ミニ四レーサー('A`)のようです ~プロローグ~


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/31(金) 18:21:33.64 ID:yr6hkM/lO
~プロローグ~

皆さんはミニ四駆というものをご存知だろうか?
ミニ四駆とは、田宮が開発した子供でも簡単に組める接着剤不要のはめ込み式、単三電池で走らせることができる車型のプラモデルだ。
ミニ四駆は最初こそ目立たない存在だったが、徐々にその人気を増していき、さらには漫画、アニメとタイアップするに至って二度の大ブームを巻き起こした。
…しかし、世の中というのは無常なもの。様々な娯楽が溢れるこの時代、子供たちの興味は他のものに移っていってしまった。かくして第二次ミニ四駆ブームは終焉したのである。



10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/31(金) 18:24:52.95 ID:yr6hkM/lO
しかし2005年11月、田宮は新たなミニ四駆を市場に送り出す。ミニ四駆PROである。
ミニ四駆PROとは、今まで横置きだったモーターを縦置きにし、駆動効率の改善を図ったMSシャーシを採用したものだ。
これにより、かつてミニ四駆に触れた者たちが再びミニ四駆界に帰ってきた。だが、子供たちの間では依然としてミニ四駆はマイナーなものであり、第三次ブームと呼ぶには程遠い状態だった。

しかし、その状況を大きく変える事件が起こる!



11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/10/31(金) 18:28:27.26 ID:yr6hkM/lO
20××年、モナーとニダーという2人の博士によって、ある装置が発明された。
その装置はミニ四駆につけることで自由なコーナリングを可能にした。
それだけではない、さらには持ち主の意志に共鳴して、様々な走りをすることまで可能になったのだ。その装置の名前をGPチップという。
この漫画やアニメのような新装置を搭載したミニ四駆に子供たちは飛びついた。いや、子供たちだけではない。大人までも巻き込んだ一大ブームにまで発展したのだ。
模型店には人が溢れ、草レースが行われた。さらには年に4回のSGJC(スーパーグレートジャパンカップ)が開催され、ミニ四レーサー達は日本一の栄光を目指し競い合った。
…しかし、ブームの火付け役となったモナー博士とニダー博士は、次第にミニ四駆に対する考えの違いから反目するようになり、遂には袂を分かつこととなった。
これは、そんなミニ四駆ブームの中で、後に伝説のミニ四レーサーと呼ばれるようになった、ある青年の物語である。

~ミニ四レーサー('A`)のようです~



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最終更新:2013年09月06日 14:22