241 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 15:07:04.79 ID:W3eDTRKwO
~第5話・決戦!ニダー研究所!~
( ´∀`)「みんな、準備はいいモナ?」
('(゚∀゚∩「バッチリですよ!」
\(^o^)/「完璧です」
(;'A`)「う~ん…」
(;^ω^)「お…」
結局2人は必殺技を修得できなかったのだ。今日はレースの前日の夕方。ニダー研究所の近くの旅館に泊まる予定なのだ。
( ´∀`)「ニダー研究所は火山帯にあるから、近くに温泉が出るモナよ」
(;'A`)「そんな呑気な…」
('(゚∀゚∩「緊張をほぐすことも必要だよ!」
かくして一行は出発した。
243 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 15:12:57.81 ID:W3eDTRKwO
\(^o^)/「なかなかいい旅館ですね」
( ^ω^)「おっお、広いお!」
( ´∀`)「まずは荷物を預けて…モヌァ!」
モナー博士が奇声をあげる。なにやらモナー博士のバッグがゴソゴソ動いていたからだ。
( ><)「ぷはぁっ!苦しかったんです!」
(;´∀`)「ビロード!なにやってるモナ!」
(#><)「僕を置いてみんなで旅行なんてずるいんです!」
(;´∀`)「これは旅行じゃなくて…まあ、来ちゃったものは仕方ないモナ」
予想外の出来事もあったが、無事にチェックインを済ませ、食事をとった。
247 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 15:26:33.61 ID:W3eDTRKwO
(*^ω^)「ご飯おいしかったお」
(;'A`)「ブーンは食べ過ぎだって」
( ´∀`)「次はお風呂モナね」
( ><)「わーい!温泉なんです!」
\(^o^)/「ここの温泉は混浴らしいですよ」
(*^ω^)「お?」
(*'A`)「それはなかなか」
( ´∀`)「それじゃあ早速いくモナ」
みんな温泉に入る準備を始めるが…
('A`)「あれ?なおさんは行かないんですか?」
('(゚∀゚;∩「ぼ、僕はあとで入るよ!」
('A`)「?そうですか」
なおるよ以外は温泉に浸かり、寝床についた。
('A`)(…目が覚めちゃったな)
ドクオは夜中に目を覚ましてしまった。
('A`)(明日のレース…大丈夫かな。結局必殺技も身に付かなかったし)
256 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 15:43:16.56 ID:W3eDTRKwO
('A`)(考え込んでも仕方ないな。よし、トイレ行って寝よう)
ふと、布団がひとつ空いていることに気づくドクオ。
('A`)(あの布団は…なおさんか。なおさんもトイレかな)
トイレを済まし、部屋に帰ろうとしたドクオだったが…。
('A`)(おかしい…部屋からトイレまでいくには一本の廊下しかない。それなのになおさんとすれ違わなかった)
ドクオは思い出す。
('A`)(あ、温泉あとで入るって言ってたな。…それにしてもこんな時間に入るか?)
(;'A`)(もしかしてのぼせて倒れてるとか!?一応確かめに行かなくちゃ!)
浴場に向かうドクオ。浴場からは水音と鼻歌が聞こえる。
('A`)(よかった、無事みたいだ)
一応確かめるために浴場の扉を開けたドクオが目にしたものは…
('A`)「なおさんいますか……え!?」
真っ白で柔らかそうな肌をした、ショートカットの美少女だった。
「い、いやだよーっ!!」
次の瞬間ドクオの頭に洗面器が直撃し、気がつくとドクオは布団の中にいた。
259 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 15:55:19.19 ID:W3eDTRKwO
( ´∀`)「みんなおはようモナ。良く眠れたモナ?」
\(^o^)/「はい」
( ><)「ぐっすりなんです」
( ^ω^)「お?ドクオはなんだかフラフラしてるお?」
('A`)「うん…なんだか変な夢を見てね。あ、なおさん…昨日夜中にお風呂入ってましたか?」
('(゚∀゚;∩「う、ううん!結局入らないで寝ちゃったよ!」
('A`)「…そうですか」
\(^o^)/「汚いですね」
('(゚∀゚;∩「う、うるさいよ!」
( ´∀`)「さあ、出発するモナよ」
( ><)「僕も行きたいんです!」
( ´∀`)「ダメモナ!今日は遊びじゃないモナ。おとなしくお留守番してるモナ」
( ><)「つまんないんです…でもわかったんです」
( ´∀`)「ニダー研究所に行くモナ!みんな、気合い入れて行くモナ!」
('A`)( ^ω^)('(゚∀゚∩\(^o^)/「「「「おーっ!」」」」
265 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 16:14:38.39 ID:W3eDTRKwO
('A`;)「博士…まだですか?」
\(;^o^)/「疲れちゃいました」
(;´∀`)「もう少しモナ…」
ニダー研究所は車も通れない山奥にあるため、徒歩で行かなければならないのだ。
( ^ω^)「お、建物が見えましたお!」
('(゚∀゚∩「あれが…」
( ´∀`)「ニダー研究所モナ!」
一行はニダー研究所にたどり着いた。
( ´∀`)「さあ、行くモナ」
巨大の正門前でチェックを受ける。
門番「どちらさまですか?」
( ´∀`)「モナー研究所一同モナ。ここに招待状があるモナ」
門番「…たしかに。お通りください」
モナーたちは研究所内へ入っていった。
門番「ふう…一服するか」
( ><)サササササ!
門番「…ん?コラ、待て、そこのガキ!勝手に入るな!」
267 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 16:22:38.07 ID:W3eDTRKwO
所内に入った一同を迎え入れたのは…
从 ゚∀从「よお」
ミ,,゚Д゚彡「久しぶりだな」
(;'A`)「おまえらは!」
从 ゚∀从「そう身構えんなって。コースまで案内するぜ」
ハインリッヒとフサギコに案内されてコースまで到着した。
('(゚∀゚;∩「こ、これは…!」
\(^o^;)/「暑いです」
(;^ω^)「落ちたら死んじゃうお」
煮えたぎる溶岩の上に作られたコースだった。
( ´∀`)「ニダーめ…えげつないコースを作ったモナね」
270 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 16:48:58.82 ID:W3eDTRKwO
「ウェーハッハッ!気に入ってくれたニカ?」
不快な笑い声が響き渡った。
( ´∀`)「ニダー…!」
<ヽ`∀´>
('A`)「あいつが…!」
そしてその隣には…。
(;^ω^)「ショボンと…覆面レーサー!」
(´・ω・`)( _ )「………」
<ヽ`∀´>「久しぶりニダね、モナー。今日こそ決着をつけるニダ」
( ´∀`)「ニダー、おまえは間違ってるモナ!ミニ四駆は破壊の為の道具じゃないモナ」
<ヽ`∀´>「全てはレース結果が教えてくれるニダ。…ルールの説明をするニダ。ルールは簡単、トップでゴールしたレーサーのいたチームの勝ちニダ。こちらのチームからはフサギコ、ハインリッヒ、ショボン、そして…」
<ヽ`∀´>「ウリの息子、ヒッキーが出るニダ!」
そういうとニダーは覆面レーサーの覆面を取り去った。
271 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 16:58:28.62 ID:W3eDTRKwO
(-_-)「………」
(;'A`)「ニダー博士の…」
(;^ω^)「息子!?」
(#´∀`)「ニダー…自分の息子にまで…!?」
温和のモナー博士が怒りを露わにする。
<ヽ`∀´>「さあ、勝負ニダ。レーサーはスタート位置につくニダ」
从 ゚∀从「よお、今度は粉々にしてやるよ」
ミ,,゚Д゚彡「いや、溶岩に落として溶かしちまおうぜ!ギコハハハ!」
(#^ω^)「負けないお!」
('(゚∀゚∩「ブーンくん、冷静に。挑発にのっちゃだめだよ」
(´・ω・`)「最速はこの僕だ」
(-_-)「………」
('A`)「ショボン…」
ドクオはショボンが自分たちなど眼中にないことに気づいた。そう、ショボンは覆面レーサー、つまりヒッキーへのリベンジを目論んでいるのだ。
276 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 17:29:05.78 ID:W3eDTRKwO
<ヽ`∀´>「レディ…ゴー!」
ニダー博士自らによってスタートの合図が切られた。8台のマシンが一斉に飛び出す。
(´・ω・`)「いくんだ!ウイニングバード!」
トップに飛び出したのはショボンのウイニングバードフォーミュラだ。
続いてなおるよ、オワタ、ドクオ、ブーンと続く。
(;^ω^)「あいつら、なんであんなに後ろにいるんだお?」
('(゚∀゚∩「きっと後ろから攻撃してくるつもりだよ!みんな気をつけて!」
从 ゚∀从「はっは、その通り!」
ハインリッヒのサイクロンマグナムがオワタのマシンに体当たりする。
\(^o^;)/「ワークス!」
('(゚∀゚∩「オワタくん、今助けるよ!」
ミ,,゚Д゚彡「おっと、そうはいかねえ」
フサギコのレイスティンガーがなおるよのマシンに迫る。
278 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 17:39:29.51 ID:W3eDTRKwO
('(゚∀゚;∩「クッ…!ドクオくん、ブーンくん、ここは任せて2人はショボンを追うんだよ!」
トップでゴールしたレーサーでチームの勝利が決まる。ショボンを逃げきらせるわけにはいかない。
(;^ω^)「わ、わかりましたお!」
(;'A`)「は、はい!いけっ!エンペラー!」
ドクオとブーンのマシンが抜け出してショボンを追う。ヒッキーは依然として最後尾で不気味な存在感を放っている。
('A`)「マシンは…レーサーの意志に応えて加速する…!」
( ^ω^)「ブーンたちを先にいかせてくれた2人のためにも…」
(#'A`)「いけっ!エンペラー!」
(#^ω^)「いくお!ホライゾン!」
280 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 17:59:24.67 ID:W3eDTRKwO
2人のマシンが急激に加速し、ショボンのマシンとの差を詰める!
(´・ω・`)「へえ…少しは速くなったみたいだね…でも…!」
ショボンのマシンがさらに加速して引き離しにかかる。
(;^ω^)「お…やっぱり速いお…!必殺技があれば…!」
そのころ後方では…。
ミ,,゚Д゚彡「そろそろ終わりにしてやる…いくぜ!俺の必殺技…!」
レイスティンガーのGPチップが輝き、マシンの先端に特殊合金製の針が現れる!
グングニール
ミ,,゚Д゚彡「必中の槍っ!!」
('(゚∀゚∩「ふんっ!かわすよ!サンダードリフト走法っ!!」
なおるよのマシンも輝きながらジグザグにドリフトする!
これなら針はあたらない…かに思えたが…!
ミ,,゚Д゚彡「へへ、一匹片付いたぜ」
('(;∀;∩「サンダーショットっ…!」
フサギコのレイスティンガーはそのあとを追尾して、モーターを串刺しにした。
284 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 18:10:17.96 ID:W3eDTRKwO
ミ,,゚Д゚彡「俺のマシンの必殺技は必ず当たる…一度狙われたら逃げられないぜ」
\(^o^;)/「なおさん!」
从 ゚∀从「安心しな、次はおまえの番だ…」
从#゚∀从「ウオオオオオオ…!」
スパイラルエッジ
从#゚∀从「螺旋の刃っ!!」
高速回転するマシンが螺旋状の空気の刃を生み出すっ!
\(;o;)/「ワ、ワークス…」
オワタのマシンはボロボロになり、壁に叩きつけられて停止した。
コース前方…。
(;'A`)「な、なんだ!?」
(;^ω^)「なおさんとオワタさんだお!」
後ろから聞こえたなおるよとオワタの悲鳴に振り返る2人。
(´・ω・`)「どうやらあの2人のマシンはハインリッヒとフサギコに破壊されたようだね」
サラリと言ってのけるショボン。
290 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 18:32:43.70 ID:W3eDTRKwO
( A )「…せねえ」
( ω )「…さないお」
(´・ω・`)「?」
( A )「あの2人がどれだけマシンを大切にしていたか…」
( ω )「それを…破壊するなんて…」
(#'A`)「絶対許せねえ!!」
(#^ω^)「許さないおっ!!」
(#'A`)「ブーン、勝つぞ!」
(#^ω^)「当たり前だお!いくお!ホライゾン!」
ブーンが両腕を広げ、全力疾走する!
⊂二二二(#`ω´)二⊃
(#`ω´)「いくお!ホライゾン!」
パワーブーンスター
(#`ω´)「内藤的加速装置っ!」
ホライゾンが輝きながら強烈な加速を見せるっ!そして…
(;´・ω・`)「な、なんだと!?」
ショボンのマシンを抜き去ったっ!
292 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 18:45:33.97 ID:W3eDTRKwO
(#'A`)「俺たちもいくぜ!エンペラー!」
ドクオのエンペラーが輝きだす…!
(#'A`)「これが俺たちの必殺技…!」
インペリアルソード
(#'A`)「皇帝の剣だっ!!」
エンペラーはさながら鋭利な剣のごとく、空気を切り裂きなが進むっ!
(;´・ω・`)「またしてもっ!」
ショボンのマシン、さらにはブーンのマシンまで一気に抜き去るっ!
( ^ω^)「お!ドクオもやるお!」
298 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 19:22:38.14 ID:W3eDTRKwO
そのころ後方では…。
从 ゚∀从「さーて…こいつらのマシンどうする?」
ミ,,゚Д゚彡「もう直らないように溶岩の中に落としちまおうぜ!」
('(゚∀゚;∩「や、やめてよ…」
\(^o^;)/「ピンクちゃんスペシャルが…」
从 ゚∀从「これで本当におしまいだ!」
ミ,,゚Д゚彡「あばよ!」
2人のマシンがコースの外に放り出される…!
('(;∀;∩「いやだぁ~~!」
\(;o;)/「うわぁぁ~~!」
そのとき!一陣の風が巻き起こり、マシンをコース上に押し戻す!
从#゚∀从「誰だ!」
ミ,,#゚Д゚彡「邪魔するんじゃねぇ!」
301 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 19:43:36.65 ID:W3eDTRKwO
「どうやら間に合ったようだな」
「危ないところだったな」
从#゚∀从「おまえらはっ…!」
( ´_ゝ`)「兄者と!」
(´<_` )「弟者!」
( ´_ゝ`)(´<_` )「「流石兄弟、参上!」」
ミ,,#゚Д゚彡「ちっ、裏切り者が!」
\(^o^)/「兄者さん」
('(゚∀゚∩「弟者さん!」
( ´_ゝ`)「助けに来たぜ」
(´<_` )「あとは任せろ!」
('(゚∀゚∩「どうして…?」
(´<_` )「このまえの君たちの走りに感じるものがあってね、ニダー研究所は辞めたんだ」
306 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 19:58:39.49 ID:W3eDTRKwO
(*´_ゝ`)「そう!オワタくんの周りの目を気にしない痛車に感動してね!」
('(゚∀゚;∩「え?」
(´<_`;)「ちょっと待て、兄者!そんな理由だったのか!」
(*´_ゝ`)「そうだよ!だってあんな痛恥ずかしい車を堂々と走らせるなんて…兄者感動したっ!」
\(^o^)/「そうですよ 周囲の目なんか 気にすることありません 女の子は二次元に限ります」
( ´_ゝ`)「そうそう!机離したりしてこないし!」
\(^o^)/「席替えで隣になったからって泣いたりしないし」
( ´_ゝ`)「お釣りを上から落としたりしないし」
( ´_ゝ`)\(^o^)/「「ねーっ!」」
('(゚∀゚#∩「ふんっ!」
なおるよがなぜかオワタを軽く小突く。
\(^o^;)/「なにするんですか なおさん」
('(゚∀゚∩「………バカ」
ミ,,゚Д゚彡「おーい、俺たち無視すんなよ」
309 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 20:06:29.39 ID:W3eDTRKwO
(*´_ゝ`)「ふっふっふ、おまえらはこの新ボディで撃退してやるぜ!」
兄者が取り出したのは女の子がプリントされたトルクルーザーだった。
\(^o^)/「魔法少女へりかる☆クラウンの オレンジ・クラウンちゃんですね」
(´<_`;)「いつのまに…ちょっと待て兄者!ベルクカイザーのボディじゃないとツヴァイフリューゲルもツヴァイラケーテもできないぞ!」
( ´_ゝ`)「………」
('(゚∀゚∩「………」
\(^o^)/「………」
从 ゚∀从「………」
ミ,,゚Д゚彡「………」
(;´_ゝ`)「付け替えるから待っててっ!」
从#゚∀从「やっちまえ!」
ミ,,#゚Д゚彡「おう!」
312 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 20:16:00.28 ID:W3eDTRKwO
一方コース前方…。
(;´・ω・`)「くそっ!追いつけない!」
('A`)「ブーン、このまま逃げきるぞ!」
( ^ω^)「承知だお!」
<ヽ#`∀´>「なにやってるニダ、ショボン!ウリが与えた必殺技、
ゲイボルグ
“必中の飛槍”を使うニダ!あれなら離れた相手でも倒せるニダ!」
(;^ω^)「お!?そんなものが…マズいお!」
(´ ω `)「…がう」
<ヽ`∀´>「どうしたニダ、ショボン?」
(#´・ω・`)「違うっ!僕の求める勝利はそんなものじゃない!」
('A`)「ショボン…」
318 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 20:34:54.54 ID:W3eDTRKwO
<ヽ#`∀´>「…!だったらお前にはもう期待しないニダ!…ヒッキー!」
<ヽ#`∀´>「お前の力を見せてやるニダ!」
(-_-)「…了解」
瞬間、ヒッキーのマシン、レイホークガンマの周りにつむじ風が巻き起こる!
(´<_`;)「クッ…なに?」
(;´_ゝ`)「ちょ、まっ…ってあれ?」
流石兄弟を攻撃していたハインリッヒとフサギコが動きを止める。
从 ゚∀从「あれをやるのか…」
ミ,,゚Д゚彡「チッ!いいとこなのによ!」
\(;^o^)/('(゚∀゚;∩「「?」」
(-_-)「…加速」
一言ヒッキーがそうつぶやいた瞬間、最後尾にいたレイホークガンマは弾丸のように飛び出した。
(´<_`;)「ぐっ!」
(;´_ゝ`)「はうあっ!」
ミ,,;゚Д゚彡「うっ!」
从;゚∀从「ぐおっ!」
320 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 20:47:33.69 ID:W3eDTRKwO
レイホークガンマは流石兄弟のマシンだけではなく、ハインリッヒとフサギコのマシンも吹き飛ばしながら進む。
(´<_`;)「見境なしか…」
そしてそのまま先頭グループの3台に迫る!
ソニックブーム
(-_-)「音速の衝撃波」
(;^ω^)「おっ…!なんだお、このキーンって音は!」
('A`;)「うわっ!」
(;´・ω・`)「クッ!」
3人のマシンを衝撃波が襲う!
(;'A`)「エンペラー!」
(;^ω^)「ホライゾン!」
ドクオとブーンのマシンは吹き飛ばされたものの、壁に叩きつけられるだけでするんだ。しかし、ショボンのマシンはコース外に吹き飛ばされ、溶岩へ…
(;´・ω・`)「ウイニングバード!」
321 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 20:55:20.16 ID:W3eDTRKwO
とっさにショボンがマシンに右手を伸ばす。しかしショボンもバランスを崩してしまった。コースを掴もうとした左手も虚しく空を切る…。
(´ ω `)(ああ、僕は死ぬのか…最後にまたちゃんとしたレース…したかったな)
「ショボーーンっ!」
しかし、ショボンの左手を誰かが掴んだ。
(;´・ω・`)「え…ドクオ…くん?」
(;'A`)「よかった…間に合った…」
(´・ω・`)「どうして…」
(;'A`)「どうしてって…当たり前だろ?お~い、ブーンも手伝ってくれ!」
( ^ω^)「わかったお!」
(;´∀`)「ショボンくん…良かったモナ…」
<ヽ`∀´>「ウェーハッハ!しかしこれでヒッキー以外は走行不能ニダ!ウリ達の勝ちニダ!」
325 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 21:04:59.85 ID:W3eDTRKwO
「みんなやっと見つけたんです!…うわあ~すっごい大きいコースなんです!」
そのとき、呑気な声がコースに響き渡った。
(;´∀`)「ビロード!?」
( ><)「ついてきちゃったんです!」
ビロードはキョロキョロとあたりを見渡す。
(*><)「あ、ヒッキーくんなんです!…うわぁ、ヒッキーくんのマシンすごく速いんです!僕も走らせるんです!」
ビロードはヒッキーに近寄ると、マシンを取り出し走らせた。
<ヽ`∀´>「あのガキ、モナーの息子ニカ?…よし、ヒッキー、そいつのマシンも壊すニダ!」
(-_-)「………」
しかしヒッキーは応えない。
<ヽ`∀´>「ヒッキー?聞こえないニダか?」
328 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 21:15:35.78 ID:W3eDTRKwO
(-_-)「できないよ…」
<ヽ`∀´>「どうしたニダ、ヒッキー!早く壊すニダ!」
(;_;)「友達のマシンを壊すなんて出来ないよっ!」
<ヽ;`∀´>「な…!ヒッキー!」
そう叫ぶとヒッキーは電池が切れたかのように倒れ、同時にマシンも停止した。
(;><)「ヒッキーくん、ヒッキーくん!どうしたんですか!」
(;´∀`)「いかんモナ!」
モナー博士がヒッキーに駆け寄って脈をとる。
(;´∀`)「よかった、気を失っているだけモナ…」
(;><)「よかったんです!」
( ´∀`)「この額についてるのがGPチップと連動したパーツモナね…感情が高まりすぎてオーバーヒートを起こしたモナ」
330 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 21:23:56.98 ID:W3eDTRKwO
(#´∀`)「こんな危険なものを子供につけるなんて…何を考えてるモナ、ニダー!」
モナー博士が叫ぶ。しかしニダー博士の耳には入っていないようだ。
<ヽ ∀ >「ウリの…最高…傑作が…」
(#´∀`)「まだそんなことをっ!」
<ヽ ∀ >「今日は全員走行不能…レースは後日仕切り直すニダ」
从 ゚∀从「じゃあ、場所変えますか、博士」
ミ,,゚Д゚彡「おう、撤収だ、ゴルァ!」
(´<_`#)「待て!お前たちこの状況を見て、まだニダー博士についていくつもりか!?」
从 ゚∀从「…俺たちには俺たちの事情があるんだよ」
ミ,,゚Д゚彡「あばよ」
ニダー博士、ハインリッヒ、フサギコは去っていった。
334 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 21:37:10.48 ID:W3eDTRKwO
( ><)「ヒッキーくん、ご飯ができたんです!」
(-_-)「うん…今行く」
あのレースのあと、ヒッキーはとりあえずモナー博士の家に置かれることになった。
从'ー'从「今日はハンバーグよ~」
( ´∀`)「おいしそうモナね」
(*><)「わ~い!ハンバーグ大好きなんです!ヒッキーくんはハンバーグ好きですか?」
(-_-)「うん」
( ><)「よかったんです!…ヒッキーくん、よかったらウチの子になるといいんです!ね、お父さん!」
(;´∀`)「ビロード…」
( ><)「だってそうなんです!ヒッキーくんもあんな怖いお父さんのところに帰るより…」
(-_-)「やめて…」
ヒッキーがビロードの言葉を遮る。
(-_-)「お父さんの悪口は言わないで…」
336 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 21:44:43.49 ID:W3eDTRKwO
( ><)「ごめんなさいです…」
( ´∀`)「…ヒッキーくんはあんな怖いものを取り付けられてもお父さんのことが好きモナか?」
(-_-)「…違うんです。あれは僕が自分からつけてもらったんです」
( ´∀`)「モナ?」
(-_-)「お父さん、お母さんが死んじゃってから全然笑わなくなって…。でも、僕がレースに勝つと笑ってくれて…」
(;_;)「だ、だから、ぼ、僕がもっとレースに勝てば、も、もっといっぱいマシンを壊せば、元の優しいお父さんに戻ってくれるかなって…」
339 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 21:51:05.71 ID:W3eDTRKwO
( ´∀`)「それは辛かったモナね…」
从;ー;从「かわいそうに、まだこんなに小さいのに…」
モナー博士の奥さんがヒッキーを抱きしめる。やがてヒッキーは泣き疲れて眠ってしまったようだ。
( _ )「ムニャ…お父さん、お母さん…」
( ´∀`)「なんとかしてニダー博士を正気に戻すモナ…おや、電話モナ」
モナー博士が電話に出る。
( ´∀`)「そうモナか…ニダー博士から連絡があったモナね」
341 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 22:01:23.36 ID:W3eDTRKwO
レーサーたちがモナー研究所に呼び寄せられた。
( ´∀`)「レース会場と日時が決まったモナ」
(;'A`)「本当ですか!?」
(;^ω^)「いったいどこですかお?」
( ´∀`)「ここにある鍾乳洞モナ」
(´<_` )「ああ、ここか…」
('(゚∀゚∩「知ってるの?」
( ´_ゝ`)「ニダー研究所所属のレーサーが特訓をする場所だ」
\(^o^)/「なるほど」
(´・ω・`)「中はいくつもの穴に別れていて、下手すると迷って出てこられなくなるんだよ」
あのレースのあと、ショボンも仲間に加わった。ニダー博士から受け取った攻撃的なGPチップは外し、荒巻のGPチップを装着していた。
342 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 22:12:04.64 ID:W3eDTRKwO
( ´∀`)「今回も危険な戦いになると思うモナ…それでもついてきてくれるモナ?」
('A`)「当然です」
( ^ω^)「行きますお」
('(゚∀゚∩「もちろんですよ!」
\(^o^)/「ピンクちゃんがいれば怖いものはないです」
(´・ω・`)「ある程度内情を知った僕がいれば役に立つでしょう」
( ´_ゝ`)(´<_` )「「俺たちもな!」」
( ´∀`)「みんな…ありがとうモナ。レースは明後日モナ。それまでに各自準備をして…」
「待ってください!」
( ´∀`)「ヒッキーくん!」
ヒッキーが研究室に飛び込んできた。
(-_-)「僕も…連れて行ってください!」
( ´∀`)「ヒッキーくん、また危険な目にあうかもしれないモナよ?」
(-_-)「それでも…お父さんを元に戻してあげたいんです!」
( ´∀`)「…わかったモナ。ニダー博士を元に戻せるのはヒッキーくんしかいないかもしれないモナね」
346 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 22:30:55.53 ID:W3eDTRKwO
――レース当日――
( ´∀`)「ここモナね」
(;'A`)「ここが…」
指定された鍾乳洞にはいくつかの入り口があった。そしてそれぞれの入り口にはレーサーの名前が書かれていた。
「おはよう、諸君!」
と、スピーカーからニダー博士の声が流れてきた。
「ルールの説明をしよう。見ての通り、それぞれの入り口に君たちの名前が書かれてるニダ。
君たちは自分の名前の書かれた入り口に入り、用意された相手と勝負するニダ。
出口はすべてウリのいる場所に繋がってるニダ。最初に抜け出したレーサーがウリと対決するにだ。それでは、待っているニダ」
349 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 22:46:06.43 ID:W3eDTRKwO
('(゚∀゚∩「僕は…ここだよ!」
\(^o^)/「この穴ですね」
( ´_ゝ`)「俺は…あれ?」
(´<_` )「流石兄弟って書いてあるな。2人で入れってことか」
みんなそれぞれ自分の名前のかかれた入り口に入っていく。
( ^ω^)「ブーンもいくお!」
( ´∀`)「私とヒッキーくんはどうしたらいいモナ?」
(-_-)「名前がない…」
そこへ、1人の男が現れた。
門番「モナー博士ですね?」
(;´∀`)「びっくりしたモナ!…そうモナよ」
門番「モナー博士は特別に直通通路で決勝会場までお連れします」
( ´∀`)「わかったモナ。ヒッキーくんも一緒に来るモナ」
(-_-)「はい」
(´・ω・`)「僕たちも行こうか」
('A`)「うん!」
こうして全てのレーサーが鍾乳洞に入った。
352 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 22:54:12.81 ID:W3eDTRKwO
('A`)「中は意外と広いんだな」
ドクオは鍾乳洞に入り中を見回す。外からの印象とは違い、しっかり整備されたコースのようだ。
('A`)「で、俺の相手は…!」
コースのスタート地点には1台のマシンが置かれていた。問題はそのマシンが…
(;'A`)「お、俺のとそっくりなエンペラー!?」
そう、ドクオのマシンと寸分違わぬマシンだったのだ。
「ウェーハッハ、驚いたニカ?」
スピーカーからニダー博士の声が流れる。
「君たちの相手をするのは、前回のレースを元に作成した、君たちのマシンのコピーニダ。もちろんただのコピーじゃなく、オリジナルよりもパワーアップされてるニダよ」
357 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 23:02:32.22 ID:W3eDTRKwO
「レーサーはいないけど、自動で走るようにプログラミングしてあるから心配ないニダ。それでは健闘を祈るニダ」
そこまで言うとスピーカーはブツっと切れた。
('A`)「みんな自分のマシンのコピーと戦うのか…!」
――流石兄弟たちのコース――
( ´_ゝ`)「…って流れたのに」
(´<_` )「どうしてお前たちが相手なんだ?」
ミ,,゚Д゚彡「裏切り者の始末はしなくちゃいけないからな」
从 ゚∀从「そういうこった。ありがたく思え」
(´<_` )「まあ、誰が相手でも関係ないさ」
「レーサーノミナサンハ スタートイチニツイテクダサイ」
機械音声が流れる。
「レディ…ゴー」
各コース、レースがスタートした。
361 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 23:13:06.87 ID:W3eDTRKwO
(;'A`)「うおっ!こいつ本当に俺のマシンと同じ挙動だ!」
ドクオの相手、コピーエンペラーはドクオのマシンと同じ動きを見せながら、常にドクオのマシンの一歩手前を走っている。
('A`)「よし…だったら…」
インペリアルソード
('A`)「皇帝の剣っ!!」
必殺技で追い抜きにかかる!…だが!
(;'A`)「な、なに!?」
コピーマシンも必殺技を使ったのだ。依然差は縮まらない。
(;'A`)「クソっ!」
364 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 23:22:27.90 ID:W3eDTRKwO
――決勝会場――
決勝会場ではニダー、そしてガラスに仕切られた観覧席でモナーとヒッキーがレースの様子をモニターで見ていた。
<ヽ`∀´>「ウェーハッハ、苦戦してるニダね」
(;-_-)「お父さんっ!」
( ´∀`)「ニダー、こんなことしてどうするモナ!」
<ヽ`∀´>「…ヒッキー、ずいぶんとモナーに懐いたニダね…まあ、いい。ウリが勝って、ウリの正しさを証明してみせるニダ」
366 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 23:29:20.83 ID:W3eDTRKwO
――流石兄弟――
( ´_ゝ`)「どうしてお前らはニダー博士に協力するんだ?」
(´<_` )「この前事情があると言ったな」
走りながら問いただす流石兄弟。
从 ゚∀从「言ったってお前らにはわからねーよ」
ハインリッヒのサイクロンマグナムが攻撃をしかける。
(´<_` )「おっと…!なぜそう言い切れる?」
かわしながらなおも聞く。
ミ,,゚Д゚彡「お前らとは環境が違うんだよ!」
レイスティンガーが兄者のマシンを襲う。
(;´_ゝ`)「ひゃっ!…環境?」
368 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 23:34:44.04 ID:W3eDTRKwO
从 ゚∀从「…いいだろう、話してやるよ。俺たちはな、孤児だったんだ」
(;´_ゝ`)「孤児?」
ミ,,゚Д゚彡「ああ、そうだ。誰からも必要とされず、孤児院で膝をかかえて震えてたんだ」
从 ゚∀从「そんな俺たちを引き取ってくれたのがニダー博士だった」
ミ,,゚Д゚彡「毎日の訓練は厳しかったけど、成果を出せば俺たちに笑いかけてくれた」
从 ゚∀从「俺たちを必要としてくれた」
(´<_` )「…だけどそれはお前らを利用してるだけじゃないのか?」
371 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 23:44:43.81 ID:W3eDTRKwO
从 ゚∀从「わかってるさ…」
ミ,,゚Д゚彡「それでも俺たちの居場所はここしかないんだ」
从#゚∀从「ニダー博士が、俺たちの親父なんだよ!」
(´<_`#)「だったらなんでなおさら間違った方向に進んでいるニダー博士を正してやらないんだ!」
( ´_ゝ`)「弟者…」
それまで黙っていた兄者が口を開く。
( ´_ゝ`)「言葉でいっても無駄だろう。走りで示すんだ、なおくんとオワタくんがしてくれたように」
(´<_` )「兄者…わかった!」
从#゚∀从「ゴチャゴチャうるせえ!これで終わりだ!」
ミ,,#゚Д゚彡「串刺しにしてやるぜ!」
スパイラルエッジ
从#゚∀从「螺旋の刃っ!!」
グングニール
ミ,,#゚Д゚彡「必中の槍っ!!」
ツヴァイフリューゲル
( ´_ゝ`)「「2つの翼っ!!」」(´<_` )
373 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 23:57:43.51 ID:W3eDTRKwO
――ショボン――
コピーマシンを見つめるショボン。
(´・ω・`)「今までの僕はこんなに荒々しい走りをしていたんだね…」
(´・ω・`)「無駄が多いよ…それっ!」
ショボンのマシンがコピーマシンを追い越す。
(´・ω・`)「僕にとってはこの試練は大したことないな。GPチップもとりかえて、あのときとは違う走りなんだから」
しかし、コピーマシンが輝きだす。
ゲイボルグ
(´・ω・`)「ああ、必中の飛槍か。結局僕は一度も使わなかったな。あのときだって…」
(´・ω・`)「彼らが大切なことを教えてくれたから。それに、その技は僕には通用しないよ」
ショボンのマシンが輝きだす!
(´・ω・`)「今の僕にはこれがあるからね」
ウイニングウインド
(´・ω・`)「勝利への追い風っ!!」
375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 00:06:29.69 ID:+SzuEiXTO
――オワタ――
\(^o^)/「一見そっくりに 作られてるけど まったく違います」
コピーマシンのペイントをジロジロと眺め回すオワタ
\(^o^)/「眉毛の角度が0、5度低い」
\(^o^)/「髪の色が若干薄い」
\(^o^)/「ウエスト位置が1ミリずれてる」
\(^o^)/「そしてなによりも」
\(^o^)/「愛 が た り な い 」
\(^o^)/「いきなさい TRFワークスピンクちゃんスペシャル」
マジカルチアリング
\(^o^)/「魔法少女の応援っ!!」
379 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 00:12:13.57 ID:+SzuEiXTO
――なおるよ――
('(゚∀゚∩「これはなかなかやっかいだよ!負けちゃうかもしれないよ…」
('(゚∀゚∩「…なんてね!冗談だよ!」
('(゚∀゚∩「僕たちの絆、機械なんかには断ち切れないよ!」
('(゚∀゚∩「それはそうと、僕のマシンだけ必殺技が地味だよ…漫画の技と同じだし…」
('(゚∀゚∩「まあ、いいんだよ!きっと新技フラグだよ!前向きにいくよ!」
('(゚∀゚∩「サンダードリフト走法っ!!」
382 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 00:21:37.56 ID:+SzuEiXTO
――ブーン――
( ^ω^)「君はかわいそうだおね」
コピーマシンに語りかけるブーン。
( ^ω^)「隣を走るレーサーがいないんだから」
( ^ω^)「悪いけど、先にいかせてもらうお。いくお、ホライゾン!」
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーーーーーン!
パワーブーンスター
( ^ω^)「内藤的加速装置っ!!」
383 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 00:31:15.95 ID:+SzuEiXTO
――ドクオ――
('A`)「な~に焦ってんだ俺」
('A`)「相手は機械なんだ」
('A`)「マシンとレーサーの心がひとつになったとき、必殺技が生まれる」
('A`)「レーサーの心がマシンを速くする」
('A`)「…だったらさ、最初から俺たちが負けるわけないじゃん」
('A`)「いくぜ、相棒!」
インペリアルソード
('A`)「皇帝の剣っ!!」
385 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 00:36:33.82 ID:+SzuEiXTO
――決勝会場――
モニターはブラックアウトし、何も映し出していない。
<ヽ`∀´>「ゴール間際は映さない方が、誰が最初に来るかわからなくて楽しみニダ。それとも誰も来ないかもしれないニダね。ウェーハッハ!」
( ´∀`)「彼らの中に、機械に負けるようなレーサーは1人もいないモナ」
<ヽ`∀´>「そうニダかね。…お、走行音が聞こえて来たニダ」
ニダーの言うとおり、マシンの走行音が聞こえてくる。
<ヽ`∀´>「誰が来るニカね」
決勝会場に飛び込んで来たのは…。
388 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 00:41:19.40 ID:+SzuEiXTO
(#'A`)「おーっし!ゴールだ!」
( ´∀`)「ドクオくん!」
さらに、次々と他のレーサーも到着する。
(´・ω・`)「おや、一番乗りはドクオくんかい」
( ^ω^)「結構僅差だったおね」
('(゚∀゚∩「楽勝だったよ!」
\(^o^)/「可愛いは正義」
( ´_ゝ`)(´<_` )「「流石だな、俺たち!」」
从 ゚∀从「ニダー博士、すみません…」
ミ,,゚Д゚彡「敗れてしまいました…」
<ヽ#`∀´>「ぐぬぬぬぬ…」
394 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 00:54:20.62 ID:+SzuEiXTO
<ヽ`∀´>「…まあ、いいニダ。これからウリが再起不能にしてやるニダ。お前が相手ニダね、ドクオ?」
('A`)「ああ!」
<ヽ`∀´>「スタート位置に着くニダ」
そういうとニダーはマシンを取り出す。
<ヽ`∀´>「ウリのアストロブーメランに勝てるマシンなど、この世に存在しないニダ。…そこで見てるニダ、ヒッキー!」
(-_-)「お父さん…」
スターター「それでは両選手、位置について。レディ…ゴー!」
('A`)「いっけーっ!エンペラー!」
<ヽ`∀´>「圧倒してやるニダ!アストロブーメラン!」
とうとう最後の戦いの火蓋がきって落とされた。
396 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 01:06:30.00 ID:+SzuEiXTO
まずはドクオのマシンが先行する。
('A`)「よし、いい調子だ!」
<ヽ`∀´>「クックック…やるニダ、ブーメラン!」
ニダーのマシンが輝きながら高速回転を始めるっ!
( ´_ゝ`)「あれはっ!」
从 ゚∀从「俺のマシンの技だな」
スパイラルエッジ
螺旋の刃がドクオのマシンを襲うっ!
(;'A`)「くっ、危なかった…」
なんとかかわしたエンペラー。
<ヽ`∀´>「チッ…次は外さないニダ」
('A`)「今のはハインリッヒの必殺技…どういうことだ?」
<ヽ`∀´>「クックック…ウリのアストロブーメランはウリの配下のマシンのすべての必殺技を使えるニダ」
(;'A`)「なに?」
<ヽ`∀´>「それだけじゃないニダ!すべてのニダー研究所の所属レーサーの力が、今ウリのマシンに集まってるニダ」
397 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 01:13:57.92 ID:+SzuEiXTO
(;´∀`)「あの腕についている大きな装置、ヒッキーくんが使っていた装置の強化型モナ!?なんて危険なものを…」
(;-_-)「そんな…!それじゃあお父さんは…」
( ´∀`)「…今の私たちにはレースを見守ることしかできないニダ…」
<ヽ`∀´>「おっと…ウリの配下のレーサーのすべての必殺技といったけど、間違いだったニダ」
('A`)「なんだと?」
マシンがコーナーにさしかかる。
<ヽ`∀´>「サンダードリフト走法っ!」
('(゚∀゚;∩「ぼ、僕の技だよ!」
('A`)「俺の仲間の技も使えるってわけか…」
400 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 01:20:11.10 ID:+SzuEiXTO
<ヽ`∀´>「ウェーハッハ!怖じ気づいたニダか?」
('A`)「だからなんだよ」
<ヽ`∀´>「ニダ?」
('A`)「なおさんのサンダードリフト走法はもっと鋭いぜ?」
ドクオのマシンは離されない。
<ヽ#`∀´>「ウヌヌ…パワーブーンスター!」
('A`)「だから無駄だって…」
やはりドクオのマシンは食い下がる。いや、抜き返す。
<ヽ#`∀´>「なぜニダ!お前のマシンは必殺技を使っていないというのに…!?だったらぶっ壊してやるニダ!グングニール!」
403 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 01:30:33.51 ID:+SzuEiXTO
('A`)「かわせ!」
ドクオのエンペラーがグングニールがかわす!
<ヽ;`∀´>「なぜニダ!グングニールは必中のはず…!」
('A`)「…今まであんたが使った技…そのどれもがあんた自身のものじゃない」
('A`)「必殺技ってのは、マシンとレーサーの心がひとつになって初めて生まれるもの」
('A`)「あんたとあんたのマシンには、その過程がない」
('A`)「それに、すべての配下のレーサーから力を集めてるだって?」
('A`)「力ってのは人から奪いとるもんじゃない。一緒に走って、磨き合ってお互い手に入れるものなんだ」
405 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 01:40:28.92 ID:+SzuEiXTO
('A`)「今まで勝負したライバル、一緒に戦ってきた仲間たち…」
('A`)「たとえ今一緒に走っていなくたって、そいつらの力は確かに俺と、俺のマシンの中に息づいてる。俺たちを後押ししてくれてる」
('A`)「そんな俺、いや、俺たちは」
('A`)「あんたのその借り物の必殺技、借り物の力なんかには…」
(#'A`)「絶対負けねえっ!!」
<ヽ#`∀´>「クッ、綺麗事をっ!…それならこれはどうニダ?」
ソニックブーム
<ヽ#`∀´>「音速の衝撃波っ!!」
407 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 01:50:55.40 ID:+SzuEiXTO
<ヽ#`∀´>「ウェーハッハ!全範囲攻撃ニダ!これなら避けられないニダ!」
(;^ω^)「み、耳がおかしくなるお!」
(;´・ω・`)「ここは鍾乳洞の中だから、反響して威力がさらに上がってるんだ!」
<ヽ#`∀´>「ウェーハッハ!壊れろ!みんな壊れろニダ!」
しかしドクオは慌てない。
('A`)「忘れたのか?俺たちの必殺技を」
<ヽ#`∀´>「ニダ?」
('A`)「音っていうのは空気を振動させて伝わるんだよな?」
('A`)「必殺技を使うとき、俺のマシンは剣になる」
('A`)「空気を切り裂く、天下無敵の剣になるっ!!」
(#'A`)「いくぞっ!!エンペラー!」
インペリアルゥソーーードーーーーッ!!!!
(#'A`)「皇帝の、剣ーーーーーっ!!!!」
411 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:01:34.05 ID:+SzuEiXTO
スターター「ゴ、ゴーーーール!」
(;^ω^)「か、勝ったお…?」
(;´・ω・`)「う、うん…」
('(゚∀゚;∩「ドクオくんが…」
\(^o^)/「勝ちましたよ!」
「「「「ウオオオオオオ!!!!!」」」」
みんなの歓声が地鳴りのように響き渡った。
(;'A`)「へへ…疲れたぜ…」
(*^ω^)「ドクオ、やったお!ニダー博士に勝ったお!」
(*'A`)「ああ!」
( ´_ゝ`)「「流石だな、ドクオくん!」」(´<_` )
(;´・ω・`)「ちょっと待って!ニダー博士の様子がおかしい!」
ショボンの声に一同静まり返る。
412 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:08:17.70 ID:+SzuEiXTO
<ヽ ∀ >「コワス…コワス…ミンナコワス…」
(;´∀`)「こ、これはマズいモナ!装置のせいでニダー博士の人格がおかしくなってるモナ!」
<ヽ ∀ >「コワス…コワス…」
ニダー博士のマシンがソニックブームを放ち始める!
(;´_ゝ`)「うおおっ!」
(´<_`;)「このままだと鍾乳洞が崩れ落ちるぞ!」
(-_-;)「お父さんっ…!」
(;´∀`)「ヒッキーくん、近づくと危ないモナ!」
ヒッキーはモナー博士の制止を振り切り、ニダーに駆け寄る。そして1台のマシンを取り出した。
414 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:15:29.72 ID:+SzuEiXTO
(-_-)「お父さん、見てよ、このマシン」
<ヽ ∀ >「コワス…ミンナコワス」
(;´∀`)「ヒッキーくん、ダメモナ!早く離れるモナ!」
(-_-)「ねえ、覚えてる?お父さんが初めて僕にくれたミニ四駆だよ?」
<ヽ ∀ >「オトウサン…ミニヨンク?」
ニダー博士の動きが止まる。
(-_-)「そうだよ、このトライダガーX。僕がテストで100点とったからって、ご褒美にくれたんだ」
<ヽ ∀ >「………」
(-_-)「あの頃はまだお母さんが生きてて…2人でヒッキーは偉いねって誉めてくれて…」
<ヽ ∀ >「オカアサン…ヒッキー…」
417 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:22:26.78 ID:+SzuEiXTO
(-_-)「それで、夕飯の時間まで2人でいじってて、お母さんに叱られたんだ…」
(-_-)「ねえ、お父さん…」
(;_;)「本当に覚えてないの?僕のことも、お母さんのことも…そんなの嫌だよ…思い出してよ…」
<ヽ ∀ >「ヒッキー…」
“ほ~ら、ヒッキー!今日は100点を取ったヒッキーにご褒美ニダ!”
“偉いわねぇ、ヒッキーは”
“わ~い、ありがとう、お父さん、お母さん!”
“早速一緒に組み立てるニダ”
420 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:28:22.76 ID:+SzuEiXTO
<ヽ ∀ >「ヒッキー…」
“あなた~、ヒッキー、お夕飯ができたわよ~…ちょっと、いつまで遊んでるんですか!”
“ごめんなさい!”
“す、すまんニダ”
“もう、あなたまで一緒になって…いつまで経っても子供みたいなんたがら…早く片付けて、手を洗っていらっしゃい。今夜はシチューよ”
“は~い”
“お父さん、怒られちゃったね”
“そうニダね…”
“プ…”
“フフ…”
“アーハッハ!”
<ヽ ∀ >「ヒッキー…」
424 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:34:37.94 ID:+SzuEiXTO
(つ_;)「お父さん…?」
<ヽ ∀ >「ヒッキー…!」
(;_;)「お父さん!」
<ヽ;∀;>「ヒッキー!」
('(゚∀゚;∩「き、記憶が戻った!?」
(;_;)「お父さん、僕だよ、ヒッキーだよ!わかる!?」
<ヽ;∀;>「ああ…ああっ…!ヒッキーの顔を忘れるもんかニダ!」
(;_;)「良かった、記憶が戻ったんだね!」
<ヽ;∀;>「ウリは…今までなんてことを…!」
(;_;)「大丈夫だよ!また2人でやり直そうよ!」
426 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:40:36.70 ID:+SzuEiXTO
( ;ω;)「おっお…いい話だお…」
(;'A`)「お、おい、危ないぞ!」
そのとき、ニダー博士とヒッキーの頭上の岩が崩れて落ちてきた!
(;´_ゝ`)「弟者!ツヴァイフリューゲルだっ!」
(´<_`;)「ダメだ!間に合わない…っ!」
ズシンという鈍い音と共に、砂埃が舞い上がった。
(;´∀`)「ふ、2人は無事モナか?」
428 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:45:13.76 ID:+SzuEiXTO
もうもうと立ち上がった砂埃が次第におさまる。ニダー博士とヒッキーは…。
('(゚∀゚;∩「ぶ、無事だよ!」
从 ゚∀从「俺たちの親父と弟を」
ミ,,゚Д゚彡「怪我させるわけにはいかねーだろ」
ハインリッヒとフサギコの必殺技が2人を救ったのだ!
(;'A`)「よかった…」
(;´∀`)「しかしグズグズはしていられないモナ!この鍾乳洞、いつ崩れ落ちるかわからないモナ!」
<ヽ`∀´>「…わかったニダ!出口はあっちニダ!」
\(^o^)/「急ぎましょう」
430 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:54:13.36 ID:+SzuEiXTO
ニダー博士が先頭になって出口を目指す。しかし…
<ヽ;`∀´>「ここが出口…だったニダ…」
(;´∀`)「これは…」
崩れ落ちた岩で出口が塞がってしまっていたのだ。
('(゚∀゚;∩「これじゃあ出られないよ…」
(;´・ω・`)「救助を待つにしていつ崩れるかわからない状況じゃ…」
絶望感が漂い始める。
('A`)「…みんな、聞いてくれ…俺に考えがある」
ドクオがある考えを皆に伝える。
(;^ω^)「本気かお?」
\(^o^;)/「かなりの賭けです」
('(゚∀゚;∩「だけど…」
(;´・ω・`)「他に方法はないね」
433 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 03:04:58.25 ID:+SzuEiXTO
('A`)「じゃあ、マシンを出して俺の言う通りにフォーメーションを組んで」
ドクオが先頭に立ち、右後ろにブーン、さらにその右後ろにオワタ。ドクオの左後ろにショボン、さらにその左後ろになおるよ。いわゆる魚鱗の陣と呼ばれるフォーメーションだ。
('A`)「じゃあ、いくぜ?」
ドクオがマシンのスイッチを入れる。他の4人も頷いてスイッチを入れる。
(#'A`)「いくぜ…!」
(#^ω^)「おっお!」
(#´・ω・`)「いこう!」
('(゚∀゚#∩「いくよ!」
\(^o^#)/「いきます」
5台のマシンが輝きながら、埋もれた出口に突進する!そのとき、5台のマシンと、5人のレーサーは確かにシンクロしていた!
エターナルウイング
(#'A`)(#^ω^)(#´・ω・`)「「「「「永遠の翼っ!!」」」」」('(゚∀゚#∩\(^o^#)/
437 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 03:14:31.82 ID:+SzuEiXTO
ξ゚⊿゚)ξ「ねえ、おじいちゃん、大丈夫かしら?」
/ ,' 3 「うむ、彼らなら心配ない」
ツンと荒巻はドクオたちが心配で鍾乳洞の近くまで来ていたのだ。
ξ゚⊿゚)ξ「だけど今にも崩れそうよ?」
周囲には消防隊や救急隊も来ている。しかし救助作業は難航している。
/ ,' 3 「大丈夫じゃ。彼らを信じなさい」
ξ゚⊿゚)ξ「でも…」
「お、おい!あれを見ろ!」
人々の目線が集中する。そこには岩を突き破り、輝きながらまるで翼のように飛び出す5台のミニ四駆があった。
/ ,' 3 「ほう…!彼ら本当にやりおったわい!」
440 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 03:28:24.95 ID:+SzuEiXTO
~エピローグ~
('(゚∀゚#∩「僕の勝ちだよ!」
\(^o^#)/「僕の勝ちです」
鍾乳洞でのレースから3ヶ月が経ち、今ではみんな平和な日常を取り戻していた。
(*´_ゝ`)「オワタくん、新作の痛車見せにきたよ~」
(´<_`;)「最近兄者はそればっかりだな」
覆面レーサー及びニダー博士敗れる!のニュースはあっという間にミニ四駆界に広まり、5人のレーサーは一躍有名人になった。
( ><)「いくんです、ブリッツァーソニック!」
(-_-)「負けるな、トライダガー!」
(=゚ω゚)ノ「僕だって負けないょぅ!」
( <●><●>)「勝つのは僕です」
ヒッキーくんもすっかり明るさを取り戻した。ちなみに覆面レーサーだったことは世間に内緒だ。
444 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 03:35:11.63 ID:+SzuEiXTO
「ブーンお兄ちゃん、あれ見せて!」
( ^ω^)「おっお!わかったお…」
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーーーーーン!
「すご~い!はや~い!」
ξ゚⊿゚)ξ「有名になっても変わらないわねぇ」
/ ,' 3 「そこがブーンくんのいいところじゃ」
( ´∀`)「荒巻先生、ちょっといいですかモナ?」
モナー博士は依然としてミニ四駆研究の第一人者として活躍している。
447 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 03:42:18.50 ID:+SzuEiXTO
<ヽ`∀´>「フサギコ、こっちのデータをよろしく頼むニダ」
ミ,,゚Д゚彡「わかりました」
从 ゚∀从「博士、こっちはこれでいいっすかねぇ」
ニダー博士は一連の事件の後、深く責任を感じて研究所を閉鎖する決意をした。
しかしハインリッヒやフサギコを始めとする所属レーサー、そしてモナー博士と荒巻にも説得され、研究所を続けることにした。今ではミニ四駆の技術の向上だけではなく、健全なミニ四レーサーの育成にも尽力している。
450 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 03:48:22.63 ID:+SzuEiXTO
「おい、あれがショボンだぜ!」
「やっぱりはえーな…」
(´・ω・`)「…そこの君」
「は、はい!」
(´・ω・`)「タイヤの径を小さくしてみたらどうかな?そしたら今より安定する思うよ」
「あ、ありがとうございます!」
ショボンはマシンの速さは相変わらずだが、かつての人を突き放すような雰囲気はなくなり、多くのレーサーに慕われている。ショボンのことを孤高のレーサーと呼ぶ者はもう誰もいない。
(*´・ω・`)「ハァ…ドクオくんどこにいるのかな…会いたいな…」
453 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 03:54:10.00 ID:+SzuEiXTO
そして、ニダー博士を一騎打ちで打ち破り、最もその名を上げたドクオは…
「よ~し、レースしようぜ!」
「おし、いいぜ!」
( )「俺も入れてもらっていいかな?」
「いいですよ」
「あれ、あんたの顔どこかで見たような…もしかして有名な人?」
( )「俺かい?」
('A`)「俺はただのしがないミニ四レーサーさ」
今もどこかで愛車のエンペラーを走らせているという…。
~ミニ四レーサー('A`)のようです~ 完
458 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 04:05:20.62 ID:+SzuEiXTO
川 ゚ -゚)「…という話だったのさ」
从 ゚∀从「ふ~ん…。なんだ、男同士がズッコンバッコンじゃないんだな」
川 ゚ -゚)「なんてお下品な。はしたない」
从#゚∀从「お前がいつも読んでるヤツじゃねーか!」
川 ゚ -゚)「まあ、そういうコッテリしたのも嫌いじゃないが…なんだろう、妄想する領域を残したものの方が萌えるだろう?」
从 ゚∀从「いや、まったくわかんね」
川 ゚ -゚)「そうか?」
从 ゚∀从「そうだよ。これだから腐女子ってヤツは…」
最終更新:2014年04月14日 00:28