ムラサキカガミ


紫鏡。
「知る事、憶えている事で死に至る」都市伝説。

20歳の誕生日、成人する日まで『ムラサキカガミ』という言葉を憶えていると、死に至るという都市伝説。

都市伝説の中でもかなり強力かつ根強いタイプであり、派生系も多く存在する。
派生タイプとして「赤い沼」、「紫の亀」、「黄色い(黄色の)ハンカチ」、「イルカ島」、「呪いの亀」、「血まみれのコックさん」、「黄色いミイラ」、「銀色のナイフ」などが存在する。

その分、対抗神話としてのキーワードも多い。
「水色の鏡」、「ピンクの鏡」、「永遠に光る金色の鏡」、「白い水晶玉」、「助けてホワイトパワー」などの単語を覚えていれば解除され、逆にそれは幸運へと反転するという。

関東においては
「自分の宝物である手鏡をつい紫の絵の具で塗り潰してしまい、それが大きな心残りとして残ったまま20歳で病死した女性がいた。その手鏡はインド由来の呪術的に曰くのある物だった」
という話と共に。

関西においては
「成人式の直前、事故で死んでしまった女性が肌身離さず持っていた紫色の鏡。彼女の無念と共に、鏡は消えた」
という話と共に。

それぞれ、広まったとされる。

単語のみで成り立ち死に至らしめる、凶悪な都市伝説。



初出は第四話。戒能良子に憑りついた都市伝説。

性質として現象型も発現型もあまり差がないという珍しい都市伝説。どんな形であれ『ムラサキカガミと言う単語を聞いた一人の人間』に発生し、その人物は『ムラサキカガミ』と言う単語を忘れることができなくなってしまう。そしてその影響化に置かれた人物がそのまま成人を迎えてしまうと死に至り、その状況であり得る範囲なら事故死でも病死でもあらゆる死因が発生する。
また、ムラサキカガミに憑りつかれた人間が他者に『ムラサキカガミ』と言う単語を教えるとその相手もムラサキカガミの影響化に置かれてしまう。『噂話』を介して犠牲者を増やしたり、理不尽に死を与えるなど『猿夢』と似た部分が多いようだ。

物語内では実体のないムラサキカガミを実体化させるため『合わせ鏡の悪魔』と言う都市伝説と戒能良子のソロモン流悪魔召喚術を用いたが、結果的に失敗して『ジャージー・デビル』と融合し鏡の世界へと引きずり込まれた。

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最終更新:2013年04月25日 15:06