長く続くように雷を撫で続け、とろとろと精液を
流し込み続けた。
 ぎゅう、とひときわ強く締め付けた後、ふっ、とスイッチが切れるように
雷が失神する。気絶しながらも絶頂を続ける雷の膣でペニスをしごきながらも、
一緒に掛け布団をかぶり、挿入しながら眠りに付いた。

 翌朝、珍しく俺が先に目を覚ましたのでキスで雷を起こしてやると、セックス
したままなのに気づいて雷が頬を赤くする。
 むーと唇を尖らせて、
「しれーかんのイジワル」
 と文句を言ってきた。俺は雷の頭を撫でながら、目覚めのキスをする。
「でも気持ちよさそうにしてただろ?」
「それは……だって……」
 寝ているときに抜けていた俺のものが、朝立ちと雷の照れた顔で硬く勃起する。
毎日犯してもまだマン汁焼けしていない、しかし一本筋ではなくなって花開いてきた
雷の膣にぐりぐり押し当てる。
「あんっ! もう、こんな朝から……したいの?」
 そういいつつ、雷は自分から腰をくねらせ、膣とペニスの粘液をこすり合わせて
にちゃにちゃと音を立てた。
「ああ。雷が可愛くて我慢できそうに無いんだ。頼めるか?」
「ふふっ。しれーかんは私がいなきゃダメね……♪」
 いつもの口調とは違う甘くささやくような声音は、少女ではなく女のそれだった。
腰を浮かせてクリトリスを自ら弄り、蜜を溢れさせていくセックスに慣れきった
その仕草に俺のペニスがさらに硬くなる。つぷ、ぷちゅ、と相変わらずきつい
膣にペニスが押し込まれ、中の愛液が音を立ててあふれ出てきた。
「昨日は上で腰を振ってもらったからな。今度は俺がさせてもらうよ」
 それに、遅くなって朝練に間に合わなくなっても悪い。挿入したまま寝転がって
雷を下にすると、その細い左足を持ち上げて深く挿入した。松葉崩しというやつだ。
「んあああっ!! い、いきなりそんなことっ、されたら……すぐイッちゃうぅ!」
 寝起きにハードではあるが、さすが艦娘は丈夫と言うことなのか、雷は感じすぎて
失神する以外は体力を理由にセックスをやめたりはしたことがない。
 俺はただ射精するためだけに雷の穴を使い、ゴリゴリと子宮口をこね回す刺激に
逆らわず朝一番の射精を雷の膣奥に放った。
「あっ、イッ、く、イくイくぅうううぅ……!」
 射精に合わせて雷が絶頂する。これもまた仕込みの成果だ。イッた時の報告も。
とても物覚えがいい雷の頭を撫でて、絶頂を長引かせてやる。
 その軽い身体にはめたまま抱き上げて、風呂場で雷を洗いながらもう一回射精した。
さすがに泡踊りはまだ教えていない。ベッドの上でたっぷりする方がまだまだ
楽しい時期なのだった。

 俺の仕事はまだまだ暇な部類で、日が出てからでも余裕でこなせる。
未だ鎮守府海域でちまちまと艦隊戦をやっている最中だ。この一週間で既に21人の
艦娘がこの鎮守府に所属することになった。もう限界の5分の1だ。この問題の解決策を
早急に考えて、後は適当に雷と楽しみつつ死人が出ないように適度に戦闘して行こう……
 と、思っていたのだが。

 朝といっても日が出る前の時間帯に、雷は身支度を整えて出て行く。
下着とか着替えなんかも俺の部屋にある程度持ち込んでいる。まあ毎日夜はここで
俺と寝ているんだから当然の帰結だ。
 しかしこの日は少し違った。
「ね、司令官。……あのね? ちょっと話があるんだけど」
「ん? どうした? 装備の拡充とかの話なら昼の方がいいと思うぞ」
「あ、そういうのじゃなくって。えっと……」
 珍しく言いよどむ雷が何を言い出すのか、じっと待つ。
「その、司令官と、エッチしたいって娘がいてね、司令官は……その、したい?」
「……は?」
 不意打ち過ぎて間抜けに口をあけたままになってしまった。
「あのね、私が司令官とエッチしてるの、皆にばれちゃって。どうだった? って
聞かれたから、ちょっと、……ちょこーっとだけよ? 司令官とのエッチのことを、
皆に教えてあげたんだけど、そしたら、したいって娘が来ちゃって。
 あっ、私のことなら気にしないでね? 他の娘としちゃっても、私、司令官のこと
大好きって気持ちに変わりはないから!」
 とまあ、こんな感じのことを言われた。
「ううん……そりゃあ、したくないって言えば嘘だけど。でも、俺は別に雷一人を
抱いてて満足してるしな」
「えへへ……ありがと、司令官。でもね、よく考えたら私は司令官を独り占め
してるってことだから、皆にもチャンスはあるべきかなって思うの。かわいそうって
言うとおかしな感じだけど……でも、そう思ったの。だから……」
「雷……」
 どこまでも、優しい娘だった。雷は、俺のことが好きだという。だったら、この
持ちかけは雷にとって損しかない。ほぼ身体だけの関係とはいえ、俺の相手は彼女
だけなのだから、事実上恋人みたいなものだろうに、それを確固たる意思で他の女と
共有しようというのだから。普通なら気が狂っているといわれてもおかしくないほどだ。
「前ほど、構ってやれなくなるかもしれないぞ」
「うん……」
「俺が他の艦娘に夢中になって、雷の事を捨てちゃったり」
「ううっ……」
 じわっとその目に涙が浮かぶ。俺は思わず雷を抱き締めていた。
「ああ、うそうそ。俺はそんなことしないよ」
「うううー……司令官、私のこと忘れちゃ、いやよ?」
 まだ薄暗い中できらりと輝くその大きな瞳を覗き込みながら、俺たちはキスをした。
「ったく。そんなに辛いなら独り占めしてればいいのに」
「すんっ……だってだって、こんなに素敵な司令官なのに、目を覚ましたらもう
お相手がいました、なんて辛いじゃない」
 分かるような、ぜんぜん分からん理屈だったが、まあ雷の意思を尊重するとしよう。
その上で、雷は可愛がり続けるのが俺のせめてもの誠意というところか。

 完全に目が覚めてしまったので、しょうがないから着替えて執務室でだらだらと
仕事を始める。食堂は当然まだ開いていないので、自室のお菓子くらいしか食い物は
無い。寝覚めにそんなものを食べるのも気が引けて、低調に仕事をこなす。
 ふと窓の外を見ると、ぞろぞろと二列縦隊を組んで艤装をつけた艦娘達が走っている。
2日目から既にやっていた、朝練である。ほとんど駆逐艦と軽巡洋艦しか居ない我が
艦隊だが、二日前ついに重巡洋艦摩耶と鳥海が加わり、だんだんと艦隊らしくなってきた。
 質素な見た目にして完全防音の窓越しにも、艤装の重々しさが伝わってくるような
ハードなランニングだ。特に駆逐艦の体格の小さい艦娘達は、傍から見るとなんの
児童虐待だと思われるかもしれない。しかし彼女たちはそれを毎日朝飯前にこなす。
いかに航行能力があるとはいえ、身一つで何時間もたちっぱなしの姿勢で移動と
戦闘をこなす艦娘ならではと言えるだろう。人外の力を秘めた存在だ。
 だが、年頃の女の子でもある。厳しい訓練と実戦を日々こなしながら、提督の
情事事情で盛り上がり、あまつさえ実際に肉体関係を結ぼうというくらいには
向こう見ずな所があるのだ。
 俺はため息をついた。
 誰が言い出したのか知らんが、満潮あたりはとんでもなく冷たい軽蔑の視線を
浴びせてきそうだ。雷から言い出した、などと言い訳をしようものなら
「ふざけんじゃないわよ! それぐらい断りなさいよ!」
 とか言われるに違いない。
 しかし実際、誰が俺とセックスしたいなどと言い出したのだろう?
 そして一体、誰が相手として来る事になるのだろう。
 と言っても、言い出すやつなんか一人くらいしか思い当たらないから、多分
そいつが来るだろうとは思うのだが。
「ま、何にせよ艦娘達の好きにさせてみるか」
 何せ、戦うのも艦娘、資源を調達するのも艦娘。俺はと言えば、誰をいつ任務に
就かせるか、いつ入渠させるかの判断位しかしない立場だ。やりたいと言うのなら
たとえ100人相手でも擦り切れるまでやってやろうじゃないか。そう開き直って、
朝飯までの仕事を再開した。


 昼飯時になって、俺は秘書艦に遅れて食堂に足を運んでいた。
 今朝からの出撃で、三人目の重巡洋艦青葉と、雷の姉妹、駆逐艦電を艦隊に迎えた。
これで23人だ。本当にほいほい増えることだ。
 困ると言うことは無いが、しかし最大に達する場合や、もし……艦隊に居る艦娘と
同種の艦娘が来た場合の処遇を未だ決めあぐねている俺にとってはこの拡大路線は
ちょっと不安でもある。
「あっ司令官! 隣、いい?」
 時間が合ったのか、雷が近づいてきて隣に座った。隣にはよく似た少女が
トレイを持ったまま所在なさげにたたずんでいる。

「おお、いいぞ。電もどうぞ」
「は、はい、なのです」
 かちかちに緊張しながら、栗毛をわずかに揺らして電が雷の正面、俺のはす向かいに
座る。ちらっと俺の顔を見たかと思えば、顔を赤くして目を伏せてしまった。
「もう、電ったら、照れ屋さんなんだから! ほら、司令官に挨拶、するんでしょ?」
「わ、わわっ、雷ったら余計なこと言わないで欲しいのです!」
 そう言って雷を睨んで頬を膨らませる電。
「挨拶? は、もうしたと思うんだけど」
 キスをして起こした直後に、「どうか、よろしくお願いいたしまひゅ!」と
可愛らしい挨拶をもらっていた。やってしまったとばかりに顔を真っ赤にして俯く
電の手を引いて、施設の案内や引率役の神通の元に連れて行ったのを覚えている。
「はわわわ、それは無しにして欲しいのです! いまっ、今の挨拶がはじめてなのです!
 いっ、電です。どうか、よろしくお願いいたします」
 手をぶんぶん振ってかき消すような仕草をしてから、赤い頬で電が挨拶をした。
「ああ。よろしくな、電」
 苦笑しながら、俺も挨拶を返す。
 その後の食事は、取りとめも無い話をしてすごした。食事のメニューが増えてきて
うれしいだとか。ついに売店が出来たが、現金では無く一日幾らか溜まるポイント制
なのだとか。そこで牛乳を売っていることを知って電は嬉しがっていた。
 ちなみに艦娘の給料というのはどうやって支払われるのかと言うと、実は俺は
関与していない。勤務の実態については、実は執務室の端末から逐一確認できた。いつ、誰に、
どんな任務を行わせたかと、その結果。もちろん基地で訓練と言うのも記録されている。
 だが、給料は艦種ごとの基本給と、任務の成果に応じて自動的に算出され、支払いも
また指定の口座に月ごとに振り込まれる。らしい。まだ一度も給料日が来ていないが。
 ともあれ、俺は艦娘の給与までは決める立場には無いわけだ。任務の振り分けを
偏らせることである程度は操作できるが、やる意味もあんまり無いだろう。
 今のところ艦娘の皆も、そこまで給料にこだわっている風ではないので、俺もまだ
さして考えは持っていない。
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした。雷、私は午後一の遠征だから、先に行くね」
「うん。行ってらっしゃい、電」
「がんばってな、電」
「はい、なのです!」
 にこっと微笑んで、電が先にトレイを片付けに行った。
「あのね、司令官。朝言った事なんだけど、いつもと同じように、夜ごろに司令官の
部屋を、その娘がパジャマで枕を持って尋ねるから。……やさしく、してあげてね?」
 真昼間からなんともアレな話題を出されて、俺のほうが面食らってしまう。
「お、おう……本当にやるのか?」
「もちろんよ。今だって三人もいるんだから」
「三人!? 多いな……」
「ふふっ。それだけ司令官の魅力に気づいてるってことよ。まだまだ増えるかもね」
 雷の言葉は適当に聞き流すとして、しかし三人。
 今食堂にほぼ全員が居るということは、さっきからちらちら向けられる視線の中に
俺とセックスをしたがっている艦娘のものが混じっているかもしれないということだ。
そう思うと、なんとも背徳的な感じがする。
 果たして、俺が艦娘を食い放題なのか、艦娘が俺をつまみ食いしているのか。
日に日に増えていく艦娘に囲まれながら、そんなことを考えていた。

 午後の出撃によって、またも艦娘は二人増えていた。
 軽巡天龍と、水母千歳だ。初の航空機使いである千歳は、データベースによれば
なんと5段階改造が用意されているようだ。出世魚のような奴だ、と思ったがさすがに
面と向かっては言わなかった。
 それよりも、初期化前に眠っていた天龍と千歳を見たときのことを思い出す。
二人とも、相当に胸が大きかった。しかも寝ている状態でもつんと天に向かっていて、
すさまじい存在感を放っている。雷の膨らみかけの乳首を吸うのも悪くは無いが、
やはりああも大きいと意識が吸い寄せられざるを得ない。
 目を覚ますまでに一揉み、と思わなくも無かったが、さすがにそれはひどいと思って
踏みとどまった。

 そんなことが昼間にあったので、今日のお相手にはかなり激しくやってしまうかも
知れない。そわそわしながら待っていると、雷よりだいぶ早い時刻にノックがあった。
まだ九時だ。もしかして何か非常事態か、と思いながらすぐさまドアを開くと、
「し、しれい、かん……その……あの……」
 真っ赤な顔の下半分を枕で隠し、淡い水色のパジャマを着た初雪が立っていた。
「え、ええと……」
 まさか初雪とは。
 どこか気だるげな雰囲気を漂わせて、ゆるいというかのんびりした感じの言動を
する艦娘だ。しかし、仕事ぶりが他の艦娘に劣るということは無い。単純にそういう
個性なんだなと受け入れていたが。
 ぞくり、と何かがこみ上げてくる感覚がある。
 雷とはまた違う意味で、およそ厭らしい事とは縁遠そうな娘が、俺に抱かれに来た。
その状況は、思った以上に俺を興奮させた。
「どうぞ」
 扉を大きく開けて、微笑みながら初雪の顔を見る。
 半分どころか顔全部を枕で隠す勢いの初雪は、激しい葛藤に襲われているのか、
目元も耳も真っ赤にして、全身をふるふると震わせている。足の震えなど、今にも
へたり込んでしまいそうだった。
 だが、俺はもう初雪をそのまま帰す気がまったく無い。自ら望んで部屋に入るなら
よし、逃げ出そうとしたらその瞬間に引っ張り込む気まんまんだ。
「あ、う……」
 初雪は、数分をかけて小さな小さな5歩を踏み出し、俺の部屋の中に入った。
 そっとドアを閉じ、カチャリと音を鳴らして鍵をかける。
「ひうっ!」
 たったそれだけでびくりと跳ね上がり、今にも泣きそうな目で俺を見る初雪。
半ばそれを無視して、夜風で冷えたその小さな肩を抱き、ベッドまで連行……いや
エスコートする。
 腰が抜けるようにすとんと初雪がベッドに座り、スプリングが鳴った。俺は彼女に
密着するようにすわり、肩を掴んで抱き寄せる。
「……初雪は、今日何をしに来たんだ?」
 耳元でささやくように言ってやると、枕を掴む指を震えさせながら、か細い声で
「えっ、えっちな、こと、ちょっと、興味、あった、から……そのっ、他にもっ、
したいって子、居たから……釣られて、手を上げちゃって、じゃんけんで、わたっ、
私が、さいしょに、なっちゃって」
 しどろもどろに初雪が経緯を話してくれる。だが。
「そうじゃ、無いだろう?」
「っ……!」

 耳たぶを愛撫するように、唇を這わせながらささやく。
 びくりびくりと、一言喋るごとに震える初雪は、まさにまな板の上の鯉だった。
「何を、しに、来たんだ?」
「あう、あうう……」
 ふるえのあまりかち、かち、と初雪の歯が音を立てる。
「え、え、えっ、ち、なこと……」
 ここで沈黙を選ばないあたりは、さすが普通の女の子ではなく艦娘というところか。
「もっと、具体的に」
「ぐた、い、てき? え、えと、えっと」
 だが、さすがに混乱しきった頭では思考力は落ちきっていた。
 なので、俺から『正解』を教えてやる。
 初雪は千切れるんじゃないかというくらいに枕を強く抱き締めた。
「っ……せっ、せせ、セックス、しに、来ました」
「んんー。よく聞こえないな。枕越しだからかな」
 露骨に首をかしげて、聞こえない振りをする。同時に、初雪のガチガチに力のこもった
両手に優しく手を重ねた。
「はっ、はぅ、ううっ」
 緊張のしすぎで思うように動かないのか、ぎしぎしと軋む音が聞こえそうなほどに
ぎこちなく、震えながら初雪の顔から枕が離れていく。
「せっ、くす、しに、きまし、た」
 言うだけ言って、がばっとまた顔をうずめてしまった。
「よく出来たな、初雪」
 ほほえましくも、劣情を煽る仕草だ。肩を抱いている手を滑らせて、パジャマ越しに
初雪のふくらみに手を伸ばす。
「っ!」
 息を呑む音がしたものの、抵抗は無い。
 初雪の胸は、決して大きくは無いもののちゃんと膨らんでいて、さすがに雷よりはある。
撫で回すようなほんの少しの力で、その柔らかさを味わう。手の平の一点に、ぷにぷにと
した盛り上がりがあり、その中心に硬い部分がある。
 もう片方の手も使って、両側の乳首をくにくにと摘んでもてあそぶと、変わった感触に
気が付いた。乳首の周りの乳輪までぷっくりと盛り上がっているのだ。
 雷のものとは明らかに違うそれに、新しいおもちゃを得た思いでもてあそぶ。
「あっ、んっ、んふっ、う」
 少し力加減を強くしたり弱くしたりするだけで、初雪は全身を痙攣させて感じ始めた。
下手に枕を抱いているから、脇が空いてしまって弄られたい放題だ。
「乳首、気持ちいいか?」
 左右を交互に引っ張ってやりながら耳元でささやくと、こく、こくと頷いた。
尻をもぞもぞさせて腰をくねらせて身もだえする初雪は、何も知らない少女から
急激に女になっていくようだった。
 そうやって胸を揉んだり乳首をもてあそんだりしているうちに、初雪の身体が
じっとりと汗ばみ、温まってくる。枕を顔に押し付けたままだが、その両腕は
さっきより脇を開き、もっと触って欲しいと催促しているかのようだ。俺があまがみを
続けている耳を差し出すように首を少しかしげると、さらさらのストレートヘアが
綺麗に流れて滑らかなうなじまでがあらわになった。耳から口を離し、今度は首筋に
顔をうずめてキスをする。
「ふーっ……ふーっ……」
 愛撫の快楽にすっかり身をゆだねた初雪は、とっくに震えを止めてリラックスしきった
深い呼吸を繰り返していた。
 瞳を潤ませ、眠たげにも見えるようにまぶたが落ちかけている。
 頃合だなと思い、初雪をベッドに押し倒した。

 お互いに無言だ。
 しかし、仰向けになって横方向に持ち替えた枕で口元を隠した初雪が、俺と目を
合わせて、物欲しげな熱い視線を送ってくることに俺は満足した。
 身を起こし、未だに横向きになっている下半身を、ひざを掴んで上に向かせる。
そのまま、がぱっと股を開かせた。
「うぁっ……!」
 反射的に初雪が脚を閉じようとするが、力で押さえつける。艦娘ならあるいは
俺程度は跳ね除けられるかと思ったが、初雪は観念して股を開かせるがままにされた。
驚くほど柔らかいその股関節は、背中をベッドにつけたままにぴったりとM字に開脚
できた。手を離してもそれが戻らないことを確認し、おれはパジャマのズボン越しに
初雪の秘部を手の平で包み込むように触れ、ねっとりと撫で回した。
「ふあっ、ああっ、んむぅ、んんーっ!」
 すぐさま上がる恥ずかしい声を、枕に押し付けて隠す初雪。だが、枕を掴んでいるから
股間は完全に無防備だ。どんどん熱くなるその秘所を、今度は人差し指一本で撫でる。
「んっぐ、んんっ!!」
 二枚の布越しにも熱く湿った感触が感じられる。くち、と粘液が音を立て始め、
割れ目を撫で回す指でクリトリスの硬い勃起を探り当てた。
 躊躇無くこね回す。
「~~~~~~~!」
 背をのけぞらせ、声にならない悲鳴を上げて初雪が痙攣する。
 少しだけ力を弱め、絶頂後の余韻を長引かせてやると、腰をうねらせて俺の指の動きに
あわせてきた。膣口辺りを指でぐりぐりと押し込んでやると、熱く湿っている。
「下着どころか、パジャマにもしみてきているな」
 そう言っても、絶頂でのけぞったままの初雪は反応せず、荒い息をついているだけだった。
 そろそろ俺も我慢できなくなってきた。初雪が放心している間に服を全部脱ぎ、
さらに初雪のズボンもパンツごと脱がす。雷は生えていなかったが、初雪には産毛のような
ささやかな陰毛が生えていた。痴丘もふっくらとして表面の濡れそぼった肉が余裕で摘める。
それで居てぴったりと閉じた一筋の女陰は、子供とも大人とも付かない不思議な魅力を感じさせた。
 のけぞったことで顔から外れた枕をさっと取り上げて、背中側に放り投げる。
「あっ……」
 初雪が驚いたような声を上げるが、まだ余韻が残っているのか反応は鈍い。俺はその小さな
身体にのしかかり、唇を奪った。
「んむっ……ちゅっ、ちゅぱっ……」
 何の抵抗も無く俺のキスを受け入れる初雪。とろりとまぶたが落ち、赤子が乳を吸うように
無心に唇を吸いたててくる。ちろちろと唇を割るように舌を差し入れてやると、
それに反応して口を開けてくれた。すぐさま初雪の口の中に侵入し、その小さな舌を味わう。
しばらく続けていると、初雪の方からも俺と舌を絡めてくれるようになった。
 技術も何も無く、初雪の舌は小動物がじゃれ付いてくるかのように粘膜をくっつけてくる。
初めての初雪からのアプローチに、俺の股間も痛いほど勃起していた。
 腰を少し前に突き出すと、初雪のマン肉が亀頭になぶられて柔軟に形を変える。ぐりぐりと
竿の部分をクリトリスに押し付けて、ピストン運動のように腰を使って敏感な部分をこすってやる。
「うんんっ! んむうぅっ! んんーーーーっ!」
 抱きすくめられ、唇もふさがれた初雪は身もだえするしかない。いつしか舌はぴんと伸び、俺の
口内に入っていた。大きなクリトリスだと思って吸い付き、舌で愛撫してやる。
 腰の動きを強めてやると、ついにぽろりぽろりと涙が伝っていった。と言っても、俺と腕を絡め、
クリトリスをこすりつけるように腰を振っている初雪が嫌がっているということは無いだろう。
 大分出来上がってきた初雪の様子に、俺は唇を離し腰を止めた。
「ぷはっ……はっ……はぁーー……」


 初雪は俺が離れても、ディープキスしたときのままで口をあけ、舌を突き出している。潤んだ瞳は
続きを切望しているようで、顔は真っ赤に紅潮し、抱き締めて欲しいと言うように腕を俺に向かって
差し上げている。
 普段の彼女とはまったく別人のようなその様子に、綺麗だと思うのと同時、男として誇らしくもあった。
「ん、おねがい……します」
 ぽつりとそう言ったのを合図に、俺は初雪のふくらはぎを掴んでV字に思い切り開脚させ、濡れそぼった
その処女穴にペニスを突き入れた。
「んっ、くっ……」
 さすがに顔をしかめているが、ぷつんと軽い感触と共に狭いながらもぬかるんだ膣を掻き分けていった。
程なく、俺のものが全て納まる直前に初雪の最奥に突き当たる。力を入れて押し込むと、
びくりと初雪が痙攣し、膣全体に波打つような締め付けが起きた。
「そこ、だめ……つよすぎ、ます」
 らしいので、腰を引いて子宮の位置を元に戻してやる。
「どうだ? 初雪。俺のを入れた感想は」
 一週回っていつものようにぼーっとした表情で息を整えていた初雪に、竿だけをぴくぴくと動かしながら
たずねてみた。
 初雪は膣の感覚に集中するように目を閉じて、熱い息を吐く。
「ん……司令官の、あつくて……おっき……私のなか、いっぱいで……ふわふわして……すごい」
 夢見るようなうっとりとした口調でそんな答えが返って来た。じっとしている今でも、既に気持ちよく
なってきているのか、膣の中がうねり、初雪の腰がゆらゆらと動き始める。
「ふうーーーっ、ふっ、はぁーーーーーっ……」
 性の快感を貪欲に受け入れていく初雪をもっと見ていたくて、じれったいほどにゆっくりと腰を使い始める。
 初雪の狭い膣がぴったりと吸い付いて、ゆっくりと抜けていく俺のペニスに限界までしがみつき、ぷりっ、と
一気にこすれて戻っていくのが分かる。
「んおっ、ふうぅ、うぅううううんっ!」
 一旦奥の方が限界まで伸びきれば、後は腰を引くたびに雪崩のように亀頭を撫でてヒダの位置は戻り続ける。
初雪はその激しい快感に全身を震わせ、唇を突き出して漏れ出るようなよがり声を上げた。
 入り口近くまで戻すと、少しだけ早く腰を突き出してまた奥へと突き込んでいく。
「うあっ、あああーーーーっ!」
 その激しい性感に、またも初雪が切ない声を上げる。
 それからしばらく、同じ調子でねちねちとピストンを続けた。抜く時にも引く時にも気持ちよさそうな声を
あげてどんどん高ぶっていく初雪は、もうセックス以外のことを考える余裕もなさそうに、開いた口から
よだれをたらし、涙の跡を複数作っている。視線は真正面に向いているだけで、何も見ては居なかった。
「きもち、良いか? 初雪」
 強すぎると言われていた一番奥、子宮口にペニスを突きたててぐりぐりとにじりながら声をかける。
「きっ、きもひっ、いっああああーーっ! うぅうーー!」
 何の前触れも無く絶頂し、全体にぎゅうぎゅうと搾り取るように膣が締まった。
「くっ……こらこら、ダメじゃないか。イくときはちゃんと言わないと」 
「い、く……?」
 どうやら本当に知らないようで、朦朧としながら聞き返してきた。
「そうだ。さっき、こうっ、したときに」
「うあああーーーっ!」
 もう一度ごりごりと子宮口をいじめてやると、また達した。
「ほら、特別に気持ちよかっただろ? こういう感覚をイくって言うんだ」
「い、く……私、いっ、っちゃった」
「そうそう、正しく使えてるぞ。じゃあもう一度」
「ああーーーーっ!」
 絶頂の余韻が消えない初雪に、何度も何度も、子宮口イキを覚えこませる。

「ほらほら、イクってちゃんと言わないと」
 ぎゅうぎゅうと締め付ける初雪に射精しそうになるのをこらえて、俺はひたすらに責め続けた。
「むっ、り、あたまっ、まっし、ろに、なって、きもちいっああーーーーっ!」
「出来るまでいつまでも気持ちよくしてやるから、安心して練習していいぞ」
 そういいながら、初雪の一番奥をかき回すように腰を揺さぶる。
「いっ、いううううぅうーーーーっ!」
「おっ、ちょっと近づいてきたじゃないか。初雪はがんばり屋さんだな」
 白々しく言いながら、ピストン運動をして子宮口を突き上げた。
「いっひいいいいいいぃぃいいいいっ!」
 さらに大きな絶頂が初雪を襲い、がくがくと全身を痙攣させて背中が浮くほどにのけぞった。
ふと思い出して、パジャマを着たままの上半身に手を伸ばしボタンを外してやる。支給品だから
当たり前だが、色気もそっけもないシャツの下に、ノーブラの胸があった。
 意識が朦朧としているのをいいことに、初雪を抱き寄せてするする脱がしてやる。これで
お互いに一糸まとわぬ姿となった。
 控えめな大きさの初雪の胸はしかし、一つ特徴があった。大きめな乳輪が、ぷっくりと第二の
胸のように盛り上がっているのだ。服の上から触ったときに分かっていたが、実際に見てみると
なんともいやらしく、朴訥な初雪の隠された秘密を暴いたようでたまらなく興奮する。
 休憩代わりに吸い付いてやると、はじけるように張りのある肌と、独特の柔らかさを持つ乳輪の
肉とが舌を楽しませてくれる。ちゅぱちゅぱと吸い付いていると、初雪に頭を抱きかかえられた。
「あっ、それ、だめっ、あっいっ、いっ……」
 切羽詰ったような切なげな声をあげて、腰を動かし始めた。さっき散々いじめた子宮口に自ら
亀頭をこすりつけ、上り詰めていく。
「いくっ、いっくぅうーーーっ!」
 俺の頭をぎゅうと抱え込み、身体を丸めて、初雪は絶頂した。数秒間そのまま全身を力ませたあと
脱力する。最後に一つ乳首にキスをして、俺は顔を上げた。
「よく出来たな、初雪。えらいぞ」
「はっ、はひっ……」
 俺への返事なのかただの吐息なのか判然としないくらい、初雪は絶頂の余韻に浸りきっていた。
「じゃあ次は、初雪がさっきからくわえ込んでるこれの名前を言ってもらおうかな」
「はっ、はっ……おち、んちん……です」
 真っ赤な顔でぼーっとしながら、反射のように初雪が応える。
「悪くは無いが……セックスの時は、ちんぽって呼ぶんだ」
「ち、んぽ……」
 初雪の薄い唇から卑猥な言葉がつむがれ、我慢し続けてきた俺の射精感が増大していく。
「そうだ。これから動くから、それを呼び続けてくれ」
 何度もの絶頂によってほぐれ、どんどん処女の面影が消えていく初雪の膣内に、射精するために
力強く腰を振る。
 これまでより強い腰使いに、初雪はのけぞってセックスに集中し始めた。
「あっ、あーーーっ! ちんっ、ちんぽっ、ちんぽっ、ちんぽっ!」
 滑稽なまでに俺の言いつけを守り、初雪が卑語を連呼する。その顔にはうっすらと笑みが浮かび、
妖艶ささえ感じられる。
「はあっ、初雪……イくぞ、俺と一緒に、いくんだぞ……!」
 俺の腕の中で女になっていく初雪がたまらなく愛おしくなり、ぱん、ぱんと肉を打ち付けあう
音がするほど激しくピストンした。
「ちんっ、んんーーっ! ちんっ、ぽぉ! ちんっ、あっ、いくっ、ちんっ、ああっ! いくうぅうううっ!」
 さっき教えたことを忠実に守った初雪が宣言すると同時に、絶頂時の膣のうねりの中で射精する。
「ひっああああああああああああーーーっ! あ゛ーーーっ!」
 俺の脈動に合わせて、初雪も小刻みに絶頂しているようだった。狂ったように大声を上げて、初めて精液を
流し込まれる快楽を余すことなく俺に教えてくれる。

 そのまま五分くらいかけて絶頂の渦から戻ってきた頃には、初雪はカエルがひっくり返ったような格好で、
全身を脱力させていた。
「どうだった? 初めてのセックスは」
 思えば、雷にはこんなことはたずねなかった。どうにも、普段無口な初雪には何か言わせたくなってしまう。
「すごかった……です」
 今も硬いままのペニスをくわえ込みながら、幾分か冷静になった初雪は顔をそらして口元を手で隠した。
「そうか。……これから先も、俺とセックスしてくれるか?」
 一瞬だけ目を丸くしてから、顔を背けたままで初雪は頷いた。
「ありがとう。早速だけど、俺も一発じゃ納まらないし、もう一回、いいかな」
「ん……さっきみたいなのは、ちょっと、……気持ちよすぎて、こわい、かも」
「分かった。じゃあじっくりやろうか」

 それから俺たちは、夜が明けるまでだらだらとキスをしたり、色々な体位を試したりしてセックスを続けた。
(今日の夜は、一体誰が来るんだろうな)
 そんなことを考えながら、バックから初雪の尻を掴み、何度目かの膣内射精を子宮に浴びせる。
「ちんぽぉ……いっくうぅううーーーっ!」
 尻を高々と上げながら、だんだん明るくなっていく窓に向かって初雪が艶めいた絶頂の声を上げた。


これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/

最終更新:2018年12月15日 09:53