ひとりかくれんぼ


関西・四国を発祥とする都市伝説。

意外にも、「コックリさん」から派生した都市伝説であると言われている。

その最大の特徴は手軽さ。誰にだって手順を知れば可能であるという危険な利便性である。
その手軽さから、全盛期には連日連夜この儀式が実行されたのだとか。

実行すれば大なり小なり怪奇現象を引き起こしたと言われているが、それらは全て『手順の通りに成功させた場合』。

最もしてはいけない事は、手順の改変。
そして、儀式の途中放棄であると言われる。

手順の改変。
『塩水』の欠在。
そして何より、儀式半ばでの途中放棄。

ここまで揃えばウルトラC、笑えないレベルの役満である。

二時間を過ぎたぬいぐるみがどうなるのか。

それは、誰にだって分からない。

降霊とぬいぐるみの都市伝説。



初出は第十話。二条泉が儀式を行い、ジャック・ザ・リッパーを降霊させた都市伝説。

本編で泉は黒フードに『サッカーが上手くなるおまじない』と騙されこの都市伝説の儀式を実行してしまった。しかも本来の手順を悪意的に改変されており、エトペンのぬいぐるみに憑依したジャック・ザ・リッパーは非常に危険なものとなった。
本来の手順は以下の通りである。


1.『手足があるぬいぐるみ』『ぬいぐるみに詰めることができる程度の米』『爪切り』『縫い針と赤い糸』『刃物』『コップ一杯程度の塩水』を用意する。
2.ぬいぐるみに名前をつけ、詰め物を全て出して代わりに米と切った自分の爪を入れて縫い合わせる。余った糸は、ある程度ぬいぐるみに巻きつけて結ぶ。
3.隠れ場所を決めておき、そこにコップ一杯の塩水を用意しておく。
4.午前3時になると同時に開始。ぬいぐるみに対して「最初の鬼は【自分の名前】だから」と3回言い、浴室に行き、水を張った風呂桶にぬいぐるみを入れる。
5.家中の照明を全て消して局を合わせずテレビを付け、目を瞑って10秒数える。
6.刃物を持って風呂場に行き、「【ぬいぐるみの名前】見つけた」と言って刺す。
7.「次は【ぬいぐるみの名前】が鬼だから」と言い、自分は塩水のある隠れ場所に隠れる。この間に何かしらの怪奇現象が発生する。
8.その後、二時間以内に終了の手順を終わらせなくてはならない。術者が塩水を少し口に含んでから隠れ場所を出て、ぬいぐるみを探し、コップの残りの塩水、口に含んだ塩水の順にかけ、「私の勝ち」と3回宣言して終了となる。
9.ぬいぐるみは、必ず燃やす。

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最終更新:2013年05月09日 04:58