提督×島風2-46

「もー! なんでわたしの話はひとつもないのー!!」
島風が見ているのは「艦隊コレクションエロパロ」スレッド
出撃中の168の部屋にあったスマホを面白半分に弄っていた時に偶然見つけてしまったものだ。

はじめは思わずゴクリと唾を飲み込みつつ真っ赤になりながら読み進んでいた島風だが
スレを読み終えるあたりで赤い顔は恥ずかしさではなく怒りで真っ赤になっていた。
これでも外では実は人気があることが、彼女にとって自身の快速と並ぶ密かな自慢でもあった。
見た目も他の艦娘たちより異性の目を意識した格好をしているつもりだし。
だが、無常なるかな。
エロパロスレには彼女の影も形もない。
同じ年上の艦達はまぁしかたがないにしても、他の駆逐艦すら登場しているのに自分は一切出ていないというのは
ある意味これ以上ないほどに屈辱的なものだった。

「…もしかして私って自分で思っていたより実は人気無い?……」
ズーンと落ち込みながら次のスレッドに移ったところでスマホを弄る手が止まった。

この書き込みである。
『暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう』

なるほど、ある意味自作自演ではあるがこれをやればビッグウェーブを引き起こすこともできないかもしれない。
思い立ったが吉日、スマホの履歴を消去した島風は早速自室に向かうのだった。

「う~ん…早速書き始めたけどいまいち思い浮かばないなー」
その手の知識だったらたいていの駆逐艦娘よりもあるつもりだ。
とはいえそれだけでSSが簡単に書けるわけではない。
「なんかいい方法ないかなー………お゙っ…!」

閃いた。
(わたしが提督とあまーいイチャラブをしているって想像しながら書けばうまくかけるんじゃない?)
無理やりな発想な気がしなくも無いが、島風はノリノリでSSを書き始めた。
提督にいろいろされるシーンでは自分の手で提督の手を想像しながら自分を責めたりと
なかなか大胆なことをしながら…


───3日後
「今日も私が一番速かったね!提督!!」
出撃海域でその機動力を遺憾なく発揮してMVPを取った島風が提督に飛びつく。
「ああ、見事だったぞ島風」
「えへへー」
提督が頭をなでると得意そうに胸を張る島風。
そのまま秘書艦の仕事をはじめたのだが……

「……Zzzzz」
「やれやれ…まぁ無理も無いか。出撃後だしな」
昼間の疲れか書類の整理中に眠ってしまう。
「まぁ今日は急ぎの仕事も残っていないし、いいかな。お疲れ様、島風」
そういながら提督は軽い彼女の体を抱き上げて部屋へと歩き出した。

島風を布団に寝かせて毛布をかけてやったところで
提督は島風の部屋に有る机の上にある紙束に気づいた。
「なんだこれ?」
よく考えたらプライバシーの侵害なのだがちょっとした出来心と言うやつだった。

「ん…んぅ…あ…あれ?」
目を覚ました島風は執務室ではなく自分の部屋にいることに気づく。
ふと横を見るとそこには自分に背を向けた提督の姿が…
(わたし仕事中に寝ちゃったのかな…そっか、提督が運んでくれたんだ)
ご機嫌になりかける島風だったがだんだん顔が青くなっていく。
(あ…あれ?…提督が机の前にいるってことは)
今日は急な出撃だったのとさすがに勝手に部屋に入る人間はいないだろうと思って
書き終わり間際の原稿を机の上に出しっぱなしだったことを思い出した。
思わず飛び上がる島風、その気配で提督もビクッとなりこちらを振り向く
その手にあるのは間違いなく提督とのイチャラブを書いた……
「て……提督…」
「…あ…あは…あはははは……」
「……よ、読んじゃったの?」
笑顔を作ろうとして失敗して顔が引きつっている提督と顔中から湯気を出している島風。

「わわわ悪かったな! そ、その、なんだ! 俺は何も見なかった!見なかったからな!」
そう言って原稿を机において足早に部屋を出ようとする提督の背中に小さな体が抱きついた。


「し、島風?」
「み、見ちゃったよね?」
「あ、ああ。だがそ、その…気にするな!なっ!」
「き、気にするよー!!」
「わ、悪い!!」
謝る提督に島風は泣きそうな顔で聞く。
「わ…わたしの事。嫌いになっちゃった?」
「な、なんでそうなる!?」
「だって……わたし提督にあんなエッチなことしてもらえたらなって想像しながらアレ書いてたんだもん…
あんなやらしー事考えてたんだよ?」
「う……」
その表情にちょっと理性が飛びそうになる提督。
ただでさえかわいらしい彼女がこんなにも切なそうな表情でこっちをみているのだ。
大概の男は一発で理性が飛ぶだろう。

だが自分は提督だ。
その自覚で何とか理性を保ちつつ島風と向き合う。
「本当に…勝手に見て悪かった。言うこと聞いてやるから許してくれ…な?」
「え……いいの?」
「ああ、よほど無理な頼みじゃなければな」
「じゃ、じゃあね…」
顔を赤らめながら言った次の島風の言葉で提督は卒倒しそうになる
「あのSSと同じこと…わたしにして…提督」
いつもの顔に赤みがかかった表情でうつむきながらどこかぶっきらぼうに言った言葉は
それはもう反則級の可愛さだった。

思わずSSと同じように島風の体を抱きしめてしまう。
(確か抱きしめた後にしゃがむ…だったか)
「あ…提督ぅ…」
自分の目線まで体を下げた提督の首に手を回して甘えた声を出しながらぎゅ~っと抱きつく島風。
年頃の少女の発する心地よい匂いを堪能しながら優しく頭を撫でつつ
あらすじをなぞるように島風の体に手を這わせ、スレンダーながらも柔らかい少女の体の感触を楽しむ。
ただでさえ露出度の高い服装のせいで、大体どこを触っても直接肌の感触が残る。
頬、首筋、背中、脇…だんだん手の位置が下がり、自慢の足にたどり着く。
太ももを撫でられた島風が思わず声を漏らす。
「……ぉ゙っ」
「す、すまん。急だったか?」
「ううん、提督だからぜんぜん嫌じゃないよ」
そういうと提督の顔に触れている自分の頬をスリスリとよせて甘えるながら
頬にチュッっとキスをする。
(確か…この後は…)
あざといセーラー服をたくし上げ、見せブラをずらすととても大きいとはいえない島風の胸があらわになる。
すると島風は顔を赤らめながら
「そ、その『わたし…胸は小さいから恥ずかしい…』」
SSと同じ台詞をぎこちなく言う。
「『なら俺が大きくしてやろう』」
やはりSSと同じ台詞を言いながら島風の胸を優しく揉みしだく。
「お゙ッ!(ど、どうしよう…自分でした時よりぜんぜん気持ちいい…)」
さらに舌を這わせ、乳首を舌先で転がされてビクビクと反応する島風。
「お…『大きくなったら遅くなっちゃうよ…』」
「『そうしたらまた近代化改装してあげるよ島風』」
島風の反応を楽しみつつもSSのやり取りをすることは忘れない。
そしてSS通りに島風の唇にキスをしてやる。
健気にもたどたどしく下を入れてくる島風に応え、存分に舌を絡ませてやると
最初は閉じられていた瞳がうっすらと開き、うっとりとした表情に変わってゆく。
この後は…

優しく布団の上に寝かせ、島風のスカートの中に手を伸ばす。
短いスカートの中にある見せパンツ越しに秘所をなぞると
「『ああっ…提督、そこはダメですよぉ』」
島風の口からは甘い声があがる。
「『本当にダメなのか? ほら、もうこんなになっているじゃないか』」
下着をずらすとそこは既に湿っていた、少々SSよりも量が多い気がしなくも無いが。
指を滑らせるたびに島風の甘い喘ぎ声が漏れ、指に絡みつくサラサラとした愛液の量が増してゆく。
そして指をいったん抜き、島風に見せてやる。
「『もうこんなに濡れて…島風はエッチな子だな』」
「『は、恥ずかしいですよ提督ぅ…それにわたしがエッチなのは提督の前だけです』」
多少読み方がぎこちなくてもそんな台詞を言われると興奮してしまうほどに今の島風は可愛い。
ゴクリと唾を飲みつつ次の行動に移る。
「『あっ…提督…!そこは汚……』ひゃんっ!!」
提督の舌が島風の割れ目を舐め回し、時に中に進入してくる。
自分の指でしか弄ったことのないソコに、生暖かくぬめっとした舌の感触を感じ
何度も大きく体を跳ねさせる島風。
提督はそんな島風の腰をしっかり抑えつつ彼女の体に更なる快感を与えるべく、
小さな芽の皮を下で剥きチロチロと刺激すると今までとは比べ物にならない愛液が溢れる。
「やっ…!提督!それすごいよぉ!!」
思わずSSに無い言葉を口走りながら提督の顔を太ももでギュッとはさみ、頭を抑える島風。
ジュルジュルと卑猥な音を立てながら溢れ出る愛駅で顔を濡らしながら舌で割れ目の中を蹂躙しながら
指でコリコリとクリトリスを刺激してやった瞬間──

「あっ!やっ!イっちゃう!!」
島風の体は与えられた快感に耐え切れず絶頂を迎えてしまう。
「あ…す、スマン島風! 大丈夫か!?」
数秒間放心していた島風だが
「…えっと、いいんです。すごく気持ちよかったし…えへへ…」
と笑い、続きをしようと促してきた。
「『提督ばっかりずるいですよ、わたしも提督を気持ちよくさせちゃいます』」
そう言うと慣れない手つきでジッパーをおろし、中のモノを一生懸命取り出す。

ブルンッ!!

「わっ! …す…すごぉい…」
思わずびっくりしてまじまじと目の前のものを見つめてしまう島風。
今までの行為のせいで既に臨戦態勢に入っているそれは
はじめて本物を見る島風にとって興味津々のものだった。
(こ、こんな大きいの本当にわたしの中に入るのかな…で、でもその前に…)

「『じゃあ提督のはわたしが食べちゃいますね!』」
そう言いながら小さな口を一生懸命広げて目の前の怒張しモノを頬張る。
さすがに深く咥えるのは無理で亀頭の部分だけを口に入れた状態だが
可愛らしい顔が自分のものを加えているという構図は肉棒をさらに大きくする。
「ん…んんん…ピチャ…クチュ…」
さらに大きさを増したモノ驚きつつも島風は提督を気持ちよくさせようと一生懸命に竿をしごきながら舌を亀頭に這わせる。
たどたどしい手と舌使いが逆に興奮を呼び、下半身に地が充血してゆく。
「『じゃあ島風も気持ちよくしてやらないとな…』」
そう言うとゆっくりと島風の下半身を自分の顔に持ってきて、再び割れ目にむしゃぶりつく。
その刺激で思わず口を離しそうになる島風だが、必死に目の前の棒に集中する。

淫猥な音を立てながらお互いに快楽を与えようと夢中に相手に刺激を送る二人。
だが、島風の口がキュっと尿道を刺激した瞬間
「うぁ…! し、島風! 出るぞ!!」

ビュルルルル!ドプッ!

「んんんんん!!」
必死に精液を口内で受け止めようとする島風だが、入りきらずに口から白濁液が溢れ出る。
(うう…にっがーい…)
顔をしかめる島風にティッシュを渡すと口の中のものをティッシュに落としてゆく。
ほとんど着衣状態に近い島風が自分の精液を口から出す光景に再び屹立していく肉棒。
だが…
「『提督はっやーい!』」
「うっ…!」
「??」
「そういう台詞だとはわかっているけどやっぱりちょっと傷つくぞ」
「えへへー、でもさっきはわたしの方が先にイっちゃったからこれで引き分けですね」
そういって口を拭いた島風が満面の笑みで抱きついてきて唇をふさぐ。

「さて…『提督に向かってはっやーいなんて言う艦にはお仕置きが必要だな』」
そう言って島風の後ろに回り、机に手をつかせて下着を下ろすと
閉じられた足と股間の間に肉棒を挿入する。
いわゆる素股である。
「ふわぁぁ…提督ぅ…これ、気持ち良いですよぉ…」
熱い肉棒が自分の割れ目とクリをなぞる感覚に耐え切れず、早くも腰がガクガクとなる島風。
「『早くイった方が負けだからな』」
そう言うと激しくピストンを開始する。
「あっ! やぁっ! 提督、それダメェ!!」
さっきイかなかった分敏感なままだったそこはあっという間に二度目の絶頂を迎えてしまう。
「ああぁっ! きちゃうよぉ提督ぅ!!」
島風はハァハァと荒く息を吐きながらへたり込んでしまった。
「ハァハァ…『えへへ…これで引き分けですね』」
そして──
「ほ、本当に……いいんだな?」
「提督…それちっがーう」
「え?」
「『入れるぞ…島風』…でしょ?」
顔を真っ赤にしながら上目遣いで提督を見る島風。
そのあざと可愛さに悶絶しそうになりながら
「ああ、わかった…『入れるぞ…島風』…できるだけゆっくりするからな」
「…うん…えへへ…提督ってやっぱり優しい」
正直こんな年下の娘を貫こうとしている自分に優しいなどという言葉をかけられる資格があるとは思えなかったが
それを今考えたり言ったりするのは健気に自分を慕ってくる島風に大してとても無礼な気がして言葉を飲み込む。
そして割れ目に肉棒をあてがいながらゆっくりと侵入していく。

力を抜くようにして、なおかつ十分に濡れてはいたが、それでもかなりの痛みを感じる。
しかし島風は目に涙を浮かべながら必死に耐える。
やがて島風の処女幕をプチッという音ととも破り、提督の怒張がさらに奥まで進んでいく。
そしてようやく彼女の一番奥に到達した。
「…えへへ『これで島風は提督のものですね』」
「『違うぞ…俺が島風のものだ』」
「……!?」
用意されていた言葉なのにそれに反応したかのごとく痛みを忘れたように膣が欲望をキュっと締め付ける。
「…うっ…!」
それは提督にも十分伝わっているらしく必死に堪えた表情をしている。
「『提督…わたしは大丈夫だから…次に早かったほうの負けですよ?』」
「『ああ、勝負してやろう』」
そう言いながら島風の唇をふさぐとゆっくりとピストン開始する。
できるだけ痛みを和らげるように全身を愛撫しながら…

「んっ…んっ…!」
充分に濡れていたせいか、徐々に膣内で肉棒がスムーズに動くようになっていくことがわかる。
ジュブジュブと入り口でピンク色の愛液が泡を立てて、二人の快感に火を注いでゆく。
「あっ…あっ!…提督…なんだか痛いのが無くなってきて…すごい…です…!」
もう大丈夫だろう、とピストンの速度をさらに上げると島風の体はしっかりと快感の反応を示す。
更に快感を当たるためクリトリスに手を伸ばして刺激してやると
「お゙っ!!?」
という声とともに島風の体がビクンと跳ねる。
そして声と同時に中がギュっと締まり、欲望を刺激する。
「お゙っ! お゙っ! お゙っ! お゙っ!!」
執拗に続けられる刺激に島風はよだれを垂らし、目の焦点を半ば飛ばしながらギュウギュウと肉ヒダ全体でこちらに快楽を返してくる。
「く…もう無理だ、島風!!」
だがその言葉を聴いた島風の足が提督に絡みつき抜き出すのを妨害する。
「くぁっ…出る!!!」
「ああっ…! イク…イッちゃう! 提督…提督ッ───!!」

ドビュルルル!!ドビュッドビュッ!!

亀頭の先端が島風の子宮を突いた瞬間、お互いが絶頂に達し白い白濁液が島風の子宮に勢いよく放たれる。
それは島風の狭い膣内を満たしただけでは足りないとばかりにボタボタと島風の愛液で濡れたスカートと布団に落ちていった。

「……」
「えへへー」
賢者状態の提督に無邪気に腕を絡ませてしがみついている島風。
「…そういえば」
「なんですかー?」
「あれ…確か…その…挿れたところで終わってたが、あの後どう書く気だったんだ?」
「そんなの決まってるじゃないですかー!」
「?」

「『駆逐艦島風です。提督を奪うスピードなら誰にも負けません。
速きこと、島風のごとし、です♪』」

おわり

タグ:

島風
最終更新:2014年06月11日 22:50