古い文献に『古より龍が住む、天に最も近い山』と記述がある。
山脈付近では空気中のマナが濃密なものとなっており、準備をせずに上ると死に至る。
特殊な処理を施したマスクを付けなければ、意識を保つことさえ厳しいと言われている。
付近に広がる雑木林では、過剰に成長した植物が生態系を狂わせていることもしばしば。
トラヴィス帝国やアルゲオ連邦などで、冒険者に駆除依頼が回されることが多く見受けられる。
また、この付近では魔動機文明時代の遺跡がよく報告に上がっている。
遺跡には古龍や濃密なマナに関しての情報やマジックアイテムが眠っている可能性が高いだろう。
冒険者が一儲けを考えるには十分な状況だが、蛮族などの報告も挙がっているため十分注意されたい。
文献をあさっていくと、どうやら山頂には何かがあるらしいが……?