提督×第七駆逐隊2-531

「おう、提督。遠征終ったぞ」

そう言うと第二艦隊の旗艦を務めた天龍は遠征の報告書を提出する。それを受け取るのは着任からまだ数か月の新人と呼べる域の若き提督。

「ご苦労様。助かるよ」「ここ最近遠征ばかりだったからなぁ。これで明日は心置きなく戦えるな」

艦娘の建造や戦闘後の補給、修繕で湯水のように消える資材。一応司令本部から資材の供給はあるがそれでも足りないのが現状である。そんな不足を賄う為遠征を行うのはどの提督も行っている。
最初は戦闘でないことを渋っていた天龍も説得(おもに龍田のお陰だが)や自分を頼る駆逐艦たちと共に行動するにつれ満更でもなくなったようだ。

「じゃ、俺は補給して明日に備えるとしますか」「あぁ、そうだ。補給ドックに行くなら朧と曙、あと潮に指令室に来るよう伝えてくれ」「ん、了解」

ひらひらと手を振りながら出ていく天龍。それと同時に秘書官である漣がお茶を持ってくる。

「はい、ご主人様」「ん、ありがとう」

コトっと湯呑を机の上に置くと漣は遠征の報告書を眺める。着任当初は戸惑ったご主人様呼びにもなれたものだ(妖精経由で変な噂が流れたが)

「あら、みんな改造可能レベルになったんですね」

嬉しさの混じった声で聞いてくる。この艦隊では最古参となる彼女は最初に改造を受けた艦である。姉妹艦たちの強化も自分の事のように喜んでいる。

「失礼します」

呼んだ三人が指令室に入ってくる。礼儀正しい朧、ムスっとしている曙、おどおどと二人に隠れたそうにする潮。三者三様の反応の三人に改造の事を伝える。

「朧はそんな改装しなくても、やれるのに」「少し…自分に自信が持てるようになると良いなって…思います」

そう言いつつも口が緩んでいる朧とはにかんでいる潮。その様子にこちらも頬がほころんだのだが

「か、改装とかいって、私の裸が見たいだけなんでしょっ、このクソ提督!」

赤くなりながら言いがかりに近い文句を言う曙

「ドックには私は立ち入り禁止なのだが」「そ、それでもイヤらしいこと考えているんでしょ!」「あのなぁ」「~!」

説得の言葉を遮り指令室を飛び出す曙。

「あ、こら…」「行っちゃいましたねぇ」

隣に立っていた漣ののんきな感想にさらに肩を落とす。曙とはいつもこんな感じになってしまう。

「大丈夫ですよ、提督。ああは言っていますが曙も嬉しいと思っていますから」「そ、そうですよ」

見た目の幼さが残る駆逐艦の娘にフォローされるというのも男としていささかキツイものがある。

「はぁ、まぁいい。改造は二日後に行うから曙にも伝えておいてくれ。漣も今日はもう仕事は殆どないから寮で休んでくれ」

翌日―入渠ドック-

「まったく、戦闘狂とサディスト姉妹と組ませんじゃないわよ、あのクソ提督」

久々の戦闘だとはしゃぐ天龍型姉妹につき合わされ曙は中破、他の三人は小破ないし軽い損傷を受けた。すでに三人の傷は癒えドック内のお風呂にいるのは曙だけである

「クソ提督…」

ぽつりと呟いた言葉が風呂に響く。かつての記憶。空母翔鶴を守りきれなかったことへの中傷、
重巡洋艦最上を助けに行ったが航行不能な彼女を雷撃処分したこと
漣がアルバコアに沈められその救助活動の為時間を取られ護衛するはずの輸送船を沈めたこと。
自分が沈んだとき潮が乗員を救助してくれたこと。
嫌な事がフラッシュバックする
特に翔鶴を守れなかったときは辛かった。乗員のみんなで必死に立ち向かったが守れず、その責任はともかく理不尽な言いがかりを付けられた時は上層部の奴らが憎かった。

「…むぅ」

今の提督がそんな奴じゃないことは理解している。だがそれでも…

「はぁー、やっと説教が終わったぜ」「うふふ~流石に正座は辛かったわ~」

物思いにふける中で提督の説教から解放された姉妹が風呂に入ってくる

「お、曙じゃないか。まだいたのか」「8割方アンタたちの所為でしょ!」

近くに浮かんでいる風呂桶でも投げつけてやろうかと思ったが龍田が怖いのでやめる。

「御免なさいね~つい血が疼いちゃって~」「もういいわよ…」

どうも龍田の笑顔には何も言えなくなる。

「あぁそういえば漣たちから伝言があったぜ。修復が終わったら指令室に来いってさ」「また?」「また」

夜の鎮守府は静か…でもないが(おもに夜戦好きな某軽巡洋艦が)昼の賑やかな場所と思えない。そしていつも入りたくない指令室の扉はさらに重々しいものに見える。スゥ…ハァ…と深呼吸してノックする。

「曙よ」「あ、ちょっと待ってて、今開けるから」

帰ってきたのは漣の声。いつもならクソ提督なのに…。ガチャンと鍵が開く音がして中から漣が顔を出す。

「さ、入って」「クソ提督はどうしたのよ?」「いいからいいから」

司令官室に入るといつもクソ提督が仏張面で執務している机には誰もいない。

「こっちよ」

と扉に鍵をかけた漣が手を引き指令室にあるもう一つの扉へ連れられる。その先は提督の私室になっている。もっとも執務中だろうがやってくる艦娘の私物に占拠されかけているが。
ガチャっと開けられた扉の中に入れられると異様な光景が広がっていた。両手足をベッドの四隅に手錠で固定されているがグッスリ寝ている提督とその脇で立っている朧と潮。

「なんなの…コレ…」

ジリっと後退りするがガチャンと扉の鍵を閉められた。

「私達ね。考えたの、どうしたら曙がご主人様と仲良くできるか…って」

後ろに回った漣がゆっくりと語りかけてくる。

「前に曙と一緒に見た如月ちゃんが持っていた本に『心を通わせるなら触れ合いが一番』ってあったよね」

朧がにっこりと笑う。

「み、みんなと一緒なら…」

真っ赤になった潮。この状況の触れ合い、それが分らないほど子供ではない。

「いや、待ってよ」「急に言われたら戸惑うよね。大丈夫やりたくなったら混ざっても良いしここから逃げても良いわ」



ぺちぺちと頬を叩かれる。その衝撃でまどろみの中から少しずつ頭が覚醒してくる。
確か執務の途中で漣の入れてくれたお茶飲んでそこから…

「!?」

ガチャガチャと手錠の鎖とベッド骨組みのぶつかる音。両手足が動かない。パチッと開いた目には全裸となった朧、漣、潮の三人が映る。

「なんだこれは」「おはようございます、ご主人様」

普段と同じ挨拶をする漣。その異様さに気圧される

「っ!」
不意に下半身が涼しくなると同時に柔らかく生温かな感覚が襲う

「ふぉうれすふぁ、ふぇいほく」

朧が私の陰茎を、袋部分を潮が口に含んでいる。不意打ちに近い快楽に口が開くとすかさず漣が唇を重ね舌を侵入させる。
私が悶えるたびガチャガチャと金属音がなる

「ちゅう…ふぅん…」「はぁ…はふ…」「んく…」「くぅ…ん」

四人の熱のこもった吐息が部屋に響く。苦しくなってきたところで漣が唇を離す。ドロリと私と漣のが混ざった唾液がしたたり落ちる

「はぁ…ホントに何なんだッ!」

そう吐き捨てると同時に堪えていた精液がはじける。

「きゃあ!」

と思わず朧が顔を離したため彼女と潮の顔が白く汚れる。そして顔にかかった精液を指でつかみ口に含む三人。
普段の幼さの残る顔を感じさせない艶めかしさを孕んだ顔に不覚ながら萎えた陰茎は再びそそり立つ。

「ん…何がしたいか…わかりますよね?提督」「ご、御免なさい」

謝るなら止めてくれ。

「さて…じゃあ頂きますね、ご主人様?」「おい待て、おい」

私の制止を聞かず下半身に移動した漣が自らの性器を広げ私の肉棒に腰を落とす。かなりのキツさと柔らかさに包まれ息がつまる

「イッテテ…」「大っ丈夫か」「ハッ、ハイ。これくらい戦闘の時に…ッ」

涙を蓄えた漣に対し彼女の膣内は緩やかに動く。一方の朧はマジマジと連結部を観察し潮は手で顔を覆うも指の間から見ている。

「動きます」「おい無理はするな」「大丈夫です、漣はッ本気なの、です」

ゆっくりと腰が上下する。その動きはだんだんと大きく激しくなりこちらの腰も浮いてくる

「あ、来る、来ちゃうッ」「くぅ…」

ビクンと高く跳ね締め付けが強くなる。その刺激に耐え切れず二回目の絶頂を迎える。余韻の中クテっと私の方に倒れ込む漣。

「スゴイ…」「次は私ですよ。提督」
「何なのよ…。」

目の前で提督の物を銜え込んだ姉妹艦が腰を振り果てていく光景。それを呆然と見ていた曙は下腹部の熱に気が付く。

「潮まで、あんな…」

普段は人見知りするようなおとなしい妹艦が別人のように提督との行為に熱中している。

「…」

自分の股間に手を当てるとくちゅという水音がする。これは此処の雰囲気に当てられただけ、あのクソ提督のモノなんか

「…ッ」
「ふぁああああ」「つぅ…」

年の割に育った乳房を揺らし果てた潮に本日四回目の精を出す。崩れるようにたらだを離す潮。
着任前から一日とかかさず行っていた筋トレの成果でついた体力とプライベートスペースが浸食されあまり自慰をしてなかったこともありなかなか自身の肉棒は萎えきってくれない。

「ん…?」「ひゃう…ん」

先ほどまで潮たちの体で見えなかったが、部屋の隅に立ったまま自慰をしている曙が見思わず

「曙…か…?」

と声が出てしまった。

「てい、とくぅ…んあ、こっち見ないで…」

普段の憎まれ口とは思えない弱い声、私に見られているにも関わらず自慰が止まってい痴態に大粒の涙を流している

「…ご主人様、行ってあげて」

いつの間に復活した漣が私の拘束をする両手足の手錠を外す。そんな彼女の頭をなでてやるといつもの悪戯っぽい笑みを浮かべ再びまどろみの世界に落ちて行った

「曙…」「っ…こっち、くんな、このクソッ提督ッ」

自慰で達したせいか力なくへたり込んだ曙は近づく私をなら睨みつける。だが涙で濡れ赤くなった目では迫力もなく私は彼女を抱きしめた。

「つ…ふぅっ」「大丈夫だから」

そう頭をなでる。何が大丈夫なのか自分でも分らないが彼女にかけるべき言葉はそれしかないと思った。

「…お願い、提督。」「ん」「私も、みんなみたいに、愛してください」

少しして落ち着いた彼女はゆっくりと懇願する。はたして拘束した男を貪る行為が愛なのか分らないが

「良いんだな」「ん…」

三人が寝息を立てるベットに運ぶ。駆逐艦の艦娘が小さいとはいえ三人も寝ていてはシングルベットは狭く隅に座る私の膝の上に曙が座る形となった。

「行くぞ」「…ん、潮みたいに大きくないけど」

潮が大きいだけでこのくらいの娘はこれくらいだと思う。いや今いる四人の胸しか見たことないが。

「ひう…あっ」

乳頭を触るたびピクリと反応する。今更ながら物凄い背徳感が襲ってくるがそれを楽しんでいる自分がいる。
そのまま手をゆっくりと下腹部に運ぶ。くち…くちゅという音が響く

「ふ…うん…あぁ!」

時折大きな反応をする場所をゆっくりと焦らす。とろけた眼で私を見る曙。普段のキリッとした目とのギャップにセガゾクッとする

「行くぞ」「はぁはぁ…ん、やっぱり、私の裸、ん、見たいんじゃない」

息も絶え絶え憎まれ口を叩くも頷くのを確認しゆっくりと彼女の中に入れて行く。他の三人よりもきつくだが十分に濡れたそこは熱い。

「ああ…ふぁ…」

十分に馴染んだところで腰を振る。ピクンと跳ねる小さな体を抱え動きに強弱をつける

「あ、もう、だめぇ!!」

一段と甘い声をだしキュウと絞めつけられる。

「出すぞッ」「う、あッあああ!!」


翌日―指令室―
「うう…腰がぁ~」「痛いですぅ」「ご主人様ぁ今日の秘書官のお仕事お休みしちゃだめですかぁ」
「ペース考えずがっつくからだ」「よくいうわよ、このクソロリコン提督!」

取り敢えず四人の体とシーツを奇麗にして現在お説教中

「ご主人様も結構がっついてましたよね」「漣、お前一週間鎮守府全部のトイレ掃除な」「はう!?」
「おはようございま~す」

のほほんとした笑みを浮かべ指令室に龍田が入ってくる。

「あら~この子達何かしたの?」「あぁ、悪戯を少々」「潮ちゃんまでとは珍しいわね~」

龍田はあらら~とそれは楽しそうに目を細め笑う。

「そういえば天龍は?」「あ~、昨日久しぶりの戦闘で気分よくお酒飲んじゃって潰れちゃってるの。あ、そういえば~今日はみんな改造する日じゃなかったかしら~」

そういえばそうだ

「じゃ、三人とも改造終わったらまた来るように」「「はい」」「ふんっ」

きちんと返事する朧と潮に対し相も変わらずそっぽ向く曙。まぁこれでもいいか…

「と、何どさくさに紛れて逃げようとしてるんだ、漣」「いやぁ~みんなに付き合おうかな~なんて…」「はぁ…まぁいいか。天龍も今日は動けないし行って来い」「はーい」
「元気ねぇ~」「まぁそれも彼女らの取り柄だからな」「そうね~でも提督、あなたもはしゃぎ過ぎちゃでめよ~」「ハイ」


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最終更新:2016年08月22日 14:56