叩けば治る


ブラウン管時代のテレビを発祥とする都市伝説。
当時の機械製品は内部構造にかなりの隙間があり、そこに小さなゴミやホコリが入る事で動作不良が起きることが多かった。

そこでテレビを叩く事で、内部のゴミを叩き落としたり接触不良を改善することが可能であった。

が、現在の機械製品はかなり完璧に近い気密性を保持しており、『叩けば直る』ということは滅多にない。
むしろ叩けば症状が悪化してしまう可能性のほうが高い。

だがそれでも、人は叩く。叩けば直ると信じて。

プレステを、Wiiを、Xboxを、3DSを、PSPを、スマートフォンを、パソコンを。

効果がなくとも、叩くのだ。



初出は第一話。荒川憩が保有する都市伝説。

この能力が及ぼすものは物だけにとどまらず、怪我だろうが病気だろうが彼女が平手で叩くだけで完治する。癌なども体を切開して直接叩けば治せてしまう。彼女はこの能力のおかげで、14歳の時点で特例の医師免許所得を認められているらしい。
しかし治せる範囲には限度があるらしく、死人を蘇らせることなどはできず、また献血などの『同意の上で提供した』ものも怪我と認識されないため治せない。それでも強力なのには変わりなく、京太郎が安心して無茶できるのはこの都市伝説と憩の支えあってのものと言っても過言ではないだろう。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2013年07月03日 17:10