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世界は第三次世界大戦集結後の世界。
大戦では遂に核が使われる大国間の大戦になったが、核で世界は滅びなかった。
人類は配備されていた大規模核シェルターにより、難を逃れていたが、それに対し小国は世界条約で禁忌とされていた細菌兵器に手をかける。
致死型、感染型。戦争は科学を進歩させるもので、瞬く間に天文学的な数字の人類を死に追いやるほどの細菌兵器が作られた。
主に使われた某国の感染型細菌兵器により、人類は核より壊滅的な被害に追いやられたのである。しかし、神は人類を見捨てなかった。

細菌兵器を作らされた科学者Dr.ボスケテが亡命、彼を筆頭に医師達がワクチンを開発。
そしてそのワクチンを基盤に独立勢力『ノアの箱舟』を決起、悲惨なまでに消耗していた大国群はこれに従わざるを得なかった。
八十億までに膨れ上がっていた世界人口は十数億にまで減少。
生き残った人類達は一部を除いて兵器に汚染されていない地下へコロニーを作り、安息の地を求めた。
しかしボスケテの平和活動により『ノアの箱舟』中心メンバーと各国首脳が手を取り世界が一つの連邦となり、平和が戻ったのも束の間であった。
核、細菌兵器の後遺症により、畸形、死産の割合がほぼ百パーセントとなったのである。
急遽『世界連合』は解決策を模索、傷ついた遺伝子情報を戻すことが出来るはずもなかったがたどり着いた解決策はこうだ
――過不足があるのなら、直せば良い
世界中のロボット技師技術を結集し、胎児に対し、人工心肺、または義肢を取り付ける手術を確立したのである。
つまり、この世界では造り物の身体と肉体が一体となった人類が通常であることとなったのだ。
時はさらに流れて数十年後、機械と肉の身体がすでに常識となり、世界連邦は平和を我が物としていた。
しかし、Dr.ボスケテが退任し、内部構造も大きく変わったこの組織には、どこか不穏な空気が漂っていた。
そして約二十億に満たない人類の暮らすこの地球の、たった一人の少年の感情が、世界を大きく変えていくこととなる。


「こんな造り物の身体、大嫌いだ」