提督×伊168・2-665

「ん? なんだろこれ」
出撃先で資源を入手することはままある。
燃料、鋼材、弾薬、ボーキサイト
しかしたまにそれらに混じって瓶詰めの船体模型やら開封されていない酒や調味料など
そういうものもたまにおまけで付いてくることがある。

この時海中の船の残骸からイムヤが拾ったのは防水パッケージングされた小瓶だった。
「え~と……なんとか……スパイス?」
表面の字が多少読みにくかったがSpiceの文字だけは何とか読めた。
「まぁいっか、せっかくだし持って帰ろっと」
セーラー服のポケットに小瓶を放り込み、イムヤ任務へと戻っていった。

「ワオ! 今日のカレーも美味しそう!!」
「だなぁ、出来ることなら食堂でゆっくり食べたかったところだ」
出撃から帰ってきたイムヤ達を迎えてくれたのは金曜日の名物夕飯カレーライス。
そして仕事から話せない提督用にと執務室にイムヤがカレーを持ってきてくれたのだった。
「いいのか? 食堂で食べてきても良かったんだぞ」
「一人で食べるなんて淋しいじゃない、イムヤも一緒に食べてあげる!」
そう言って食べようとしたイムヤが思い出したように手を叩く。

「あ、そうそう。今日出撃中にスパイス拾ったんだった」
「へぇ、珍しいものが落ちてるものだな」
相槌を打つとポケットから瓶を取り出し封を開けるイムヤ。
少し匂いを嗅いでみるが特に異臭はしない。
「う~ん。ま、大丈夫よねっ」
そう言うと軽くスパイスをかけてカレーを食べ始める。

「おいおい、大丈夫なのか」
「ムグムグ、ゴクン。スパイスみたいだし大丈夫じゃない? 司令官もかける?」
そう言って差し出された瓶を受け取り多少の不安を感じつつ多少かけようとしたが……

バサッ

「あ」
いかにもスパイスらしい灰色の粉がカレールーの上にかかる。
「手元が狂った……」
「あーもったいない」
「仕方ないだろ。まぁまだ残ってるみたいだし」
そう言って瓶を机に置くと恐る恐る匂い位を嗅いでみる。
特に異臭はしない。
少し口に入れてみるが特に変わった様子もない。
「これ時間経ちすぎて風味が飛んでるんじゃないのか?」
「そうかなぁ、ちょっと残念」
そんなやりとりをしながら二人はカレーを食べ終わった。

(なんだか少しボーっとするな……食いすぎたか……)
そんなことを考えながら仕事の続きをしているとイムヤから声がかかる。
「あっ、そういえば司令官。前に届いた予備の浮き輪ってどこに置いたっけ?」
「ん……? ああ……確かそこの一番下の棚の奥に放り込んだ気がするな……」
「一番下の段の奥ね、ちょっと探してみる!」
そう言うとイムヤは荷物置きの中に体を突っ込んで浮き輪の予備を探し始めた。
「……………」
意識がますますボンヤリしてくる。
ふとイムヤの方を見ると上半身は物置に隠れ、水着に包まれた形のいいお尻がこちらを向いている。
それはまるでこちらを誘っているかのようにフリフリと揺れ、健康的な色気を振りまいている。
イムヤが身動ぎするたびに尻の割れ目と股間の部分の水着にシワが寄ったりするのが何故かはっきりと見え
混迷とした意識の中、その扇情的な光景に体がフラフラとそちらに向かって歩き出す。

「見つからないなー、んーアレかな? ってキャア!」
イムヤが悲鳴を上げる。

その原因は光のない目でイムヤのお尻を掴んだ提督であった。
「え!? え!? し、司令官!!?」
ゴツン!!
「イ、イタタ……ってな、何!?」
ビックりして飛び上がろうとして頭をぶつけて涙目になるイムヤだが
提督の手はおかまいなしとばかりに水着の上からイムヤの尻を揉みしだく。
「や、やだ! やめてよ!! だ、誰かぁー!!」
声を張り上げるが物置に上半身が入り込んでいるため、声が篭って全く響かない。
足をばたつかせるが提督の体はイムヤの両足の間に入り込んでいるため全く意味がない。
その間にもイムヤのお尻を揉む手つきは大胆かついやらしく彼女を責め立てる。
「あっ……や、やだぁ……し、司令官……お願い……やめてよぉ」
だがそんな懇願は聞こえないとばかりに生暖かい感触がイムヤの尻に当たる。
それが舌の感触と分かるまで数秒かかったイムヤは自分がされている光景を想像して真っ赤になる。

提督の舌が水着の上から、そして水着に包まれていない部分も含めてネットリと味わうように絡みつく。
嫌悪感とそれを上回る羞恥心がイムヤを襲う。
「やッ! やだ! 舐めないでぇ!!」
だが全く聞く耳を持たずに続けられる行為にさらに新たな刺激が加わる。
「だ、だめだめだめだってば! そこ触らないでぇ!!」
指が水着の上からイムヤの割れ目をなぞるように往復する。
彼女の意思とは関係なくビクビクと反応してしまう体。

指は執拗にイムヤの秘裂を味わうようになぞり、徐々に水着が割れ目に食い込んでゆく
「あっ……やぁ……やだぁ……」
さらに指はイムヤのクリトリスの場所を探し当て、執拗にこすり始める。
歯を食いしばってその感覚に耐えようとするイムヤだが、快感に抗いきれずに秘所が熱くなっていくのがわかる。
「……し……れいかん……お、お願い……だからぁ……」
イムヤの涙声に反応したのか舌と指が離れる。

(よ……よかった)
イムヤがそう思った瞬間、水着がずらされ丸見えになったであろうそこが指でクパァっと開かれた。
「!!!???」
何が起こったのか分からず混乱した次の瞬間
レロォ……と暖かく柔らかいものがイムヤの秘裂を舐め上げた。
「~~~~~!!??」
声にならない叫びをあげながらビクンと体をはねさせてまたもや頭をぶつけるイムヤ。
提督の舌はそんなイムヤを気にもせず、湧き始めた愛液をすくい取り
さらにそれを掘り起こそうと彼女の中に刺し込まれる。

なまじ様子が見えなことで状況を実際より過激に想像してしまい
イムヤの意思に反して体は敏感に反応してしまう。
「あぁ……ん……!……司令……かん……ほんとに……やめ…!」
イムヤの下半身全体を貪り尽くすように再び手が尻を揉みしだき
秘所からはジュルジュルと愛液をすする音が部屋に響く。
「や……だぁ……それ以上…されたら…んぅ!……おかしくなっちゃう……よぉ……」
すでに腰はガクガクと震え力が入らなくなっているが、手と舌は容赦なくイムヤを責め続ける。
もはやされるがままのイムヤ、暗い荷物置き場の中で必死に快感に耐えるだけの状態が続く。
するとまた手と舌がイムヤの体から離れた。
同時にカチャカチャいう金属音、それを聞いたイムヤの顔が青くなる。
抵抗できない下半身に熱い何かが押し付けられる。
さすがにそれがなんなのかイムヤにもわかった。
(こ……これって司令官のお、おちんちん……!?)
暴れる前に腰を掴まれ、肉棒が徐々に入ってゆく……
激痛に備え身を固くするイムヤだったが……
(……え?……い、痛くない……ってふぁっ!?)

肉棒はイムヤの秘裂と水着の間に差し込まれていた。
緩慢な動きでぷっくりと充血した柔肉とクリトリスを欲望が蹂躙していく。
刺し込まれるたびに肉棒から出るカウパーとイムヤの愛液が混ざり合い
水着の中でグチュグチュと卑猥な音が響く。
(やだっ……私水着と一緒に犯されちゃってる……!)
動きこそゆっくりだがじっくりと味わうように擦り付けられる肉棒の与える感触に
イムヤの下半身は自然に反応し、どこにそんな力が入るのかというくらい太ももを閉じ
水着の上から提督のモノを挟み込んでしまう。
(ヤ、ヤダッ…! こんな……私の体じゃないみたいに……はぅん!)

ピストンの速度が上がり、気づかないうちにイムヤもそれに合わせるように腰を動かす。
パンパンパンとお互いの肉がぶつかる音だけが部屋に響き……

「あっ…! らめぇ…! 司令官……わらひ……おかしく……あっ…あぁぁぁぁぁぁぁ!!」
イムヤがビクリと体を震わせ絶頂に至った瞬間
ビュルルルル!!と欲望の先端から大量の白濁液がイムヤの水着と腹の間にぶちまけられた。

「ぅ……」
バタン!
何かが倒れたような音を聞きながらイムヤは放心状態で絶頂の余韻に浸っていた。

───数分後

「う……うぅ……足がうまく動かない」
我に返ったイムヤはようやく荷物置き場から抜け出した。
そして涙ながらに提督を怒鳴りつけようとしたのだが……
「あ、あれ……?」
そこには下半身の装備を中途半端に出したまま昏倒している提督の姿があった。
「え……? ……え!?」
大混乱に陥るイムヤ。
(え!? だ、だって司令官が私が動けなくなったところであ、あんなこと。で、でも……え!?)

よく観察すると顔色が変色しており、苦しげな呻き声を漏らしている。
「……ど、どうしよう?」
あんなことされたのはショックだったがそれにしたってこの苦しみ方は尋常ではない。
お腹に出されたモノが絡みついて不快だったがぐっとこらえて
とにかく執務室用の布団に運んで待つこと数分。

「ぅ……ぁ……イムヤ……?」
微かに目を開ける提督を見て一応安堵の息を漏らすイムヤ。
さすがにあそこまでされたとは言え、このまま目を覚まさなかったら一大事だ。
一息ついてから抗議しようとした瞬間
「……なんで俺……布団で寝てるんだ……?」
「……へっ?」
提督の言葉にイムヤが素っ頓狂な声を上げる。
「し……司令官……覚えて……ないの?」
「……え?……だって……確かカレー食った後気持ち悪くなって……あれ?」
「ほ、本当に……お……覚えてないの?」
だるそうに起き上がる提督に対し、ヘナヘナと力が抜けるイムヤ。
「意識が……イマイチはっきりせん……。俺……何かしたのか?」
盛大にヘタリ込むイムヤを怪訝そうに見てから考え込む提督。
「……まさかあの薬……」
そう呟き、机に向かって重そうに体を向かわせる。
そして瓶に顔を近づけて一言
「……げ」
「え?」
「……Philtrum Spiceだと?」
「な、何それ?」
「媚薬だ……それも男に使うやつらしい」
「ヘ……? ち、調味料じゃなかったの?」
「Spiceの字だけはっきり残ってるからな……気づかなかった……」
提督から投げ渡された瓶を呆然と眺めるイムヤ。
気づくと提督から不審気な視線が向けられている。
「……お前まさか知ってて」
「そ、そんなわけないでしょ!! そ、それにあのあと大変だったんだからね!?」
「は?」
顔を真っ赤にして反論するイムヤの様子を見て何かを察したらしい。
提督の顔色がサーっと青くなっていく
「一応聞くが……もしかして俺がお前に手を出したとか……?」
赤い顔のまま視線をそらして頷くイムヤ。
「ス……スマン」
「あ…あうぅ……わ、私もよく知らないで変な薬飲ませてごめんなさい」
お互いに謝るがさすがにバツが悪そうに提督がイムヤに尋ねる。
「そ、その……無礼ついでに確認しておきたいんだが……ま、まさか最後までしたのか?」
「そ、それは大丈夫だったけど……」
「そ……そうか」
さすが顛末を一から十まで自分の口から説明するなんて口が裂けても言えず赤面したまま口をつぐんでしまうイムヤだったが
「イ、イムヤ……それは……」
提督が震える指をイムヤの太ももに向ける。
見ると白い液体が水着から漏れてツーッっと太ももを伝っている。
「あっ…こ、これは!」
「す、すまんイムヤ! 本当に悪かった!!」
完全にイムヤが自分を気遣って嘘をついたと思い込んだ提督が土下座して頭を床に擦り付ける。
「ち、違うから! そ、その……実は……」

──イムヤ説明中

「どっちにしろ悪かった」
イムヤが顔を真っ赤にしながら事のあらましを(省けるところは可能な限り省きながら)説明し終わったあと
改めて提督が頭を下げる。
「も、もういいってば! で、でも……その……本当に悪いと思ってるんなら
こ、今度の休みの時に服とか買ってほしいな」
照れ隠しで言った台詞に瞬時に反応する提督。
「わ、わかった! 買いに行こう!」
「え…ほ、ホントに? ワォ! やったぁ!」
その言葉に無邪気に喜ぶイムヤをみて、提督はホッと胸をなでおろしたのであった。


媚薬事件から数週間後、ようやく休暇申請が通った提督とイムヤは
約束通り街に買い物に行くことになった。
ちなみに今日の買い物はイムヤにゲームで負けた罰ゲーム、という理由になっている。
さすがにあんなことのお詫びとは両者とも言えない。
(ふう……しかし普段制服ばかりだったから私服に慣れんな)
ちなみに提督の姿は地味なシャツとスラックスで、どこにでもいそうな青年風である。
待ち合わせの鎮守府入口に行くまでの間3回ほど不法侵入者と間違われた。
「いくら制服姿ばかり見ているからといって失礼な気がするんだが…」
そんな不平を呟きながら門に着くと既に待っていたらしいイムヤの声が聞こえた

「あっ、司令官遅いわよー!」
少し抗議地味た口調が混じったその声に視線を向けると
「……え?」
他の艦娘のような制服姿に髪を下ろしたイムヤが待っていた(イムヤ jk で画像検索)。
「も~、しょうがないなぁ~!……ってあれ? 司令官どうしたの?」

服と髪型を変えるだけでこんなにも印象が変わるものだろうか。
というより普段の姿を見慣れてしまっていただけかもしれないが
(ヤバイ……可愛い)
とっさに視線をそらしつつ熱くなる頬を隠すように手で口の周りを覆う。
(よく考えたらコイツすごい美形なんだよな……)
慣れとは怖いものだ、と思いつつわざとらしく咳払いをして視線を戻す。

「今日は服が違うんだな」
「だって街に行くのに水着は着ていけないでしょ?」
「それはまぁ……そうだな」
「でも司令官服地味すぎー」
「仕方ないだろ、普段着ないんだから……」
なるべく意識しないようにしながら街へと足を向ける。

1時間ほど乗り物を乗り継ぎ、街へたどり着くと真っ先に約束した服屋へ向かう二人。
「わぉ、どれがいいかな?」
たくさんの服を前にして目をキラキラさせながら聞いてくるイムヤ。
「そ、そうだな。店員に聞きながら選んでみたらどうだ?」
「え~司令官は選んでくれないの?」
ぷぅ~っと頬を膨らませるイムヤに慌てて言い訳をする。
「ふ、服は専門外だからな。専門家の意見を聞いたほうがいいいと思うぞ、うん」
「そうかなぁ~。あ、すみませ~ん」
店員の姿を見つけ、声をかけるイムヤ。
「……ふう(助かった)」
街についてから始めて緊張の糸を切れさせた提督であった。

しばらく所在無さげに男物の服を眺めながら時間を潰す、と。
「あ、いたいた。しれいか~ん! この服どう?」
イムヤの声に振り向くとそこには(イムヤ ティータイム で画像検索)
な姿をしたイムヤの姿があった。
(おい……破壊力ありすぎだろ……)
またしてもとっさに視線をそらす提督。
その様子を見たイムヤが小首をかしげて不安げな声を出す。
「あ……その……やっぱり、似合わないかな?」
「い、いやっ!そんなことはないぞ。と、というかだな…す、すごく似合ってると思うぞ」
「えっ、ほんとに?」
満面の笑顔になるイムヤだが、それがまた提督の心をざわつかせる。
「えっへへー、じゃあこれこのまま着ていってもいい?」
「あ、ああ。それは全然構わん」
支払いを済ませ、店を出る二人。
軽く昼食をとって再び鎮守府に向かったのだが……
……チラッ
「??」
サッ…!
チラチラとイムヤを横目で見て、イムヤが視線に気づくと慌てて目をそらす。
という状況がかれこれ数十分続いている。
(くっ……気まずい)
そもそもこの空気の重さは自分のせいなのだが数十分が数時間にも思えてくる。
イムヤも行きの時こそ色々話しかけてきたが
帰りはおそらくは提督の不審な態度のせいで無言が続いている。
とはいえそんなこんなでも時間はすぎるもので、ようやく二人は鎮守府に帰還した。

「お、テートクにイムヤおっかえりナサイー!!
ってoh! イムヤすごくかわいいネー!!」
「え? そ、そう?」
「さ、さて! じゃあ俺は執務室に戻るからな!」
「テートクー! ワタシも今度服買って欲しいナー!」
「そ、そのうちな!そのうち!」
逃げるようにその場を去っていく提督を複雑な視線で見送るイムヤだったが
その視界は金剛の声で二人に気づいた他の艦娘たちによって遮られる。
「キャー可愛いー!」
「すごく似合ってて、なんだか羨ましいのです」
「わ、私もああいう格好すれば男が寄ってくるかしら…」
「姉さん……」
「な……なによ……北上さんの方が」
「いや、わけわかんない」

盛大な出迎えを受けたあとみんなのリクエストでその服装のまま夕食を食べ
イムヤは一人で食堂に残り椅子に座って頬を机に乗せていた。
「あら~、どうしたの~? せっかく可愛いお洋服買ってもらったのに仏頂面しちゃって~」
「あ……愛宕さん」
ニコニコと笑いながらイムヤの隣に座る愛宕。
「あのね……この服本当に似合ってるのかなぁ」
「あら、すごく似合ってるわよ~、私が男の人だったら絶対放っておかないわね~」
「そう……かな?」
「あら、何かあったの?」
「うん、あのね……」
尋ねてきた愛宕に今日のことを話すイムヤ。

朝から提督の様子がおかしかったこと。
似合うとは言ってくれたものの帰ってくるまでの間、ほとんどまともに自分を見てくれなかったこと。
その様子を聞いていた愛宕ははじめの方こそ多少真剣な眼差しで聞いてくれていたのだが
「あらあら……クスクス」
話が進むにつれておかしくてしょうがないという顔になってきた。
「む~真面目に聞いてよ~」
「ふふ……あらあらごめんなさい。でも多分全然逆だと思うわよ?」
「逆?」
「ええ、どうせだから提督に直接聞いてみましょうか?」
そういうとさっさと執務室の方へ向かう愛宕をイムヤも慌てて追うのだった。

「提督~、今よろしいですか~?」
「ああ、愛宕か。入れ」
扉を開けて愛宕が執務室に入る、そして扉も締めずに一言
「提督ったらひどいですね~」
「な、何の話だ」
「イムヤちゃんったら泣いてましたよ~?」
ビクっと反応する提督。
「……え?」
「提督のお気持ちもわかりますけどね~
大方イムヤちゃんがあんまり可愛いから逆に声をかけづらくなっちゃったんでしょ~?」
図星なので言い返せない提督にさらに追撃が放たれる。
「ま~提督の普段着とさっきのイムヤちゃんじゃ釣合いませんしね~」
「うぐっ……」
「それとももしかして本当に似合わないと思ってたとか?」
「いや……その……お前の言っていることで大体合ってる」
「つまり~?」
笑顔のまま言質を引き出そうとしてくる愛宕。
「くっ……そ、そうだよ。服もすごく似合ってたし
そ、その……あんまりにも照れくさかったんで喋れなかっただけだ」
「そうなんですか~、じゃあちゃんと本人に謝ってあげてくださいね~」
提督の言葉にニッコリと頷くと愛宕が背後に向かって声をかける。
「ですってよ~イムヤちゃん?」
「はい?」
愛宕がクスクスと笑いながらその場をどくと
影になって見えなかった場所から顔を真っ赤にしたイムヤが現れる。
「~~~~~!!」
(ぜ…全部聞かれてたのか!?)
無言で抗議の視線を愛宕に送るが、それを笑顔でかわしながら
「それじゃあね~」
と彼女はイムヤを執務室に押し込み扉を閉めて去ってしまった。

部屋に気まずい雰囲気が流れる。
「そ、その……イムヤ……」
「……………のに…」
「え?」
「ちゃんと……言ってくれればよかったのに……」
いつの間にかイムヤが少し涙目になっている。
「……買い物に行くの……すっごく楽しみにしてたのに……
グスッ……嫌われちゃったのかと思って……」
慌ててイムヤに駆け寄り所在無さげに動かしていた手を恐る恐る肩に置く。
ビクリと一瞬体が浮くが拒絶はされていない。
「すまない……その……言い訳にもならないかもしれんが
普段と違うイムヤが新鮮に見えてな……それが態度に出てしまった」
「じゃ……じゃあ」
「わかった……白状する……あまりにもイムヤがかわいくて不審な態度をとってしまった」
その言葉を聞いた瞬間顔から湯気が出そうになるくらい真っ赤になるイムヤ。
「ほ、本当に?」
「こ、こんな恥ずかしい嘘が付けるか!」
思わずタガが外れかけ、イムヤを抱き寄せてしまう。
「(あ……し、しまった)」
しかしイムヤは全く抵抗せずに提督の胸に黙って顔を埋めている。

先日自分がしてしまったであろうことが頭をよぎり、
慌てて体を離そうとしたがイムヤは提督の服をギュッと握って離さない。
「……あのね、司令官」
「な、なんだ?」
「私、司令官のこと好きだよ……だからこの間あんなことされた時……すごくショックだった」
「う……」
いくら薬のせいで意識がなかったとは言え、ひどいことをしてしまったことには変わりない。

「でもね……司令官が私のことかわいいって思ってくれて
それであんなことしたいって思ってくれるんなら……私嬉しいから……ダメ……かな?」
そう言って潤んだ瞳で切なげに自分の顔を見つめてきたイムヤを見た時点で
「しない」という選択肢は頭から排除されていたのだった。

ゆっくりと布団にイムヤを横たえると顔を赤くしたイムヤが予想外の言葉を放ってきた。
「あ、あのね司令官……その……イヤじゃなかったら……前と同じことをして欲しいんだけど……」
「い、いや……だがそれは」
「あの時はイヤだったけど……今の司令官に同じことしてもらえればイヤな記憶も消えるかなって……」
「あ……ああ……それなら」
そう答えるとイムヤはうつ伏せになり、真っ赤になりながらこちらにお尻を向ける。

確かあの時イムヤに話してもらった記憶を思い出す……
ゆっくりと優しくイムヤのお尻に手を這わせ、ほぐす様に揉んでやる。
「ん……ふぅ……」
触れた瞬間こそ一瞬ビクっと反応したが、そこからは提督のなすがままになるイムヤ。
しばらくすると緊張がほぐれてきたようで体の力が抜けていっているのがわかる。
「あ……あのね……あの時はもっとエッチな手つきで司令官は触ってきてたの」
その言葉に反応するように少し激しめに、いやらしくイムヤの尻を揉む。
下着がイムヤの尻に食い込み、まるで競泳水着でも着ているかのように彼女の尻がほとんど丸出しになる
「……この後は……どうしたんだ?」
「はんっ……そ、その……お尻を舐めて……あぁっ……!」
イムヤの言葉を聞いた次の瞬間、すぐに舌を尻に這わせる。
自分の尻が睡液に犯されるのを感じながら
あの時とは違う愛情のある舌使いにイムヤの秘所が反応してしまう。
じんわりとシミの出来てきた下着に指を伸ばしたい衝動を抑えながら
「次は……?」
提督はイムヤに次の指示を送るように急かす。
「そ、その……私のアソコを指でなぞっ……ひゃん!」
その言葉を待っていましたとばかりに指が下着の上からワレメをなぞる。
下着がワレメに押し付けられるたびにじんわりとシミが広がってゆく。
その光景を見てゴクリと喉を鳴らしつつ
「この次は?」
「あ……あの……そこじゃなくて……もう少し上の……きゃう!?」
「ここか?」
イムヤのクリトリスを軽くつまんでやる。
体が一際大きく跳ね、布団を握り締めながらイムヤが必死に言葉を漏らす。
「う…ん! うん! ……そこ……そこぉっ…!」
快感に翻弄されるイムヤのクリトリスを夢中で弄りながら
「イムヤ……次は?」
と急かす。
「あっ…あっ! ず、ずらして…クパァってして……! ……司令官の舌が私の中に! あんッ!!」
大体わかった。
下着をずらすと既にグッショリと濡れているイムヤの秘裂、そこを指で広げて舐め上げる。
「や……ぁ……! 司令官……うん……それ!……あんっ…!気持ちいいよぉ!!」
既に一度快楽を知ってしまった身体は柔らかい舌に敏感に反応し蜜壷からどんどん愛液が溢れてくる。
一滴たりとも逃さぬようイムヤの体を持ち上げ、顔に秘所を密着させて愛液をすすり上げていると
不意に股間にイムヤの手が当たる。
体を自分の方に引き寄せたせいで、ちょうど股間がイムヤの顔のあたりに来るような姿勢になっていた。
張り詰めたテントを恐る恐る触るイムヤに一旦口を止め
「イムヤ……俺のも……その、してくれないか?」
と頼んでみる。
こちらを向いたイムヤが上気した顔でコクンと頷くとジッパーが引き下げられ、ブルンと勢いよく中身が外に飛び出す。
「こ……これが司令官のお…おちんちん……」
あの時は暗闇で犯され、事が終わった後のモノしか見ていないイムヤにとって
臨戦態勢での主砲は初めて見るものだった。
すでに先走り汁が出ているそれは、イムヤの手が触れるとビクビクと痙攣しさらに先端からカウパーを滲ませる。
「うぁ……イムヤ……気持ちいいぞ」
両手で懸命に刺激を与えようとするイムヤに声をかけ、再び秘所への責めを再開する提督。
(すごい……ヌルヌルする……男の人も気もちよくなると濡れるんだ…)
ボーっとした頭でそんなことを考える。
(あうっ……気持ちいいよぉ……もしかして……男の人も舐めてあげたらもっと気持ちよくなるのかな?)
スマホで見たことのあるフェラチオというものが脳裏に浮かび、おずおずと提督のモノに舌を這わすイムヤ。
すると竿がビクンと跳ね上ってイムヤの顔を叩き、同時に提督が快楽に耐える呻き声を上げる。
(あ……気持ち……いいんだ……)
それが嬉しくて貪るように舌を這わすイムヤ、提督も負けじとイムヤの膣内やクリトリスを舌で舐めまわす。
お互いが無言で相手を気持ちよくしようと性器を刺激し続け───
「グッ……!!」
うめき声と同時に肉棒の先端から白濁液が飛び出し、イムヤの顔を汚す。
「あぁっ……!!」
すでに数回イッて意識が飛びかけていたイムヤはそれを避けもせずに顔中に浴びてしまう。

ぼーっと顔にこびりついた精液を指ですくい取り、舌で舐めとるイムヤ
(これが……赤ちゃんの素なんだ……苦いけど……変な感じ……匂い嗅いでると頭がフワフワする……)
多少萎えている肉棒に舌を這わせ、こびりついている精液を舐め取っていると
それはムクムクと元気になり、あっという間に先ほどと同じ姿を取り戻した。
(すごい……また大きくなった……)
そんなことを思いながらなおも舐め続けていると提督が慌ててイムヤに声をかける。
「イ、イムヤ! も、もういい! その……いいか?」
舐めるのをやめ、提督の方を向いたイムヤがその言葉の意味を察しコクンと頷く。
「うん……でもね……その……ちゃんと司令官の顔を向いてしたいの……ダメ?」
「……ダメなわけがあるか」
そう言ってイムヤの体を自分の方に向け、持ち上げる。
ちなみに脱がせたのは下着のみだ。
可愛い衣装をまとったイムヤが顔を精液で汚しながら自分の手によって乱れてくれている。
下手に脱がすよりもよほど興奮する。

イムヤの体を持ち上げて秘裂と肉棒の位置を合わせ、そして少しずつ体を落としてく。
ズブズブと肉棒が徐々に自分の中に飲み込まれていくのを
イムヤは多少の痛みとゾクゾクとした快感を感じながら受け入れていった。
すでに何回もイったイムヤの中は、初めてにしては比較てスムーズに欲望を飲み込んでいく。
ビクビクと体を痙攣させる彼女の体を落としていくと、やがて抵抗にぶつかる。
僅かな躊躇の後さらに腰を落とすとプチっという感触とともに処女膜が破れ
初めての証である血が結合部から流れ出す。
(本当に……薬にやられてる時にしなくてよかった……)
安堵の息を吐きながらさらにイムヤの体を落とし、やがて先端がコツンと子宮に到達する。
「イムヤ……全部入ったぞ」
「う……ん……司令官の……すごく熱くて、おっきい……」
少し苦しそうだがイムヤは目尻に少し涙を浮かべながら微笑む。
その顔がたまらなく愛しくなり、精液で汚れていることなど構わず思わず唇を塞ぐ。

「ん!……んんん……ちゅぷ……」
ゆっくりと唇を割って舌を入れるとイムヤも躊躇いがちに舌を絡ませてくる。
しばらくの間夢中になってお互いの舌を貪り合う。
「ぷはっ……」
ようやく口を離すと二人の口から伸びた睡液がお互いのあいだに細い橋を作る。
名残惜しそうなイムヤに声をかける
「じゃあ、動かすぞ……」
「うん……」
多少残っていた強張りも今の口づけで消えたようだ。
ゆっくりとイムヤの体を持ち上げ、そして再び落としてゆく。
柔らかいヒダが肉棒全体を包み込んで強めに圧迫し、気を抜いたらすぐにでも果ててしまいそうなところを歯を食い縛って我慢する。
「ふぁっ…! あぁぁぁぁ!」
イムヤの方は自身が強く咥え込んでいるモノから与えられる快感の方が既に優っているようで
往復させるたびに小刻みにイッているようだ。
少しずつ抽送のスピードを上げてゆく。
スカートの下で結合部がグチャグチャと卑猥な音を立て
直接見えずに音だけが聞こえることが逆に二人の興奮をより一層高めていく。
「あぁん! やっ! し、司令官…!司令官!!」
イムヤがこちらを呼ぶたびに膣がキュンキュンと肉棒を締め上げ絶頂に誘ってくる。
なおも我慢し、さらに勢いを強めて中に打ち込むと
イムヤのほうは腰が抜けたのか、完全にこちらに体重を預けて首筋に抱きついている。
髪から漂ってくるフワっとしたイムヤの香りがより一層脳髄と股間を刺激しさらに血が集まってゆき
限界が近いことを知覚する。
もはや欲望の赴くままに手でイムヤの腰をつかみ、荒々しく自分の腰を打ち付け先端を子宮に押し付けると
声にならない喘ぎ声を上げながらイムヤの中がもう逃がさないとばかりに締め付け───

ドクン!!

今までこらえていた大量の精がイムヤの一番奥で解き放たれた。
熱いモノが大量に自分の中に流れ込んでくる感覚をイムヤは背をのけぞらしながら受け止める
最後の一滴まで搾り取るかのように絶頂を迎えた膣内は肉棒を締め上げ
その刺激に勢いは一度だけでは収まらず、何度も痙攣しながらイムヤの中に白濁液を流し込む。
入りきらなかった精液が逆流して結合部から漏れ出すが、さらに数秒間彼女の中に精を注ぎ続けた。
そしてお互い糸の切れた人形のように倒れ込み、疲労の極致にあった二人は繋がったまま抱き合って眠ってしまった。

「ど……どうしよう……」
「す……すまん」
翌早朝、目をさましようやく正気に戻った二人が現在の惨状に気づく。
買ったばかりの服、いろいろくっついて大破
執務室の敷布団、、シーツ、同じく大破
「か……買ったばかりなのに……」
昨晩とは違う意味で涙目になるイムヤ。
「と、とりあえず気づかれないうちに洗濯してしまおう」
「う…うん」
提督が大急ぎで布団からシーツを引っペがしたり部屋の中を片付けているあいだに
イムヤはこっそりと部屋に戻り、いつもの水着に着替えて服を洗濯所に持っていった……のだが
「あらあら~」
「えっええ~~!?」
「こんな朝早くからお洗濯~?」
「な、なんで愛宕さんが……?」
「うふふ~今日の当番は私だからね~ってあら、その服もう洗うの?」
「え、え~と。その、ほら、新しく買った服は一回洗っておいたほうがいいみたいなことをこの間スマホで……」
「その割にはなんだかすごいことになってるみたいだけど~?」
「うっ……ううう~~」
顔を真っ赤にして服を抱きしめるイムヤ。
「ほら、洗っておくからこっちにちょうだいね~
うふふ、他の娘達には黙っておいてあげるから安心して」
服を渡して脱兎のごとく逃げるイムヤをクスクス笑いながら見送ったあと
「でも提督にはお説教かしらね~」
と、数分後に現れた提督は床に座らされて他の艦娘が起床して奇異の目で見る中、
朝食までお説教されました。



 

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伊168
最終更新:2013年10月19日 20:41