非エロ:提督×古鷹4-432


今日の任務は終わり、疲れを取る為に提督と秘書艦の古鷹は炬燵に籠っていた。

「なあ古鷹。ダメ提督製造機って知ってるか?」
「雷ちゃんの変なあだ名ですよね?優しすぎて人をダメにするという事で。」
「その通りなんだが、俺は違うと思うんだ。」
「と、いいますと?」
「古鷹、お前さんがダメ提督製造機だ。」
「ええ、なんでですか?」
「第一に優しい。第二に気配りが出来る、第三で真面目、第四で素直だ。そして…」
「や、止めてください恥ずかしいですよう。」
「まあそんなお前に俺は甘えっぱなしだと思ってな。」
「そんな事無いです、提督だってちゃんとやってくれてますし。弱い重巡洋艦を使ってくれてるから私も頑張れるんです。」
「重巡、弱いか?」
「だって…火力なら戦艦ですし、軽巡と違って潜水艦狙えないし、夜戦なら駆逐艦の方が良くて、重巡洋艦の良い所なんてそんなに無いじゃないですか……。」
「何だ、そんな事か。」
「そんな事って……」
「戦艦より圧倒的に燃費がいい、囮の潜水艦に釣られない、駆逐艦と違って昼も十分火力が出る、十分良い所あるからな。」
「でも、だって……」
「安心しろ。羅針盤以外では重巡使わなくなること無いからな。」
「なんでそんなに提督は重巡を使ってくれるのですか?」
「重巡が…いや、俺がお前を好きだからだよ、さ、もう夜も深い帰って寝なさい。」
「嫌です。今日は提督と一緒に寝ます。」
「なんでだ。」
「そんなに私を思ってくれる提督が好きだからです。」
「なっ……くっそ、駄目と言いたくない。」
「提督、人の体温ってぽかぽかしてあたたかいんですよ?」
「いいよ。一緒に寝よう、古鷹。」


 

タグ:

古鷹
最終更新:2014年02月08日 00:14