非エロ:提督×榛名6-707

おはようございます。急に榛名で何か書きたくなったので書きます。
相変わらずのクソですが
今回は、エロなしで。よって榛名は妊娠しません。なお、一部の方を不快にする表現が入る旨
予めお断りいたします。ご了承下さい。

---1945.4.XX-----
「すまない、榛名。君に食べさせてあげられるご飯がなくなってしまった」
榛名は、突然提督につげられました。
もう榛名を動かす燃料も底をつきてしまったとの事。この先どうなってしまうのか
それに、榛名は戦艦としてはもう高齢でその上マリアナで受けた怪我の後遺症でまともに走れない
だから、艤装を外されて予備役に着かされることになりました。
提督は何度も何度も「こめん」と繰り返す。
大好きな提督のそんな顔榛名は見たくないのに。

-----1945.7.28-------
「榛名、大丈夫か!返事をしてくれ」
榛名は、この江田島を守るべく最後まで頑張りましたよね?
これだけの弾の雨を浴びせられて、それでも空を睨んで
砲台も偽装して・・・・。

「提督、お願いがあります。榛名が撃墜したパイロット。殺さないでください」
榛名は提督に懇願しました。
提督は「大丈夫。安全な広島に非難してもらっているから」と微笑んでくれました
こんなボロボロになった榛名だけど、皆励ましてくれます
「着底したんだ。大丈夫榛名は沈まない。だから安心しろ」

-----1945.8.6-----
榛名、何も言いたくありません。
“あの光”が榛名が守りたかったもの、全部壊してしまいました
榛名は何のために戦ってきたのでしょう。全部・・・・全部一瞬で
私が怪我をさせてしまった兵士の人も、きっと・・・・きっと
榛名は疲れました。もう寝させてください。

-----1946.5.2-------
痛々しい戦いが終わって、江田島で浮き砲台をやっていた仲間が次々と
解体されていく中、いよいよ榛名の番がやってきました。
榛名の体は、無くなってしまうけどこの混迷した国のお役にたてるそうです。
「榛名、本当にお疲れ様。そしてありがとう」
提督はたまに榛名に逢いに来てくれました。“提督”という身分のせいで今は肩身の狭い思いをしているのに
榛名は、ゆっくり目を閉じて、そして・・・・・。
「榛名も、次に生まれてくるときは平和な時が良いです。」
そう、提督に告げると深い深い眠りにつきました。

708 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2014/01/12(日) 11:00:42.92 ID:lQvaANvU [8/8]
-----1973.2.22------
榛名は目を覚ましました。ここは何処なんでしょうか
榛名が目を覚ましたということはまた、戦いが始まってしまうのでしょうか
「DDH-141“はるな”これが君の新しい名前だよ。」
榛名は司令から眠っている間の話を沢山聞きました。
今度は戦いを無くすために榛名は作られたそうです。
こちらから仕掛けない。やられたらやり返すだけ。そういわれ何だかホッとしました。
「あの、司令。金剛姉さまや比叡姉さま、霧島は一緒じゃないのですか?」
思わず聞いてしまいました。あの優しい姉さま達の姿が見えません
「はるな。君が一番のお姉さんだ。それと、もう“高速戦艦”じゃない」
榛名は驚きました。高速戦艦“榛名”だった自分を真っ向から否定された気持ちでした
良く話を聞くと水母みたいなものだそうです。
でも、この海をまた守れるなら榛名はそれでも良いと思いました。

----1974.11.27-------
「はるな。紹介したい人がいるのだが」
榛名は突然司令に呼ばれました。紹介したい人?誰だろう。そう思いながら部屋に入ると
「比叡姉さま!」
榛名は思わず駆け出した。
「榛名・・・。いえ、はるなお姉さま」
え?どういうこと。比叡姉さまは姉さまであって、榛名の妹じゃ・・・。
「DDH-142“ひえい”。君の妹だよ。はるな」
司令はそう言いました。でも榛名にとって姉さまは姉さまです。
この日から、榛名は比叡姉さまと長い長い航海に出たのです。

----1993.3.25------
その日は突然やってきました。
以前から“ものすごい強力なレーダーを持ちたくさんの敵を撃破できる”新人が来ると噂になっていました
佐世保にある榛名の部屋にその新人が来ました。とても、とても驚いてしまいました
「こ・・・金剛姉さま」
何年、いや何十年待ったのでしょうか。ようやく金剛姉さまに逢えたのです
「DDG-173“こんごう”デース。はるなちゃん。お待たせしました~」
姉さまらしい。純国産になってもその言葉ですか。

-----2007.12.14-----
金剛姉さまが佐世保に来てから数年後呉総監に霧島も着任したと報せを受けました。
いまでは、金剛姉さまを差し置いて、榛名が長女みないなものです
そして、先代の護衛艦がそうであったように、榛名にもいよいよ除隊の時が近づいてきました
体が壊されてもまた皆の為に役立てれれば榛名はそれで幸せです。

「はるな。除隊は先送りになりそうだ。“しらね”が火事を起こし指揮系統の機器が再起不能だ」
後輩の事故でCICが使えない。つまり“護衛艦として機能しなくなる”ことを意味していた
「しらねは大丈ですか?榛名はそれが心配です」
榛名は自分よりも大事な後輩が心配でした。自分より先に逝くのは許せなかったのです

----2009.10.XX------
また、ここで最期を迎えるのですね。
しらねには榛名の体の一部を移植する形で榛名は除隊しました
江田島。かつて守りたかったものを失う光景を目にした地で
かつて榛名が最期を迎えたこの地で。再び眠る事になったのです。
「金剛姉さま。比叡姉さま。霧島。先に逝ってまってます」
榛名はまた眠りにつきました。姉さまの活躍でこの国が永遠に平和であることを願いながら

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榛名
最終更新:2014年01月29日 01:24