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5.2 オブジェクトの操作と視覚化 (2)
微分音を扱う方法とコメントの入れ方を学習。読み飛ばしてもOK。
微分音(Windows)
- WindowsにおいてはMicroPlayerという微分音を扱うのに特化したプレイヤーは使えない。
- しかし、デフォルトのMidiShareというプレイヤーでも四分音・八分音は扱うことができる(六分音や十分音はできない)。以下に説明。
- 四分音・八分音入りの和音を作ってみる。
CHORDオブジェクトを作ってエディタを開き、C-E-G-Bの和音を入力。
Approxを1/8にする。
Eを1つ上に、Gを2つ上に、Bを1つ下にずらすと図のようになる。
これを再生しても微分音は鳴らない。どうするか? - 実はこのとき+25centsの音は1つ先のmidiチャンネル、+50centsの音は2つ先のチャンネル、+75centsの音は3つ先のチャンネルにバラして送られている。
この例では元のmidiチャンネルは1(デフォルト)なので、C音はCh.1に、E音+25centsはCh.2に、G音+50centsはCh.3に、B音-25cents(A#音+75cents)はCh.4に送られている。 - つまりピッチベンドをCh.2を+25cents、Ch.3に+50cents、Ch.4に+75cents送っておけば正しい音程で鳴る。送るプログラムは以下。
pitchwheel関数はFunction->Midi->MIDI Send->PITCHWHEELにある。もちろんいちいち辿らず「pitchwheel」と打っても呼び出せる。
その関数の引数[0]には0cent, 25cents, 50cents, 75centsぶんのピッチベンド値のリストが、引数[1]にはチャンネル番号のリストが入っている。この関数を評価すればそれぞれのチャンネルにピッチベンドが送信される。 - ここで先ほどの和音を鳴らしてみるときちんと四分音・八分音が鳴るはずである。
微分音(Mac)
Macでは微分音を扱うのに特化したプレイヤーMicroPlayerが使える。
公式-SourcesのAdditional toolsのMicroPlayerのリンクからダウンロードしてください.
インストールはdmgで開いたディスクイメージの中のMicroPlayerフォルダを
Applicationフォルダーにコピーするだけです.
Preferencesで,MIDI/OSCのところで,MicroPlayerのあるフォルダーを指定してください.
公式-SourcesのAdditional toolsのMicroPlayerのリンクからダウンロードしてください.
インストールはdmgで開いたディスクイメージの中のMicroPlayerフォルダを
Applicationフォルダーにコピーするだけです.
Preferencesで,MIDI/OSCのところで,MicroPlayerのあるフォルダーを指定してください.
MicroPlayerは,立ち上がりに少々時間がかかります.
CHORDボックスをダブルクリックして開く,CHORDの詳細のウインドウで,
Playerを最初に指定されたMidishareからMicroPlayerに切り替えてください.
また,その左下の,Approxを細かい数字にしないと(デフォルトは1/2なので半音単位)
いくらいじっても,Microtoneになりません.忘れやすいのでご注意.
CHORDボックスをダブルクリックして開く,CHORDの詳細のウインドウで,
Playerを最初に指定されたMidishareからMicroPlayerに切り替えてください.
また,その左下の,Approxを細かい数字にしないと(デフォルトは1/2なので半音単位)
いくらいじっても,Microtoneになりません.忘れやすいのでご注意.
コメント
- いいアプリはたいてい、適切なコメントによって誰が見てもアプリの仕組みが理解できるようになっているものである。ここからはコメントの入れ方を説明。
右クリックコンテキストメニューからComment選択、もしくは入力ボックスを出してcommentと打ち込むとコメント欄ができる。 - 欄をダブルクリックでコメントの編集、右クリックで色・フォント変更。リサイズやらコピペやらはオブジェクトと同様に可能。iキーを押すと自動でリサイズしてくれる。
Macでは日本語でコメントするとOMが落ちるらしいので、Windowsユーザもアルファベットのみを使用するようにしましょう。
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