提督×雪風4-38

昼間だというのに静まり返った鎮守府
埃のたまった廊下や装飾品からは以前の面影はない
かつては多くの艦娘が屯していた司令室は厚いカーテンが閉められ薄暗い
その闇の中モゾモゾと二つの影が蠢く
痩せこけた青年と雪風が互いに抱き合っている。それは恋人同士の柔らかな物ではなく、互いがそこにいる事を確かめるように力を入れた抱擁。
「雪風…雪風…」「しれぇ…雪風はちゃんといます」
互いを呼び合い深く口付けをする

数ヶ月前、とある海域の作戦で雪風を残し主力艦隊が沈んだ。
弔いだと何度も艦隊を送り出すも結果は変わらず雪風だけが帰ってくる

-死神-
-雪風は味方を沈める-
そんな噂が艦娘たちに流れた。
艦娘から畏怖され孤立した雪風を受け入れたのは司令官だけだった
いや、心にぽっかりと空いた穴を埋めようと依存したと言うべきか、互いに失った何かを求めていた


そして気が付くと艦娘は雪風だけになった

下着をずらし露となった雪風の性器に司令官は膨張した肉棒を無遠慮に突っ込む。
何度も身体を重ねた為すんなりと司令官のを受け入れた雪風はギュッとしがみつき荒い息で
「しれぇは、あん、居なく、なったり、しませんよね?」
と問う
「雪風…雪風ぇ!!」
そんな問に答えず虚ろな目でひたすらに雪風の幼い身体を貪る司令官
どぷどぷと何度も精を吐き出し、それを受け入れながらも二人はひたすらに交わり続ける

「雪風…」「はい、しれぇ…」「雪風ぇ」
泣きそうな声で自らを呼ぶ司令官を抱きしめ雪風はささやく
「雪風は、雪風だけは沈みません」

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最終更新:2013年11月13日 02:13