提督×熊野4-372

前回の話

 

窓から差す朝日がまぶしい。

「……何時だ……0600時か。案外早かったな」

俺はベッドから身を起こし時計を確認する。
すぐ隣には、昨晩愛し合った熊野が幸せそうな寝顔で眠っている。

「無理に起してやる必要はないか……」

熊野の頭をそっとなでたあと、ベッドから出た俺は今日の予定を確認した。

「遠征に出た艦隊が戻るのは早くて正午過ぎで他は特に予定なし。艦娘は全員自主訓練か」

普段なら先に起きた熊野がその日のスケジュールを読み上げるのだが、今日ぐらいはゆっくり寝させてやろう。

(それにしても……)

俺は改めてベッドの「被害状況」を見て苦笑する。
ベッドの上は昨晩、自分と熊野が愛し合った際に彼女の漏らしたおしっこでシーツが黄色く染まっており、更に精液や愛液で生じたシミも出来ている。

シーツとベッドのマットが液体を吸収した為かフローリングの床にまで垂れてはいないものの、それらの発するにおいが混ざりあった空気が室内に漂っている。
自分や熊野はすでに慣れているが、このままでは執務室にまでにおいが流れると思った。

熊野が起きないようにそっと窓を開けて換気する。
これで多少はましになるだろう。

「今のうちに風呂でも入るか」

そして、そのまま居室にあるユニットバスへ向かった。
執務室に風呂やシングルベッドを置く提督もいるが、俺の場合は鎮守府基地内の風呂か居室にあるものを用いている。

バスタブへ湯を張っている間にシャワーを浴びる。
昨晩、熊野との行為で生じた性臭が洗い流され同時にボディシャンプーの香りが鼻をくすぐる。

「いい加減、シーツとマットを新しくしないとなぁ……」

熊野と今のような関係になってから彼女を何度も絶頂と同時にお漏らしさせた事とその時の後始末が大変だったのを思い出す。
これまでシーツはシミ抜き等を入念にやって、マットも天日干しにしてきたが正直もう限界だろう。

居室のベッドは執務室の家具みたく家具コインで購入できるものではなく着任の際に自宅から持ち込んだ私物だ。
給料日前だが財布には余裕があることだしさっそく新たに購入しよう。

そんなことを考えていると扉の開く音がする。

「提督、おはようございます」
「おはよう、熊野」

振り返ると、そこには当然の様に一糸まとわぬ姿の熊野がいた。
髪を下ろしている所から、彼女も入浴するつもりなのだろう。

水音から俺が入っているのを分かっていて、一緒に入浴するのが当たり前であるかのように入ってくる彼女を見て俺は嬉しくなった。

「おいで、体洗ってやるよ」
「ええ、そのつもりですわ」

俺は熊野の手をとって、彼女をシャワーブースに連れ込んだ。



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「提督、くすぐったいですわ」
「ほら勝手に動くなって。きれいに洗ってやるんだから」

シャワーブースの中で俺は熊野の後ろに立ち彼女の体を洗ってやっていた。
手に取ったボディシャンプーを熊野の全身に塗りこみ、珠のような肌を優しく撫で回しながら彼女の体を洗ってやる。
熊野もまんざらでは無い様で、振り返って嬉しそうに微笑んでくれる。

初めて出会った頃は「この熊野に気安く触るなんて、提督も何か勘違いされているのではなくって?」なんて言ってたが今では俺に体を任せてくれている。
女は化けるとか変わるとか言うけど、こういう方向に変わってくれるなら大歓迎だ。

「さて、いよいよ仕上げだな。ここは丁寧に、時間をかけて洗ってやるよ」
「あっ……提督……」

そう言って俺は、熊野の秘所に手を伸ばす。
指で触れてみると、そこは既にしっとりと濡れているのが分かった。

「もう濡れているな……俺の手が触れるのを期待していたのか?」
「はい……いつもの様にしていただけると思ったら濡れてしまいますの」
「なら、ご期待に応えてやるよ」

俺は熊野の秘所を優しく愛撫していく。
ぴったりと閉じられたスジを指で撫でてやると愛液があふれ出し、同時に俺の指を受け入れようと開かれていく。
それに応じて、指を挿し込みかき回していく。

くちゅり……くちゅり……

水音と同時に淫靡な香りが漂う。
俺の肉棒もまた熊野の中に入りたいとばかりに勃起している。

「あっ……ああ……提督のゆびぃ……気持ちいいですわ……」
「いつもはお嬢様然としているのに、こんな時は嬉しそうに腰を振るなんて熊野はいやらしいなぁ」
「もう、提督がいっぱいエッチな事をされるから……んんっ……ですわ。でも……提督だってこういうのお好きでしょう?」

熊野は俺の肉棒に手をのばすと、指で亀頭を撫でまわしはじめた。
指先でカリ首、鈴口を触られ、時には掌で優しく包まれてしごかれる。
その度に快感でゾクゾクするのがはっきりわかった。

「うあ……こいつは凄い……前に比べて格段に上手くなっているな」
「提督のオチンポで毎日感じていますから、どうされたら感じるか把握済みですのよ。ほら、もう先端からガマン汁が出ているではありませんこと」
「く、熊野……そこでタンマ。そのままされたらマジで出しちまいそうだ……」

射精まで導かれてはそのまま熊野に主導権を握られかねない。
そんな風に思った俺はなんとか自制して彼女の手を取って肉棒から手放させる。

「ふふ、どうでした提督?」
「すごかったぞ、力の加減もわからなかった以前と比べたら完全に別物だな」
「ご満足いただけてよかったですわ……なら、ご褒美に一番大事な所を洗っていただけないかしら?」
「一番大事……?ああ、なるほどね。もちろんだ」

シャワーブースを出た熊野がバスマットに寝転がり、大きく股を開くと既に濡れそぼった秘所から流れ落ちる愛液が尻を伝ってアヌスにまで届いているのが見えた。
毎晩体を重ねているとはいえ、こうやっておねだりする姿を見ると男としては嬉しくなる。

「提督、わたくしのここを提督のオチンポで洗って欲しいですわ……おねがい……」
「わかった、すぐ俺のこいつで熊野の膣内(なか)をきれいにしてやるからな」

正直俺も我慢の限界だった。
すぐさま、熊野の体に覆いかぶさると怒張した肉棒を彼女の膣内に挿入する。
ずっと焦らされていた膣内は、俺の肉棒を受け入れるや待ってましたとばかりに絡みつく。

「ふああっ、提督……提督のオチンポ気持ちいい……すごく……よくってよ……」
「熊野のオマンコも……ものすごく締め付けてきて最高だ……」
「だって……だって、早く入れてもらいたかったんですもの……ああっ……提督がまだ動いてないのにわたくしもう……っ!」

次の瞬間、熊野が蕩けた様な表情を浮かべる。
どうやら挿入しただけで、あっさり達したようだ。
そんな熊野を前に俺は動きたいという気持ちを抑えて彼女と唇を重ねる。

「ちゅう……んん……提督……」
「ちゅ……ふはっ……大丈夫か?」
「はい……提督、おねがい……提督のお好きな様に動いてくださって……」
「わかった、もっと気持ちよくしてやるからな」

最初はゆっくりと、そして徐々に腰の動きを速めていく。
俺が動く度に、結合部からヌチュヌチュという卑猥な音と愛液があふれてくる。
同時に熊野の膣内で肉ヒダを何度もまくリ返すと、強烈な快感が全身を駆け巡る。

「あっあっ……て、提督っ!凄いです……気持ち良すぎて……ホント……すごい……」
「お、俺もむちゃくちゃ気持ちいい……熊野のオマンコの中で動く度に刺激されて……」

熊野が俺の下で甘い声をあげて喘ぎ、もっと快楽を求めるように腰をゆすってくる。
それに合わせて俺も腰の動きを速め熊野の子宮口を何度も刺激してやる。

「提督……わたくし、またいきそう……ですっ!」

また俺より先に達してしまうことを申し訳なさそうに、しかし嬉しそうに熊野が言う。
今の彼女は挿入されただけで達してしまうほど敏感になっているのだから当然かもしれない。

「いいぞ、我慢せずイキたい時はそのままイってしまえよ」
「うれしい……提督はまだ出されていませんのにわたくしだけ何度も……っ!ふあっ!またあっ!」
「えっ?またって……もしかしてイキっぱなしなのか!?」
「提督……すごいの……いつもよりも何度も波が来るみたいで……もう、もうだめぇっ!」

さすがの俺も、連続でイキっぱなしの熊野を前にしてただ驚くしかなかった。
昨晩も途中で軽く達する事はあったが、今日は朝から明らかに様子が違う。
全身が感じやすくなっているかの様だ。

「わ、わかった。それなら俺ももっと動くからな!」

このままだと、熊野ばかりが達してしまいこっちが射精する前に終わってしまうかもしれない。
そう思った俺は、一気に腰の動きを速めようとした。
だが、その動きすら今の熊野には刺激がきつかったみたいだ。

「て、提督っ!その動き……そうされたら本当に……も、もう飛んじゃうっ!」
「ちょっ……熊野、ダメだ。せめて一緒に、頼む」
「ダメ……ダメですわ……今、一番すごいの……あっ、ふあぁぁぁぁぁっ!」
「え、一番すごいって……あ……あーあ……」

次の瞬間、一際大きな声をあげた熊野はそのままくたっと脱力する。
とうとう絶頂の連続で失神してしまったみたいだ。

「はぁ……まさか、ここまで敏感だったなんてなぁ……」

俺は元気にいきり立つ自分の肉棒を見つめながらため息をつく。
女の子は絶頂すると体力の消耗が半端ないと聞いていたが、これほどとは思わなかった。

「まぁ、まだ夜があるわけだし……こういうこともあるか……」

気を失ったままの熊野をお姫様抱っこした俺は、そのままバスタブに入るのだった。
それにしても、あれだけ締まりがよかったのに最後まで出さないまま終わるって俺も間違った意味でタフになったなぁ…………。

 

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最終更新:2013年12月13日 00:12