怪人アンサー


携帯電話を用いた儀式で呼び出せる怪人の都市伝説。

10人が円形に並び、同時に隣の人に携帯電話を掛けると、全ての電話が『おかけになった電話は現在通話中です』となるはずだ。
ところが、一つだけ別の所に繋がり、通話が可能となる電話がある。そこで繋がる先が、怪人アンサーだ。
怪人アンサーはその一人だけに、9つの質問に答える。怪人アンサーは『答え(アンサー)』の名の通り、この宇宙において答えられない事は存在しない。
そして全ての質問に答えた後、その人物に一つの問いを投げかける。

その問いに答えられなければ、携帯電話から「今から行くね」と声が聞こえ、決して逃げることはできず体の一部分を引きちぎられてしまう。
怪人アンサーは頭だけで生まれてきた奇形児の成れの果てであり、そうやって体のパーツを集めて完全な人間になろうとしているからだ。

携帯電話を用いることから察せるように、かなり近代に生まれた都市伝説。
画期的な技術が生まれる度にある事だが、人は異様な技術に対して深層心理で不安を抱くものだ。

そういう「携帯電話という物に対する漠然とした不安」を象徴する都市伝説だろう。

この怪人アンサーは物騒な割に肝心な部分のバリエーションが多い。
十人がそれぞれ一問ずつ対応する場合、失敗すると地獄へ引きずり込まれる場合。
そして、質問に正直に答えない場合もある。
だが大抵の場合は、どんな難解な問いにも正しく答えてくれるだろう。

答えを出す者(アンサートーカー)の都市伝説。



高いリスクを代償にあらゆる問いに答えてくれる都市伝説。
物語では第二話で穏乃を猿夢から助け出す方法を聞くため、第十六話で京太郎の命を救う方法を聞くために喚び出された。

説明では九つの質問まで答えてくれるとあるが、実際はこの質問の全てを「怪人アンサーが最後にしてくる質問の答え」を導き出すために費やさなければならない。怪人アンサーの知略に勝る者のみが必要な質問を八つ七つと減らし、その減らした分だけ真実を知ることができる。
京太郎たちが召喚した怪人アンサーは「かなり良い人」で、第二話では「初回サービス」と言って相当甘い対応をしてくれた。問答が終わった後にその事実を気付かされた京太郎は冷や汗ものだっただろう。
しかし第十六話にて、和が対決した際は本気の怪人アンサーを相手にわずか六問目で答えを導き出すという快挙を為した。それどころか「問い二つ分は確認用でしたから。テストで見直しは基本でしょう?」との舐めプ発言まで。和のチートっぷりの方がよっぽど都市伝説なのではないだろうか。

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最終更新:2013年04月14日 20:37