('A`)が 番外編~('A`)少年の日の思い出のようです~



4 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 00:24:20.39 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
(;'A`)「クソ、薬はどこだ!」

俺は今ひどい頭痛に悩まされていた。薬がどこかにあったはずなのだが、普段から片付けをしていないのでなかなか見つからない。

(;'A`)「これも違う…この箱か?」

押し入れの中から見つけ出した小箱を開けてみる。

('A`)「いや、これは…」

箱を開けると、中には色々なものが入っていた。綺麗な石、貝殻…中にはガラクタにしか見えないものもある。

('A`)「懐かしいな…」

この箱は俺が子供の頃に宝物を集めていたものだったのだ。実家から引っ越してくるときに何気なく持ってきていたことを思い出した。

('A`)「ん、これは…」

ふとあるものが目についた。

('A`)「大径アルミベアリングローラー…」

それは、ベアリングが錆び、アルミもくすんで光を失った大径アルミベアリングローラーだった。

('A`)「そうか…こんなところにあったのか」

懐かしい気持ちが湧き上がる。このローラーには、少年時代のある思い出が詰まっていた。



5 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 00:26:25.55 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
~~~~~~~~~~

「ドクオ~、遊ぼうぜ~!」

('A`)「わかった!今行く!」

「十秒以内に来い!でないとデコピンだからな!」

(;'A`)「ちょ、無理だって!」

「うっせー!早くしろよ!じゅ~う~」


6 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 00:30:53.78 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
そいつは俺の言葉なんか気にも止めずにカウントダウンをし始めた。
あいつはやると言ったら本当にやる。それにあいつのデコピンは痛いんだ。

(;'A`)「くそ!急がなきゃ!」

大急ぎで着替えて、愛車─カーチャンに買って貰ったエンペラー─を手にして階段を駆け下りる。その間にもカウントダウンは刻々とゼロに近づいていく。

(;'A`)「カーチャン、いってきます!」

J( 'ー`)し「いってらっしゃい。気をつけるんだよ」

サンダルをつっかけ玄関から飛び出す。間に合っただろうか?

ビシィッ!

(;'A`)「イテッ!」

ああ、やっぱりだめだったか。



7 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 00:33:09.72 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
从#゚∀从「おっせーんだよ、ドクオ!2秒オーバーだ!俺様を待たせるんじゃねえ!」

(;'A`)「いって~…。10秒は無理だって、ハイン」

仁王立ちして俺を睨み付けるこいつはハインリッヒ高岡。女のくせにここらのガキ大将だ。

从 ゚∀从「まあ、いい。よし、模型屋に行くぞ、ドクオ!」

('A`)「うん、わかった」

俺達はいつもの模型屋に向かう。目的はもちろんミニ四駆のコースだ。

从 ゚∀从「おーっす!」

「よお、ハイン。ドクオも来たのか」

从 ゚∀从「早速走らせるぜ」



10 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 00:35:28.88 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
ハインがマシンを取り出す。ハインのマシンはサイクロンマグナムだ。ウルトラダッシュに超速ギヤというかっ飛び仕様(文字通りコースからかっ飛ぶ。本人はマグナムトルネードの練習だと言い張るが)で、フロントにつけた大径アルミベアリングローラーが自慢だった。

('A`)「じゃあ俺も」

対して俺のエンペラーはトルクチューンにキット付属のハイスピードギヤ。パーツを買う金がないのでほとんどノーマルだった。

从 ゚∀从「よっしゃー!いけ、マグナム!」

しかしハインのマシンは案の定第一コーナーでコースアウトした。



11 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 00:36:46.54 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
从#゚∀从「クソ、コースアウトしなきゃ俺のマシンが一番速いのに!」

('A`)「そりゃそうだけど完走できなきゃ意味ないだろ」

一方俺のマシンはコースアウトすることなく完走した。しかし致命的に遅い。ほとんどノーマルだし、電池もマンガン電池だからだ。

从#゚∀从「うっせーな!チンタラ走らせてるんじゃねえよ。男なら速さを求めるのが当たり前だろ!」

(;'A`)「いや、おまえ女だろ…」

ハインは本当に男みたいな奴だ。喧嘩だってそこらの奴には負けない。

从 ゚∀从「あーあ、俺男に生まれたかったな」



12 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 00:38:46.84 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
「ところでハイン、最近上級生が来てコースを占領してることがあるんだ」

「そうそう、そいつら乱暴でさ、2組の田中なんかパーツとられたってよ」

从#゚∀从「なんだと?よし、今度そいつらが来たら俺がぶっ飛ばしてやる」

「頼むよ、ハイン」

ハインはそういう弱いものイジメをする奴が大嫌いだった。

从 ゚∀从「よし、ドクオ!今日はこのくらいにして駄菓子行くぞ!」

('A`)「わかった…」

俺はなんだかんだいいながら、いつもハインのペースに引っ張られていた。




13 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 00:40:30.43 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
从 ゚∀从「おばちゃん、チューペットちょうだい!」

「あいよ!」

从 ゚∀从「ドクオ、半分やるよ。俺が先っちょとんがった方な!」

そういうとハインはアイスキャンディーを半分に割り、片方を俺にくれた。

('A`)「ありがとう」

こういうときに遠慮してもハインは絶対引き下がらない。俺はそれをよく知っていたのでありがたくいただく。

从 ゚∀从「あ~あ、夏休みもそろそろ終わりか…」

('A`)「そうだね…」

2人で店の前のベンチに座ってアイスキャンディーを食べる。

从 ゚∀从「…あのさ、ドクオ」

('A`)「ん?なに?」

从 ゚∀从「いや、やっぱりなんでもねえ」

('A`)「?そう」



14 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 00:42:37.05 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
从 ゚∀从「…よし、食いおわったし帰るとするか。またな、ドクオ!」

('A`)「うん、またね」

ハインはバタバタと走り去っていった。なんだかいつもと違う気がしたが気のせいだろうか?

('A`)「ただいま!」

J( 'ー`)し「おかえり、ドクオ。今日の夕飯はドクオの好きなハンバーグだよ」

('∀`)「本当?やったぁ!」

J( 'ー`)し「すぐに支度するから手を洗ってらっしゃい」

('∀`)「は~い!」

夕飯を食べながら今日あったことをカーチャンに話す。

('A`)「それでね、ハインがね…」

J( 'ー`)し「ドクオは本当にハインちゃんと仲良しだねぇ」

(;'A`)「そ、そんなんじゃないよ」

J( 'ー`)し「はいはい」


15 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 00:44:33.02 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
('A`)「よし、今日も書くぞ」

夕飯を食べた俺は机に向かっていた。といっても勉強ではない。

('A`)「フロントは可変ダウンスラストローラーにするかな」

俺が広げているのはミニ四駆の改造本の改造計画を書き込むページだった。

この攻略本は普段飲んだくれてばかりのトーチャンが、珍しく俺に買ってくれたものだった。

('A`)「ローラーはやっぱり大径アルミベアリングローラーだよな」

計画といっても、貧乏で小遣いも少ないので、そんなパーツを買えるわけがない。しかし想像するだけでも十分に楽しかった。


16 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 00:46:38.96 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
从 ゚∀从「おい、ドクオ!おまえのマシンやっぱりおせーな!」

('A`)「うっさいなぁ…」

俺達は今日も模型屋に来ていた。しかし今日はいつにもましてハインが俺に絡んでくる。

从 ゚∀从「お、なんだその改造本?見せてみろよ!」

('A`)「あっ!」

ハインが俺の改造本をバッと取り上げた。

从 ゚∀从「お、改造計画書き込んであるじゃん。…なになに、えんぺらーうるとらみらくるはいぱーすぺしゃる?ギャハハ、だせぇwww」

( A )「…えせよ」

从 ゚∀从「え?」

(#'A`)「返せって言ってるんだよ!」



17 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 00:48:14.84 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
俺の改造計画。確かに実現することはできないだろう。しかし、そこには俺の夢が詰まっていた。それをバカにされたのだ。黙ってはいられなかった。

(#'A`)「俺もう帰る」

ハインから本を取り返すと、模型屋の外へと飛び出した。

从;゚∀从「お、おい、ドクオ!」

从 ゚∀从「…ちぇっ、なんだよ」

それからはハインと遊ぶことを意識的に避けた。店で会っても顔を背けて一言も口を聞かなかった。
………。

('A`)「ふう、このくらいにしとくか」

今日は夏休み最終日だ。宿題はすでに終わらせていたので、模型屋にミニ四駆を走らせに来ていた。


19 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 00:52:54.20 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
いつもは子供で賑わう店内も、今日は心なしか空いている。みんな宿題に必死になっているのだろうか?ハインの姿もなかった。

('A`)(…なんだよ、あんな奴!)

無意識にハインを探していた自分に気づき、頭を横に振る。あいつから謝ってくるまで許すつもりはなかった。

('A`)「…今日はもう帰るか。…っ!」

店から出るとき、人とぶつかってしまった。

('A`)「ご、ごめんなさい」

「いってーな…おい、おまえどうしてくれるんだよ!」

「へへ、ボコッちゃうか?」

(;'A`)(こいつら…噂の!)



20 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 00:54:15.02 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
俺はどうやらマズい相手にぶつかってしまったらしい。最近コースを占領したり、下級生からパーツを巻き上げているという上級生に違いない。

「おい、ぶつかったんだからイシャリョウ払えよ」

「お、こいつミニ四駆持ってるぜ?」

「ふるくせーマシンだな。まあ、いい。こいつで勘弁してやる」

(;'A`)「ああっ!」

マシンを取り上げられてしまった。しかしカーチャンから買ってもらった大事なエンペラー。みすみすとられるわけにはいかなかった。

(;'A`)「か、返して!」

「うっせーなぁ!」

ドンと突き飛ばされて尻餅をついた。相手は6年生だろうか?腕力ではかないそうにない。



22 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 00:57:16.59 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
(;A;)「うう…」

店内に数人いる同級生も見てみぬふりをしている。自分が絡まれるのが怖いのだ。

(;A;)(ちくしょう!ちくしょう!)

このまま泣き寝入りするしかないのか?そのときだった。

「てめえら、ドクオになにしてんだっ!!」

从# ゚∀从

俺が顔を上げると、そこにはハインが憤怒の表情で仁王立ちしていた。

('A`)(ハインっ!)

「お、なんだおまえは?」

「女のくせに俺たちに逆らう気かよ?」

从 ゚∀从「ドクオ、大丈夫か?」

ハインが俺に手を差し伸べて立ち上がらせてくれる。



23 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 00:58:57.14 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
('A`)「う、うん」

从 ゚∀从「おまえ男のくせになにメソメソ泣いてんだよ?」

(;'A`)「う、うっせー!泣いてねーよ!」

从 ゚∀从「そんなことよりドクオ、おまえのマシン取り返すぞ!」

('A`)「うん!」

「ギャハハ、マジでやる気かよ!」

「ボコボコにしてやんよw」

上級生2人が相手だ、怖くないといえば嘘になる。しかし、ハインと一緒なら…。
从#゚∀从「いくぜ!ドクオ!」

(#'A`)「おう!」

「へへ、こいよ…グフっ!」

从#゚∀从「先手必勝!」

ハインが相手の一人に強烈な金的蹴りを食らわせた。

「てめぇ!きたねぇぞ!」



25 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 01:00:47.76 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
もう一人がハインに後ろから飛びかかる。

(#'A`)「させるか!」

俺はすかさずそいつに飛びつき髪をひっぱる。

「いてて、離せよ!」

離すもんか。俺は殴られても必死にしがみつき、髪を引っ張り、ひっかいた。ハインの方も起き上がった相手とやりあっているようだ。
しかしさすがに体格差が大きすぎる。

从 ×゚∀从「はぁ、はぁ」

(×'A`)「くそ…」

「へへ、手こずらせやがって…」

「覚悟しろよ…!」

頑張ったけどダメか…あきらめかけたそのときだった。



27 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 01:02:31.52 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
「や、やめろよ!」

「そうだ、俺たちも相手になるぜ!」

从×゚∀从「お、おまえら…」

今まで見てみぬふりをしていた周りの連中が加勢に出たのだ。

「いつも俺たちをいじめやがって!」

「そうだ、もう許さないぞ!」

みんな年下とはいえ、それなりに人数がいる。上級生もたじろいだようだ。

「わ、わかったよ!」

「こいつを返せばいいんだろ?」

从#゚∀从「それだけじゃねえ!今まで下級生から取り上げたもの、全部置いていけ!」

「わ、わかった…」

「ほら…これでいいか?」

从#゚∀从「…よし!さっさと消えろ」

上級生2人組は、罵声を浴びながらすごすごと帰っていった。



30 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 01:05:36.42 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
(×'A`)「…ハイン」

从×゚∀从「…ドクオ」

(×'∀`)从× ゚∀从「「やったな!!」」

俺たちは傷だらけの顔で笑いあった。

………。

从×゚∀从「………」

(×'A`)「………」

俺たちはいつもの駄菓子のベンチに座って、いつものアイスキャンディーを半分にして食べていた。口の中を切ったので、アイスキャンディーがしみる。ハインも同じようで、少し顔をしかめている。


32 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 01:07:44.55 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
从×゚∀从「……あのよ」

(×'A`)「……なに?」

从×゚∀从「この前は悪かった」

(×'A`)「もういいよ」

从×゚∀从「あのさ…」

(×'A`)「…なに?」

从×゚∀从「…いや、やっぱいい」

(×'A`)「…なんだよ」



33 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 01:09:44.47 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
やっぱりハインは少し変だ。夏休みが終わるのが悲しいんだろうか。

从×゚∀从「…ドクオ、これやるよ。」

(×'A`)「え?」

そう言いながら差し出したハインの手には、大径アルミベアリングローラーがのっていた。

(×'A`)「…いや、おまえこれすごく大事にしてたじゃん。いいの?」

从×゚∀从「おう…そうだ、代わりにこいつよこせ!」

そういうとハインは俺の改造本を取り上げた。

(;'A`)「ちょ…まぁ、いいか」

大径アルミベアリングローラーとの交換なら、悪くはないだろう。


35 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 01:11:46.76 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
从×゚∀从「…さて、そろそろ帰るか!」

(×'A`)「うん、そうだね」

もうすっかり夕方になり、街は夕日に染められていた。

(×'A`)「じゃあ、ハイン、また明日学校でな」

从× ∀从「おう…また……明日…な」

そう言うとハインは一気に駆け出した。

(×'A`)「あ…」

エンペラーを取り返してもらったお礼を言うのを忘れていた。

(×'A`)「まあ、いっか。どうせ明日会えるし」



38 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 01:13:47.05 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
…………。
今日からまた学校が始まった。休みが終わってしまったのは残念だが、久しぶりにクラスメイトたちに会うということもあって、テンションが上がっていた。

('A`)「あれ…あいつまだ来てない」

そろそろ始業のチャイムがなるというのにハインの姿は教室にない。

('A`)「初日から遅刻か…仕方ない奴だな」

とうとうチャイムがなり先生が教室に入って来たが、ハインは現れなかった。

「はい、皆さん、静かに。夏休みは楽しかったですか?」

先生が話すのを上の空で聞いていた。

「始業式に入る前に皆さんに大事なお話があります」

「高岡さんがお父さんの仕事の都合で東京の学校に転校することになりました」

('A`)「………!」

教室が一瞬静まり返ったあと、ざわめきが広がり出す。


41 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 01:16:08.14 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
女子の一人が手を挙げて質問する。

「先生~、高岡さんはもう学校に来ないんですか?」

「ええ、昨日の夜に引っ越したそうです。本人の希望で皆さんには今日伝えることになりました」

「え~、なんだよあいつ、水くせぇ」

「ホントだよ~!」

('A`)「あいつ…どうして…」

先生がまだなにかしゃべっていたが、もうなにも耳に入らなかった。俺はそのあと一日中、上の空で過ごした。

( A )「…ただいま」

J( 'ー`)し「おかえりなさい。ドクオ、聞いたわよ?ハインちゃん引っ越しちゃったんだって?寂しくなるわねぇ」

( A )「…うん」

俺は自室に行き、机の引き出しを開けた。そこには昨日ハインからもらった大径アルミベアリングローラーが入っていた。

( A )「…どうして」

(;A;)「どうして俺に一言も言わないんだよ!」

まだ昨日のお礼を言ってなかった。それだけじゃない、他にももっと色々言いたいことがあった。それなのに…。

(;A;)「ちくしょう!ちくしょう!」



44 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 01:18:28.04 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
…………。

「ハイン、本当にみんなとお別れしなくてよかったの?1日くらいなら日程ずらせたのに…」

从 ∀从「うん…いいんだ」

「そう?それならいいけど…」

新しい部屋に入り、ドクオからもらった本を開く。

从 ∀从「…られるかよ」

从 ;∀从「あいつに涙なんか見せられるかよ!」


~~~~~~~~~~~~~~


46 : ◆ItodYKFaCM :2008/09/22(月) 01:21:28.92 (p)ID:vUR0zoDfO(31)
('A`)「………」

('A`)「頭痛薬探すか…」

頭痛薬はそのあとすぐに見つかった。しかし、そのときすでに頭痛は治まっていた。

('A`)「…よし、頭痛も治ったし行くか!」

俺はもう一度大径アルミベアリングローラーを見つめると、何気なくポケットに入れた。そしてエンペラーPROをバッグに入れ、荒巻模型店に向かうのだった。


番外編~('A`)少年の日の思い出のようです~ 完




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最終更新:2013年09月06日 13:58