提督×霞8-358「霞の早漏矯正とれーにんぐ」

358 :3-91:2014/03/29(土) 06:06:33.52 ID:S1E+yebI
もう朝ですが投下します
提督×霞で「霞の早漏矯正とれーにんぐ」
ソフト淫語罵倒責め含む 当方にMの覚悟あり!という方もそうでない方も
ちょっと長くなったので途中連投規制で間隔空くかもしれません

359 :提督×霞①:2014/03/29(土) 06:08:07.09 ID:S1E+yebI
「ねえクズ司令官。ひとつ訊くけど、あんたって早漏でしょ」
「ち、違う……そんなことは……」
「……あたしの目を見て、本当のことを言いなさいな。早漏なんでしょう」
「ハイ、司令官早漏です……」

じっさい、いま霞が顔一面に、浴びるように司令官の白濁液をねばりつかせているのが、その何よりの証左だった。
霞は異臭のするそれを不快そうに拭いながら、とくとくと説教を始める。

「ほんっとにもう……ねえ。こんなにあっけなく射精しちゃうって、どういう了見?
 いい? 艦娘たちの日々の疲れを労って、時には体で“慰安”するのは、
 この鎮守府ただ一人の男であるあんたの役目なのよ。
 それが、こんなあっという間に暴発してて務まると思ってんの!?
 正直言ってこれ、艦隊の士気に関わる問題よね?」
「おっしゃる通りです……」

そう、霞の指摘どおり、この鎮守府では司令官が艦娘の性的慰労を行うのは当たり前、という慣習があった。
この司令官とて、艦娘に求められて行為に及んだことは二度や三度ではない。
半ば無理矢理に求められては艦娘に搾られる日々。
それを見かねてか秘書艦である霞は、たまには司令官をいたわってやろうと、
この夜、彼を純粋に“気持ちよくするため”の奉仕を申し出たのである。もちろん司令官、これを二つ返事で受けた。
ところがソレを取り出して間もないうちに、わずかに擦っただけで司令官が暴発してしまった。
いわゆる過早発射である。
その速さたるや、きっとかの島風だって驚いて足を止めたに違いない。
そしてそのあまりの男としての不甲斐なさに、霞の怒髪が天を突き、今に至るのだった。




「これから早漏矯正訓練を始めるわ」
霞が冷ややかに言い放つ。
「返事は?」
「ハ、ハイ!」
「よろしい。せっかくだし今夜はねぎらってやろうかなんて思ってたけど、
 そういうのはナシよ。はい、服全部脱いで、そこの布団に正座」
「ハイ……」

さっき霞の手であっという間に達してしまったバツの悪さもあって、ほとんど言いなり状態で霞の命令に従う司令官。
司令官が布団に座ると、霞も目の前に正座して向き合った。
ちなみに霞は服を着たままだ。

「とりあえずまずは、ちっちゃくなっちゃってるおちんちん、勃たせるわよ」

霞は言い放つと、細い腕を司令官の下半身に伸ばし、叱責されてすっかりしょげていた司令官のモノに手を添える。

「あっ……か、霞……」

まだ快感のじんとした痺れが残る部位に触れられて、司令官がうめき声を上げるが、霞は意に介さない。

「はいそこ、情けない声出さない」

片手で隠れそうな大きさに萎えてしまったソレを、霞は人差し指と中指と親指で、
つまむように持ち、くすぐるような指使いでこすこすと擦り立てていく。
単調にならないよう、ときおり先端の方にも指をすべらせ、皮の下に潜ったカリや亀頭部にも刺激をくわえる。
霞は顔射にはさすがに激怒するものの、ペニスそのものに嫌悪を抱いているわけではないらしい。丁寧な責めだった。

「ん、だいぶ硬くなってきたわね」

司令官も驚いたことに、ものの一分ほど霞の手の中でやわやわと弄ばれただけで、
彼のモノはかなり硬度を取り戻していた。砲は仰角を向き、先端を十分に露出させている。

「じゃあ最後にちょっとくわえるわよ、我慢なさい」
「え、くわえるって…うわっ!」

言うが早いか、霞は仕上げとばかりに隆起したペニスをはくっとくわえこんだ。
司令官は不意の刺激に思わず砲身ごと身体を震わせる。
霞の口淫は、今は射精させることが目的ではないので、舌も使わないごくあっさりしたものだ。
しかしその口内の湿りと、熱さと、何より普段まったく容赦を見せない秘書艦が、たとえ訓練という事情であれ、
自分に奉仕してくれている至福が、彼を否応なく昂ぶらせた。
霞は口の中でゆっくりゆっくり、スゥプをそそぐように竿に唾液をしたたらせる。
そして中のものがいよいよ最大仰角になったのを確認すると、
よけいな刺激を与えないようにそっと口から抜き、自分の唇の端のよだれを拭った。

「はい、これで準備完了ね」
「ハ、ハイ……」

たしかに今や、彼の怒張は天をも指さんぐらいにそり返り、誰が見ても臨戦態勢に変化していた。
そそり立った肉茎は期待に震えるようにひくひくと揺れ、その先端からは露のようなしたたりが垂れ、
霞の唾液と混じって全体をしっとり濡らしている。
司令官自身、たぶんあのまま霞の口内に包まれたままだったら、舌を使われなくても危なかっただろうという実感がある。
それだけに、これからの訓練と称する恐ろしい責めへの期待と、
もし耐えられなかったらどうなるのかという不安が胸にうずまいていた。
そんな心中をよそに、霞は「ちょっと借りるわよ」と言って、
司令官の脱いだ服の上にあった腕時計を取り上げ、それを左手首に巻く。

「いまからクズ司令官のための早漏矯正訓練、本番を始めるわ」
「……ハ、ハイ!」
「今晩の目標は、あたしの責めに10分間耐えることよ、いい?
 ちなみにもし途中で我慢できなくなっておもらししちゃったりするようなら、
 どんなおしおきが来るかわかんないから、覚えときなさい」
「ハイ……」




「まずは手で5分間、するわよ」
霞はそう言って一方の手ですっかり熱く硬くなった剛直を握り、もう一方の腕の時計に目をやる。
「はい、スタートっ」

合図と同時に、静まりかえっていた部屋にちゅくちゅくという水音が響きだした。
その激しさは、さっきまでの萎えたモノを勃たせるだけの奉仕とは比べものにならない。
裏筋を、親指の腹で押すように強くなぞられ、
かと思うと、今度は指の輪でカリをしゅるしゅるとしごかれる。
ひとつひとつの責めに、快感が背筋をぞくぞくと這いのぼるかのようだ。
右手が竿をしごく役目に回ると、今度は左手が伸びてきて、
わずかに指を曲げた形の手のひらが亀頭の上にかぶせられ、くるくると舞い始める。まるで大道芸の傘回しだ。
亀頭をすっぽり覆った霞の手のひらの柔肉は、ただ置かれているだけでも、
尿道口、カリと敏感な部位にあますところなく性感を送り続ける。
霞の指の節が鈴口に触れ、こりこりと刺激されたとき、司令官は思わず声を漏らした。

「うあぁっ……あ、霞っ……も、もう少しゆっくり……」
「はぁ!? だらしないったら……あたしこれでも手かげんはしてるつもりよ?」
「そ、そんな……」
「いいから、お腹に力を入れて堪えなさい! さもなきゃ歴代海軍大臣の顔でも思い浮かべてがんばって萎えさせなさい」
「うぅっ……!」

結局、司令官がとったのは、霞から目をそらし、ぎゅっと目をつぶる、という方法だった。
実のところ、霞が自分のモノを一心にしごき立てている光景はあまりに扇情的すぎて、
それだけでも暴発に至りかねないような危険なモノだったからだ。
性に開放的な鎮守府で、そういう素振りを普段まったく見せない彼女が行うだけに、破壊力も大きい。

「なによ、親切に指導してあげてるのに、もうあたしの顔も見てたくないってわけ?」
……しかしこれがかえって霞の神経を逆撫でしたらしい。
「……まあ、いいけど。じゃあこっちにも考えがあるわ」

そう言うと霞は、先端に集中していた責めを、しごき立てる動きに切り替えた。
とくとくと溢れている先走りをすくい取ると、それを竿に塗りつける。
そして根本から先端までを、容赦のないストロークで一気にしごき上げていく。

「~~~~~っっ!!!」

目をつぶっているだけに、音と感触で、霞が今何を行っているかがいっそう敏感に感じ取れてしまう。
手が上下するときに、指が小指から人差し指へと順番に力が加えられていき、
まるで搾られ射精をうながされるような感触。
ふっくらした手のひらに、ペニスをぎゅっ、ぎゅっ、と揉み込むように、
心地よく締め上げられ、こみあげる圧迫の快感。
淫猥さを煽り立てるような粘りのついた水音。
くちゅ、くちゅくちゅっ、くちゅ。
それらが激しくしごき立てられる感触と共に襲ってくるのだ。
やばい。耐えられない。
司令官がそう思った矢先。

「……はい、ちゃんと5分、我慢できたわね。ひとまず手のコースはおしまいよ」

時間終了とともに、霞は潮が引くようにあっさりと、責めを中断した。
助かった……と司令官は胸をなで下ろす。
この切り替えの早いドライさが霞の特徴でもある。
もしあのまま手の責めだけでも、10分間ぶっ通しで続けられていたら、発射しないでいるのは不可能だったろう……。

「はい、じゃあ次さっさといくわよ。口でするから5分間、堪えなさい」




「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれ霞!」

口でする、との言葉に司令官は大いにうろたえた。先ほど萎えてたのを勃たせるときに行ったあの責めを思い出したためだ。
舌すら使わないのに、あの快感。
あれを5分間手かげんなしでやられたら、我慢するどころの話ではない。

「なに? なにが『待ってくれ』なの? 先延ばしのつもり!?
 そういう姑息な手段をとるんなら、時間をさらに延長するわよ!」
「い、いや違う、そうじゃなくてその、霞、なんだ、あの……」
「言いたいことがあるんならはっきり言いなさい!!」
「ご、ご褒美!これに耐えきったらご褒美とかってないのか!?」
「……はぁ?」
またもや激昂しかけていた霞だったが、あまりに予想外の言葉に思わず呆れ顔を見せた。
「……ご褒美って、なによ? 何してほしいわけ?」
「た、たとえば耐えきったら霞を抱かせてくれるとか!!」

言い放った直後、司令官は部屋の空気が凍るのを感じた。
あ、これはまずいなと直感的に悟る。いつもの霞の怒りが爆発する前の静けさだ。
おそるおそる霞の顔色をうかがおうとした瞬間。
ベチィッ!
「へぶっ」

霞の平手打ちである。司令官の頬がいい角度に張られ、真っ赤なもみじが開く。
そこに悪役レスラーの追い打ちのような霞の痛罵が浴びせられた。

「……~~っのクズ!! 変態!!! そんなこと考えながらあたしの訓練を受けてたワケ!!?」
「……だ、だってホントは俺が暴発さえしなければ、させてくれるつもりだったんじゃ……」
「あたしは! あんたの溜まってる疲れをヌいてやろうとしただけ!
  自分の上官を駆逐艦を抱きたがる変態に仕立て上げるつもりはないったら!!!」

いや、その理屈はおかしいと司令官は言いたかったが、とにかく霞の論理では、性的奉仕と男が女を抱くことはまったく別モノなのだろう。
ついでに駆逐艦に欲情するのはご法度らしい。酷な話である。

「ち、違うぞ霞! 俺は駆逐艦だから抱きたいんじゃなくて、お前だから…か、霞だから抱きたいんだっ!!」
「……は、はあぁ!!?」
霞、今度は本当の呆れ顔。
「そ、その、さっき思わず発射してしまったのも、霞がしてくれるっていうから嬉しすぎて……」
「と、突然なに言って……!!」

司令官がとつとつと語る告白に、今度は霞が頬を赤くする番だった。
それは霞が、司令官の言葉がただの言い逃れでなく、とっさに転げ出た本音だとなんとなく悟ったからに違いない。

「霞は……霞はこんな俺のずっと秘書艦を務めてくれるしさ、それにいつも俺にクズだの何だの言うのも、
 本当は俺を鍛えようとしてくれてるからだって気づいてからは感謝してて……」

司令官自身、いきなり抱かせてくれと叫んでからの告白だったが、口にしていくうちに、自分でもこっちこそが本心なのだと気づき始めた。
霞が好きで、それだからちゃんと抱きたい。
ちゃんと抱きたいから、それにふさわしい司令官になりたいのだ。

「な、なぁ……だから霞、その、耐えきったら……」
「……まったく。いちいち言うタイミングおかしいったら……」
そう言う霞の頬は、怒りによってか照れによってか真っ赤だ。
「え? いま何て……おぶっ」

ベチィッ!
霞の平手打ちがもう片方の頬をひっぱたいた。

「あのねぇ、勘違いしてるようだから言っておくけど、あたしはあんたを鍛えてるつもりなんかないわよ!?
 ただみじめで情けないクズ司令に、身の程を思い知らせてやってるだけ!!」

いや、それならそもそもこんな親身になって訓練したりしないのでは……。
とは思っても、これ以上殴られたくないので口には出さない司令官である。

「……まあ、言いたいことだけはわかったわ……あたしを抱きたいって、ストレートに言ったその度胸だけは、ほ、ほめてあげる」
霞からは滅多に出ないその言葉に、司令官が思わず顔をぱっと上げた。

「……いいわよ。そのかわり、訓練は最後までやりとげなさい。
 ちゃんと我慢できたら、そのときは……」




「じゃあいい? 10分よ。あたしが口でするから、10分間それに耐えること」

ふたたびお互い向かい合っての正座である。
さっきの手での奉仕を5分間耐えたのは、途中でゴタゴタが入ったためノーカウントとなった。

「正座だとやりづらいわ……ちょっと足広げなさい」

言われるがままに、司令官が正座の体勢から膝を60度ぐらいに開くと、そのスペースに霞が入りこんできた。

「じゃ、いくわよ……」
それが開始の合図となって、霞が司令官の太股の間へ顔をうずめた。
「うあっ……!」

今回の10分のカウントは、先ほどと違い、勃たせる時間も含めた10分となっている。
当然小さくしたままの時間が長引けばそれだけ司令官には有利だ。
しかし高揚と期待からすでに半ば大きくしていたモノを、濡らされ、ねぶられ、
口でもむもむと転がされては、耐えるどころの話ではない。
あっという間にソレはむくむくと鎌首をもたげ、霞の口に含まれたまま、最大まで育ってしまった。
そして、それと同時に霞が本格的な責めを始める。
まずは形を覚えこむように、それぞれの部位を舌がなぞる。
張り出した海綿体や、裏筋、カリ、鈴口の上を、ちろちろと、時にはひたっと舌全体をまとわりつかせて。
それが終わると、今度は余裕を見せつけるように、亀頭だけを口にふくみ、舌先や唇でソレをもてあそぶ。
敏感な部位を重点的に責められると、射精感よりも先に我慢できないくすぐったさがこみあげ、
まさに嬲られているようだった。

「ふ、ああぁぁっ……!!」

たまらず司令官は声を上げる。そうしないとこのまま雰囲気に飲まれ、
またたく間に射精に導かれてしまいそうだったからだ。
しかし霞がそれを咎めだてるわけでもない今、声は水音に混じってむなしく響くばかり。
むしろ、こんな駆逐艦の少女に責め立てられて声を震わせてしまう彼の情けなさを強調するようで、滑稽だった。

そんな司令官をよそに、霞は熱に浮かされたような献身的な責めを、命令に従う兵卒のような冷徹さで行っていく。
しばらく頬張って熱い口内で肉茎をもてあそぶ動きをしていた霞は、
つぎは頭を前後させる動きに切り替えたようだ。
一瞬、カリから下の部分までが空気にさらされる感触に司令官がとまどうと、
次の瞬間、一気に口の中へと引き戻される。
ペニス全体が、熱い湯にとっぷり浸かったような快感。

(あああぁぁっ……!)

ちゅぷ、じゅぷぷ、ちゅぷ、と。
霞の頭が前後するごとに、快楽が襲い、また裸のまま外気に放り出されては、
再び快楽の洗礼に浸される感覚。まさにアメとムチだった。

(くっ、あと、あと5分……!)
今回は口淫のため、霞が時計を見ている余裕はなく、腕時計は司令官の左腕に付けられている。
追い詰められた彼が出来ることは、文字盤をひたすら見つめて、早く終わるのを祈るだけである。

「なによ、もう声を上げる余裕もなくなったワケ? クズ司令官」
ふいに、ペニスを責め立てるのを中断して、霞が話しかけてくる。
「もう早漏の単装砲、我慢できないの? 発射しちゃうつもり?」

さっき必死で照れ隠ししていたのもどこへやら、
司令官を責め立てるうちにまた霞らしさを取り戻したらしく、そんな風に煽り立ててくる。

「い、いや、お前の責めがあんまり単調で寝そうになってただけさ」

これに司令官は、軽口を叩きかえしたつもりだった。
しかしそのセリフを聞いた霞の表情が驚きに、そして次の瞬間、怒りの表情へと変わっていったのを見て、
彼は瞬時に、自分がまずいことを口走ったのを悟った。
司令官は霞に、本当の本当に容赦ない苛烈な攻撃を加える免状を与えてしまったのだ。

「……ふぅん、言うようになったじゃない」

それだけ言うと、霞は。
自分の唇を一度舌で舐めてから、司令官のペニスを口に含み、一気に吸い上げ始めた。
ちゅううぅっ、ちゅぷ、ちゅうう、と音が立てられるほどに。

「うあ、ああぁぁっ……!!」

強烈なバキュームに脳が灼けるような快感を味わわされ、ほとんど無意識に声を漏らす。
だが当然、手心は加えられない。
唾液がしたたり、淫らな音が響くのもおかまいなしの、霞のなりふりかまわない責めだった。
形のよい唇に根本はきゅうきゅうと締めつけられ、敏感な部位は絶えず舌に嬲られている。
そして熱を帯びた口内の粘膜に、根本から先端までの竿全体が圧迫されるのだ。
もはや霞の口内ぜんぶが、屈辱的な射精へと彼を送りこむために運動していると言ってよかった。
めくるめく快楽と共に、司令官は頭の中で霞の先ほどの言葉がリフレインされるのを感じる。

   『もう早漏の単装砲、我慢できないの? 発射しちゃうつもり?』

終わるわけにはいかない。彼が背負っているのは、霞が罵倒の裏に込める期待なのだ(と、少なくとも司令官は信じている)。
そして何より、この責めを耐え抜いたあとでの「ご褒美」である。
ふいに、唇の締めつけが弱まる。と思うが早いか、それは砲身を上へ上へと滑っていき、カリに達して止まる。
次の瞬間、唇の中に包まれた亀頭だけが吸い上げられ、白く痺れるような快楽が弾けた。

(…………っ!!!!)

唾液でいっぱいの口内に優しく含まれ、激しく吸いたてられる感触。
神経の集まった先端だけをねぶられ、むずがゆさが昇華して快楽に生まれ変わったような感覚が花開く。
そんな中、ちろっ、とほんの気まぐれのように、霞の細い舌先が鈴口をくすぐったとき。

「……あっ…………~~っ……!!」

駄目だと思う間もなく。
ほとんど声もないまま、司令官は昇天させられていた。
とくっ、とく、とく、と精液が尿道をかけのぼっていく感触すらしっかりと感じられる。
それに誘われるまま、びゅーっ、びゅっ、と霞の口内に射精してしまう。
打ち出す度に、腰が震えるのがわかった。

「んっ……ぐっ、んむぷっ……!! んぅぅ……」

長々といじめ抜かれたため水っぽくなった粘液が放たれると、
霞は明らかな嫌悪の声を上げつつ、喉の奥で受け止める。

「~~~~~っっ!! ェホッ!!んぐッ、ケホッ!!」

そして司令官がようやく吐精を終えるやいなや、霞は彼の下半身を突き飛ばして咳きこんだ。
出されたものをしっかり飲みこんで、吐き出さなかったのは、ひとえに霞のプライドゆえだろう。
ひとしきりえづいてから、霞は司令官に向き直る。

「……っのクズ、出すんなら、一言出すって言ってからに……」
霞は途中まで言いかけた罵倒の言葉を、司令官の目を見て飲みこんだ。
「ええっと……ねぇ……まさか、泣いてんの?」

……そのまさかだった。
霞の口淫によって絶頂に導かれた末、この司令官は。
全裸のまま、はたはたと涙を流し、背中を丸めて声もなく泣いていた。
……あの。いきなり口の中に出されて、泣きたいのはこっちなんだけど。
霞はそんなことを思いつつも、かける言葉が見当たらずにいた。
そもそも、少女にあっけなく射精させられた大の男が次の瞬間はらはら泣き出したなどという場面において、
それにかけるべき適切な言葉が、この地上に存在するのか。

「……んーと……そんなに、あたしとしたかったワケ……?」
いろいろ考えた末に霞がかけた言葉はそれだった。

   『ちゃんと我慢できたら、そのときは……“ご褒美”あげるから』

二人が先ほど交わした取り決め。霞の“訓練”を司令官が耐え抜いたあかつきには、霞が体を許すという約束。
もちろんこれは、たった今、3分ほどを残して彼が達してしまったためご破算になったけれど。

「あたしとご褒美えっち、出来なくなっちゃったから、それで泣いてるの? ……ねえ、答えなさいよ」
「う……うるさい……」

司令官、まさかの逆ギレである。
さしもの霞も、ここにきてその忍耐は切れた。

「ああ~~~っもう!!!」
怒声をあげつつ霞がとった行動は。
ぎゅむっ。
「うあっ……!」

司令官のモノを鷲づかみにすることだった。

「か、霞っ……何を……」
「クズ司令は黙ってなさい!!」
さすがにうめき声をあげた司令官を、ぴしゃりと叱って黙らせる霞。
「……もういいわ。クズ司令と話しててもちっとも要領を得ないもの。だからあたし、
 こっちと――司令のおちんちんとお話することにしたわ」

そう宣言しつつ。霞は言葉どおり、司令官の顔ではなく股間を覗きこみながら、
咲き始めのつぼみに水をやるように、それに話しかけ出した。




「……まあ、あたしだって、クズ司令が女の子に二回も手や口でたやすく射精させられちゃったからって、
 それでくやしくって泣いてるだけだなんて、さすがに思わないわ。
 いっくら早漏おちんちんのみじめったらしくて情けないクズ司令官とはいえ、あたしが毎日きつい言葉ばっかり浴びせても、
 ちっともへこたれないような図太い男だもの。そんなことで泣いたりしないはずよね」

息がかかるくらいの距離で、「おちんちん」に言葉をかけ続ける霞。
その一方で霞の手は、暇なときの手遊びのように司令官のペニスをもてあそんでいる。
触られ、息を吹きかけられるたびに、奇妙な形のソレが、ぴくぴくと首を振るように震えたり、
ほんの少し硬くなったり、大きくなったりする。
その様子はまるで本当に霞と「話して」いるかのようだ。

「くやしかったからじゃないでしょ? ほんとは、自分が情けないから泣きたくなっちゃったのよね?
 ね。だって、ちゃんとあたしの早漏おちんちんの特訓、我慢できたらあたしを抱くって、そう約束したのに。
 その約束を守れないでまたおもらししちゃったもんだから、それで情けなくって泣いちゃったんでしょ?」

熱い吐息まじりに、霞の幼い声でつむがれる淫語を浴びて、また司令官の砲身はみるみる大きさを増していった。
二回も精を漏らしてしまったことなど関係ないかのごとく、その勢いはゆるぎない。
霞の方もそれを確認すると、手を上下させる動きに切り替えていく。
くちゅくちゅ、という水音とともに、やまない霞の罵倒。

「クズ司令官はきっと、男が女を抱くみたいに、ちゃんとあたしを抱きたかったのよね?
 ちゃんとおちんちんの辛抱ができる男になってから、あたしの駆逐艦おまんこの中におちんちんを入れて、
 自分からたくさん腰を振って、それであたしを先に声をあげるくらい気持ちよくさせてから、
 あたしがよがる声を聞きながら、自分もいっぱい、おちんちん気持ちよくなりたかったんでしょ?」
「あっ……く、ふあぁ……っ!!」

淫らでうぬぼれた男の心裡をあばきたてるように、霞の口調は激しさを増していく。
それとともに司令官の肉茎は霞の手の中で、赤面するみたいにカーッと灼熱する。
耐えかねた司令官が霞の頭の上で快楽の声を漏らすが、
股間に顔を近よせて「おちんちん」と会話している霞には知ったことではない。

「……あたしを抱きたくて、そのためにも早漏おちんちんの訓練がんばらなきゃいけなかったのに、
 あたしの口にくわえられて、くちゅくちゅされたり、舌で舐めてもらうのが、気持ちよくってたまらなくって、
 我慢できなかったのよね? それで、おちんちんに登ってくるキモチイイえっちな気分に負けちゃって、
 白いおしっこびゅーびゅー、おもらししちゃったのよね?」

自分の密かに抱いていた欲望、霞に責められながら感じていた快楽のひと襞ひと襞を、そのままに言い当てられる恥辱。
そのたびに司令官の下半身は、かゆいような、もどかしいような、じくじくした快感に襲われる。
まるで霞の罵倒が矢となって、腰の奥、快楽の中心へ突き立てられるようだ。

「あたしとの約束も守れなくて、あたしを幻滅させちゃって、そんな自分が情けなくて仕方なくて……
 だから何も言えなくて、ぽろぽろ泣くしか出来なくなっちゃった……違うかしら?」

そう言うとようやく「おちんちん」から目を上げて、司令官の顔を覗きこんで。

「そうなんでしょ? 司令官」
「か、霞……俺は、俺は……」

そう呟くやいなや、霞の肩を抱いて、その胸に顔をうずめる司令官。

「霞ぃ……こんな情けない司令官で、ごめん……」

くぐもった声で、彼はそう吐露する。
霞も別にそれを叱責することなく、

「はいはい。いいのよ別に……あんたが海軍始まって以来のクズ司令で、
 すっごく面倒くさいヤツなの、あたしはもうよくわかってんの。それだけよ」

そんな風に言いながら、子供のように自分の胸の中に頭を預けうなだれる司令官を、
腕を回して(手は汚れているので)なんとなく抱きしめてやる。
股間にはあられもなく砲をいきり立たせて、全裸で少女に頭を抱かれる様は、それこそ情けなさの極致ではあったけれども。
何だかんだこの司令官も、自分の言葉と行動に責任を持つ男なのだ。
そうして自分の弱さのおかげでそれを果たせないときは、こうして悔やむ男なのである。
霞はその強さ弱さを、きっと十分承知しているのだった。

「なぁ、ところで霞……」
「……なに? 早漏おちんちんのクズ司令」
「そ、そろそろ、擦るのをやめてほしいんだが……」

霞の一方の手はいまだにさっきから司令官のモノに添えられて、それをちゅくちゅくと擦り上げる動きをやめないでいた。

「ダメ、やめるわけにはいかないわよ。おしおきのためなんだから」
「お、お仕置き……!?」

なるほど、霞の早漏矯正訓練を完遂できなかった司令官には、“お仕置き”が必要なのは確かだろう。
しかし、これではさっきまでの“訓練”と何が違うのか? と司令官が思った矢先。
ぷつ、ぷつ、と音を立てて、霞が余った方の手でゆっくりと、自らのシャツのボタンを外し出した。

「……か、かかか霞っ!?」
「うるさいのよ! 黙って見てなさいったら」

見てなさい、と言われなくてもきっと、司令官は目を離せなかったろう。
霞の肩の曲線から、スカートを吊っていた肩紐がするりと滑り落ちる。肘までの手袋も、リボンと靴下も、続いて布団の上へ。
そうしてシャツの前がはだけられると、海のようなブルーグリーンの下着の上下が露わになった。
ブラを外そうとするとき、霞は少しだけ羞恥の表情を浮かべる。
けれど、そのために手がもたつくようなことはなく、逆にそうした方が恥ずかしくないとでも言うように、
霞は一瞬の動作で、手早く下着を脱ぎ去った。

「さ、来なさい。司令官」
「え……うわっ!」

一糸まとわぬ姿になるが早いか、霞は司令官の首に腕を回すと、そのまま一緒に布団へと倒れ込んだ。
寝具の上、素裸のままの二人が、司令官が上、霞が下になって、折り重なる。
司令官が霞によって二度も登り詰めさせられた末、霞から引き倒されて、という経緯でさえなければ、
彼が夢にまで見たシチュエーションそのままだったに違いない。

「いい? 司令官」

状況に理解が追いつかず、口もきけずに混乱する司令官の目を見ながら、霞がささやく。

「このまま、あたしの中におちんちんを突き入れるの。
 そしたらどうせ、あんたは耐えきれなくなってびゅっびゅってしゃせーしちゃうもの。
 そのときのだらしないイキ顔、あたしに見せながら、イッちゃいなさい……それが、クズ司令へのおしおきよ」

上気した顔で、はずむ吐息で、霞はそう宣告する。

「か、霞っ!!? そ、それってその、もしかして俺へのご、ご褒美でぅごごっ!」

どもる司令官に、胸骨の下にするどい膝蹴りが入れられる。

「な、何度言わせんのよっ!! あ、あたしはっ! よく考えたら手や口でしてばっかりで、あんたがイくときの顔、
 全然見れてないからっ! だからこうして正常位せっくすで、クズ司令の気持ちよくなっちゃったときのみっともない顔を見て、
 思いっきり馬鹿にしてやろうって思っただけなんだったら!!」
「さ、左様ですか……」

一瞬、呼吸困難になるくらいのニーキックをもらいつつも、司令官はなんとなく悟る。
きっと霞の罵倒やら暴行やらは、特に理由のない暴力ではない。
それらは、ぜんぶ彼を遠慮させないための気遣いなのだ。
もしかしたら本人の照れ隠しもちょっぴり入ってるのかもしれない。

「霞……」
「な、なによ……」
膝蹴りはやりすぎたと思っているのか、霞の声は少し上ずっている。
「その、い、いいんだな……?」
「……いいも何も、お、おしおきだって言ってるじゃない。選択権はないわよ」
「そ、それじゃあ……」

そう言いつつ司令官は、霞の下半身におそるおそる指をすべらすと。
ほころびさえない、ぴったり閉じた霞の割れ目を、するするとなぞり出した。

「えっ、ちょっ……!」

幼いクリトリスはたぶん包皮ごと、割れ目の中にしまいこまれているのか。
司令官はその位置を探り出すと、二本の指ではさみ、揉み上げ、撫でまわしてやる。

「な、何やってんのっ!!? さっさと挿れなさいよっ!」
「いや、だ、だって霞のも濡らさないと挿れるどころじゃ……」
「濡らすって……だ、だからって、あっ、いやぁ、ちょっ! ダ、ダメェっ!!」

つぷっ、と。
司令官の指が一本、霞の入り口の中、せまい膣に締めつけられるようにしながら、すべりこむ。
未発達の膣内はまだそれほど快楽を受け止めるように出来てはいない。
けれどクリトリスを巻き込むように、指がつぷつぷと入っていくものだから、
その陰核への刺激が嫌でも快感を呼び起こしてしまうのだ。
霞は明らかな制止の声を上げたが、ちょっと意趣返しのつもりもあったのか、司令官はやめようとしない。

ちゅくっ。
「ん……?」
突き入れた指に湿ったものを感じて、引き抜く司令官。
見ると指を濡らしているのは、滴るほどの透明な粘液だ。

「か、霞……なぁ、もしかして最初っから濡れて……」
「は? ……な……う。うそ、バ、バカァっ!!」

霞自身、指摘されて初めて気がついたらしい。
真っ赤な顔で茫然自失している霞を見ていて、司令官は何を思ったか。
霞の中からあふれたもので濡れた自分の指を、ふと、親指でこすって確かめる。

「…………っ!!!?」
霞が声にならない声を上げる。
にゅち。指を離すと、その間に糸ができた。
「……粘ってるぞ」
「なっ……~~~~~~~ぁぁっ!! バ、バカっ!! クズ!!! 変態!!変態!!!! やめっ、やめなさいったら!!」

もはや平手を張る余裕すら失ったのか、霞はほとんど半狂乱で叫ぶ。
そこに、いつもの鬼教官然として気勢を張っている霞の姿は、ほとんど見当たらなかった。
もしかすると本当は、これが霞の“素”なのではないか。

「霞……」
「う、うるさいっ!! もう言わないでよっ! クズっ!! バカ、って、ん、んむッ……」

いつもの虚勢を張る霞も、余裕をなくしたとたん普通の恥じらう少女に戻る霞も。
どちらもたまらなくいじらしいと思ったとき、司令官は無意識に、口づけていた。
霞は一瞬息をうばわれたように固まると、一瞬目を見開いてから、唇から逃げようとする。

「んぅぅ……んむ、ぷ、はぁっ、やぁっ、ちょっと……あぁっ……! くぅぅん、んんッ……」

首をそむけて逃げる霞を、姫の後に従う従者のように追いすがって、再度口づけた。
今度は唇に舌をさしこみ絡まりあうように。

「く、んぅぅっ……んっ、ふぅぅ、んあぁぁ……」

舌を動かしてやるたびに、司令官の手の中の霞の身体は、むずがるように震え、跳ねた。
彼はその体が逃げ出さないように、せめて抱きとめてやる。
骨ばった肩や、同じく無駄な肉のないすべらかな腰に手を回したとき、
本当に言葉どおり自分は霞を“抱いている”のだと、彼は頭の奥で実感した。

「な、なぁ霞……」
「ふぅ、ぅ……な、なによ……あたしをまだ、笑いものにしたい?」
唇を離して、霞の呼吸がだいぶ落ち着いたのを見計らって、司令官は話しかける。
「いや、そうじゃなくてだな……」

ぶるん、と。司令官は自身の怒張するモノを指で持ち上げてみせる。
霞がちょっと顔を赤らめた。

「ごめん、その、もう……挿れないと、もちそうにない……」

なるほど確かに司令官の単装砲は、もうほとんど触れるか触れないかの距離にある霞の秘所の上で硬く屹立している。
さっきの霞の責めと、また自分に責められた霞の反応が、彼をここまで昂ぶらせたのだろう。
もしかすると膝蹴りすら興奮の要因だったかもしれない。
ともすれば小高い丘になっている霞のソコに触れただけで、どくどくと精を吹きこぼしてしまいそうだった。
ふ、と霞がこらえ切れないように笑い出す。

「ぷ、あっはははっ! あははっ、もう、ほんとーに、あんたって……」
「うん」
「早漏おちんちんの、クズ司令官よね」
「うん、霞の言うとおりだ」

その返事にまた霞が噴き出して、目尻の涙を拭いながら笑い声を上げる。
司令官も笑う。
自分の情けなさをさらけ出してでも、霞が本来の調子を取り戻してくれるのが何より楽しいのが、この司令官なのである。

「あはは、はぁ、はー……もー、ほんっとに、しょうがないったら……ね、そんなに、あたしの中に挿れたいの?」
「ああ……挿れたい」
「もうおちんちんの辛抱、できそうにないのね?
 ちっちゃいきつきつの駆逐艦のあそこの中で、たくさんおちんちん気持ちよくしたい?」
「うん……霞の中で、気持ちよくなりたい」
「ふふっ……そーよね。ほんと、見てらんないったら……」
言いながら、おずおずと自らの割れ目を、二本の指で広げてみせる霞。

「いいわよ、許可をあげるわ……あたしの中に挿れて、思う存分、おちんちんおしおきされちゃいなさい」




膝をM字に開き、自分の中心を指で広げていざなう霞の前で。
ひざまずきながら、そのぱっくりと空いたピンクの蜜穴に吸いこまれるように、自らの屹立を震える手であてがう司令官。

「霞……いくぞ」
「ええ、いつでも来なさい」

すでに濡れて透明に光るものを滴らせるソコを、谷型に割り開いて、司令官の剛直が押し入っていく。
霞が、注意しなければ気づかないほどに、ほんの少し顔を歪める。
ようやく首まで埋まった亀頭を押し返すように、洞の中はきつく、狭い。
どんなに霞自身は司令官のソレを受け容れようとしていても、幼い肉の抵抗は強烈だった。

「ね、ほら、もっと、奥、にぃっ……」
「あ、霞っ、わかってる……く、あぁっ……」

霞は司令官の首に手を回すように、司令官は霞の肩に手をかけるようにして。
二人は自然に、より深く繋がるための体勢になっていた。
それと同時に霞の深奥を目指す先端が、ぷつ、と、何か決定的な膜のようなものを貫く。

「いっ……は、ああぁっっ……!!」

霞の上げた声は、高く、痛切だった。
司令官は驚いて腰を止めるが、その途端、キッと向き直った霞に咎められる。

「なに、腰、止めてんのよっ……」
「い、いや、霞のためにと思って」

処女喪失の痛みで、霞の中自身がひくひくと収縮するのを、司令官は繋がっている部分から感じている。

「誰も、動きを止めていいなんて、言ってないわよっ……! あんたが腰を止めていいのは、
 その早漏おちんちんが音を上げて、しゃせーしちゃったときだけなんだから……っ!!」

その言葉とともに、霞が痛みに震えていた足を持ち上げて、ぎゅっ、と両の脚で司令官の腰を抱く。
いわゆるカニ挟みの、容赦ない姿勢である。
霞がぎゅうっと、細い脚に艦娘特有の万力をこめると、後ろからの押し出す力で、
司令官は無理矢理に、霞の中へと自分の砲身を突き立てさせられた。

「う、あぁぁっ……!! 霞、霞ぃっ……!!!」

にゅく、にゅくく、と。
男を迎え入れるにはあまりに狭くきつすぎる穴。
その中に、自分の意思に関係なく挿入り込まされる感覚は、筆舌に尽くしがたかった。
分け入るたびに、お返しのようにぞぞ、ぞぞっ、とこちらの敏感な部位を刺激し、快感を与えていく襞の数々。
先ほどの霞の口の中などよりもずっと熱い、絡みつくような愛液で濡れそぼった秘肉の感触。
そしてずっぽりと肉茎の根本までが埋まると、同時に司令官の先端が、霞の最奥をこつんと小突く。

「ああっ……霞、な、んか、こりこりしたのに、当たって、うああぁっ……!!」

司令官の先っぽとちょうどキスするように当たっているのは、霞の子宮口の部分だった。
膣内のどこよりも、ひときわ固く締まった場所。
そこに自分の一番敏感な鈴口を、ぐりぐりと押しつけられている。
逃げようにも腰は押さえられていて、抜くことすら出来ない。
それが司令官の今の状況だった。

「んっ……ぜんぶ、入ったのね? ならそこ、しゃせーするのにはベストな場所じゃない?
 そのままガマンしないで、一番気持ちよくなったときに、ぴゅーっ、ぴゅーっ、って出しちゃったら?」

そう言いつつ、もっと強く腰を押し込むかのように、脚のホールドを強くする霞。
それでなくても、処女を突き破ったことによる達成感で高揚している司令官だ。
今の霞に拘束されているという焦燥感の中、子宮口での種付け射精をねだるような言葉を耳元でささやかれ続けては、
本当に霞の深部に押しつけられたまま、射精してしまいかねなかった。

「か、霞っ、頼む、腰、ひ、引かせてくれぇぇっ、先の方ばっかり刺激されて、このままだと、あ、くあぁっ……!!!」
「あら、おしおきに手心加えてほしいって、そう言ってるワケ?
 じゃあちゃんと、つかまえなくっても、しゃせーしちゃうまで腰振るって、約束できるかしら?」
「あぁぁっ……約束、約束するからっ……!! 脚、ほどいてくれないとっ……!!」

霞が痛みを耐えながらなのにも関わらず、主導権は替わらないような、そんな二人のやりとり。
あきれるように霞が脚をほどくと、司令官は入り口までペニスを引き戻す。
そして肩で息をしながら、おそるおそるの抽送を開始した。
霞の中が十分に濡れているとはいえ、相変わらず内側はキツいままだ。
あるいは本当に、霞の体そのものが彼に“おしおき”を加えているかのようだった。

「なあ、霞……霞は、その……気持ちよく、なってるのか?」

ピストンで弾む呼吸の合間に、司令官が質問する。
さっき引き抜いたとき、自らのモノに血がまとわりついていたのが、痛々しくて気がかりだったのだ。

何より、霞がただ苦痛でしかない時間を無理に平静を繕って耐え忍んでいるのなら、
それは司令官には我慢ならなかった。

「あたしが、気持ちよくなるかならないかは、んっ、おしおきに、かんけーないでしょっ」

霞がきっぱりNOと言わないのは……つまり、まったく霞自身感じていないわけではないからなのだろう。
霞は嘘は言わない性格だ。

「……関係ないってことは、霞が気持ちよくなってもいいんだな!?」
「え、あぁっ……!? ま、そうね、気持ちよくなるのは別に、んぅっ、悪いことじゃ、ないものっ……」
霞がしまったというような顔をする。
「……でもあんたに出来るの? いまだって、おちんちんがすぐにでも発射しちゃいそうなの、我慢してるんじゃない?」
「で、出来るかわからないけど、俺はせいいっぱい、霞にも気持ちよくなってほしいから、さ」

そう言うと、霞の薄い胸の真ん中に顔をうずめる司令官。

「あ、ちょっと、どっ……ドコ、舐めて……や、ああぁぁっ!!」

霞の胸の先端で、ひと突きごとに艶めかしく震えながら主張している、ピンクの突起。
司令官がそれを吸い上げたのだ。
ずちゅずちゅと太いモノが出たり入ったりしている秘裂の上で、
傘をかぶってぽつんと立っている陰核の部分にも手を伸ばす。

「ふ、やあぁぁぁっ!! あ、それ、つよすぎてっ……!! だめえぇっ……!!!」

敏感すぎて皮にくるまれている霞の秘芯を、霞自身の柔肉で挟んで揉むようにして、司令官の指が刺激してやる。
性に開放的なこの鎮守府に務めるせいか、その指使いは奇妙に器用だった。

「やぁぁっ……あぁ、ダメ、ね、こんなの、あたしばっかり気持ちよくて、
 これじゃ、あんたがイッちゃうときのみっともない顔、見れないじゃないのぉっ……!!」
「だ、だいじょうぶだ霞、俺も、そろそろっ……限界、だからっ……!」

そう言うと司令官は、霞の脚を膝の部分でつかんで持ち上げ、二人の結合部が、霞の頭より上に来るようにしてみせる。

「え、ああぁっ……や、うそ、やぁぁ、こんな、姿勢っ……!!」

否が応にも霞の視界に入る、その結合部。
いままで司令官の表情にばかり注視していた霞の目の前に、自分がいま行っている行為の、
いちばん鮮烈な部分が、晒された。
自身の、処女を破られたばかりの幼い秘所が、
司令官の剛直をくわえて飲み込むようにして、それを離さないでいる様。
霞が下着を外したとき白く締まっていた恥丘は、
いまや上気したように赤く充血し、ぷっくりと熟れたように膨れている。
何より赤黒く勃起した司令官の砲が、霞のその最も秘された部分を征服し、
印を刻み込むようにして、ぐちゅぐちゅと上から突きこみ、犯しているのだ。
霞が思わず目を覆わんばかりの、卑猥な光景だった。

「霞、ほら、目、そらさないで、繋がってる部分、見てくれっ」
「や、ああぁっ、見ろって、なんで、ふ、んうっ……!」

霞が言われて目を向けると、確かに自身の征服者であるはずの司令官の怒張が、違ったものに見えてきた。
突きこむように激しく動いているのは、猛り狂っているというより、急いてるようにも見える。
ある瞬間を待ち焦がれながら、それを先延ばしにしたいみたいに。
とろとろと、その竿から滴る汗には、きっと霞からあふれ出した蜜ばかりではなくて、
ソレ自身がこらえきれずに零してしまった、先走りも混じっているだろう。

「な、霞、わかるだろっ……もう、根本の方、はち切れそうでっ……!!」
「あ、んぅっ、これが……そうなの? クズ司令のおちんちん、ん、やぁっ、あたしで、気持ちよくなっちゃってるのっ!?」
「ああ、そうだ、霞っ……! お前の中、きつくて、気持ちよすぎてっ……!!」
「ああぁぁっ……!! し、司令官も、あたしと同じ、なのぉ……っっ!!? く、ふぅぅんっ、腰のっ、ところっ……
 ずくずくして、気持ちいい、えっちな気分が、登ってきて、お腹の奥、そわそわして、我慢できないっ……!??」
「うんっ……弾けそうだっ……!!」

その言葉を証明するように、司令官はさらに腰の動きを激しくする。
いまや霞の腰を宙に浮かせて抱えている司令官は、打ち付けるとき、
自身を押し込むだけでなく、霞の脚をも引っ張り、引き込むようにしていた。
二人が一番深くで繋がるたび、霞の最奥、子供を作るための部屋のドアがノックされる。

「あああぁぁっ!! んやあぁっっ、おく、奥ぅっ、当たってぇぇっ……!!!」

霞自身の性感が目覚め始めてきたのか、さっきは痛みで痺れていたためか、
同じ子宮口への責めで、今度は霞が悶えながら声を上げる。

「だめ、ダメェっ!! これ以上されたら、あたしっ、は、あぁぁっ、んぅっっ……~~~~~ぁぁああっっっ!!!!!」

霞の吐く息に合わせて痙攣し、一気にとろとろとした愛液をあふれさせる霞の膣内。
その襞に絡めとられ、収縮する動きとともに、きゅうっ、と絞られたとき、
司令官もまた絶頂していた。

「霞っ、俺も、霞と、いっしょに、ああ、く、ああぁぁっっ……!!!」

今まで腰の奥で、もどかしく疼いていたマグマ溜まりのようなソレが、
どぷどぷと、堰を切ったように霞の中にあふれ出してしまう。
霞の快楽をより深いものにするために、止めずに司令官が腰を打ち付けるたび、子宮口が鈴口にキスを繰り返す。
こりこりと先端をくすぐる感触は射精を促されているかのようで、そこに触れるたび、
司令官の先端は情けなくぴゅぅーっ、ぴゅっ、と白い精の糸を噴き出した。
そうして内側に熱いモノが放たれると、それを感じて霞が身を震わせる。
同時に霞の蜜壷も、精を少しでも奥へ飲み込むかのように蠕動する。
その霞の快楽に呼応するかのように、司令官もまた砲身を震わせ、
残りの精液を霞の中へ幾度となく漏らしてしまう。
途方もない快楽の連鎖が、どちらが果てるともなく続くかのようだった。




「……え~っと、あー、霞、さん? ……あの、霞?」
「うるっっっさいわね、この、クズ。今夜はあんたの方から話しかけるの、禁止」

布団の上で二人、行為の後のまま横になって。
司令官にとっては至福に等しい状況だったが、当の霞自身が、裸の背中をこちらへ向けたまま、振り向いてくれようとしない。
平手打ちこそ飛んでこないが、また霞の怒りに触れてしまった状況なのは明らかだった。
それが霞特有の癇気なのか、あるいは、女ごころ、という奴なのかは謎だったが。
……触れるのは、OKなのだろうか。
そう思いつつ司令官は、おそるおそる、小さな肩を抱いてみる。
ピクリ、と霞が身じろぎした。

「……ねぇ、クズ司令官。あんたもしかして、『女は初めてを捧げた男には情が移って、その男の言いなりになってしまうものだ』、
 なんて、そーいう下品な俗説とか信じてるワケ?」

霞の仕掛けてくるピロートークは、相変わらず辛辣である。

「いや、別に……というか霞が俺を盲目的に好きになったり、言いなりになっちゃったら、困るかな……」
「へーぇ、じゃあ、司令官はあたしがどういう風なのがお望みなの?」

けれど、今夜だけで霞の罵倒に対する受け答えだけは上達したらしい司令官。

「今のままが、いいんだ。今のままの霞が俺はいい。きっとこれから先も霞に、どやしつけられたり、はたかれたり、するだろうけど……
 そうすれば俺が、お仕置きとかご褒美とか、そういう霞のお情けにすがるんじゃなくって、もっと強い男になったときに、
 ちゃんと霞にふさわしいくらいの男になったぞって、自分で自分を誇れるって、そう思うから……」
「……あら」
「まー、それにきっと霞に好かれたって、こういう態度は変わんないというか、きっと前より辛く当たられるだけだし……」
「~~~~~!!??」
「お、おい霞、どうした?」
「な、なんでもないわよこのバカっ!!」

図星を隠すかのように、司令官の手を払いのける霞。

「……まあ、今まであんたのことを、何度怒鳴っても改善しやしないグズだと思ってたけど、
 叱られてちゃんと前向きな風にとれるんなら、ちょっとはマシな男って思ってやってもいいわね」

そう言いながら霞、布団の上でもぞもぞと裸の胸を反らし、司令官の方へと向き直る。

「ねえ、司令官。じゃあもう一つ聞くけれど」
「うん、なんだ、霞」
「あんたは一応、あたしのことを先に気持ちよくさせちゃったワケだけど、そんなあんたが他の艦娘に、
 逆に先に射精させられちゃうようだったら、あたしはどんな風に思うかわかる?」

そう言う霞の顔は、火照ったように赤く染まっている。

「コホン……ということで、ひとつ提案だけど」



   「明日も早漏おちんちんの特訓、するわよね?」




霞の左腕に付けられた腕時計の針が、深夜を差す頃。
司令官は昨晩と同じ、裸に剥かれた姿で、布団の上に正座していた。
ただしその手は先だってと違い、縄で後ろ手に縛られている。
霞によれば無用な抵抗やなんやかやを防ぐためとのこと。
そして霞はそんな司令官の前に腰を下ろし、
その両のふっくらした足は、靴下のまま、司令官の砲身を挟みこむようにして添えられている。

「あの、霞……もう少しこう、何というか……手心というか……」
「はいはい、我慢なさいクズ司令官。よく考えたらあたし、
 あんたがしゃせーしちゃうときのだらしない顔見るのに、この姿勢の方がちょうどいいのよ」

霞が足で擦り上げるごとに司令官の砲身はその仰角を増し、切なげに先走りの露を先端から垂らす。
あるいはその興奮には、霞が脚をもぞもぞさせるたび、短いスカートから見え隠れする下着も、一役買ってるかもしれなかった。
霞はそんな一挙一動に司令官が身をよじらせたり、切なそうな声を上げるのを、
どこか満足そうな顔で見つめている。

「ん、そろそろいいわね」
頃合いを見て霞が呟き、手の中のストップウォッチを10分間に設定する。

「はい、それじゃ、スタートっ」

+ 後書き
378 :3-91:2014/03/29(土) 07:40:48.05 ID:S1E+yebI
霞の積極的な罵倒から、司令官LOVE勢に通ずるほどの愛を感じる末期
でもちょっとデレさせすぎたので、痛くなければ覚えませぬという真のマゾ霞ニストからはお叱りを受けそう
とりあえず戯れなれば書き逃げにて
長々と失礼しました
最終更新:2014年03月31日 02:22