提督×矢矧5-151

目の前にある残り資源の報告書に鬱々と頭を抱えながら決済をする。
原因は最近着任した目の前にいる艦娘だ。
「これ、しばらくの間まともな作戦行動が取れないんじゃない?」

「誰のせいだ~!!!」
そう言いながら机を飛び越え、細身の体の割に豊満な胸に向かって手を伸ばす。

ガシッ!

「oh…」
「念のため確認するけど、今私の胸を触ろうとした?」
ギリギリ……こっちの腕を掴んだ手に力が込められる。
「……hai、スミマセン」
「もしかしてしょっちゅうこういうことしてるの?」
「……たまに」
「ふふっ、面白いわね。そうことなら私から仕掛けてもいいのかしら。ね? 提督」
「hai! すいませんでしあ……へっ?」

「あら、そういうことしたいんじゃなかったのかしら?」
「えっと……その」
「どうなの?」
「……はい、したいです」
「うふふ…素直なのは嫌いじゃないわ」
そう言うと彼女はこちらの手を離した。

「あら、何もしないの?」
戸惑うこちらに彼女は無防備な姿勢のまま挑発的な視線を投げかけてくる。
「押忍!失礼します!」
気を取り直して……(むしろノリで触ってぶっ飛ばされた方が気が楽だったのだが)胸に手を伸ばす。
たっぷりとした重みと柔らかな弾力が手のひらに跳ね返ってくる。
しばらく思いのままに揉んでいると彼女の顔色が微妙に赤らんでいることに気づく。
さっきの意趣返しではないがもうちょっと恥ずかしい思いもさせてやりたい。
そう思い……

バッ

「きゃっ!?」
短めの上着を跳ね上げると下着に覆われていない乳房が視界に飛び出す。
間髪を入れずその先端に激しくむしゃぶりつく。
チュルッチュパッレロレロレロチュゥゥゥゥゥ!
「あっ!ンンッ! ちょ、ちょっとがっつきすぎ……あんっ!」
いきなりの刺激に彼女もびっくりしたようでびくりと体を跳ね上げる。

そのまま床に押し倒し、口と手で両の胸を激しく責め
そして空いた手でムッチリとした太ももの付け根に手を伸ばす。
抵抗をほとんど見せずに彼女はそれを受け入れる。
わずかに湿っているそこを指で丹念になぞり続けるとやがて奥から徐々に愛液が流れだし、指に絡みつく。

「あぁっ、うん、そこ…気持ちいい……んっ!」
濡れた指でクリトリスを刺激してやると蕩けた表情でこちらにそんな言葉を返す、かわいい。
十分に濡れそぼったそこを早く味わいたくて慌ててズボンを脱ごうとする、が

ゴン!

「イテッ!」
脱ぎかけのズボンが足に絡まりこけてしまう、俺カッコワルイ。
「あはは! 大丈夫よ、私は逃げないから」
そう笑う彼女から気恥かしさを隠すように覆いかぶさると彼女はコクンと頷いた。

ズブズブズブ……プチッ

「……ッ痛ぅ……!」
「え?」
その感触と反応に我に返る。
「は、初めて……か」
「……そう……よ。悪い?」
「い、いや……でも、なんで?」

そういえばよく考えたら行為をしていたのはほぼこちらで、彼女は何もしていない。
なんで? 自分みたいなやつを初めてに選んだのだ?
いろいろな『なんで?』が頭の中をかけめぐろうとした時
彼女は言った。
「『今の私』の初めては『あなた』にしてもらいたかった。それだけよ」
その言葉で理性が切れる。
まだ痛みが伴うであろう彼女の膣を貪るように腰を振り、何度も何度も奥に腰を打ち付けた
そして呻きとも喘ぎともつかない声を発し続ける彼女の中で一気に達した。

荒い息を整えながら今更ながら乱暴にしてしまったという後悔を抱きつつ
「だ、大丈夫か?」と声をかける。
「全然大丈夫じゃないわ。全くもう、乱暴なんだから」
「スマン」
「最後の方はちょっと気持ちよかったけど、提督だけ気持ちよくなったっていうのはちょっと不公平よね」
「え?」
ニヤリと笑うと彼女は引き抜かれた肉棒に舌を這わせ始める。
「ちょ!初めてなのになんでそんなこと知って!?」
「元の軍艦の中なんてこんな話ばかりする人がいっぱいいたのよ、イヤでも覚えちゃうわ」
そう言いながら頑張って立たせようと懸命に舌を這わせている。

動作は拙いが一見好きのなさそうな彼女がこんなことをしているのを見て興奮しないわけがない
あっという間に肉棒はガチガチになってしまった。
「じゃあ…いただきます」
ズブズブズブ…
こちらに跨った彼女が腰を落とすと音を立ててそれが中に飲み込まれていき
危うくそれだけで再び射精してしまいそうになるがなんとか堪える。
慣れない状態で動く彼女に合わせてゆっくりと腰を動かしてやると
お互いの結合部がぶつかりパチュパチュという水音が室内に響く。
「あっあっ……提督……私、そろそろ……くぅっ!!」
「こっちも……そろそろ無理だ……出すぞ!!」
お互いにラストスパートをかけ、激しく腰を動かしながら下から胸をつかんで絞り上げる。
その瞬間膣内がギュウゥゥと肉棒を締め付け、その刺激で今日二回目の精が中に放たれる。

「ふう」
「あら、余韻に浸っている暇なんてあげないわよ?」
「へ?」
「言ったでしょ? 私からも仕掛けていいのかしらって」
「え、ちょ」
「じゃあ提督、最後まで頑張りましょうね♪」
「イヤァァァァァ!!!」

───ちゅんちゅん

「パトラッシュ……僕はもう疲れたよ」
「西洋の童話だったかしら? それ」
一晩中全く休まず精を絞り尽くされ、息絶え絶えの言葉で放った言葉は軽くいなされてしまった。
「ああ……というか、な。ここまでしておいてなんだけど、どうして俺がよかったんだ?」
「ああ、そのこと?」

している最中に浮かんだ疑問
それをここで蒸し返すのは無粋なのかもしれない。
だがどうしても聞いておきたかった。

「短い時間だったけど、それなりに報告書に目を通したのよ?
全く……私みたいな軽巡を迎えるためだけに武蔵を迎える時以上の
ヘタをすれば戦艦100隻じゃきかない資源を消費して
おまけに過労の娘達からの苦情もちらほら」
「あー…まー…うん」
「でも誰も轟沈させなかった」
「ああ……それだけは、な」
「自分のためにここまでされちゃって、おまけに絶対に味方を護りきって見せる人なんて
好きになっちゃうしかないじゃない」
そう言うと悪戯っぽい笑みを浮かべた顔をこちらに向ける。

彼女を迎えるためにとった行動は(メタ的に言えば)単なる独りよがりの欲望に過ぎなかったのかもしれない。
それでも彼女はそのことを感謝し、好意さえ抱いてくれた。
「なら、俺も好きになるしかないな」
「あら、別に好きってわけじゃなかったとか?」
「あらためて、というわけさ」
そう言いながら彼女の体を引き寄せ唇を奪う。

お互いの鼓動が聞こえるくらい体を合わせ、しばらくその甘い時間を楽しんだ。
そして普段のキリっとした顔ではなく、どことなく優しさを感じさせる顔でこちらに微笑みかける彼女に向かってこう言った。

「これからもよろしくな、”矢矧”」

 

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最終更新:2013年12月10日 17:41