サッカースタジアム推進プロジェクト
第6 回委員会議
く日時〉平成1 6年1月29日(木10:00~11:00
く場所〉広島市中区基町4番1号 広島県立総合体育館本館1階ミーティングルーム
く参加者>
広島県教育委員会生涯学習部 槍山哲雄 小林和之 工藤宏一
広島市市民局文化スポーツ部 福光孝治 重富弘己
(財)広島県体育協会
(財)広島市スポーツ協会 竹本久男 白雲克宏
広島商工会議所
(社)広島青年会議所
(財)広島県サッカー協会
サンフレッチェ広島後援会
サンフレッチェ広島
プロジェクト事務局 今西和男
く概要〉
1 第一球技場改修について、今西事務局長から以下のような説明があった。
(1)説明の趣旨
- 第一球技場改修計画は中止する。
- 五日市埋立地への新スタジアム建設に向けて、プロジェクトの力を結集する。
(2 )第一球技場改修計画中止の理由
- ビッグアーチは公式戦開催可能な施設であり、第一球技場を改修することは二重投資となり、市民の賛同を得難い。
- 現在、J
1の平均入場者数は17,000人を超えており、観客席15,000人のスタジアムに改修しても観客が入りきらず、ビッグアーチとの併用になる。また、サンフレッチェ広島の久保社長が3年後のJ
1優勝を目指すとの構想を掲げているが、優勝を狙えるチームづくりのためには、外国人選手を含めチームを支えるストライカーの獲得、年俸のキープをしなければならない。そのためには25~30億円の収入が必要であり、当面、入場料収入の倍増が不可欠であることから、2万人規模のスタジアムが必要と思われる。
- 第一球技場を改修した場合、その資金回収のためには、長期間に渡り第一球技場を使用する必要があり、新スタジアム建設を中止しなければならない。
- 改修した場合、年間使用可能日数が激減し、現在使用しているアマチュア団体の多くは使用できなくなるが、その利用者への対応ができない。
-
市の財政状況は厳しく、改修を市にお願いすることは困難である。また、財界に支援を求めると、新スタジアム建設時と合わせて2度支援を求めることになるため、改修時に支援を求めることは難しい。
(主な意見)
広島県から、
-
「第一球技場の改修を今、断念すると、新スタジアムの建設が遠のくのではないか。第一球技場を改修し、サッカ一気運を盛り上げてから新スタジアムを建設してはどうか」
- 「新スタジアム建設には100億円程度が必要と思われるが、その資金調達はどうするのか」
との意見があった。
これに対し、事務局長から、
- 「改修時と新スタジアム建設時の2度に渡り、財界等に資金支援をお願いすることは難しいため、改修は困難である」
-
「資金調達は一番大きな問題であり、国庫補助、県・市・財界からの支援、市民からの募金、またPFIの導入などが考えられるが、今後、検討していかなければならない課題である」
と発言した。
2 本日の委員会の結論
第一球技場改修計画は見合わせ、五日市埋立地への新スタジアム建設の可能性を検討していくことについて、
各プロジェクト参画団体内部で協議し、次回の委員会議で諮ることにする。
県側の資料
市側の資料
最終更新:2013年12月28日 09:15