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toshihikotakeda 11:11pm via Web

「荒廃する農村と医療」(岩波新書、1971年)読了。岩手の医療事情はほんとに悲惨だった。しかし、国保の神髄や、診療報酬がこのままではいけないことについても、いろいろと考えさせられるところがありました。
国保のかつての状況。岩手県一関の例では、比較的裕福な地域の方が保険料を上回る給付を受け、貧しい地域はその逆だった。5割負担が重かった影響という。(岩波新書・荒廃する農村と医療より)
岩手県は県立病院が多いことで有名。この経緯についても触れている。産業組合から農業会へ、農協へ、そして県に譲渡された。しかし、県の施設は利用者には親しみが薄く、利用されていなかったので、反対が多かったのだ、と。(岩波新書・荒廃する農村と医療より)
県への譲渡のほか、国保連への移管の案もあったが、否決され、自分たちの作った病院と、自分たちの作った保険、医療と保健と保険の一体的仕組みが引き裂かれていく。今やらなければならないのは、保険と医療提供体制を住民が自分たちのものと思えるように、国保の原点を見つめ直すことかも知れない。