冷凍庫殺人 - 京太郎奇怪綺譚 wiki

何故かミステリー界などで流行った、殺人方法。
あるいは、各ジャンルで扱われている死に至る事故。

実際、冷凍庫で死に至る事故例はほとんど無いと言っていい。
管理が適当だった時代にも死者が出ていないのに、管理体制の整った現代であるならば尚更だ。

なのに何故か、『冷凍庫で凍死』という都市伝説だけが独り歩きしていたりする。

日本人の凍死率ナンバーワンは冬のホームレスで、次が登山中の事故であるにもかかわらず、だ。

Xファイルなどに登場した、『アイスマン』などの存在も影響しているのだと考えられる。
『デイ・アフター・トゥモロー』を始めとして、人は生きたまま氷漬けにされる事に格別の恐怖を覚えるらしい。

その恐怖が生み出した、都市伝説の一種。

人と氷と冷気の都市伝説。

初出は第十三話。龍門渕透華が保有する三つの都市伝説の内の一つ。

この都市伝説から派生して、透華は氷と冷気を操る能力を獲得している。他に保有している都市伝説が非常に危険なこともあり、戦う際は専らこの都市伝説を使用する。この都市伝説単体でも非常に強力であり、他二つの都市伝説を使えないからと言って戦闘力に問題は無い。
彼女が保有する三つの都市伝説は相互の相性が良く、互いの能力を高め合っている。『水』と『氷』が相性が悪くないのは言うまでもなく、氷は軽度の放射線被曝の治療に用いられる。放射能、水、氷と言う三位一体の都市伝説群の本質を指して、力を水で制御し、飲み込み、放つ流れを衣は『治水』と総称しているらしい。