非エロ:提督×那珂4-311

かつての私は輸送船団の護衛等に奔走していた
決して目立つ事のない裏方。勿論補給の大切さを理解していた。それでも噂に聞く連合艦隊の活躍に憧れていた

それから何十年後。沈んだ私は艦娘として人の体を得た。
ふとテレビと呼ばれた箱に映った物に私は釘付けとなった。愛らしい衣裳に身を包み華やかなライトに照らされ声援に笑顔を返す「アイドル」
私も、あんな風に輝きたい!
心の底からそう思った。振り付けを真似したり歌ってみたり、陰欝になる艦隊に笑顔を作るアイドルになろうとした
でも所詮はただの軽巡、最初はありがたがれても次第に役目を取られ解体された。酷い時には建造された直ぐに解体されてゆく。
何十回と造られ解体されもう心が折れそうな時彼の艦隊に建造された
彼は私を旗艦に様々な海域を巡り、戦艦や空母の数がそろってもなお私を艦隊に入れ続けた
何故?と聞けば彼は頬を掻きながら「君のファンだから」と笑う。「君の笑顔は素敵だ」と恥ずかしげもなく微笑む
ポロポロと涙が私の頬を伝い彼は慌てる。

「那加は皆のアイドルだから、本当は独り占めは駄目なの。でも…今日は特別だからね」
ちゅっと口付けると茹でタコ見たいな二人になった

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最終更新:2013年11月27日 14:59