パチンコと民団と民主党

民主党防衛政務官下条みつ議員の民団団長パチンコ政治資金受領問題

民主党防衛政務官 「民団」団長から310万円の問題献金が判明
韓流研究室
http://megalodon.jp/2013-0703-1815-12/toriton.blog2.fc2.com/blog-entry-1888.html
防衛大臣政務官の下条みつ氏が、在日本大韓民国民団の団長から、献金を受け取っていたのだ。
民団は会員数50万人を数える在日韓国人などのための組織で、
団長の呉公太氏は今年2月にトップに就任した。
下条氏の政治団体である「みつの会」の収支報告書を見ると、平成20年から22年まで、それぞれ、100万円、110万円、100万円、政治資金パーティへの支払いが確認できる。

いずれも呉氏が代表を務める会社名義で、代表者の名は呉本公太と記載されている。

これは呉氏の通名のようで、一見すると外国人からの献金とはわからないようになっているのだ。

 呉氏は民団の団長として、今年5月に民団の代表団とともに李明博大統領を訪れ、在日韓国人の地方選挙参政権の獲得などに向けてさらなる支援を要請するなど、政治活動に積極的に関わる人物である。
ちなみに下条氏は、外国人参政権に賛成の立場をとっている。
下条議員に事実を確認すると、呉氏が民団団長であることを知っている
としたうえで、
「寄附ではなく、飲食の対価としてご購入頂いていると理解しております。尚、弁護士に相談の上、万一法に抵触する恐れがある場合は返金も考えております」と回答。


http://megalodon.jp/2013-0703-1821-18/www.asahi-pachinko.co.jp/company/index02.html
会社名 株式会社三公商事
住所 〒394-0081 長野県岡谷市長地権現町4-4-1
設立 1974年(昭和49年)4月
代表者 呉本公太
売上高 904億円(2006年実績) 920億円(2005年実績)
営業店舗数 パチンコホール:27店舗
従業員数 589名(正社員261名)
関連会社 (株)アサヒダイナミックネットワーク(株)諏訪SANKO(株)長野SANKO(株)東京SANKO

 中央本部の呉公太団長、金漢翊議長、韓在銀監察委員長ら民団代表団は23日、青瓦台に李明博大統領を訪れ、在日同胞の諸懸案解決に協力を要望し、幅広く意見交換したのをはじめ、22日から24日にかけ国務総理室や企画財政部、統一部、外交通商部、行政安全部、教育科学技術部、文化体育観光部などを訪問して総理、長・次官らと懇談した。今回の要路礼訪は2月の新執行部出帆後初めてで、在外選挙人制度の改善に関する要望のほか、次世代在日同胞の民族教育強化など懸案について理解と協力を求め、好意的で前向きな対応を受けた。
李大統領は、青瓦台での接見で代表団から在外国民選挙、在日韓国人地方参政権獲得、民族教育活性化など諸懸案について要望を聞き、民団を中心とした在日同胞社会の発展のための政府の支援を継続強化する方針を明らかにした。
李大統領は、「韓日関係は多少問題があったとしてもお互いに譲歩して良好な関係を維持し、ともに発展することが望ましい」と強調し、民団に対して「日本社会で多くの役割を果たしてほしい。世代交代を含めた環境の変化に迅速に対応するとともに、韓日関係が未来志向的に発展するための懸け橋役をひき続き果してほしい」と求めた。また長年の懸案である在日韓国人の日本地方参政権獲得については、政府としても実現へ継続努力することを明らかにした。

「統一基金」運動に参加  呉団長表明

 呉団長はあいさつで、「昨年12月の訪日時、韓国大統領としては初めて民団会館(大阪)を訪問され、在日同胞を激励していただき感謝する」と述べ、「在日同胞が力を合わせて民団を活性化し次世代育成に全力量を注ぐ」と強調した。また、「大統領が5月分の俸給を『統一の壺』に入れるという話を聞いた。
民団も『統一の壺』基金の趣旨に賛同し、海外同砲団体としては真っ先に、基金積み立て参加運動を行う」と表明した。
「統一の壺」は、「2030年に南北統一される場合、初期の1年間に少なくとも55兆ウォンが必要」という想定で、今後20年間に必要な財源を用意するため、統一部が個人と団体を対象に進めている募金キャンペーン。統一部では、「統一の意思」を内外に広く知らしめることが重要だとし、「統一の壺」法を立法予告している。李大統領は4月28日の財政戦略会議で、5月の俸給全額を「統一の壺」に寄付する意向を表明している。
 民団代表団は、今回の礼訪では金滉植国務総理、朴宰完企画財政部長官、柳佑益統一部長官、李周浩教育科学技術部長官、徐弼彦行政安全部第1次官、郭?鎮文化体育観光部第1次官、金聖翰外交通商部第2次官、黄祐呂セヌリ党代表らと会い、民団の要望事項を伝え、懇談した。
 総理をはじめ長・次官らは「民団が祖国にしてくれたことを決して忘れない」「本国が厳しく困難な時にはいつも民団を中心とした多くの在日同胞が積極的に支援してくれた」「民団の役割をよく理解している。韓日関係においても重要だ」と表明。要望事項については、好意的で前向きな対応を約束した。
要望事項
▽在外選挙制度(在外選挙人の登録申請の郵便接受と巡回領事制度の導入、投票用紙受領時の指紋捺印確認方式の改善) ▽在日韓国人の日本地方自治体参政権の早期実現への協力 ▽次世代在日同胞の民族教育支援(韓国教育院の存続、在日韓人歴史資料館に対する支援、海外同胞に関する理解教育実施) ▽在外国民補助金の持続的支援 ▽政府褒章に際しての配慮
(2012.5.30 民団新聞)
http://megalodon.jp/2013-0703-1824-12/www.mindan.org/front/newsDetail.php?newsid=15965

朴槿惠当選人に大きな期待…呉公太団長が歓迎談話 2012-12-20

 呉公太民団中央団長は19日夜、第18代大統領選挙、朴槿惠候補の当選を歓迎する談話を発表した。 
朴槿恵大統領当選人への歓迎談話文
 在日韓国民団はすべての在日同胞を代表し、第18代大統領にセヌリ党の朴槿惠候補が選出されたことを心から歓迎いたします。

初めて大統領選挙に1票を投じた私たち各地の在外国民も、選挙の結果を真摯に受け止めるとともに、今後とも母国の発展に寄与する意思を固めていることでしょう。

 このたびの大統領選挙は、北韓の長距離弾道ミサイルが強行発射された後の緊張状態の中で行われました。内憂外患のなかで、豊かな政治的経験に培われた責任感と強いリーダーシップを国民は求めたのです。
韓国は援助を受けていた貧しい国から今や援助をする国に成長しました。これは植民地支配を受けた国として初めての快挙であり、在日韓国人としても大きな誇りとするところです。
 朴槿惠大統領当選人は、この「成功の歴史」を継承するとともに、貧富の格差是正、雇用創出など当面の民生安定に全力を尽くしていただきたいと思います。また、韓国の堅固な安保体制を土台に、北韓の核放棄を促し、南北関係改善をめざす韓半島信頼プロセスを推進していくよう願います。
 日本との関係では、間もなく生まれる安倍政権との間で未来志向的な観点からより一層の友好関係が築かれることを切に願うものです。そのために韓国民団は懸け橋の役割を積極的に果たして参ります。韓国憲政史上初の女性大統領として、朴槿惠当選人は今後5年間、公正性を高める経済民主化や韓国型福祉体系の構築などの公約を柱に新生韓国をけん引していくことを期待します。
2012年12月19日 在日本大韓民国民団中央本部 団長 呉公太
http://megalodon.jp/2013-0703-1834-28/www.mindan.org/shinbun/news_bk_view.php?corner=1&subpage=880

色々な意味で疑惑と問題を孕んでいる件

遊技業の規制緩和を 鄭進団長らが民主党訪問 2008-04-16
小沢代表に陳情書
民団中央本部の鄭進団長やレジャー産業健全化推進協会の崔鐘太会長らは9日、国会内の民主党役員室で小沢一郎代表と面談し、「遊技業業界の規制緩和を訴える陳情書」を手渡した。
同協会の延田久弐生副会長も同席した。
 崔会長は「パチンコ店の廃業が相次いでおり、直接雇用者だけでも4万人以上、その家族を含めると10万人を超す人々に影響を及ぼしている」と深刻な現状を訴えた。
 鄭団長も「遊技業のみならず、焼肉店をはじめとする飲食業、土木・建設業、金融業など在日同胞が主に従事している業種全般で困窮している」と説明した。
小沢代表は「パチンコ業界の件は、訪韓した折に李明博大統領からもうかがっている」と語り、再検討に前向きの姿勢を示した。
(2008.4.16 民団新聞)
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1181184246/
1 出世ウホφ ★ 2007/06/07(木) 11:44:06 ID:???

ホール業者に暗雲 韓商連、危機打開へ模索

パチスロ機の交換はホールに大打撃だ
http://www.mindan.org/upload/4666172bd47bf.jpg
パチスロ機のシフト問題で在日同胞の基幹産業である遊技業界が揺れている。
主要なパチスロ4号機の5号機へのシフト期限が6月末に迫っており、年内にはホールの3分の1が閉鎖に追い込まれると予測されるほど厳しい状況だ。
対応策を見いだすためにも、在日韓国商工会議所(崔鐘太会長)では16日に開催する戦略セミナーに多くの人が参加するよう呼びかけている。
パチスロ5号機のシフト問題は、パチンコ機に比べてパチスロ機の射幸性が高いため、警察庁が規制に動いたものだ。新規則が施行された2004年7月から3年間の経過措置期間を設け、この間に4号機から5号機へのシフトを義務づけた。
警察庁集計によると、06年末の全国のホール数は1万4674店。95年の1万8244店をピークに11年連続の減少だ。
ところが、パチンコ機が3割ほど減少したのとは対照的に、パチスロ機は倍増した。パチンコ機が射幸性を下げた際の余波で、パチスロ機の人気が急増したからだ。
そのため営業上の主軸をパチスロ機にシフトしたホールは多いが、依存度を高めたホールほど、今回の規制に苦慮している。
6月末までに全国で7割ほどのスロット機を交換すると見込まれている。現在、4号・5号機あわせて約180万台のスロット機が100万台までに減少すると予想され、
ホール数も1万店までに激減しそうだ。
韓商連のあるホール経営者は「当店の場合、部分的に閉鎖するところもあるので打撃だ。20%ほど減少するスロット機に代わり、パチンコ機を増やす計画だ」と語った。一方、「早く拉致問題を解決しないかぎり、遊技業界の景気はよくならないだろう」と指摘する声も多い。
5号機の許可が遅く生産が間に合わないため、100万台分の供給が間に合うかどうか不明だ。パチンコ機からスロット機に変える場合の設備投資より、逆の方がはるかに負担が大きい。そのため可能な選択肢から最良の方法を見いだすことに苦慮している経営者は多い。
韓商連主催のセミナーでは専門家を招き、経費がかからず、リスクの少ない方法を考えたいという。
韓商連遊技委員会の徐正一委員長は「5号機シフト問題によって、在日同胞経済は大変困難な状況に直面している。これは同胞経済そのものが岐路に立たされていると言っても過言ではなく、同胞の財産を守るためにも全員が力を合わせるべきだ。
そういう意味で16日のセミナーには多くの人に集まってもらいたい」と呼びかけている。
[以下略]
(2007.6.6 民団新聞)

評価大会に1万2千人…新韓銀行12年業績

 新韓銀行の12年業績評価大会が19日、ソウルのオリンピック公園競技場内で開かれ、
民団中央本部の呉公太団長、在日韓国人信用組合協会の呉龍夫会長、在日韓国人本国投資協会の梁龍雄会長
ら来賓をはじめ、約1万2000人が参加した。
 呉団長は「内外の金融環境が厳しい中で昨年の純利益1兆6000億ウォンを達成したのは、韓東禹会長や徐辰源銀行長ら役職員の情熱のたまもの。さらなる発展を期待する」と激励した。
(2013.1.30 民団新聞)
http://megalodon.jp/2013-0703-1852-04/www.mindan.org/front/newsDetail.php?category=3&newsid=16982

脱税、マネロン疑惑


在日韓国民団「統一壷に積み立て」

在日本大韓民国民団の呉公太(オ・ゴンテ)団長は23日、「在外同胞では最初に基金を設立し、統一壷に積み立てをする」と伝えた。 
新任のあいさつのために訪韓し、この日、李明博(イ・ミョンバク)大統領と面談した席でだ。
呉団長は「大統領が5月分の月給を統一壷に入れるという話を聞いた」と述べ、このように参加の意思を明らかにした。
 李大統領は民団の新任代表団選任を祝った後、
「自由貿易協定(FTA)で世界が一つになっているだけに、民団も日本の同胞社会で韓国語を教え、故国の地位を高めるのに役割を果たすことを願う」と述べた。

南北を象徴 半月型の器を合わせた「統一大壷」

 鳥も休んでいくという白頭山脈の聞慶(ムンギョン)セゼ。その下の工房で、柳佑益(リュ・ウイク)統一部長官が12日、「統一壷」を作った。重要無形文化財105号のキム・ジョンオク先生(71)の嶺南(ヨンナム)窯でだ。
 柳長官はキム・ジョンオク先生が作った半月型の器2つを合わせた。磨沙土と晋州白土で作った器には「平和統一」の4文字が彫られた。柳長官は昨年9月の就任後、統一基金の必要性を強調し、これを「統一壷」と表現してきた。この日行事は柳長官が企画した「象徴」の「現実」昇華イベントだった。 陶芸人生54年、8代目のキム・ジョンオク先生も慣れない「イベント」に快く応じた。「芸には常に窯変がある(窯の中で焼かれながら予期しない奥妙な変化が起きる現象)」というキム先生は、白磁大壷の意味を強調した。昔、母が飯を炊く時、コメを一握りずつ減らして保管するのに壷を使ったため、「統一基金」を意味するのに適しているということだ。
 制作された壷は真ん中の直径が50センチ。世界に16個残っているという朝鮮白磁大壷のうち最も大きい。「大壷は同じ形の器2つを合わせて、その継ぎ目が見えるようにするのが特徴。月が欠けて満ちるように南北関係にも多くの障害があるかもしれないが、これを乗り越えながら‘永遠の一つ’になろうという意味」。
 柳長官は「IMF(国際通貨基金)当時の金集め運動のように、国際社会に韓国国民の統一意志を見せる効果があるだろう」とし「政府がお金を集めるのではなく、必要性を呼びかけるだけで、残りは民間が集まってすると期待している」と述べた。
 この日の行事にはカナダの陶芸家アラン・ムーン氏(77)も参加した。インターネットで行事を知り、早くから訪韓して金先生の家にいたという。ムーン氏は7年前、キム先生の窯を訪問して学んだ後、フランスやナイジェリアなどで韓国白磁の優秀性を知らせてきたという。ムーン氏は「壷のストーリーを知れば、外国人もたくさん寄付するだろう。北朝鮮の住民も(聞けば)非常に喜ぶのではないだろうか」と述べた。北朝鮮住民に希望を与える感動的なアイデアということだ。 .
http://megalodon.jp/2013-0703-1903-39/japanese.joins.com/article/040/152040.html

日本の前原誠司民主党政調会長が韓国の統一基金を拠出

 日本の前原誠司民主党政調会長が16日、統一基金を出した。統一部の柳佑益(リュ・ウイク)長官は同日、李明博(イ・ミョンバク)大統領が出席する中で開かれた統一基金行事で、「前原議員が(統一財源が必要だという)私の説明を聞いてその場で基金を出した」と紹介した。李大統領もこの日1カ月分の給与を基金として出した。前原議員はこの日、「戦略的日韓関係議員連盟」代表団を率いて訪韓した。韓日情報保護協定波紋以後に訪韓した日本の要人としては最高位級だ。
http://megalodon.jp/2013-0703-1908-18/japanese.joins.com/article/675/155675.html

33 - 衆 - 法務委員会 - 6号 昭和34年12月08日

猪俣委員 
 昨今新聞に報道せられております朝鮮の帰還問題、
この今月の十四日に第一船が新潟港から出発する予定になっておりますが、これに対して韓国側の人たちが妨害をするという記事が出ております。
実は私もずっと前にこの帰還促進の団体の方々からいろいろの情報を訴えられておるのであります。しかし、そのときは何かこれは北鮮側の一つの宣伝ではなかろうかとも考えられましたので、あえて当法務委員会の問題にもせず日を過ごしたのでありますが、その情報の中には車進という人物が出ておったわけであります。そうしてこの人物が十一月中に新潟へ渡るという情報が入った。しかるに
この車進という人物が新潟県の新発田市でつかまってダイナマイトを携帯しておるという記事が出て参りました。
そこで前に私のところに来ました情報というものを軽視することができなくなった。その情報の一部分が実現しているのであります。そうなるとこれは容易ならざることであると存じまして、本日の国会の問題になったわけであります。
そこでかような帰還反対の不穏分子の具体的な実情について、一体どなたがよく御存じなのであるか。事実関係をよく御存じの事務官僚の方々から詳細に実は承り、最後に法務大臣並びに警察庁長官等から責任ある言葉をわずかでもいいが聞かしていただいて、そうしてこの不安に陥っております帰還君たちに安心を与えたい。これは十四日に迫っておりますので、早急を要するわけであります。そこで委員長にお願いいたしますが、今参議院の関係があるそうでありますけれども、わずか二、三分の時間でいいと思う。こういう決意を持っているということだけ一言当法務委員会で明らかにしていただいて、それが報道せられますならば、この帰還者たちが相当安心をするのじゃなかろうか、さように思われますので、人心安定の意味におきましても、責任者の当委員会の御出席を要請したいと存じます。しかしこれは適当な時間でよろしゅうございます。
 そこで、私のところに参ります情報に基きまして、そういう具体的の事実を取り締まり当局は御存じであるかどうか。御存じであった際に、いかなるそれに対する取り締まりをやっておられるか、さようなことについて承りたいと思うのですが、第一に在日韓国の代表部の中に金永煥という人物が存在しておることを御存じであるかどうか、それを一つ承りたい。
中川説明員 
金永煥氏は、三等書記官として韓国ミッションにおいででございます。
猪俣委員 
三等書記官として韓国代表部におる。それから先ほどの新潟県新発田で逮捕いたされました車進という者は、いかなる資格の者でありますか。
中村説明員 
ただいまお尋ねの車は、もともと韓国で生まれた韓国人でございますが、戦前昭和十八年ごろ日本に帰化いたしまして、日本籍を持っておる者でございます。どういう者かということにつきましては、職業その他現在取り調べ中でございまして、まだわからないというのが実情でございます。
猪俣委員 
 なお、これはどちらでも御存じの方から御説明願いたいのですが、
韓国の国防軍所属の安斗熙という人物、これは姜斗熙と変名しておる
そうでありますが、安斗熙もしくは姜斗熙と称せられる人物が日本に来ておるかおらぬか、取り締まり当局は御存じであるかどうか。
中村説明員 
警察といたしましては、そのような人物がこちらに入っておるというふうなことは知っておりません。
猪俣委員 
これを知らぬとすると、これは大変な問題ですよ。しからばいま一人、
朝鮮の国防軍である韓九という人物が、日本に来ていることを知っておりますか。
中村説明員 
韓九という人物につきましては、特に今回この問題について入国したというふうには存じていないのでございまして、
従来から日本におる朝鮮人の一人として名前は聞いたことがあるように記憶いたします。
猪俣委員 
韓九という人物は韓国の軍人なのかどうなのか。
猪俣委員 
そうすると、張斗権という人物、それから柳日熙という人物、それから李周浩という人物、こういう人物が、日本内地に入り込んでいるということを御存じであるかどうか。
中村説明員 
その三名につきましては、全然報告を受けておりませんし、私は知っておりません。
猪俣委員 
そうしますと、非常に危険な状態だと思うのであります。今私が名前をあげました
安斗熙、張斗権、韓九、柳日熙、李周浩、いずれも韓国の軍人である特務機関であります。
これがいずれも日本の内地へ入ってきておる。これをどうして警察がわからないかというところに問題があると思う。
安斗熙という人物は韓国の陸軍大尉である。しかもこれは、李承晩とその勢力を争った金九という韓国の有名な政治家を暗殺した人物たとされておる。そこで名前を変えて、姜斗熙として日本に入ってきておる。
いずれも今名前をあげたのはテロ団であります。
最も危険な分子、この分子に対して警察が何ら関知しないということになると、これははなはだ重大問題である。
そこで、どうしてこういう人物が日本に入ってきても警察がわからないのか、一体韓国の軍人が日本へ入る経路についてわれわれは疑いがある。その韓国の国防軍特務機関、そういう正規の軍人が日本へ入ってきまするには、一体どういう入国の手続があるでしょう。
近藤説明員 
 韓国から日本に入りまするにつきましては、軍人のみならず一般人も同様でございますが、仮入国の申請というものをやることになっております。それで韓国の代表部を通じ、外務省を通じまして、こちらの方に仮入国の申請をして参る。それによりましてわが方におきましては、これが適当であるかどうかを審査いたしまして、その上で入国を決定して入国の許可を出す。不許可の場合は、逆の方法で通知をするという方法になっております。
猪俣委員 
 そうするならば、韓国の軍人といえども、正規に入国したものならばこれは入管でわかっておるであろうし、政府はわかっておらなければならぬはずだと思いますが、それはどうなりますか。入管だけで、警察とは連絡がないわけですか。
近藤説明員 
 特に治安上の関係があるものにつきましては、治安当局の方に連絡をいたしますが、そうでない場合につきましては、連絡をせずに決定する場合もございます。
猪俣委員 
 そうすると、入管にお尋ねいたしますが、警察は知らないというのですが、今私が申しました姜斗熙と変名しておる安斗熙、張斗権、韓九、柳日熙、李周浩というような人物は、入管を通じて入ったものであるかどうか。今のあなたの説明だと、少なくとも入管ではわかっておるはずだと思う。こういう者について、これは正式に入国したものであるかどうか、あるいは入管には入国したことになっていないのかどうか、それを御答弁願います。
近藤説明員 
 ただいまの人たちにつきましては私は存じておりませんので、一応調査いたしましてお答えを申し上げたいと思います。
猪俣委員 
 私どものところに入りました情報によると、
韓国の国防軍はアメリカのパス・ポートか身分証明書か、そういうものを携えて、アメリカの飛行機で、羽田に来ないで立川へおりて日本の入管の手続をやらない。
そういう軍人テロ団が相当入っているということが帰還者の人たちに非常な不安を与えております。何か日本で事を起こしても、直ちにそういう飛行機で韓国へ帰られるのでは、物騒千万と申さなければならない。さような入管を通ぜざる韓国の軍人その他の人間の入国が一体あるのかないのか。アメリカの軍人については行政協定があるからわかりますが、韓国とはさような協定がないはずであるから、今のあなたの答弁のように必ず入管を通じなければならぬと存ずるのでありますが、一体入管を通ぜずして、アメリカの軍属とか、アメリカの何らかの証明書によって、飛行機で立川飛行場へ出入りしている者があるという情報を入管は聞いたことがありませんかどうか。
近藤説明員 
 立川ベースからの出入りの関係につきましては、アメリカ軍に属しておりましても、韓国人である限りにおきましては、ベースから外に出る場合につきましてはわが方に通知がございまして、わが方の許可を必要といたしておるわけであります。一応そちらの方に入るとするならばわが方に通知があるはずで、事実上わが方もその数字はつかんでおるわけでございます。ただいまの人間がそういう人たちの中にありますかどうかは私は今存じておりませんので、あとで調べて御返事をいたしたいと思います。
猪俣委員 
 私が今申しました人物、安斗熙というのが姜斗熙と変名して入っておる。これがテロ団の隊長格で、張斗権、韓九、柳日熙、李周浩、いずれも国防軍軍人で日本に入ってきておる、こういう情報があるわけです。相当確実な情報なんです。
 もしこの情報が入管にもないとするならば、巷間疑われておるように、やはりアメリカの飛行機に乗ってきて立川におりて、日本政府に連絡もせずしてこれが日本に滞在しておることが事実だと思われるので、至急お調べいただいて、法務委員会の事務局にでも直ちに御報告願っていただきたいと思うのです。事が差し迫っております。これは警察にも連絡していただきたい。何でも事を起こしてすぐ飛行機で逃げると揚言しておるそうですから、はなはだおそるべき存在だと思う。ことに警察がこれをキャッチしておらないとなると、ますますもって問題だと思います。
 そこで、なおお尋ねいたしますが、事が重大でありますから、私の得ました情報でお確かめしたいと思うのですが、
十二月四日午後二時半ごろ、京橋の清花園、これは朝鮮料理をやるところですが、この清花園で、さっき申しました
韓国代表部の三等書記官である金永煥が、彼自身の振り出し小切手八百万円――宛名は韓国銀行でありますが、この小切手をある者に渡した。
これは申撤先という人物でありますが、韓国代表部にこういう人間がおりますか。
おりましたらどういう地位でありますか。これを御説明願いたい。
猪俣委員 
 これは韓国代表部の漁民部長をしておりますから記憶しておらなければならぬはずだと思いますが、人の名前ですから至急これも調べてお知らせ願いたい。漁民部長と聞いておりますが、違っておるかもしれません。しかし
韓国代表部の職員であることは間違いありません。
この人間に、金永煥がただいま申しました八百万円の韓国銀行あての小切手をこの申撤先に渡し、この申撤先が、先ほど申しました十二月四日午後二時半、清花園で先ほどお尋ねいたしました姜斗熙こと安熙熙斗熙及び韓九、この両名に八百万円の金を渡しておる。さような事情をお知りであるかどうか。
猪俣委員 
 先ほど申しました金永煥は韓国代表部の職員である、三等書記官であるということを御答弁いただきましたが、
新潟県の新発田でダイナマイトを持っているということで逮捕せられた車進も金永煥の輩下である。
なおただいま申しました安斗熙あるいは韓九という国防軍の特務機関、この者に金永煥は金を渡しておる。こういう情報は私の方へ入っておるのであります。そこでこれは一体事務当局の答弁でいいかどうかわからないのですが、責任者がおいでにならない。どうもこういう韓国代表部関係の実情について、警視庁では、あるいは警察庁は、事実知らぬのか、調べていないのか。調べて知っておっても、外交問題だと思って発表しないのか、はなはだ疑問でありますが、私のところへ入ったこの情報は、この中にもうずっと前に車進の名前が出ておる。非常に確率の高いものじゃないかと思うのですが、それに対しまして、警察当局は知らないということでありまして、非常に危険な状態だと思うのであります。
すでにこの金の授受までが行なわれたことは、的確に、場所、時間、小切手の金額、そのあて名の銀行、受け取った人、渡した人まで明らかになっておる。
これは至急お調べ願わなければいかぬと思うのです。そこで韓国の代表部と称しましても、これは一体どういう国際法上の立場のものであるのかわからぬのですが、一体政府はこれをどうお考えになっておるのですか。韓国の代表部というものは何なのですか。外務省の方はどうなんです。韓国の代表部というものは、どういう国際的な地位を持っておるのですか。
中川説明員 
 領事館に与えると同様の待遇を与えるということになっております。
猪俣委員 
 領事館と同様の待遇を与える、それは日本政府と韓国政府の間にそういう申し合わせでもあるのですか。
中川説明員 
申し合わせと申しますか、
日本政府からそういう通告を出しております。
猪俣委員 
 きょうはそれは主眼でありませんから申しませんけれども、おかしな話なんだ。
条約も締結せられておらず、日本の代表部というのは京城にいない。
しかるに韓国の代表部なるものだけが日本におる。
しかしそれはきょうの問題ではありませんけれども、
この韓国の代表部なるものが、それを足場といたしまして、日本の治安を撹乱しておるということになると、許すことができないと思う。
これは国際法上もあいまいな存在です。領事館の待遇を考えるというような、はなはだどうも奇怪な存在なんです。日本政府がそういう待遇を与えておるということになるならば、それだけの責任は日本政府になければならぬ。そこでこの韓国の代表部の人たちが日本の治安を撹乱するような行動をやっておったとするならば、これは一体責任はどうなるのです。日本政府の責任あるいは韓国代表部の責任というものはどういうことになるのですか。
中川説明員 
 もし万一、韓国代表部の書記官が御指摘のありましたようなことに関係しておるという事実が確認できましたならば、
本国に送還の要求なり、その他適宜の手段をとる
ことになります。
猪俣委員 

韓国居留民団なりあるいは韓国代表部なりが、一体何がゆえに入道問題なりとして日本政府があっせんしておりまする北鮮帰還に対して反対するのであろうか。

その反対の根拠が私どもにはよくわからない。
一体外交関係筋としてはどう理解されておるか。何がゆえに韓国居留民団なり今申しましたような――これはあなた方はそうおっしゃっておるけれども、この
本拠は韓国代表部にあって、これは李承晩と連絡があるものだと思われる。
韓国政府の了解なりあと押しなりで帰還反対の行動をやっておると思われる。
何がゆえに一体、北鮮に帰りたいという朝鮮人をせっかく日本政府が北鮮に帰すというのに対して、彼らが反対するのであろうか。その理由を御存じであったら、情報的でもいいですから、私どもにお教え願いたい。
中川説明員 
 北鮮帰還の問題が人道的なものであるということは、日本政府の基本の方針でございまして、そのことは、

現在国際委員会がこの問題に直接関与して実施しているという事実をもっても明らか

なのでございますけれども、韓国側では在日朝鮮人六十万の方々がことごとく韓国の方々であるという考え方に立っておられるわけであります。従いまして、韓国の政府と相談もせずに一方的に帰りたいところに帰すということは、これは一種の強制送還であるというお考えに立っていらっしゃるわけであります。
猪俣委員 
 韓国代表部におりまする金永煥なる者が中心となりまして、その下に朴熙幹、金南栄、朴在浩、朴大根、車進、曹好善、こういう人物がおる。
この朴熙幹という人物は国防軍の特務機関である。それから金南栄という人物も韓国の特務機関、朴在浩もやはり国防軍の特務機関である。
車進は新聞記者と称しておる。
曹好善というのは韓国の治安局の工作員で、これはすでに新潟の方へ行っておる。
これらは全部金永煥の統率のもとにある。この金永煥は代表部の三等書記官である。
はなはだ不都合の話だと私は思う。こういう私があげたような名前について、取り締まり当局は一体御存じであるかどうか、それをお答え下さい。
猪俣委員 
 なおお尋ねいたしますが、
韓国の居留民団の崔成源、同じく金奉連、同じく金仁洙、こういう人物について警察では注意をしておられるかどうか。

居留民団の崔成源、これは広島の代表のようです。

金奉連は神戸の民団の代表のようです。

金仁洙というのは東京の民団の代表のようであります。

こういう者について警視庁では特に留意を払っておられるかどうか。
中村説明員 
 この問題も、個々の者について具体的にどうなっておるかということは、残念ながら私として今のところお答えできないのでございます。各地元もしくは東京警視庁で何かやっているのかどうか、その点調査いたしませんと、私としては今お答えできないわけでございます。
猪俣委員 
 なおこういう帰還反対の朝鮮の民団系の人たちと、日本の右翼の団体とが結びついておるやの情報がある。そこで公安調査庁についてお尋ねいたしますが、この韓国居留民団、帰還を反対するような団体と、日本の右翼団体の結びつきについて調査がありましたら御説明いただきたい。
関説明員 
 お答えいたします。実は
先般豊島公会堂で総連側の会議をいたしましたところ、そこへ民団側がなぐり込みをかけた。それに若干の右翼が参加いたした事実があったわけであります。
そこで何らかの関係があろうか、こう存じまして、今その右翼との関係がどうなっておるかということを調査中でありまして、現在まだここで責任を持って申し上げる段階にまで至っていないのであります。そのように御承知願います。
猪俣委員 
 どうも公安調査庁は、左翼系統の調査は実に徹底的にやっていらっしゃるが、右翼系統の調査は何かあまり熱心にやっておられないじゃないかと思われる。しかし公安調査庁は、左翼のみならず右翼の破壊団体についても調査なさらねばならぬことだと思うのですが、左翼を調査なさるように、もっと熱心に右翼関係を御調査願いたい。ことに、すでに、某右翼団体のごときは、帰還者の会合に対してなぐり込みをかけるというようなことをやっておる。あなたの方は十分調査ができていなければならぬと思うのです。そういうことに対して、もう帰還はこの十四日に迫っておりますが、まだ調査できませんか。もうすでに何百人かの右翼団体が新潟へ行くという情報が入っておる。われわれの耳に入るくらいで、公安調査庁の耳に入らぬ道理はない。どうです、もっと具体的な実情はどうなっておりますか。
関説明員 
 若干の右翼の者が新潟へ行っていることもよく承知しております。それで、その豊島公会堂の事件を契機といたしまして、また今の新潟の事実にも徴しまして、関係の部局を督励して調査を進めているのであります。それで、何がしかの関係がどうもあろうかと思うのでありますが、具体的に、さて、どういうことになっているかという点については、どうもまだここで私が責任を持ってお答え申し上げる調査の資料を、今日ここへ参る時刻までに正確な報告を下部から持ってこなかったのであります。その点御了承いただきたいと思います。
猪俣委員 
 警察の取り締まりの関係はどうですか。右翼団体と民団の関係といいますか、帰還反対の右翼団体は一体どういう団体があって、どういうふうな取り締まりをなさっておるか。
猪俣委員 
 今まで私どもに入った情報によりますと、今申しました

民団関係、それから韓国の代表部、それと連絡をとるところの国防軍の特務機関、こういうものが何らか不穏な計画を立てている、

そうしてその計画はおよそ三つある、こういう情報が入っております。これに対して警察でもそれを確かめておられるのかどうか。

新潟の日赤センターを爆破するという計画がある。

これは未然に発覚しました。前から私は聞いておった、うそだろう、宣伝だろうとばかり思い込んでおったが、それが出てきた。

第二は輸送の汽車を爆破する。

第一は、前に私どもに入った情報がうそでなかったということが、もうすでに車進の逮捕によって明らかになっておる。第二は列車の爆破。それがいずれも失敗に終わったときにはテロ団の活動、その目標は、
朝鮮総連の幹部と今回輸送船団の引き取りの指揮をしてきた北朝鮮側の責任者、これに対してテロを行なう、
こういう報情が入っております。とにもかくにも帰還を何らかの形において妨害して、帰還業務を阻害しようというたくらみがあると聞いておって、帰還者及び北朝鮮関係の人たちは非常に不安にかられておるのです。こういう実情に対して、警察はどれだけの認識を持っておられるのか、そんなことはあり得ないとお考えになっておるか、あり得るとお考えになっておるのか。私は、最初宣伝だとばかり思っておりましたから、質問の当初申し上げましたように、相当前に聞いておったことでもそのまま放任しておいたのでありますが、この日赤センターの爆破、これがほんとうであったことは明らかになっている。そうすると、第二、第三の目的も、これは単なる韓国側の宣伝的なものじゃないという考えになってきた。これに対して取り締まり当局はどういうお考えを持っておりますか。
中村説明員 
 車の事件に関連いたしまして、お話のありましたような、その他の、現在情報にあるようなことについて、起こるかどうかという問題は、これは仮定の問題でもございまして、なかなかお答えがむずかしいと思いまするが、私どもも、お話のありましたように、もう
本年の夏ごろからいろいろ激しい情報が耳に入って参りまするので、初めのうちは、お話の通りに、どこかの単なる情報といいますか、作られた情報にすぎないというふうに考えておったのであります。ところが、だんだん切迫して参りますると、私どもかなり慎重に取り扱わなければならないという心境に現在なっております。
従いまして、必ずしもその他の情報にありますような事案が起こらないというふうには毛頭考えておりません。あるいは起こるであろう、また警察としましては、そういういわゆる最悪の事態といいますか、ある程度悪い方のことも考えて計画をしていかなければならない、準備もしなければならないという立場に元来おりまする関係上、一応慎重に情報を分析し、またできるだけの手を尽くして、

未然防止もしくは無事な帰還についての協力を行ない、またわれわれの仕事を果たしていきたい

という覚悟と態度でおるわけでございます。
猪俣委員 
 なお、私どもに入りました情報によれば、これらの
テロ団なり治安撹乱工作なりの本部を富山県に設置した
新潟は目についてしょうがないので、富山県にした。
富山県にある伏木港には、韓国の貿易船が出入りして、それにいわゆる入国官庁を通ぜざる韓国の治安当局の工作員が出入りしている
という情報が入っております。さようなことを警察当局は御存じであるかどうか、単なる情報であるかどうか、あるいは多少そういうにおいがするかどうか、それについての御意見を承りたい。
中村説明員 
 ただいまの件につきましては、
富山県についてもあったと思いますし、新潟県以外の近いところに何かしら工作の拠点
といいますか、そういうふうなものを置くのではないかというふうな、これは全くの未確認な情報でございまするが、そういうものを持っておりまするので、未確認ではありまするが、一応調査をいたしておるわけであります。御指摘のありましたような具体的な事案につきましては全然聞いておりません。
猪俣委員 
 なお、この帰還者に対して韓国側が妨害をする。ところがそういうことに対して相当日本の警察でも実情を知っておるのであるけれども、

今韓国に抑留せられておる日本の漁民の帰還問題と向こうがからませておるために、十分なる韓国代表部に対する交渉ができない

というふうにも承っておるが、さような実情があるかどうか、それを一つ御説明願いたい。
中川説明員 

韓国代表部に対しましては、釜山に抑留されておりますところの漁民の釈放の件につきまして交渉するとともに、北鮮帰還に無用の反対を行なわないようにということは絶えず申し入れて交渉しております。

猪俣委員 
 そこで事務当局に対しまする私の質問は大体終わるわけですが、ここでなお調査をお願いしたいことは、ただいまの質問の中でおわかりだと思いますが、まとめますると、第一に十二月四日午後二時半清花園という朝鮮料理屋において金永煥振り出しの八百万円の韓国銀行あての小切手が申撤先なるいわゆる代表部の漁民部長と聞いておりまする者の手から、安斗熙、韓九という人物に、いずれも韓国の国防部に渡された事実があるかないか。これは確実なる情報です。渡されたとするならば、何のための金であるか、それをお調べいただきたい。しかも今
新潟で逮捕された車進というのは、この申撤先なる韓国漁民部長の漁民部の嘱託という形になっておるそうです。
そうすると、これは全部韓国代表部の一連の関係がある。

いやしくも韓国領事館待遇を与えられておる代表部が、日本の治安撹乱の根拠地となる

というがごときことは許すべからざることだと思うのです。これを徹底的に追及してもらいたい。それと

取引に日本の漁民の帰還問題をからませるというがごときことは実に非人道ぎわまりなし

と私は考える。日本政府はもっと強腰でやってもらいたいのですが、大臣も長官もいませんのでおいでになってからなおやるつもりですが、それをお調べいただきたいこと、それからこれは入国監理局の次長近藤さんにお願いでありますが、今私が申しましたような五人の人物、お書き取りいただいたと思いますが、これが一体日本の内地にいるということだけは確実です。どういう経路で入ってきたか。入国管理庁の手続きを経てきたかどうか、これも至急お調べいただきたい。容易ならぬことです。
これがテロ団なんです。そしてこれに金が渡されておるのです。
至急これもお調べいただく。なお
東京の韓国居留民団と、さっき言いました金仁洙という人物に、東京にありまする各所の右翼団体が結びついておる。
相当この連中が新潟へ行って治安撹乱的なことをやるのではないかという疑いもありますので、これも警察ではお調べいただきたいと思うのであります。それから私が今、金永煥なる者の輩下として活動をやっておりますりる人の名前をあげました。こういう人間が日本にいるのかいないのか、代表部にいるのかいないのか。もう一ぺん言います。朴熙幹、それから金南栄、それから朴在浩、それから朴大根、その次は車進はわかりました。曹好善、こういう人物が金永煥のもとで一連の治安撹乱工作をやっておる。なお
情報と工作の相当のおもなる活動をしている人間に韓道奉というのがおる。
この人物はアメリカの諜報機関とも関係があって、アメリカに長らくいた人物らしい。アメリカ名をテビットという、のです。
これがアメリカの諜報機関と韓国の諜報機関を兼ねているのじゃないかと思われる。韓道奉という男です。これも御存じないと思うので、こういうのもお調べいただきたい。そうして災いを未然に防いでいただきたい。これを切にお願いしたいと思うのです。かような不祥事が発生いたしますることは日本の恥であるのみならず、世界人道の上からも許すべからざることであると思いますので、もっと熱を入れて、そうして帰還者たちが安心して帰られるように、
これが阻害せられますと第二次、第三次の帰還がやはり円滑にいきません。そこをまた彼ら反対者はねらっているのじゃないかと思われる。
 それからさっきの小切手の問題で、すでに出てきたのですから申し上げません、当然のことでありますが、申撤先という人物、この人物が韓国代表部の漁民部長という地位にあると私は聞いておるのであるが、さような人物が代表部にいるのかいないのか。この人物が金永煥から小切手を預かってきて安斗熙と韓九という人物に小切手を渡したという情報であります。かようなことにつきましていま少しく警察では徹底的にお調べいただいて、それぞれの警戒をしいていただきたい。これを強く要望しておきます。
 それでこの問題につきましてはあと大臣か長官が来ましたら、なお帰還者が安心できるような断固たる答弁をしていただきまして、私はこの問題についてはこれで終わりたいと存じます。
瀬戸山委員長 

ちょっと速記をとめて。

〔速記中止〕
神近委員 
 今御答弁になっていた情報の中で、ちょっとお尋ねしてみたいことが一、二ございます。
この韓国代表部を日本に設置するということについては、いろいろ外交上の問題がたくさんあった
ということを私は記憶しております。
日本の代表部は今まだ韓国には設置されていないのですね。
それでこちら側で韓国代表部を設置することを認めたときに、人数の制限があると思うのですけれども、何人ぐらいに制限されているのですつか。
中川説明員 
今正確に記憶しておりませんですが、調べてお答え申し上げます。
神近委員 
 何だか人数の問題でこちら側が設置するというのと、それから韓国側を受け入れるというので、私の記憶では五十人とか四十七人とかいう線が出ていたと思うのです。それで、あなたがこういうように問題が紛糾してくるときに御存じないというのは遺憾ですけれども、たとえば四十七人あるいは五十人とか五十三人とかという制限をしますね、その場合にこれが増員される場合は、黙って見ているということなんですか、それとも向こうから通告を受けるという様式でも決定されているんですか。それはどうなんでしょう。
神近委員 
 もし合法的に入ってきていて人数がふえているというときにっは、外務省は抗議がおできになる、そう承っていいですね。
 それから今私猪俣委員の御質問を聞いておりまして、この帰還問題は急を要することなんですよ。もう十四日に差し迫っていて、それまでに事が起こらなければいいなということは、だれでも考えているところで、今非常に重大なところに差しかかっている。そういう人が入国して立川におりたということまでわかっていて、しかもこれが密入国でありまして、立川のアメリカ軍が、いやそういうことはありません、もう知らぬ、存ぜぬと言われればこれは別だと思うのですけれども、ともかく運んであすこにおりたということ、そしてその人たちの入国は密入国と同じような状態にいるということがわかれば、あなたの方でアメリカ軍に対して厳重な抗議がおできになりますか、どうなんです。
中川説明員 
 近藤次長から御説明がありましたように、事前の通知がなくて、その承認がなくて基地外に出ることはできないわけでありますので、十分日本側でも調査ができるはずなのであります。しかし、そういう手続を経ずに、韓国の特務工作員あるいは軍人というものを入国させた事実があれば、
明らかに行政協定違反でございまして、抗議ができるはずでございます。
神近委員 
それで、立川にはあなた方の入管の出先はちゃんといらっしゃるのですか。
近藤説明員 
 おります。
神近委員 
 そういう方は一体どんな任務を持ってそこへいらっしゃるのですか。私も入管にはいろいろなにしますが、庶民階級の人たち、難民のような人たちが入ったときにはあんなにむずかしい追及をなさる、そして高級というか、そういう人たちの手でちょっとやられると手もなくすくんでおしまいになる。そこのところが私たちはとても変な気がするのですけれども、一体その立川の出先の人たちは黙って見ている、たとえば韓国の人がおりたあるいは出入りしたときに、それを調査する権限は持たないのですか、それはどういうことですか。
近藤説明員 
 一般の人の取り扱いと、特に立川のベースから入ってきますその取り扱いとが異なるということはございません。ただアメリカ軍の中におる人でございますれば行政協定の関係もございましょうから、その取り扱いについてはその後の外交的な取り扱いがもし必要な場合には、そういう取り扱いができるということが若干あるということだけでございます。
猪俣委員 
 今のお考えだと、たとえば
アメリカ軍が軍属だとか嘱託だとか何らかの証明を出すとすると、結局これは行政協定によって、日本の入管は全くタッチできないということになるわけですか。私どもはそういう形で入ってきているように聞くのです。
それが問題だと思うのです。アメリカ軍の軍属であるのか、一時日本に入ってきたいために韓国でアメリカの人たちと話し合いの上で、さような軍属のように仕立てて立川に入って来る、おそらくアメリカの軍人だとか軍属だとかあるいは嘱託だとか、何かアメリカの軍隊の証明を持ってくるのではないかと思われる。そういうものは一切日本の入管は行政協定をたてにして何らの関与ができないことになっているのか、その実情を今神近委員がお聞きになったのだろうと思うのです。一体どういう実情なんですか。
近藤説明員 
 国籍が韓国籍である限りにおきましては、一応普通の取り扱いをするわけでございまして、入管がそれに対して退去の問題が起こる場合について普通の取り扱いと取り扱いを異にすることはございません。
猪俣委員 
 そうすると、国籍が韓国籍であるならば、たとえアメリカの軍部の証明書を持ってきても、普通の民間人の入国と同じように取り扱う、そういうことになりますと、立川基地ヘアメリカの軍用機か何かでおりた人たちは一々やはり日本の入管に届け出ることになっておるのですか。届け出ることになっておるとすれば、それは本人自身ですか、あるいは立川飛行場の管理をしている人ですか。どっちなんです。
近藤説明員 
 本人からの通知でございます。ただ部隊からの連絡がございますのが建前でございますが、あるいはそういうものがもしおるといたしますれば、そういうのは漏れておることになると思います。
猪俣委員 
 そうすると本人が日本の入管に届出しないとどうなるのです。アメリカの立川飛行場の管理者も別に届出しない。本人はもちろん、それが私が言うようにテロ団であるなら申告はしはしません。そうすると何ら申告する責任者がないということになると、一体どういうことになるのです。
近藤説明員 
 一応部隊からも通告する建前となっておりますので、責任者といたしますれば、部隊にも責任があるわけでございます。
猪俣委員 
 アメリカの部隊から、立川飛行場へおりた韓国人については通知をするということになっておるわけですが、そうすると、もし私がきょう読み上げたこの人たちがあなた方の名簿に載っておらぬとすれば、それは本人が通告せざるのみならず、アメリカの部隊も通告しないというふうに解釈するより仕方つがないと思うが、どうですか。
勝野説明員 
 入管令の建前としまして、行政協定該当者、あるいは一般の入国者につきましては一つの資格を与えることが法律上きまっておりますので、どういう入国の経路になりますか、あるいは密入国で入ったか、そういうことは調査いたしますればわかりますので、そういう根拠のないステータスのもとに滞留する者につきましては、入管令に適当するところの措置をとることが当然できることであります。先ほど御指摘になりました人数に、つきましては至急調査し、その入国の経路及び滞在の資格について調査いたしたいと思います。
猪俣委員 
 私がお尋ねしたのは、入管の名簿に載っていればそれでいいのですが、載っておらぬ場合は一体どういうことでなったのかということです。本人が申告しなかったか、アメリカの部隊が連絡しなかったかどっちかということになるわけですが、そういう場合において本人の責任は密入国だからもちろんであるが、アメリカの部隊はどういう責任を負うのです。何ら責任がないとすれば、申告しようがしまいが勝手だということになると、はなはだそこは不完全だと思う。北朝鮮の帰還者が非常にこわがるのはそれなんですよ。アメリカと連絡にやってきて何か事を起こして、また立川からぶっと帰ってしまう。そういうおそれが十分ある。それだから相当大胆なことをやるということに対する不安が重大なんです。アメリカは韓国から飛行機に乗せて立川へ韓国人を案内してきたときに、日本に対して一体いかな錢責任を負うのです。通告しなかった場合にどういう責任を負うのです。またそれに対して日本はどういう要求をアメリカにできるのです。
勝野説明員 
 ますわれわれが調査した結果、
正当の経路で入ってない場合には、密入国も考えられます。
同時にアメリカが行政協定により、行政協定該当者として何ら通告する必要のない者以外の者を乗せてきた場合に通告しなかった場合にはそれは行政協定違反になります。
しからばその国際法上の責任いかんという問題になると存じますが、その場合
アメリカが情を知って日本の治安を撹乱するような行為をする者を入れたような場合は、おそらく国際法の問題として解決さるべき問題であろうと思います。
瀬戸山委員長 
 委員長からちょっとお尋ねしますが、立川に限らず、アメリカの空軍基地で、韓国あるいはその他の第三国人を飛行機で連れてきて、そうして今お話しのように手続をしたりしなかったりした過去の事実があるのですか。
勝野説明員 
 われわれの知る限りでは、第三国人についてはないと思います。しかし行政協定に該当するかどうかという範囲の問題について議論があったことはございます。つまりこれは日本において駐留するアメリカ軍隊の構成員であるのか、あるいは国連軍のメンバーが日本に来る場合に、それが日本にある軍隊の構成員であると解釈するか、そういうような解釈の問題、成規のアメリカ軍人についての解釈の問題は、私が入管局長になりましてからは、そういう問題はあったと思いますが、第三国人は、飛行機に乗せてきて、しかも無通告で入れてしまったという例は承知いたしておりません。
瀬戸山委員長 
 いや、そういう第二国人を連れてきて通告をした例がありますか。
近藤説明員 
 今数字を持ってきておりましたが忘れておりましたので申し上げますが、立川べースからの出入り関係については、毎月連絡がございます。数字は今統計に上がっております。そういうわけで、出入り関係につきましては一応通知がございます。その数字もございます。ほとんど大部分の人たちは米国に行く通過客が多いのでございますが、そうでない人もあるかもしれません。韓国人も同様でございます。
猪俣委員 
 今私お尋ねするのは第三国人で、たとえば韓国人で成規に羽田に来ないで立川へおりる、そういう者は一体どういう種類の者でしょうか。
羽田へおりないで立川へおりるというのは、軍用機で来る人たちだろうと思う。
そうすると、アメリカの軍用機に韓国人が乗って立川へおりる、こういう第三国人がおりたという通告を日本の入管に今までしてあったかどうかということです。そういう実例があるのかないのか。
近藤説明員 
 過去における数字も相当あると思います。連絡はみなございます。そういうのが建前になっておりますし、事実上連絡数字もございます。
猪俣委員 
 そうすると、そういうアメリカの軍用飛行機で立川へ入ってくる韓国人というものは、それが密入国にならないという根拠はどこにあるのですか。
藤説明員 
 審査の手続をとって上げることになっております。
神近委員 
 ちょっとさっきお尋ねし残したのですけれども、今の猪俣委員の伝えられる情報がほんとうであるとすれば、ずいぶんこれは厄介な問題だと思うのです。ですから立川におりて潜入してくる人を極力捜索していただきたいということが一点。そしてもし届出がない密入国であるとすれば、これは当然密入国者として監禁できるのでしょうか、どうでしょうか、それをお聞きしたいと思います。これは法務省の方でけっこうでございます。
近藤説明員 
 もちろん普通の入国と同様の取り扱いになると思います。
猪俣委員 
 アメリカ局長がおいでになっておりますからお尋ねいたしますが、今私のところに入りました情報によれば、韓国の国防軍に属する人物が日本へ相当入ってきておる。これがはたして正規のルートで入管の調査の上で入ってきたものかどうかについて疑いがあるのです。何かアメリカの軍用飛行機で立川から入ったのではなかろうか。そうしますと、そういう場合には必ずアメリカの軍関係及び入ってくる本人から入管に申告があるはずであろから、黙って入るということはない、申告があれば入管で調べて、入国を許すことのできない者は入国させないというふうな御答弁があったわけです。
そこで私は今具体的に人名をあげて、この人間はどういう経路で入ってきたかお尋ねしたが、入管におきましては、直ちにその人名が入管に届けてあるかどうかはここでわからぬので、後日届けるということになっておる。
私どもの聞くところによれば、これはどうも密入国じゃないかと思われる節もあるわけですが、そうなると本人自身が入管に届け出しなかったか、アメリカの運んできた部隊が日本に通告しなかったか、どちらかだと思うのです。そこでもしこれが入管に名簿にないということになると、どちらかということになるが、入国者自身が届けてなかったことは、密入国として責任を問われるのですが、アメリカの運んできた人たちがさようなことを日本の入管に通告をしなかった場合には、国際法上の責任を外交交渉で追及することになるだろうという御答弁がありますが、一体その国際法上の責任というのはどういうことになるのであるか、具体的に一つ説明していただきたいと思う。
森政府委員 
 アメリカの軍用機がアメリカの施設内に入ります場合に、行政協定上の特権を受けない人、ただいまの
韓国の軍人が乗っておったとすれば、これは行政協定上の特権を受けない人でございますから、
そういう場合には行政協定第五条によりまして、日本国の当局に通告を与えなければならないことになっております。
従いまして、そういう通告がない場合には、これは行政協定上の手続要件を充足していないわけでございまして、強制措置を当然とるべきものだと考えております。
猪俣委員 
 それに基いて、行政協定違反としてアメリカに責任を追及するということになりますが、それはいかなる機関で、どういう責任の追及の仕方をするのであるか、それを具体的にお答え願いたいと思います。
森政府委員 
 まず事実関係といたしまして、そういうことがあったかどうか、私の方でもただいまのところはそういう事実を聞いておらないわけでございますが、もしそういうことが事実であるとしますれば、それはいろいろな米国側との折衝の方法はございます。たとえば合同委員会によることも一つの方法でございましょうし、普通の外交ルートによることも一つの方法だと考えております。
猪俣委員 
 そこで警察庁長官にお尋ねいたします。今詳細に私が質問もし、私の得ておる情報も申し上げました。それは、この十四日に第一次の朝鮮帰還部隊が新潟港から出発する。それに際しまして、これを妨害し、その治安を乱さんとする団体があるということは前から聞かせられたことでありますが、ことに車進という人物、これがダイナマイトを持っておるのが新潟県の新発田で――新発田というのは新潟のすぐ近くでありますが、ここで逮捕せられたという事実が明らかになって参りました。そこで帰還促進部隊、日朝協会その他の関係当局が非常に心配していることが杞憂じゃないのだということが明らかになって参りました。私はこの情報をずっと前に受けておったのですが、何らかの宣伝だろうくらいにほっておいたのが、そうじゃないことが明らかになったために、本日質問に移ったわけでありまして、こまかいことは事務当局に申してありますが、非常に帰還部隊が不安にかられておるわけであります。これに対しまして、責任の地位にある警察庁長官から、その不安を一掃するような断固たる決意を表明していただきたい。それは
この妨害部隊は、韓国代表部が拠点となりまして、そうして韓国国防軍のうちの特務機関みたいなのが乗り込んできていろいろの工作をやっておる。
第一には新潟における日赤のセンターを爆破するという計画、
第二には輸送の鉄道を爆破するという計画、
第三には朝鮮総連の幹部及び北朝鮮から引き取りに参りました責任者を暗殺するという計画
こういう計画があるやに聞いておりましたが、日赤センターの爆破は、事実として、これは警察の非常なお手柄でありますが、未然に捕えられた。しかしこれが事実として現われた以上は、第一、第三のこともただデマ情報だとは申されない状態になってきた。そこで詳細に申し上げたのですが、韓国の代表部が拠点になって、そうして韓国国防軍の特務機関がこれの行動隊になっておるという情報が詳細に入っております。
日本の政府が人道的見地から決定し、幾多の困難を排しまして、日本赤十字社が愛の船を出そうとしておりまするこの世界の人道上の一大民族移動に対しまして、
何の理由であるか知りませんが、これを妨害せんとするがごときことは、人道の名において許すべからざることだ、
しかもこれが韓国の代表部がその拠点になっているようなことは、これは断固として政府は徹底的に彼らの責任を追及しなければならぬ
と思うのであります。そこで、何はともあれ警察庁といたしましては、かような彼らの不逞の計画を未然に防ぐよう万全の御努力を願いたい。もう差し迫ってきております。力強い声明をいただきまするならば、北朝鮮の人たちも相当不安の心を押えることができるのではないかということで、きょう急速質問を展開したわけでありますが、どうぞかような不逞の計画に対しましての警察庁長官の責任あるお言葉をいただきまして、たくさんの朝鮮の方々に安心を与えたいと思うのであります。その御声明さえいただきまするならば、他にまだ御多忙のようでありますから、私はきょうはそれだけにとどめたいと思います。
柏村政府委員 

北鮮への帰還問題、これはただいまお話もございましたように、全く人道的見地に立って行なわれるものでございます。

従いまして、政府におきましても、また各種不法事案を取り締まる立場にあります警察といたしましても、ぜひとも円滑にこの帰還業務が行なわれることを期待し、そのためにあらゆる努力を払っておる
ことをまず申し上げておきたいと思います。
 ただいまお話しのように、

各種の不穏な情報もわれわれの方でもキャッチをいたしております。

こういうものにつきましては、たといそういうことがほとんどなかろうと思われるようなことにつきましても、これを白となるまでは詳細に追及して、そうして万一に備えるという態勢をとっているつもりでございますが、さらにわれわれの情報網のみをもってして十分とは申し得ないので、いろいろの方の御協力を得て、こういう不穏な事態についての未然防止に努めている次第でございます。
 とにかく全国から帰還希望者が新潟に集まりまして、新潟から船で出るということでございますので、単に新潟だけの問題でなく、全国各地にいろいろな問題が起こり得ることだと思うのであります。大なり小なり問題をはらんでいるわけでございます。また帰還希望の側と帰還反対の側との感情上の対立等もあり得るわけでありまして、こういうことにつきましても、先般できるだけ刺激的なことのないように双方に対して御注意を申し上げた次第であります。なお新潟に対しましては、警備の態勢を特に強化いたしているわけでございますが、新潟におきます警察官のみの機動性発揮によっては十分でない事態も考えられまするので、事態によりましては、さらに数百名の増強を外部から行なって、そうして万全を期していきたい。また途中の沿道等についても、それぞれ警戒措置をとるように指示をいたして、ただいまお話しのように、帰還者が安心して帰れるというように努力を続けておる次第でございますので、今後ともこれは帰還完了まで継続的に万全を期して参る覚悟でございます。
猪俣委員 
 かたい決意をお聞きいたしまして安心いたしましたが、私は、私の手に集まりました情報につきましては、本日、課長その他の方に詳細に申し上げておきましたから、調査すべきものは即刻調査していただきたい。私は、金銭の授受まで明らかにしたのであります。テロ団に渡された金の授受まで具体的に明らかにしたのでありますから、徹底的に調査を開始していただきたいということを要望いたしまして、次に法務大臣にお尋ねいたします。
 私のところに集まりました情報によりますれば、韓国の国防軍の特務機関が日本に多数入り込んできている。しかもそれが何かどうも入管の正式の手続をせずに、アメリカの飛行機によって立川へ入ってくるという不法侵入の形で入ってきているやの情報があるのでありまして、これも今入管の当局の方々及び外務省の方々に詳しく質疑応答いたしましたので、これを繰り返しませんが、ただあなたも閣僚の一人として、私がお尋ねし、がつ要望したいことは、今日、韓国の代表部というものの国際的地位というものは、はなはだ私どもわからない。今外務省の方にお聞きしたところが、領事館待遇を与えているのだ――それは何か条約であるかどうかといえば、そういう通告を韓国にしているのだというようなことで、日本の領事館も何もない、ただ向うの領事館待遇されるものが代表部となって入ってきている。それだけでも異常な状態だと思う。それはしかしいろいろの便宜上、私どもそれを非難するわけではありませんが、その韓国の代表部が、相当この北鮮帰還に対する妨害工作の拠点をなしている事実があると思うのです。それも詳細に私は今日ここで明らかにしました。
韓国代表部の正式の職員が、この妨害工作の総指図を指揮している、
かようなことははなはだ不都合千万なことだと私は思うのであります。これは、私は、閣議の問題にしていただいて、韓国の代表部に対して、もし警察の調査が十分できました際には、徹底的に責任を追及していただきたい。そして、かような不逞の徒輩に対しましては、これに対しては適当な処置をとっていただきたい。私は、きょう外務大臣がお見えになりませんので、閣僚の一員として、しかも入管の最高の責任者として、また治安の最高の責任者としての大臣にそれを強く要望いたします。のみならず、今警察庁長官から治安確保のための最善の努力をする言明がありましたが、なお法務大臣としてのあなたの信念も承りたいと存じます。
井野国務大臣 
 北鮮帰還をめぐりまして、国内にいろいろの不穏の形勢のありますことは、情報は私どもも一々キャッチしております。そのつど関係方面に連絡して、その事態の起こらないように事前の策は講じておりますが、今お話しの、閣僚としての立場から申し上げますと、こういった事態が実際にだんだんと明らかになって参りますれば、これは重大な問題でございますから、事前にも関係閣僚とも話し合っておりますが、ほんとうの真相がわかりますれば、今お話しのような立場から、私としても断固としての処置をとって参りたい、こう考えております。
韓国政府と民団のテロ活動については>>http://www55.atwiki.jp/staff-officer/pages/131.html]]

最終更新:2013年07月03日 19:21