05年度サッカースタジアム推進プロジェクト
第2回委員会議・第3回ワーキングスタッフ会議
く日時〉05年11月11日(金) 16:00~17:10
く場所〉サッカースタジアム推進プロジェクト事務局会議室 広島市中区大手町1丁目1番30号デオデオ大手町ビル8F
T E L (082) 545-3761 FAX (082) 240-0636
く参加者〉
広島県教育委員会生涯学習部 山田穂積 堀健太郎
広島市市民局文化スポーツ部 皆本也寸志 久保下雅史 重富弘己
(財)広島県体育協会
(財)広島市スポーツ協会 浅川伸二(代理) 白雲克宏
広島商工会議所
(社)広島青年会議所
(財) 広島県サッカー協会
サンフレッチェ広島後援会
サンフレッチェ広島
プロジェクト事務局 今西和男
く概要〉
( 1 )サッカースタジアム建設について
①水族館併設のサッカー専用スタジアム建設計画について
別紙、サッカースタジアム推進プロジェクト計画により、
水族館を併設したサッカー専用スタジアム建設について、(黒塗り)から説明があった。
② 現市民球場跡地利用の市民意見募集に対する応募について
事務局
現市民球場跡地利用について、11月15日から広島市が市民意見を募集する予定であるが、
この水族館併設のサッカー専用スタジアム建設計画をプロジェタトの意見として応募したいと。
市
この計画案について、市は意思決定をしていないので、市が参画するプロジェクトの意見として応募することに賛成できない。
また、市が意見募集するのであるから、市が参画するプロジェクトの意見として応募するのではなく、
例えば、サンフレッチェ広島の意見として応募していただきたい
県
県、市が参画している団体名で応募したのでは、第三者からみて公平な応募とは言えないのではないか。
このプロジェクトは自己完結型の事柄について検討していくものであり、
今回の応募については、想定外のことであると思う。応募団体は別につくるべきだ
③ スタジアム建設(案)について
市
水族館併設のスタジアムで、市が目指している150万人集客は達成できるのか。
また、このプロジェクトにおける建設案は民設民営しか考えられないが、イニシャル及びランニングコストの採算見通しはどうなのか
事務局
詳細な詰めはしていないが採算はとれると予想している。今後の検討課題としたい
県
地球温暖化をにらんだ都市防災機能を有した施設にしてはどうか。
また、平和、環境、安心、安全というコンセプトを前面に押し出してはどうか。
事務局
神戸ウイングスタジアム、横浜田際総合競技場は、防災機能を併設している。今後、税投入の理解が得られるような施設も考えていきたい。
県側の議事録
議題
1 市民球場跡地利用について
2 その他
[事務局〕
- 議事に入る前に、前回の会議を受けて広島市から意見があるようなのでお願いしたい。
【広島市】
- 前回の提案内容に対し、正直、面食らった。このフロジェクトは、様々な団体の集まりであり、
このプロジェクトの案として広島市に提案するにはかなり時間がかかるのではないか。
プロジェクトとしてコンセプトをまとめ、精査したうえでサンフレッチェとして広島市に提案していただきたい。
プロジェクトとして広島市に提案することは、広島市としては一切了解できない。
【意見】
- 市民球場の跡地利用については、公募の中から広島市が判断するのであるが、
プロジェクトとして提案した場合、このプロジェクトのメンバーをみても、公平性に欠けるであろうということは理解できる。
- 本プロジェクトの設立経緯を振り返ってみると、ビッグアーチや五日市埋立地など、
ある程度自己完結的な事柄について検討をしていこうというスタートであったように思う。
今回の市民球場跡地へのスタジアム建設については想定外であったはずである。このプロジェクト会議にも限界があり、受け皿が必要であると思う。
- 核となる団体(開発主体や経営主体)をどうするか、サンフレッチェはそういう意味では認定されないであろう。
もっと違う団体を別途検討し、中身は中身でプロジェクトで議論すればよいのではないか。
[事務局]
- 広島市が公募する以上、広島市がメンバーに入ったプロジェクトから意見を提出するというのは確かにおかしいと思う。
- 提案する組織とプロジェクトを別々とし、継続して議論していくというのはいかがか。
[意見]
- 方法として別組織を作るのは構わないと思う。このプロジェクトが支援をすればよい。
[事務局〕
- 市民球場の跡地利用については、広く市民の考えを公募し、多くの市民が希望する形にしたいということで、インターネット等で募集するらしい。
- 正式な募集要項等があるわけではなく、市民の方からのアイデア募集というレベルで、硬いものではないと伺っている。
[意見]
- 広島市の公募に乗り遅れてはダメなので、サッカースタジアム建設案をより多く出したほうが良い。
- 第一ラウンドとしての応募者の話は今後検討することとし、議論に入ってはどうか。
[事務局〕
- 応募者については、別の議論とし、事務局で検討させてもらいたい。
【資料説明】別紙参照
[質問】
- 150万人の集客を大前提として捉え、水族館部分で仮に100万人の集客が実現した場合、
事業スキーム上での収支は施設を維持運営していくことが可能であるのか。
- ターゲットは観光客か、広島市民か。
- 島根県や宮島町の水族館と競合する。かつてナタリーと呉ポートピアが共倒れした経緯もあるが、広島県で水族館両立の可能性があるのか。
- 安佐動物園が年間50万人、海の中道は60万人の集客と聞いている。
島根県のアクアスへも広島県からかなり訪れている状況もあり、本当に100万人の集客は可能であるのか。
- 収支を抜きにして150万人の集客だけを考えるのであれば、他の方法もあると思うが、複合施設としての商業施設や有料施設は可能であるのか。
[事務局]
- 収支についても広島市に提案する段階で検討しておく必要がある。今この場で具体を提示できないが、何とかいけそうではある。
[意見]
- 前回の会議で、より検討を深めて再提案するとあったので期待していたが、前回の案とさほど、変わっていない。
- 公設民営はあり得ない。議論は収支になる。
- 収支も含め、集客等について詳しく議論するには、このフロジェクトでは困難であり、別のメンバーでプロに情報をもらって進めていってはどうか。
- 都市公園の中に建設できる施設は都市公園法によって制限されており、商業施設は建設できない。
そういったことを前提で判断すれば、水族館は、必ず成功するとも言えないし全否定できるものでもない。
ひとつの案としてはこれ以上困難かもしれない。もっと予算をつけて検討すれば良いものが出るかもしれないが・・・。
- この案を生かすため、都市防災機能を持たせるなど、完全に民間ではなく公共の投資もあるようなものにできないか。
平和・安全・安心といったものの象徴となる、広島市に受け入れられるものを検討してはどうか。
- 前回の案では、集客のメインはスタジアム以外の水族館であるにもかかわらず、その水族館があまりにもついでに見えた。
今回の案ではバーチャル映像が加わり、ワクワクする中味に思える。
- 平和を切り口とし、ピーススタジアムのようなネーミングで県外からの集客も視野に入れるべきである。
また、環境に配慮して高さを抑えてあるが、逆にスタジアムから市内を見渡せるという発想もあるのではないか。
- 複合施設を水族館にするのであれば、広島ならではのものにしてほしい。
【質問】
[意見]
- 河川の氾濫等を考慮し、安全面での配慮と安全装置としての魅力を備えた防災の拠点という考え方を取り込み、総合的に考えてはどうか。
- 民設民営でなければ成立しないという意見もあったが、税が投入されるような案・工夫を考えてはどうか。
- 商工会やJCと一緒になってポジティブな発想で検討してはどうか。
- まずは第一案「水族館編」とし、加えて防災機能を備えるなどの公共性を付加して提案してはどうか。
【まとめ】
- 広島市への申請団体については、別途検討する。
- 複合施設について、再度事務局で検討する。
最終更新:2013年12月28日 14:35