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4月、特に前半の長期金利(新発10年利付国債の流通利回り)は記録的な乱高下を演じた。4日に0.50%台半ばから一気に0.425%まで急降下し、2003年6月11日に記録した過去最低の0.430%をあっさり更新。翌5日午前には0.315%へと一段と下振れして、スイスの長期金利が昨年12月10日に記録していた世界史上の最低値である0.36%をも塗り替えた。  ところが、同日の午後には一転して急反騰となり、一時0.620%と急低下前の水準を上抜け。その後も月央にかけて0.60%前後で上振れと下振れを繰り返したのだった。 金利を急反発させた原因は特定困難である。一つは、「期初の買い出動」によってロング・ポジションだった投資家による利益を確定する目的の売りが早速に出てきたことだろう。そこへ、オーバーシュートの反動による相場急落を当て込んだディーラーの“吹き値売り”が加わったのではないか。  5日午後には、債券市場が期待していた、日銀の新手法による長期国債買い入れオペが見送られたこともあり、“失望売り”や“手仕舞い売り”もかさんだと見られる。さらに、リスク指標の一つである価格変動性(ボラティリティ)の急上昇を受け、保有する金利リスク量を減らす目的の債券売却も、一部で誘い出されたと推測される。

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