間違いやす敬語

バイト用語と言われる間違った敬語表現。
社会人になってからこの言葉遣いを多用していると常識をしらないと思われることも多々あります。
 
  •  「~になります」
 
「こちらが○○になります」という表現をしてしまうのが多いですね。
「なります」とは「なる」つまり、変化する、という意味の言葉の敬語表現です。
そのため、公の場でこの言葉を使うことはそうありません。
「~でございます」「~です」というような言葉を使用しましょう。
 
  • 「よろしかったでしょうか」
 
これでは過去のことを聞いていることになります。
何かをして最後に「こちらでよろしいですか」というように聞いてあげれば現在の状態を聞いていることになります。
蛇足ですが「以上でよろしいでしょうか?」と聞く場合、「○○と□□と△△ですね。以上でよろしいでしょうか?」と聞くのが正しい敬語表現です。
全てを読み上げていないで確認する場合は手で物を示し「こちらでよろしいでしょうか?」と聞きます。
 
  •  「~の方」
 
『方』とは方角を示す言葉で、物や人を指して使う言葉ではありません。
比較や表現のぼかしなどに使われる言葉なので、比較するわけではない場合、使用する必要はありません。
 
  • 「~からお預かりします」
 
お金を預かる/頂戴する時に使う人が多いですね。
お金は「人」から預かるのに、これではお金からお金を預かっていることになり大変失礼です。
また、お金を調度いただいた際には「ちょうどお預かりいたします」ではなく「ちょうどいただきます」ですね。
営業電話ではあまり使うことはありませんが、知っておくとよいでしょう。
 
  •  「なるほど」
 
一見丁寧に話を聞いているようですが、目上の人に使うのには失礼に当たります。
また、営業電話で多用すると、話を本当に聞いているのかと疑われかねません。
「さようでございますか」「かしこまりました」などその内容に即した言葉を使用しましょう。
 
  •  「られますか」「なられますか」
 
丁寧に聞こえるのですが、聞き取りづらいので営業電話ではNGな表現です。
評判のテレフォンアポイントメンターになるなら、相手に聞き取りやすい表現を選んで使いましょう。
 
 
間違った敬語や電話では聞き取りづらい会話を使用する営業マンは決して良い印象を抱かれません。
最悪の場合には、会社の信頼さえ失いかねないものととらえ、自身が会社の顔であることを意識し、正しい言葉遣いを身につけましょう。
 

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最終更新:2013年07月19日 12:46