('A`)がミニ四駆をふたたび走らせるようです 第8話

3 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 18:17:56.46 ID:jWv+OLURO
(´・ω・`)「ドクオくん、その机をこっちに持ってきてくれないか?」
('A`)「あ、うん」
ξ゚⊿゚)ξ「コースはまだかしら?」
( ^ω^)「そろそろモナーさん達がが持ってきてくれるはずだお」
今日はいよいよ荒巻模型主催のミニ四駆大会が行われる。今、俺たちは会場となる公民館で準備をしているのだ。
(´・ω・`)「ピットスペースはこんなものでいいかな」
('A`)「ふう、疲れた」
と、そこで車の止まる音がした。
( ´∀`)「準備は進んでるモナ?」
('(゚∀゚∩「コースを持ってきたよ!」
/ ,' 3 「すまんのぅ、モナーくん、なおくん」
( ´∀`)「どういたしましてモナ」
田宮から借りたコースを荒巻模型から公民館に運ぶため、モナーさんとなおさんに車を出してもらったのだ。
\(^o^)/「お安い 御用です」
('(゚∀゚∩「オワタくんはなにもしてないよ!」
\(^o^)/「コースを 車まで運ぶのを 手伝いましたよ」
( ´∀`)「正直2人で十分だったモナ」
\(;^o^)/「モナーさんまで そんな」
( ^ω^)「おっお、そんなことよりコースを組み立てるお」
皆でコースを運びこむ。田宮から借りることができたのはジュニアサーキット3セットだ。

4 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 18:19:43.93 ID:jWv+OLURO
( ^ω^)「本当はもっとセクションパーツとか借りたかったお」
(´・ω・`)「うん。でもコースの貸し出しはジュニアサーキット3セットまでって決まってたんだから仕方ないよ」
( ^ω^)「おっお…我慢するお」

と、そこへ再び車の止まる音が。
( ^ω^)「お?誰かお?参加者の人が間違えて早く来ちゃったのかお?」
「オワタく~ん、ここでいいの?」
\(^o^)/「ふっふっふ 来たようですね こっちです」
どうやらオワタさんの知り合いのようだ。
( ´_ゝ`)「ふい~、着いた着いた」
(´<_` )「兄者は座ってただけじゃないか」
軽トラから降りてきたのはそっくりの顔をした2人の男だった。
\(^o^)/「紹介します ネットで知り合ったミニ四駆仲間の…」

( ´_ゝ`)「流石兄弟の兄、兄者です」
(´<_` )「弟の弟者です」
と、2人は自己紹介した。俺たちも次々と自己紹介を済ませた。
\(^o^)/「ところで 例のものは持ってきてくれましたか」
( ´_ゝ`)「もちろんだ!オワタくん!さあ、弟者、持ってくるんだ!」
(´<_`# )「兄者も来い!」
と、2人が軽トラから運んできたものは…。
('A`)「これは…!」
( ^ω^)「おっお!」
(´・ω・`)「なんと!」

6 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 18:21:40.75 ID:jWv+OLURO
皆一様に驚きの声をあげる。それもそのはず、流石兄弟が運んできたのはジュニアサーキット数セットと、スロープ、バンク、ウェーブといったコースのセクションパーツだったからだ。
( ´∀`)「これはすごいモナ。いったいどうやって手に入れたモナ?」
( ´_ゝ`)「ふっふっふ、前に潰れた模型屋から引き取ったのさ!」
(´<_` )「相談なしに勝手に貰ってきて。そんなゴミを貰ってくるなって怒る母者を説得したのは俺なんだからな」
( ´_ゝ`)「まったく、どうして母者は兄である俺より弟者の意見を重視するんだろう?」
(´<_` )「それは兄者がニートで俺が社会人だからだと思うぞ」
一同「……」
みな黙り込んでしまった。さすがにオワタさんの知り合いだけはある。
(#´_ゝ`)「なにも初対面の人達の前で言うことないじゃないか!弟者のバカ!もう知らない!」
(´<_`#)「だったら働け!この穀潰しが!」
なにやら兄弟喧嘩が始まってしまったが、こんなことをしていたら大会の開始時間になってしまう。( ^ω^)「おっお、2人ともありがとうございますお。おかげでコースレイアウトの幅が広がりますお」
('(゚∀゚∩「さっそくコース設置に取りかかるよ!」
一同「おーっ!」

7 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 18:24:40.17 ID:jWv+OLURO
(´・ω・`)「こっちにストレートを敷いて…」
( ´∀`)「バンクはここモナね」
(#´_ゝ`)「うぉぉぉぉぉぉ!!!!」
(´<_`#)「兄者!何スピードチェッカーを指で転がして遊んでるんだ!」
(#´_ゝ`)「邪魔するな弟者ッ!今30㎞の壁を…」
(´<_`#)「働け!」
(;'A`)(大丈夫かなあの人)
一部を除いて準備は順調に進んでいる。そして…
( ^ω^)「できたお!」
('A`)「結構大きいね」
(´・ω・`)「面白そうなコースだ」




完成したコースを眺めわたし、しばし満足感に浸る。しかしいつまでもそうしてはいられない。
( ´∀`)「レースどうするモナ?」
( ^ω^)「ジュニア、エキスパートク、オープンクラスの順番で行いますお。流れ的には各クラスともフリー走行、車検、レースの流れでいきますお」
('A`)「予選とかはどうするの?」
( ^ω^)「おっお、1位の人だけが次のレースに進めるお」
('A`)「1位だけか…」
(´・ω・`)「3レーンだから仕方ないね」
ξ゚⊿゚)ξ「車検とかは基本的に私とおじいちゃんでやるわ。あんたたちも走らせるんでしょ?スタッフが走らせてたら色々とまずいわ」
(;^ω^)「お…2人だけで大丈夫かお?」
/ ,' 3 「ふぉっふぉ、任せなさい」

8 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 18:27:31.18 ID:jWv+OLURO
ξ゚⊿゚)ξ「あんまり忙しいようならみんなにも手伝ってもらうわ」
\(^o^)/「承知しました」
('(゚∀゚∩「わかったよ!」
そんなこんなで受付開始時間になった。( ><)「こんにちはなんです」
( <●><●>)「こんにちは」
(=゚ω゚)ノ「こんにちはですょぅ」
最初にやってきたのはビロードくん達だった。
( ><)「友達のワカッテマスくんとぃょぅくんなんです」
( ´∀`)「ビロード、ヒッキーくんは来ないモナ?」
( ><)「ヒッキーくんはお父さんと一緒に来るそうなんです」
ヒッキーくんのお父さんも来る。ヒッキーくんが持っているあのすごいマシンを作った人だ。いったいどんな人なんだろうか。
( ><)「あ、来たんです!」
(-_-)「……」
<ヽ`∀´>「こんにちはニダ。コラ、お前もちゃんと挨拶するニダ!」
(-_-)「…こんにちは」
('A`)(なんだか怖そうな人だなあ)
ヒッキーくんのお父さんは大人しいヒッキーくんとは対称的に、いかつい人だった。
( ´∀`)「これはこれはニダーさん、お久しぶりですモナ」
<ヽ`∀´>「どうも、お久しぶりニダ、モナーさん。ところでモナーさんもなかなか速いマシンを作るらしいニダね。今日のレースが楽しみニダ」

9 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 18:29:08.67 ID:jWv+OLURO
( ´∀`)「おや、ニダーさんも参加されるモナ?」
<ヽ`∀´>「もちろんニダ!息子と2人で全てのクラスで優勝してみせるニダ。なあ、ヒッキー!ウェーハッハッ!」
(-_-)「……」
(;'A`)(なんだかなぁ…)
その後も参加者が続々と集まってくる。
「お、懐かしいな」
「結構広いコースじゃん」
「俺のマグナムを見てくれ…こいつをどう思う?」
「すごく…フルカウルです…」
( ^ω^)「おっお、思ったより参加者が多いお!」
多く見られるのは第二次ブーム世代の復帰組だろうか、しかしそれ以外にも日曜日ということもあってか、親子連れの姿も見える。
ξ゚⊿゚)ξ「車検が始まるまでは各自フリー走行を楽しんでください」
ツンさんのその一声に皆楽しそうにマシンを走らせ始める。「あ、コースアウトしちゃった!」
「よし、完走できたぞ!」
「タイヤが外れた…」
( ´_ゝ`)「ふふふ…俺たちも走らせるか、弟者よ」
(´<_` )「そうだな、兄者」
流石兄弟のマシンはなんなんだろうか。気になった俺は聞いてみることにした。
('A`)「お二人のマシンはなんなんですか?」
( ´_ゝ`)「よくぞ聞いてくれた!」
(´<_` )「俺たちのマシンは…」
( ´_ゝ`)(´<_` )「「こいつだ!」」

11 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 18:31:31.76 ID:jWv+OLURO
2人が取り出したマシンは2台ともノーマルカラーのベルクカイザーだった。しかし俺はなぜか違和感を感じた。
(;'A`)「…!これは!」
( ´_ゝ`)「どうやら気づいたようだな」
ベルクカイザーは漫画、アニメの爆走兄弟レッツ&ゴーに登場したマシンだ。それまで左右対称が当たり前という常識を覆した、左右非対称のボディを持つマシンだ。
アニメではコクピットが右側にあるR型と、左側にあるL型が登場したが、実際商品化されたのはR型だけだった。しかし、弟者が持つマシンは…
(;'A`)「コクピットが左側にある!」
そう、商品化されていないはずのL型だったのだ。
( ´_ゝ`)「驚いたかね?他のマシンからコクピットを移植したり、プラ板を使って改造したんだ」
(´<_` )「どうして兄者が偉そうなんだ。それを作ったのは俺じゃないか。兄者はただのノーマルだろう」
( ´_ゝ`)「かたいこと言わずに、さあ、ツヴァイフリューゲルしようじゃないか。ツヴァイラケーテでもいいぞ?」
(´<_` )「…現実では無理だ、兄者」
そんなやりとりをしていると、コースの方からどよめきが聞こえてきた。
( ><)「ヒッキーくんのマシン速いんです!」

13 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 18:33:42.31 ID:jWv+OLURO
ヒッキーくんがマシンを走らせている。やはり桁違いの速さだ。
<ヽ`∀´>「ウェァーハッハッ、流石ウリの息子ニダ!」
(-_-)「……」
しかし…
「あんな小さな子のできる改造じゃないよな?」
「お父さんが作ったんじゃない?」
「親父マシンって奴か…」
「なんか卑怯だな」
周りがひそひそと噂をしはじめる。
( ´∀`)「あんまり良くない雰囲気モナね…」
('A`)「モナーさん…」
( ´∀`)「まあ、もう少し様子を見るモナ。子供たちに任せるモナ」
/ ,' 3 「これより車検を開始します。ジュニアクラスに参加する人は並んでください」
ここで一旦フリー走行は中止され、いよいよレースが行われる。
(´・ω・`)「僕とブーンは車検を手伝ってくるよ。思ったより参加者が多かったからね」
('A`)「あ、うん」
車検が終わり、組み合わせをくじで決め、第一レースが始まる。
(=゚ω゚)ノ「いってくるょぅ!」
( ><)「ぃょぅくん頑張るんです!」
( <●><●>)「頑張ってください」
ビロードくんの友達のぃょぅくんが出るようだ。
ξ゚⊿゚)ξ「レディ…ゴー!」
ツンさんの合図で3台のマシンがいっせいにスタートする。どのマシンもスピードはそんなに出ていないが、コースアウトすることなく走り続ける。

14 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 18:35:25.84 ID:jWv+OLURO
(=゚ω゚)ノ「いくんだょぅ、スピンアックス!」
ぃょぅくんのマシンは二番手で最終回に入る。前のマシンとのマシンはなかなか詰まらない。そして…
ξ゚⊿゚)ξ「ゴール!」
結局ぃょぅくんのマシンは前のマシンをかわせず、2位に終わった。
( ><)「惜しかったんです」
( <●><●>)「ナイスファイトだったのはワカッテマス」
(=゚ω゚)ノ「負けちゃったょぅ…だけど…楽しかったょぅ!」
第1レースが終わり、第2レース、今度はヒッキーくんとワカッテマスくんが出るようだ。
( <●><●>)「それではいってきます」
(=゚ω゚)ノ「僕の分まで頑張ってょぅ」
( ><)「2人とも頑張るんです!」
<ヽ`∀´>「ヒッキー、必ず勝つニダ!」
(-_-)「…うん」
ξ゚⊿゚)ξ「レディ…」
(-_-)「…あっ!」
と、ここでヒッキーくんがフライングをしてしまった。
<ヽ`∀´>「ヒッキー、なにやってるニダ!」
ニダーさんがヒッキーくんを怒鳴りつける。
<ヽ`∀´>「お前はただスイッチを入れて普通にスタートさせれば必ず勝つニダ!」
途端に会場の空気が悪くなる。
(#'A`)(このバカ親父…!)
( ´∀`)「まあまあ、ニダーさん、気楽にいくモナ」
モナーさんがなだめに入り、再スタートの準備がされた。

15 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 18:36:55.79 ID:jWv+OLURO
ξ゚⊿゚)ξ「レディ…ゴー!」
( <●><●>)「いくんです、ビートマグナム!」
(-_-)「……っ!」
<ヽ`∀´>「なにやってるニダーっ!」
今度はフライングすまいと緊張したのだろうか、ヒッキーくんのマシンは大きく出遅れてしまった。
しかし速さが違いすぎる。ワカッテマスくんのマシンも小学生が作ったにしてはなかなか速いが、ヒッキーくんのレイホークγの相手ではない。みるみる差をつめられ、とうとう抜かれてしまった。
ξ゚⊿゚)ξ「ゴール!」
( ><)「ヒッキーくんやっぱり速いです!ワカッテマスくんも惜しかったんです!」
(=゚ω゚)ノ「……」
( <●><●>)「……ズルいんです」
ワカッテマスくんがボソッと呟いた。ワカッテマスくんだけではない。周りの人たちも囁いている。
「またあの子か…」
「なんなんだよあの親父」
「負けた子が可哀相…」
(-_-;)「……」
<ヽ`∀´>「よくやったニダ!…どうしたニダ?もっと喜ぶニダ!」
(-_-)「……」
(#^ω^)「もう我慢できないお!あのバカ親父にガツンと…」
たまらずブーンがニダーさんの元へ向かおうとする。しかし、
( ´∀`)「待つモナ、ブーンくん」
モナーさんが押しとどめる。
(#^ω^)「でも…」

17 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 18:41:21.54 ID:jWv+OLURO
( ´∀`)「もう少し様子を見るモナ」
(#^ω^)「…わかりましたお。モナーさんがそう言うなら」
そして第3レースが行われる。ビロードくんの番だ。
ξ゚⊿゚)ξ「レディ…ゴー!」
( ><)「頑張るんです、ブリッツァーソニック!」
3台のマシンが飛び出すが、ビロードくのマシンは明らかに他に2台にスピード負けしている。
('A`)(これは…厳しいかな)
しかし…
「ああっ!」
「くそっ!」
なんと前の2台が揃ってコースアウトしたのだ。
ξ゚⊿゚)ξ「ゴール!」
そして、完走したビロードくんが決勝への切符を手に入れた。
(*><)「やったんです!1位なんです!」
(=゚ω゚)ノ「よかったょぅ!」
( <●><●>)「決勝も頑張ってください」
( ´∀`)「よくやったモナ」
こうして決勝に進む3人が決定した。
第一レース1位:タケシ
第二レース1位:ヒッキー
第三レース1位:ビロード

<ヽ`∀´>「ウェーハッハッ!次勝てば優勝ニダ!頑張るニダ、ヒッキー!」
(-_-)「……」
「どうせあの子が勝つに決まってるよ…」
「親が作ったマシンだもんね」
「ずるいよなぁ」
(*><)「ヒッキーくん、決勝で一緒に走れるんです!嬉しいんです!」
(-_-)「…ビロードくん…」

19 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 18:52:40.39 ID:jWv+OLURO
(*><)「お互いいいレースをするんです!」
ξ゚⊿゚)ξ「選手はスタート位置についてください」
<ヽ`∀´>「ほら、行くニダ、ヒッキー」
(-_-)「お父さん…!」
ヒッキーくんが今までにない表情を見せた。
(-_-)「ぼ、僕、このマシン使わない!」
~<;ヽ`∀´>「ど、どうしてニダ?」
(-_-)「ちゃんと…自分で作ったマシンで勝負したいんだ。このマシンで…!」
<ヽ`∀´>「そのマシンは…!」
ヒッキーくんが取り出したのはトライダガーZMCだった。ニダーさんの作ったマシンとは違い、エアロハイマウントローラーなどを使った子供らしい改造が施されている。
(-_-)「お父さん、覚えてる?」
<ヽ`∀´>「もちろんニダ…ウリがヒッキーに初めて買ったミニ四駆ニダ」


「ヒッキー、そこは違うニダよ。こっちのパーツニダ」
「え~?ここでいいんだよ?ほら!」
「…お父さんが間違ってたニダ」
「もう、お父さんってば!」
「「あっはっは!」」


<ヽ`∀´>「……」

(-_-)「お父さん…」
<ヽ`∀´>「…わかったニダ。その代わり条件があるニダ」
(-_-)「条件?」
<ヽ`∀´>「目一杯楽しんでくるニダ!」
(^_^)「うん!」
(-_-)「…みんな、その、ごめんなさ…」

20 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 18:54:25.06 ID:jWv+OLURO
( <●><●>)「君の気持ちはワカッテマス」
(=゚ω゚)ノ「気にすることないんだょぅ!」
( ><)「???どうしたんですか?」
(-_-)「みんな…ありがとう!ごめんなさい!」
( <●><●>)「次は負けません」
(=゚ω゚)ノ「今度僕とも勝負するんだょぅ」
( ><)「ヒッキーくん、決勝始まるです!行くんです!」
(-_-)「うん!負けないよ!」
( ><)「僕も負けないんです!」
3人がスタート位置につき、
ξ゚⊿゚)ξ「レディ…ゴー!」
レースがスタートした。
<ヽ`∀´>「モナーさん…」
( ´∀`)「なんですか、ニダーさん?」
<ヽ`∀´>「ウリはどうやら父親として間違っていたようニダ。…あの子は前の学校でいじめられていて、全然笑わなくなったニダ」
( ´∀`)「そうだったモナか…」
<ヽ`∀´>「だからもう誰にも負けないように強くなってほしくて、厳しく当たってしまっていたニダ。…だけど、それが結果的にヒッキーをさらに追い詰めていたニダ」
(^_^)「いっけ~、トライダガー!」
(*><)「負けるなです、ソニック!」
(=゚ω゚)ノ「良い勝負ですょぅ」
( <●><●>)「勝負の結果はワカリマセン」
<ヽ`∀´>「あんなに楽しそうに笑うヒッキー、久しぶりに見るニダ」

22 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 18:56:07.63 ID:jWv+OLURO
( ´∀`)「子供たちは僕たちの想像以上にしっかりしてるモナ。だからときには信頼して、見守ってあげることも大切モナ」
<ヽ`∀´>「ウリはそれができなかったニダ…お恥ずかしい…」
( ´∀`)「だけどニダーさんのヒッキーくんを思う気持ちもきっと伝わってるモナ」
<ヽ`∀´>「そうだといいニダ…。ビロードくんたちには本当に感謝してるニダ。子供たちから学ぶことも色々あるニダね」
( ´∀`)「全くモナ」
ξ゚⊿゚)ξ「ゴール!」
勝負の行方は…
(*><)「やったんです!優勝したんです!」
(-_-)「負けちゃった…」
( ´∀`)「おめでとうモナ」
( ><)「ありがとうです、お父さん!」
<ヽ`∀´>「ヒッキー…よくやったニダ!」
(-_-)「でも負けちゃった」
<ヽ`∀´>「そんなことはどうでもいいニダ。それより…楽しめたニダか?」
(^_^)「うん!」
<ヽ`∀´>「よし!」<ヽ`∀´>「みんな…これからもヒッキーと仲良くしてあげて欲しいニダ」
( ><)(=゚ω゚)ノ( <●><●>)「「「もちろん!」」」

( ^ω^)「よかったお!本当によかったお!」
(´・ω・`)「モナーさんなかなかやるね」
('A`)「みんないい子たちだなぁ」

23 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 18:59:13.90 ID:jWv+OLURO
子供たちの友情に感動する俺たちであったが、そこへ…
「ウィーーッス!」
すっかり忘れていたブーンの勝負の相手が現れた。
ミ,,゚Д゚彡「お、なかなか盛り上がってるじゃん」
(#^ω^)「来たかお。コテンパンにしてやるお」
ミ,,゚Д゚彡「へへ、それはこっちのセリフだぜ」
フサギコが勝ったらツンさんと付き合える、ブーンが勝ったらフサギコがツンさんに付きまとうのを止める、という条件で勝負を行うのだ。
ξ゚⊿゚)ξ「負けるんじゃないわよ、ブーン」
( ^ω^)「おっお、任せるお」
ミ,,゚Д゚彡「待ってな、ツンちゃん。すぐに俺のものにしてやるから」
/ ,' 3 「ふぉっふぉ、それではレースの組み合わせを決めるかの。とりあえずブーンくんとフサギコくんは一緒のレースじゃな?」
エキスパートクラス参加者は全部で18人と、ジュニアクラスの倍の人数だ。
予選で6レース行い、それぞれ1位の選手が準決勝に進む。準決勝で1位になった2人と、2位の選手の内タイムの速い方が決勝に進出する仕組みだ。
第一レースの組み合わせはくじ引きによって決めることになっていたが、ブーンとフサギコだけは例外的に決められた。それ以外の人たちはくじを引いた。
('A`)「俺は…第三レースか」

24 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 19:01:00.43 ID:jWv+OLURO
くじ引きの結果は…
第一レース:オワタさん、ニダーさん、ヒロシさん(一般参加)

第二レース:兄者さん、弟者さん、ミツルさん(一般参加)

第三レース:俺、サトシさん(一般参加)、ユウスケさん(一般参加者)

第四レース:モナーさん、ショボン、ユキナリさん(一般参加)

第五レース:なおさん、アキヒロさん(一般参加)、とよしまさん(一般参加)

第六レース:ブーン、フサギコ、シゲルさん(一般参加)

('A`)(知り合いはいないか…)
俺は他の2人のマシンをチェックする。サトシさんは俺と同じような基本的なセッティング、ユウスケさんのマシンはハーフタイヤを使ったりと、少し凝ったセッティングのようだ。
('A`)(勝てるかな…)

ξ゚⊿゚)ξそれでは第一レースの選手は準備をしてください。
<ヽ`∀´>「行ってくるニダ」
(-_-)「お父さん頑張って!」
\(^o^)/「負けませんよ」
第一レースが始まる。ニダーさんのマシンは超大径、井桁改造が施されたアストロブーメランだ。
ξ゚⊿゚)ξ「レディ…ゴー!」
それぞれのマシンがスタートする。トップに立ったのはやはりニダーさんのマシンだ。
\(;^o^)/「速すぎます」
( ><)「ヒッキーくんのお父さんのマシン速いんです!」

26 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 19:03:06.25 ID:jWv+OLURO
(-_-)「へへ、さすがお父さんだ」
ニダーさんのマシンはそのまま他の2台を圧倒し、1位でゴールした。
(;'A`)「速すぎだろ…」
( ´∀`)「速いモナね~」
(´・ω・`)「間違いなく優勝候補だね」

続いて第二レース。………。
(´<_`#)「なにやってんだよ兄者!」
(#´_ゝ`)「わざとじゃないもん!」
スタート直後は兄者さんのマシンがトップ、弟者さんのマシンが二番手だったのだか、兄者さんのマシンがコースアウト、しかもコースを逆走して弟者さんのマシンと正面衝突したのだ。もちろん2人はリタイアとなり、無事完走したミツルさんが勝ち進んだ。
ξ゚⊿゚)ξ「第三レースを行います」

('A`)(いよいよ俺の番だ…!)
スイッチを入れ、マシンを構える。
ξ゚⊿゚)ξ「レディ…ゴー!」
スタートした。やはりユウスケさんのマシンが一番速い。そのあとを俺とサトシさんのマシンが追う。しかしその差は開くばかりだ。
(;'A`)(くそ、このままじゃ…)
だが、スロープセクションでユウスケさんのマシンはコースアウトした。
('A`)(…!これは…もしかしたらいけるぞ!)
しかしサトシさんのマシンとの差はそんなにない。逆転されてもおかしくはない。
('A`)(逃げきってくれ!)

そして……

28 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 19:05:39.52 ID:jWv+OLURO
ξ゚⊿゚)ξ「ゴール!」
('∀`)「やった!勝ったぞ!」
俺のマシンはわずかなリードを守り抜き、1位でゴールしたのだ。
(´・ω・`)「おめでとう、ドクオくん」
('A`)「あ、ありがとう」
(´・ω・`)「ふふ、僕も頑張るよ」
次は優勝候補のモナーさんとショボンが当たる注目のレースだ。
ξ゚⊿゚)ξ「レディ…ゴー!」
( ´∀`)「いくモナ!」
(´・ω・`)「いっけ~!」
やっぱりこの2人は速い。しかも今日の2人のマシンはサスマシンにFMXという、言うなれば色物マシンなのだ。それでこんな速度を出すなんて、やっぱりすごい。
<ヽ`∀´>「…あの2人、なかなかやるニダね。とくにモナーさんのマシン、あんな速度なのにすごい安定性ニダ」
(;'A`)(あれがサスペンションの効果なのか!)
レースは終始モナーさんがリードし、結局そのままゴールした。
( ><)「お父さんやったです!」
(´・ω・`)「また負けちゃいましたね」
( ´∀`)「ショボンくんのマシンも、FMXであのスピードはすごいモナ」

第五レースはなおさんの出番だ。
('A`)「あれ?なおさん以外にもタイプ1の人がいる」

なおさんだけではなく、とよしまさんもタイプ1のマシンを使うようだ。

29 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 19:08:40.46 ID:jWv+OLURO
('(゚∀゚∩「タイプ1使いが他にもいて嬉しいよ!だけど負けないよ」
そしてレースが行われた。
………。
('(゚∀゚;∩「負けちゃったよ…タイプ1を僕より速くするなんて…悔しいけどちょっと嬉しいよ!」
1位はとよしまさんだった。3人のマシンの速さは拮抗していたが、アキヒロさんのマシンがコースアウト、なおさんのマシンも健闘虚しく負けてしまった。

そして最後の予選レース。ブーンとフサギコの勝負だ。
ミ,,゚Д#彡「へへ、いよいよだな」
( ^ω^)「勝つのは僕だお」
ミ,,゚Д#彡「うるせえ、肉まんみたいな面しやがって」
(#^ω^)「顔半分を無様に腫らした奴に言われたくないお!」
ちなみにフサギコの怪我は、中身をすり替えた違反モーターを使おうとしたのがバレてツンさんに殴られたのだ。
(;'A`)(なんでああまでしてツンさんに付きまとうんだろう。Mか?Mなのか?)
ξ#゚⊿゚)ξ「ごちゃごちゃ言ってないで早くしなさい!それとブーン…」
( ^ω^)「なんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「もしも負けたら…わかってるわね?」
(;^ω^)「はいですお。絶対勝ちますお」
ブーンのマシンはいつものバイソンマグナム、フサギコのマシンはレイスティンガーだった。

31 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 19:10:36.60 ID:jWv+OLURO
(´・ω・`)「あのセッティングなら、ブーンがコースアウトしないかぎり負けはしないだろうね」
たしかにフサギコのマシンのセッティングは第二次ブームの流行してグレードアップパーツを多用したもので、俺の目から見てもブーンのマシンより速くは見えない。
('A`)「でも町の大会で優勝したことあるって…」
(´・ω・`)「きっと今日みたいに改造モーターを使っていたのさ。当時の非公式大会は車検が緩いのも多かったからね」
('A`)「なるほど」
ξ゚⊿゚)ξ「それじゃあ行くわよ。レディ…ゴー!」
3台のマシンがスタートする。しかしフサギコのマシンがずば抜けて遅い。どうやらショボンの推測は当たっていたよう。
( ^ω^)「おっお、これなら楽勝だお」
ミ,,゚Д゚彡「ちくしょう、どうしてこんなに遅いんだよ!」
('A`)(心配することなかったな)
しかし…
(;^ω^)「おっ!危なかったお!」
ブーンのマシンがスロープで跳ね、危うくコースアウトするところだったのだ。あと2周残っている。無事に完走できるのだろうか?
ミ,,゚Д゚彡「いいぞ!コースアウトしちまえ!」
(;^ω^)「痛いのはいやだお!お願いだお、完走してくれお!」
みんなの注目はブーンのマシンの挙動に向けられた。

32 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 19:12:35.26 ID:jWv+OLURO
('(゚∀゚;∩「また跳ねたよ!」
(;´ω`)「もう怖くて見てられないお…」
しかし、不安定ながらもブーンのマシンはスロープ、レーンチェンジをすべてクリアし…。
ξ゚⊿゚)ξ「ゴール!」
( ´ω`)「良かったお…心臓に悪いお」
1位でゴールした。
ミ,,#゚Д゚彡「ちくしょう、どうしてこんなに遅いんだよ!」
( ^ω^)「約束は守ってもらうお」
ミ,,゚Д゚彡「チッ!ツンちゃんには付きまとわない、それでいいんだろ?」
( ^ω^)「おっお、それでいいお。…ツン、ちゃんと勝ったお」
ξ゚⊿゚)ξ「あんな遅いマシン、負ける方が難しいじゃない」
(;^ω^)「おっお…」
ξ//⊿//)ξ「で、でも一応行っておくわ。あ、ありがとう…」
(*^ω^)「おっお、どういたしましてだお」
こうしてブーンとフサギコの決着もつき、準決勝の準備が行われた。準決勝は予選第1~3レースの勝者と、4~6レースの勝者に分かれて2レース行われる。
('A`)(まあ、俺はここで終わりだな)
そう、俺はニダーさんと一緒に走るのだ。勝てる訳がない。
ξ゚⊿゚)ξ「レディ…ゴー!」
………。
予想通り、1位はニダーさんで、俺は大きく離されて2位だった。
('A`)(予選突破できたし上出来だな…)

33 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 19:14:45.03 ID:jWv+OLURO
続いて第二レースも行われた。こちらも予想通りモナーさんが勝利したのだが、ブーンととよしまさんは2人ともコースアウトしてしまった。
('A`)(待てよ…ということは…!)
( ^ω^)「おっお、決勝進出おめでとうだお」
そうなのだ。決勝は準決勝の勝者と、2位の内速かった方が出場するのだ。つまり、第二レースはコースアウトにより2位がいないのだから、第一レースで2位の俺が決勝進出するのだ。
('A`)「お、俺があの2人と?」
('(゚∀゚∩「どんなに離されても完走しさえすればエキスパートクラス3位だよ!気楽にいくといいよ!」
('A`)「は、はい」
<ヽ`∀´>「モナーさん、あなたと勝負できて嬉しいニダ」
( ´∀`)「こちらこそモナ。フフ、親子で二冠をいただくモナ」
ξ゚⊿゚)ξ「準備はいいですか?レディ…ゴー!」
決勝戦がスタートした。予想通りいきなり俺のマシンだけ置いていかれた。
(;'A`)(だから速すぎるって…)
ニダーさんのマシンがリードしているようだ。
<ヽ`∀´>「ウリが優勢ニダね」
( ´∀`)「まだわからないモナ」
スピードはニダーさんに分があるが、安定性ではモナーさんに軍配があがる。ニダーさんのマシンがバランスを崩せば逆転もありえる。

35 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 19:17:08.21 ID:jWv+OLURO
(´・ω・`)「最終回だ!」
最後のウェーブセクションでニダーさんのマシンがぐらつく。モナーさんのマシンが差を詰める!
ξ゚⊿゚)ξ「ゴール!」
<ヽ`∀´>「ヒッキー!見てたニカ?お父さん優勝したニダ!」
(^_^)「うん!やったね、お父さん!」
勝ったのはニダーさんだった。最後に差を詰めたものの、あと少し届かなかった。
( ´∀`)「まけてしまいましたモナ」
<ヽ`∀´>「良い勝負だったニダ」
( ´∀`)「オープンクラスも出場しますか?」
<ヽ`∀´>「もちろんニダ!」
( ><)「僕も出るんです!ヒッキーくんも出ましょう!」
(-_-)「うん!」
( ´∀`)「ふふ、今度は負けないモナよ」
('A`)(俺ももう一度参加するか)
/ ,' 3 「フォッフォ、オープンクラスはこれまでとは逆回転でレースを行うので気をつけての」
('A`)「逆回転?どうしてですか?」
/ ,' 3 「今日のコースは急なカーブや、レーンチェンジ、スロープといったコースアウトしやすいセクションの前には、ウェーブセクションやカーブを置いて減速し、コースアウトしにくいように組んであるのじゃ。
しかし、これを逆にするとスピードがのった状態でこれらの攻略難易度の高いセクションに挑まねばならんのじゃ」

37 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 19:19:29.78 ID:jWv+OLURO
('A`)「なぜそんなことを?」
/ ,' 3 「オープンクラスは子供も大人も入り交じるからの。子供が大人のスピードマシンに勝てる要素があった方が面白いじゃろ?」
('A`)「なるほど」
このあと行われたオープンクラスでは、ビロードくんが2レース続けて他のマシンのコースアウトにより勝利するなど波乱もあったが、優勝者はモナーさんに落ち着いた。
( ´∀`)「これで一勝一敗というところモナね」
<ヽ`∀´>「次は負けないニダ」
ビロードくんとヒッキーくんだけではなく、モナーさんとニダーさんもすっかり良いライバルになったようだ。
彼らだけではない。勝った者も負けた者も、会場の皆が笑顔である。
('A`)(ミニ四駆が結ぶ友情か…いいなあ)
( ^ω^)「おっお、みなさんお疲れ様でしたお。これで荒巻模型店主催のミニ四駆大会を終わりますお」
皆から拍手がわく。
「楽しかったな!」
「お父さん、また来ようね!」
「また今度やるとき教えてくれよ!」
そんな声が聞こえてくる。
/ ,' 3 「フォッフォ、大成功じゃのう」
(*^ω^)「良かったですお!」
ξ゚⊿゚)ξ「今度は商品の販売も一緒にやったらいいかもしれないわね」
\(^o^)/「コンデレもやりたいです」

38 名前: ◆UcHUIyQWbY [] 投稿日:2008/09/06(土) 19:20:40.46 ID:jWv+OLURO
/ ,' 3 「おお、忘れるところじゃった!田宮からサービスで貰った賞品があったんじゃ。ほれ、1位から3位までにサバンナレオのメッキボディ、他の人にも参加賞として蛍光グリーンのタイヤじゃ」
ξ゚⊿゚)ξ「サバンナレオのメッキボディってぶっちゃけ不良在庫よね」
/ ,' 3 「フォッフォ、そういうでない、ツン」
(*><)「キラキラ光ってカッコイいです!」
皆が賞品を受け取る。
/ ,' 3 「ほれ、ドクオくんも。3位入賞おめでとう!」
('A`)「ありがとうございます」
夕日を浴びてキラキラ光るそのボディは、不良在庫なのかもしれないが、俺にとっては最高のトロフィーだった。




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最終更新:2013年09月16日 22:20