生首ちゃんプロローグSS~なまくビッチはビッチに含まれますか?~


【注意!】このSSには過激な表現を少々と、カワイイ成分を多分に含んでいます。「生首ちゃんが可愛すぎて食事が喉を通らない」、「生首ちゃんが可愛すぎて生きるのが辛い」等の症状を引き起こす可能性がありますが、作者は一切責任を負いかねますので、あらかじめご了承願います。




こんな噂がある。
「全国各地の学校で女の子の生首が出没しその可愛さで生徒達を虜にしている」
この噂を引き起こしたのは、後に「Dangerous War&Wall」の名で語られる事になるハルマゲドンに参加した生首ちゃん。とってもカワイイ生首ちゃんだ。
これから綴られるのは羨ましくも生首ちゃんと遭遇した一人の男子学生の物語。

―――あなたの学校にも「生首ちゃん」がやってくるといいですね?


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「んほお“お”お“お”おおお!! イイ! 良いよぉっ! もっと! もっと激しくしてえ“え”え“えええっ!!」

くちゅくちゅという水音。
声の主はいわゆるアヘ顔状態だ。絶えず喘ぎ声を漏らしている。
俺は必死に指を動かしている。指に伝わる彼女の『なか』の温度はとても暖かくて心地が良い。
ふと、「俺は何やってるんだろう……」という気分になる。
しかし相手の女の子の顔を見ると、とても愛らしくて、そんな疑問も掻き消える。
俺はすっかり女の子の生首に魅入られていた。
事の始まりはそう、ほんのちょっと前……。


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体育倉庫のカビっぽい臭いが漂う。
まだ午前十時だというのに気温は暑苦しい。汗でシャツが張り付いてきて鬱陶しい。
早く教室に戻って汗を拭きたいのに。

「あーだりぃ。なんで今日に限って亮太の奴休むんだよ」

亮太というのは、俺と同じく体育委員を務めているクラスメートだ。
彼が休んだので、俺は体育の後の片付けを一人でやる羽目になった。
さっさと済ませて帰ろうと思いながら得点板を奥にしまっていた所、背後から声をかけられた。

「ねぇ~そこの少年クン?」

媚びるような甘ったるい声。
クラスにこんな声の女子がいただろうか?
「少年クン」という、やけによそよそしい呼び方も気になる。
そんなことを考えながら振り向くと・・・。


「っ!? ……ぁ……え?」


絶句した。
生首だ。女の子の生首だ。しかも宙に浮いている。でも可愛い。でも生首だ。

「こんにちわ。私は生首ちゃん。」
「こ、こんにちは」

ご丁寧にお辞儀して名乗ってくれた。
首を前方に傾けた時に髪が揺れる。可愛い。でも生首だ。
しかし「生首ちゃん」……なんて安直な名前なんだ。きっと名付けた奴は余程ネーミングセンスのない人なんだろう。

「あのね、いきなりで悪いんだけど、ちょっと頼み事があるんだよね」
「頼み事……ですか?」

嫌な予感しかない。いきなり現れた女の子の生首が頼み事って一体何を……。
いや、もしかして。
「体育倉庫」、「二人きり」、「可愛い女の子」――。
複数のワードから連想してしまう。これはいわゆるエロ同人的な展開に……?
いや待て、相手は生首だ。冷静になるんだ俺。でも可愛い。でも生首だ。

「あら? キミ、やらしい顔してるよ? えっちぃ妄想でもしちゃったのかなぁ?」

生首ちゃんが悪戯っぽい笑みを浮かべて俺を射抜く様に見ている。
透き通るような綺麗な瞳を見ていると、全てを見透かされているような気分になる。

「や、えっとー。その……」
「思春期だもんね。今日も朝から一発元気に抜いてきたみたいだしね」
「ッ!?」
なぜバレたのだろう。まさか見られていたのか……。
「フフフ・・・私くらいのビッチになるとね、臭い、目の動き、汗、動揺、息遣い・・・様々な部分を観れば、それ位かーんたんに分かっちゃうのよ?」
「な、なんだってッ!」

そんなことがあっていいのか! そしてビッチだったのか!
清純そうなイメージがあったのに……おーまいごっど!
可愛いからビッチでもいいけど。でも生首だ。

「あははっ。あたふたしちゃって可愛い♪ まーキミが思ってた通り、エッチなお願いなんだけどね。うまくできたらご褒美もあげるから」
「ほ、ホント?」
ごくり、と唾を飲み込む。
「うん。だからお願い。私を気持ちよくしてちょーだい?」

この際生首でもなんでも良かった。
お盛んな思春期男子を舐めることなかれ。
エロを前に理性など用を為さないのだ――――。

■    ■    ■

そして現在。

俺は――床に寝転んだ生首ちゃんの頸動脈に小指を突っ込んでいた。
指が血管を出たり入ったりする度に、血が溢れ出す。
床に広がる血をどうするかとか、もう次の授業が始まってる時間だとかは、もう考えられなかった。生首だけど、可愛ければなんでもいいじゃん。

「ら、らめぇ! キミの小指、大っきくて太くて、気持ちいのお“お”おおおお!! 血管張り裂けちゃうぅ~~~~~!!!」

頸動脈なんて性感帯もない所に異物が入ったら痛いだけだろうと思ったのだが、生首ちゃんは「私くらいのビッチになるとね、どんな痛みも快感に変えられるのよ♪ なんなら眼球えぐり出したりしてみる?」と言っていた。
さすがに眼球えぐり出すのは躊躇われたので丁重に断っておいた。
頸動脈に指突っ込むのも充分頭おかしいけど。
生首ちゃんが可愛すぎるからしょうがないよね。
ちなみに生首ちゃんは「あまりに可愛すぎて高次元生物になった」らしいので目玉を取られてもまた生えてくるらしい。
高次元生物とかよく分からなかったけど、生首が普通に生きてる時点で意味が分からないので理解を放棄した。

「ひゃんっ! 指の動かし方、上手すぎらって……ごぽっ、げふっ……おごお“お”お“お”!!」

血が逆流して、生首ちゃんの口からも血が零れる。
やばい、可愛い。
血液が鮮やかに光を反射し、生首ちゃんの可愛さをより一層引き立てる。
モーセの十戒の如く、海を割いてしまいそうな程に可愛い。
褒められたことで俺は調子に乗り、更に指の動きを加速させる。
すると生首ちゃんの喘ぎ声は大きくなる。
彼女の操作権を握ってるような気がして、征服感に満たされた。

「生首ちゃん……もっと気持ちよくさせてあげるよ」
「んあっ。え? なに? まさか……」
「そのまさかだよ。いくぞッ!! うおおおおおおおおぉぉぉぉっ!!!!」

再加速!もう俺を止められる奴はいねえ!俺の指は人生史上瞬間最大加速力を叩きだす!!
かのゴッドフィンガーと比べても遜色はないはずだ!

「だ、だめだめぇっ!! そんな速くしたらおかしくなっちゃ・・・おほぉっ! これ、イッちゃう! イッちゃいそう! 頭ぶっ飛んじゃうよぉ!! 頸動脈しゅごい気持ちいいのお“お”お“お”お“お”おおおおおっっ!!」

生首ちゃんが絶頂に達し、身体(というか頭)全体がビクンビクンと跳ねる。
ぶしゃああああっと大量の血が首から迸った。
勿論その血液は俺の体操服に掛かるが、不快感はなかった。生温かくてとても気持ちがいい。生首ちゃんが俺の指で感じてくれた証だ。厭うはずがない。

「はぁ……はぁ……少年クン、とても気持ち良かったよ。ありがとね……」

息も絶え絶えに、生首ちゃんはそう言った。
呆けるようにぼーっとしながら呼吸を整える生首ちゃんはとっても可愛い。
世界の経済を大混乱に陥れられそうな程に可愛い。
快楽の余韻に浸っている生首ちゃんを見ていると、なんだか興奮してきた。
思わず、股間が熱くなる。

「あらら~?」
短パンの上からでも分かるくらい隆起したソレを、生首ちゃんは目ざとく見つける。さすがビッチというべきだろうか。ビッチって凄い。

「ふふ、私の為にがんばってくれたもんね。ご褒美あげちゃおうかなっ」

目を爛々と輝かせて、再び息を荒げながら生首ちゃんが近づいてくる。
はぁはぁしながら頬を上気させている生首ちゃんはヤバイ可愛い。
どれくらい可愛いかっていうと、この地球上から全ての争いがなくなる位可愛い。

「はぁ~い。脱ぎ脱ぎしましょうねー。ふふふっ。んーしょっと。」

生首ちゃんは口を器用に使ってズボンやパンツを脱がせてくれた。
一生懸命頑張ってる感じがして、すげー可愛い。
この可愛さだけで一気に文明が100年分進歩しそうな位可愛い。

ところで、生首ちゃんの言う「ご褒美」っていうのはなんだろう。首から下はないわけだから、やっぱり口でするのだろうか。
そんな疑問を感じ取ったのか、生首ちゃんは上目遣いで笑いかけてきた。

「どんな『ご褒美』を貰えるんだろうって、気になってるみたいね? とっても気持ちいいコトよ。私じゃなきゃできないとっておきの『ご・ほ・う・び』だよ、くすくすっ。」
「生首ちゃんしかできない、とっておき……?」
「そうよー。あ、キミと同じ体育委員の……えーと、亮太くんだっけ? が休んだ理由って知ってる?」
「体調不良っていうだけで、具体的には聞いてないけど……」

まるで生首ちゃんは亮太が休んだ理由を知っているかのような口振り。彼の休みの原因に、生首ちゃんが何か関わってるんだろうか。

「ふふっ彼は私の『ご褒美』を受けて、あまりの気持ちよさに腰が抜けちゃって動けなくなっちゃったの。キミはどこまで耐えられるのかなー?」
「ッ!?」

亮太といえば、クラスで五本指に入るほどの体育会系だ。彼ほど体力があり、身体が丈夫な男が腰を抜かすだなんて一体どんな行為なのだろうか。

「はぁはぁ……じゃあいくよー」
「……ゴクリ」

生首ちゃんが、俺のイチモツの先端に首の断面を押し付ける。
これから行われることを想像したのだろうか、今まで以上に息を荒くし、舌なめずりをしている。
その姿は超可愛い。超新星爆発が起きそうな程に可愛い。


「――――さぁ世にも珍しい、食道ファックを召し上がれ♪」


ここから先は言うまでもない。

生首ちゃんの食道に包まれた先には、底なしの快楽が待ち受けていた。

【END】



最終更新:2013年06月15日 06:10