瑞鳳「まさぐれ!格納庫」18-881

880 :まさぐれ!格納庫:2016/05/13(金) 23:38:53 ID:kSIKXoms

お久しぶりです。以前この掲示板にプラモのせいで山城×清霜に暴走するSSを上げた者です。
色々あって相当間が空いてしまったのですがその流れのしょうもない瑞鳳エロバカR18SSが出来たので上げてみます。
独自設定&解釈有り、そして瑞鳳ファンのみなさんごめんなさい。
NGは「まさぐれ!格納庫」でお願いします。


881 :まさぐれ!格納庫:2016/05/13(金) 23:39:44 ID:kSIKXoms『まさぐれ!格納庫』

 さて、たまには自分の話をするか。
 俺はさる鎮守府の司令長官やってる海軍将官。ま、提督ってやつだ。
 昨夜俺と妻の二等巡洋艦天龍は、色々忙しくて遅く帰宅したので早めに床につく事にした。ん?新婚さんのニャンニャンタイムだって?たまには疲れて休みたくなるさ。マイワイフはちょっと不満そうだったがな。
 テレビを点けて明日の天気でも見とこうと思って暗がりでリモコンいじってたら、いつもは観ないチャンネルに入れちまってな…おっとここからが本題だ。

「なんだよこのチャンネル?初めてみるぜ。」

「ああ、それは海軍専門の有料のやつだな。こんな夜中でもやってんのか。」

 内容は海軍関係者用の教養番組やドラマ、放送権の安そうな映画とかダラダラ流してるだけ。正直金払いたくないが態々これだけ解約するってのも面倒なので放置してる。

「へぇ…おっ、今から映画入るみたいだぜ。一緒に観ようぜ。ねっ、あ・な・た。」

「(ん、なんどめだこれ。明日早ぇーんだけどな)はいはいわかりましたよ。」

 そして妻と一緒に、今までテレビで何回かかったか数え切れないような旧い映画を観ていた。

(しかし天龍は相変わらず飽きないな。付き合い出したばかりの夜もこんな感じで観てたっけ。俺に身体を預けて…)
(いや、あの頃は俺がコイツに委ねてた、か。何だか遠い昔の様だよ)
(多分今頃漣が掲示板の実況スレでAAでも貼りまくってんだろうな)

 と、見飽きた映画を眺めながら物思いにふけってると急に画面が乱れ出し…

「あれっ放送事故か?」

「ちっ、折角いいとこなのになんだよ。ん?『番組の途中ですが急遽放送内容を変更いたします』?ざけんなっ!」

 水を差された俺達。だがチャンネルはお構いなしに次の番組に進んでゆく。そして耳に聞き慣れない軽快な音楽が流れてきて、二人の目に映ったのは…

『まさぐれっ!格納庫!』
『♪まさぐれ~まさぐれ~かくのうこ~♪』

 いきなりこれだよ。折角夫婦円満に明日を迎えようと思ってたらこれだよ。

「な、なんだこりゃ?まさぐる?かくのうこ?」

「…これぜってー軍の番組ってノリじゃねーぞ、全く何なんだよ早く映画に戻せよ!」

 俺達は当惑するしかなかったわけだ。で、それを尻目に番組は進んでいったのさ。

『ぴょんぴょーん、良い子のみんな今日もまさぐれ!格納庫の時間がやって来たぴょーん!司会はラビットムーンことうーちゃんでーす、ぴょん。』

「はぁ?」

 全く夜の共同作業以外でハモるのは夫婦といえど久々だ。最もそれは滅多に出来る事じゃない、大抵俺が先・・
 ま、そんな事はどうだっていいんだよ。妻さえ満足してくれれば。それは兎も角、俺は直感的にピンと来た。

(ラビットムーンって以前うちの鎮守府に居た睦月型駆逐艦卯月じゃないか!?)

『今日の格納庫まさぐられたいガールは、元高速給油艦ことラッキーネスフェニックスちゃんだぴょーん!』

『よ、よろしくお願いしましゅぅ…』

 音声変換された声に続いて顔にボカシの入った、スケスケ衣装を身に纏った小柄な女の子がスタジオへ入ってきた。それを見た俺達の表情が凍りついた。 

「高速給油、ラッキーネスは兆し…瑞…フェニック、鳳…おい、これうちの瑞鳳じゃないか、一体こんなとこで何してるんだ!」

「ホントだ…背格好からして瑞鳳に間違いないぜ。しかもとびきりエロい艤装かよ…ひょっとしてまさぐるってのは…」

「ひょっともしなくてもだ、マイワイフ。」
(どうして瑞鳳がテレビ番組に?!と、とりあえず状況を把握するんだ)

 画面には瑞鳳とラビットムーンもとい卯月、その後ろに軍服を来た男がつっ立ってる。
 俺はその男を良く知っている。何故ならコイツは俺の部下、しかも瑞鳳の艦長として着任したばかりの奴だからだ。

『そして今日のまさぐっちゃうボーイは瑞鳳艦付の新米艦長君っぴょーん!なりたてホヤホヤだぴょん。』

『新任の(ピーッ)ですよろしくお願いします。航空母艦は初めてですが、精一杯がんばります!』

「俺の部下の艦長も出演!?まさぐっちゃうボーイ?なんだこの展開は?」

「ん?そういえばコイツ瑞鳳の…それよりお前、今の俺には艦長なんての居なかったぞ。」

「ああ、個艦毎のマネージャーみたいなもんだけど、大体艦隊や鎮守府の司令官、そう俺みたいなのが仕切るんで居ない所もあるな。」

「ふーんそうかい…って瑞鳳の奴、パンツ脱いでんじゃねーか!うわぁボカシ入りまくってっぞ…マジかよ…」

 少しもじもじしながら、するするとショーツを下ろした瑞鳳は傍のマットレスに腰を下ろしM字開脚をした。
カメラはいやらしくもそこを大写しにしている。勿論肝心な、いやどう考えても放送事故だろコレって部分は煙幕のようなボカシが大きく入ってる。俺と妻は驚愕すると同時に食い入るように画面を凝視した。

『さーて今日も元気に♪まさぐれ♪まさぐれ…まさぐりまくりんぐタァーーーイム!と、その前に。』
『ラッキーネスフェニックスちゃんより、まさぐっちゃうボーイ君へのプレゼントがあるぴょん!』

『はい…とっても恥ずかしいけどあげにゅぅ…受け取って…ん、んんっ…』

 ズームアップした瑞鳳のアノ部分からにゅるんと何かが出てきて、マットレスにぽろんとこぼれ落ちた。
産み落とされたものは…卵?!

『おおこれは瑞鳳殿かたじけない。一生の宝にいたします!』

『生みたてほかほかだぴょん。これだけにゅっぷりはいっちゃうのは拡張工事のおかげだぴょん。』

『艦長さんの…魚雷、最初は細い45cm航空魚雷だった…けど、毎日卵焼き食べてたら甲標的みたい太くなって…だんだん私の拡がってって…』
『このままだと開放式格納庫になっちゃうからって命令通りエレベーター天蓋締めてたりゅ…』

☆ラビットムーンおねえさんのワンポイントアドバイス☆
☆産卵プレイの時はニワトリさん用の偽卵を使ってね☆
☆ぜったい生卵やゆで卵を使っちゃダメだよ。那…膣内(なか)で割れたりしたら大変だよ!☆
☆あと無理して入れちゃ絶対いけないぴょん!エレベーターとかに引っかかって取れなくなっちゃう事もあるんだよ☆
☆良い子のみんなとおねえさんとの約束だよ!☆

「あの野郎…最近やたら肥えたと思ったらこういう事かよ。」
(だが産卵プレイか…ゴクリ)

「瑞鳳の奴卵焼き得意だけどさぁ、あんなの全部食わされたら脂肪付き過ぎるぜ。ところでさ…」 

 この下りを聞いて天龍の顔がすこし赤くなったのを俺は見逃さなかった。

「…お前、男ってのはやっぱキュッっとしてた方がいいのか?なぁどうなんだ?」

「んー、どうなんだろうな。人それぞれじゃないの。ユルユルの方が気持ち良いって奴も居るし。」

 へぇ天龍って案外そういうの気にするんだ。流石は俺の嫁だ可愛いぜ、って惚気も口から出そうになった。

――――――

…その頃慎ましく家呑みしていた隼鷹とその仲間たちは…

「クシュン!」「クシュン!」

「何だい姉妹揃って風邪かい?とりあえず熱燗するからさぁ。」

「千歳お姉、誰か噂でもしてたのかも…」

「はぁ?あんたらみたいなぁ~甲標的いーっぱい詰め込んでたぁガバガバがさぁ~風邪なんかひかないわよね~ウィーッ…」

「飛鷹さんちょっと飲みすぎですよ。いくら彼氏とケンカしたからって…」
(根がマジメな分ひどく絡み上戸なんですね)

「なっ、私達がガバマ…ですって?言っていい事と悪い事があるわよ、この商船構造!」

「飛鷹も千代田も品の無いトークは勘弁してよねぇ。ちょっと待ってな、この享保美人注いじゃうからさヒャッハー!」

(安いけどすぐ酔い潰せる合成清酒…そうか隼鷹さん、飛鷹さんをとっとと黙らせるつもりね)

「わかってるって~バカ彼氏なんてもっと呑んでとっとと忘れるわよ!」

「いーんだよ、同型艦がヤだったらぁあさぁ、あたしも他の空母もヤなんだよぅ。」

(千歳姉、案の定飛鷹型航空母艦は出来上がっちゃってるわ。全く何が『海の令嬢・社交界の二輪の花』よ)

(そうね千代田、私達と違って建造途中から改造工事始まったからかしら?)

こんな感じで盛り上がってたらしい。がしかし、

「さてさてテレビでもつけ…ん、何かやってら。なになに『まさぐれ!格納庫』だってさ。」

「タイトルからして低俗番組ね。ってこれ、ウチんとこの瑞鳳じゃない!まさぐりどころかシテるんじゃ…なんなのこれ…?」

『ラッキーネスフェニックスちゃんまさぐられまくってビチャビチャぴょん。消火ポンプ壊れたどっかの誰かさんとは大違い。』

突如飛鷹にとって触れてはならない事が言及されてしまった。

「…消火ポンプの故障…ですって…許さない!彼氏も、そこのエロウサギも!」
「…前戯無しで突っ込んでさぁ、なぁーにが『濡れてない方がキツさマシマシでいい』だぁ?」
「こちとらぁ痛ぇのよ!只でさえ濡れにくいってのに全然わかってくれないのよぅ…あのクソバカ…ねえ千代田にはわかるでしょ?」(しくしく)

(いきなり振られても困るんですけど)「そ、そう、デリカシーどこの問題じゃない彼氏さんね。結構イイトコのお坊ちゃんって聞いてるけど私ならごめんだわ。」

「まぁ~そこんとこ体質や設備ってのがあるからねぇ…さーて飛鷹、お姉さんと一緒にこのがぶのみ君5リッターで朝まで呑み明かすぞ~!」

「隼鷹さぁ略同型艦のあんたにはわからないわよ!ヒック!そもそもビシャマンにはカラカラの気持ちなんか…」(ゴクゴク)

「千代田そろそろ帰りましょう。隼鷹さん飛鷹さんの事よろしくお願いします。」

――――――

 これは隼鷹が俺に面白がって聞かせた話に憶測を加えたものだ。
 ちなみに後日漣が番組を録画したのを水雷戦隊連中で回し観してたのが案の定飛鷹にバレて、ずっと口聞いてもらえなくなったとこぼしていた。まぁ、そうなるな。
 さて画面向うのラッキーネスなんちゃらこと瑞鳳は艦長の執拗な手マンに身を捩らせてる。

『はぁん…らめぇ…いつも、よりも、激しい…こまにゅぅ…』

『ちいさいのにずっぶり入ってあったかい…んでここがええのか?ここが?』

『ひゃぁぁんっっ!あうぅ…ピショビショなのつつ、ってきちゃう…』

 身を捩らせる瑞鳳のボカシで隠れてない太股を水滴のようなものが伝う。どう見ても愛液だが無駄に高画質な放送設備なのかそれがバッチリ解る。天龍は「あんなにかき回しても別に気持ち良くねーぞ…でも恥ずかしくねぇのか?」とかブツブツ言いながらも瑞鳳らの痴態から目を逸らせない。

『いい感じに仕上がってきたぴょん。さぁてまさぐっちゃうボーイ君、ラッキーネスフェニックスの中に突入するぴょーん。』

 それを聞いた艦長はズボンを下ろす。中のモノはすっかり怒張している。

「ちょっ、これテレビ番組だぞセックスダメだろなんだこれ?!ゴム無し放送しちゃダメだぜ、何考えてるんだよ!!」

「天龍ちょっと落ち着け。しかし中々立派なもん持ってんなー、ってそんなのどうでもいい。」

『ボーイ君の局地戦闘機もタキシングしてきたーっ!カタチ的には雷電って感じかな?さー全力発進っぴょん!!』

 それは局地じゃなくて局部戦闘機だ、と突っ込みたくなったが、

『来て艦長さん…』『ハイ!了解!これより突入します!!』

そして瑞鳳の後ろに回った艦長は乱れ牡丹の体勢で自身の局地戦闘機を彼女の格納庫天蓋に当てがい、一気にその中に沈めた。
自分で言ってて何だが局地戦闘機やら格納庫やらそんなのが隠語になって欲しくない勘弁してくれ。

『んんっ、艦長さんので私のいっぱいになってりゅ…そ、そんな激しくしないで…えれべーたーのなかで、アナタのがずんずんじょうげしてるよにぇ…』

『この俺の局地戦闘機はどうやっ。はっ、はっ、急上昇も急降下も中々のモンやろ!今日は一撃離脱の外出しは無しや覚悟せい!』

『中出しいいよにぇ…たっぷりだして…おねがい…』

『こうするともっと気持ちいいぴょん。ぶっぶぅ~ん。』

 卯月は懐から取り出したピンクローターを瑞鳳の敏感な突起部分に押し付けた。瑞鳳は先ほど局部をまさぐられていた時以上に身を激しく悶え嬌声を段々荒げてゆく。ああん…がアアあ゛ンッッ!ってな具合に。妻は妻で目が点になって言葉も出ない有り様だ。

『ら、らめえ!まえとなかでイッちゃうよぉ!!!ア゛あ゛あ゛あ゛っ゛つっ!!…』

 それと同時に艦長の「ウッ!」という単調なイキ声がテレビのスピーカーから流れた。見知った部下のソレは正直聞きとうなかった。

『アナタのせーえき…いっぱい、いっぱいでてりゅ…』
『艦長さん…瑞(ピーッ)貴方だけの母艦になります…ふぅ…んん…』

『はあっはあっ…お前のなか最高だ…艦長になれてホント嬉しいよ…これからもずっと頼むな。』

『おおっとラッキーネスフェニックスちゃんとまさぐっちゃうボーイ君から突然のプロポーズっぴょん。今度は「シンコンカッコカリさんいらっしゃい」に出演かな?ぷっぷくぷー』

 …無性にタバコ、それも目いっぱい強いの肺一杯に吸いこんでニコクラしたくなった。いや寝酒のバーボン一気飲みでもいい。この怒っていいのか何なのか良く分からない自分の感情を落ち着かせたくなった。そして妻はすべての感情が収まったような顔つきをしてる。俺と似たような気分なんだろうな。番組はエンディングへと流れてゆく。が、

『さぁて来週は、母から違う母への華麗な転身、航空母艦ドラゴンフェニックスちゃんがまさぐられちゃうぴょーん!』

ドラゴンフェニックスってうちの龍鳳じゃないか。一体どうなっちまったんだうちの艦隊は!もう唖然として声も出なくなった俺達。だがテレビから大声が響き突如番組は騒然となった。

『おい、そこの色キチウサギ!おかーさんにそんな事させないでち!!』

『テレビで沈船状態みんなに観られるどころじゃないから、ナシです!』

『是非に及ばずなのね。でもイクだっていっぱいいっぱい弄られたいのね~』

『潜水艦風情が何だぴょん?ドラゴンフェニックスちゃんはアンタらとはもう何の関係もないぴょーん。』

『…空母になっても、名前変わっても、おかーさんはみんなのおかあさんでち!てめーはシオイの格納筒でもまさぐってりゃいいんでち!』(ごそごそ)

『ちょっと、やめっ、ゴーヤちゃんやめてったら、ひャん!くすぐったいよ~』

『晴嵐と硫酸ガスのつまった格納庫なんてごめんだぴょん。スタッフの皆さーん、とっととつまみ出せ。』

『やめろ、はなせーっ!手をはなすでちーっ!』『ウサギさん話ちゃんと聞いてよー』『イクが代わりに出るのね~』


 …俺はベットの中で指揮下の天龍と或る決断した。いやせざるを得なかった。

「…明日、即刻該当艦艇及び関係者への調査と諮問を行う事に決定だ。全く要らん仕事作りやがって…」

「そりゃ当然だな。こうなりゃ卯月のヤツもしょっ引いてこないといけねえぜ。」

そして俺達は呆れながらも寝ることにした。


――――――


 翌日俺と天龍はこの番組に関わった奴らの調査を行う事にした。
 早速瑞鳳とその艦長、龍鳳を呼び出し軍法会議となった。

「司令官ごめんなさい…彼、じゃなかった艦長との結婚資金を少しでも貯めたくて…すみません。」

「気持ちいい事してがっぽり稼げるぴょん、って聞いたモンですから同棲中の彼女と…でも確かに海軍士官として有るまじき行い、この償いはここで腹掻っ捌いて…!」

「艦長が自決すりゅのは乗艦の私が沈むときです!司令官、どうか彼だけでも許してください!」

 深々と頭を下げる航空母艦とその艦長。昨日から怒りを通り越して呆れ果てていた俺はその様を見て割とどーでもいい気分になってしまった。この状況では恐らく軍全体に知れ渡ってるだろう事は想像に難くない。もうどうにでもなれだ。

「艦長…別にお前のハラワタなんか見たくねえよ。まあこんな事は到底許されるものじゃないが、とりあえずお前たちの一蓮托生の覚悟だけは受け取ったよ。二人とも暫し謹慎処分とする。全く頭が痛くなる…」

「私も潜水艦の子達とバカンスに行こうと良いバイトを探してたら…こんな恥ずかしいお仕事だとしらなかったんです。ごめんなさい。」

「龍鳳お前は未遂だからあいつらよりは罪は軽い。とは言え潜水艦連中にも心配かけさせた。今回は訓告のみとしよう。」

 俺達は軍の各所を当ってみた。艦政本部と航空本部はあの番組のお陰で貴重な空母艦娘と局地戦闘機のアプローチ動画観れて艦娘の研究が大躍進するだろうという話で持ち切り、一方件のチャンネルの方じゃ深夜手空きの時間帯突如放送ジャックされナニな番組が放送されてしまい非難(一部で喝采を)を浴びてるという事、番組制作の外注先に卯月の名前が載ってるという事が解った。それでもって俺は海軍省から該当艦艇に対する処罰の諮問委員長を押し付けられるという流れに。いいのかこんな海軍で。 

「軍以外には流出してない様なのが救いですけど、同じ空母として破廉恥過ぎます。提督両名にもっと重い処分を科すべきです。」

「甘ぇな提督。何でもかんでも処払いで済ますどっかのお奉行様並みの温情だな。ま、それもお前らしくていいか。」

 俺の裁きを聞いた天龍と秘書艦の飛鷹はちょっと釈然としない表情を浮かべている。

「甘いか…だがこれを企てた首魁は厳罰にすべきだと思うが。どうだ?」

「提督それは賛成ですわ。人の消火ポンプがどうこうほざく輩はギッタンギッタンにしてやりましょう!」

「そう興奮するな飛鷹。ところで潜水艦達の顔が見えないけど?呼び出した筈だが。」

俺は知らぬ存ぜぬを装い妻と秘書艦に尋ねた。

「俺が呼びに行ったら全艦まとめて休暇取ったってさ。んな時に全く…」
「そう、休暇中だからな。どこで何やってるやらさっぱり分からねーぜ、なぁ飛鷹?」

「そうですね天龍さん。ホントどうしてるかしらねぇ。いつものクルージングも休みかしら?」

 天龍と飛鷹は申し合わせたかの様に別に気にも留めない様な返事をした。全く良い妻と秘書艦だ。実に良い。

 そうこうしてるうちに後日、バシー海域に雷撃で大破した一隻の睦月型駆逐艦が艤装をひん剥かれ素っ裸で漂流してるのが発見されたとの報を受けた。
 後にこの一件は海軍将兵の間で因幡の白兎ならぬ「バシーのエロウサギ事件」と語り継がれる事になる。一先ずこれでこの件は幕を閉じた。表向きは。


――――――


「…調子ニ乗ッタ敵駆逐艦ニツクラセタ低俗番組ヲ電波ジャックデ流シ、アノ忌々シイ連中ノイメージヲ損ナワセ、ソフトヲプレミア付ケテ販売、敵側カラノ物資調達資金ニ充テル…」
「イクラナンデモマドロッコシ過ギヤシナイカ?」

「スポンサーゴ苦労様。ネチッコイ良イ出来栄ノ番組デシタ。」
「万事些細ナ事カラ始メルモノデスヨ…ソレニタマニハ外ヘデテ敵ヲ知ルノモイイ刺激ニナリマス。貴方ダッテ興味アッタンデショ?ケッコンカッコマジ。」

「マァ奴ラノ言ウ、艦娘ヲコイビトニ…嫁艦…トイウ概念ハナントナクワカッタヨウナ…ソウデナイヨウナ…エエイコレ以上キクナヨォ…」

「モシカスルト貴方モ戦ウコトヤ物資集積、ソレバカリノ生キカタジャナクナルカモシレマセンヨ。」
「コのワタシノようにね。」



[完…?]

+ 後書き
889 :まさぐれ!格納庫:2016/05/13(金) 23:52:05 ID:kSIKXoms
以上です。8レス分ありがとうございました。
はみでろ!九九艦爆ネタと司令がいるなら艦長もいてもおかしくないよなぁと思ったのが発端でして。
でも実際艦これに艦長実装されたら熟練とか歴戦とかの肩書のある装備になりそう。
しかしエロはムズイです…

890 :名無しの紳士提督:2016/05/13(金) 23:59:49 ID:kSIKXoms
自分で書いてて何だけど局部戦闘機(略しても局戦)って一体ナニするんだか…

891 :名無しの紳士提督:2016/05/14(土) 09:40:04 ID:f/Yj2.oo
GJ! 局部戦闘機か…いい表現だ。

892 :名無しの紳士提督:2016/05/14(土) 16:45:03 ID:f/Yj2.oo
陰部攻撃機とかもありそうだ。


これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/

最終更新:2016年10月05日 16:39