あやたんイェイ~

747 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2014/01/30(木) 12:44:50.44 ID:FB2229n5o

ギバ子「あ゛や゛だ゛ん゛イ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛イ゛!!」

ひな「おめでとー」

凛「おめでと、綾」

綾「えへへ、みんなありがとー」

ギバ子「早速プレゼントターイム!」

綾「ほんとに速いね!?」

ひな「今年は三人でひとつのプレゼントを贈る所存ー」

綾「そうなの?」

凛「そうだよ。用意するの大変だったんだから」

綾「へぇ……なんだろ」ワクワク

ひな「ふすまの向こうに準備してるよー」グッ

ギバ子「ごが゛い゛ぢ゛ょ゛オ゛オ゛ォ゛イ゛!!」グッ

ガラッ

京太郎「」ドサッ

凛「須賀先輩」

綾「」

755 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2014/01/30(木) 13:00:58.43 ID:FB2229n5o

京太郎「む゛ーっ! む゛ーっ!」ジタバタ

綾「お、おにーさんがリボンでグルグル巻にされて……あやややややや」

凛「ね? 用意するの大変そうでしょ?」

綾「そういう問題じゃないよね!? ていうかどうやって!?」

凛「松実先輩秘蔵のお宝本を落とし穴の上に置いといたら」

綾「……おにーさん……」ジトー

京太郎「ん゛ー!!」

綾「ぁやっ、と、とりあえず口のリボンだけでも外してあげないと!」バッ

京太郎「っぷは! さ、サンキュー綾ちゃん。助かった」

綾「いえ……あの、それで、これはどういう……」

凛「だから」

ギバ子「プレゼントターイム!」

ひな「めしあがれー」

京太郎「んなっ!?」

綾「に゛ゃっ!?///」

758 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2014/01/30(木) 13:19:56.11 ID:FB2229n5o

凛「ほら、先輩が身動き出来ない今ならなんでもやりたい放題だよ」

綾「な、なんでも!?……ヤりたい放題……///」ゴクリ

京太郎「ちょっ! 待て、待ってくれお願いします!」

凛「どうしました先輩?」

京太郎「なんでもは困る! ついこないだ憧に浮気だーって泣かれたばっかりなんだぞ!?」

凛「そんなこともありましたね。お正月でしたっけ」

京太郎「ああ。綾ちゃんと神社の納屋に閉じ込められてやむを得ず抱き合って暖を取ってたら開きましておめでとうコノヤロウもう別れるーって」

凛「惜しかったですね」

京太郎「なにが!? 桐田さん前は憧に懐いてたじゃん! 尊敬してたじゃん!」

凛「それはそうなんですけど……実は」

京太郎「実は?」

凛「最近、須賀先輩を取られそうになって涙目になる憧先輩が可愛く思えてきて」ゾクゾク

京太郎「ドSだ!? この後輩とんでもなく屈折したドSだ!!」

763 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2014/01/30(木) 13:48:05.33 ID:FB2229n5o

凛「そういうわけだから、ほら綾。千載一遇のチャンスだよ」

綾「わ、私……私、は……」グルグル

京太郎「……」

綾「………………や、やっぱりダメだよ!///」

京太郎「」ホッ

凛「」チッ

綾「私がおにーさんのこと、すすす、すっ、好き、なのは本当だけどっ」

綾「でもでもおにーさんは憧ちゃんの王子様だもん!」

綾「そこに私が割って入る余地なんて、全然……」

綾「……そう、ほんと、全然。歳だって離れてるし、学校も違うし……」

綾「ずるいよ憧ちゃん……私だって、こんなにおにーさんのこと好きなのに」

綾「もし同い年だったら、同じクラスだったら、私が先におにーさんと出会ってたら、そしたら」

綾「そしたら今だって、二人っきりの誕生日パーティーを開いて、おにーさんにオトナにしてもらって……」

綾「オトナに……オトナの……オトナが……オトナを……」ブツブツブツブツ

京太郎「あ、綾ちゃん? なあ、大丈――」





綾「お、おにーさんッ! ほっぺ、ほっぺでいいですから! ねっ!?」ガバァッ

京太郎「アイエエエエエエエエエエエエエエエ!!?」

767 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2014/01/30(木) 14:00:41.10 ID:FB2229n5o

ガラッ



憧「京太郎っ! 桜子達に連れてかれたって(玄を締め上げて)聞いたんだけど――あ゛」



凛「あ」

ひな「あー」

綾「あっ」チュー

京太郎「あぁ~……」

ギバ子「あ゙ご゙ぢ゙ゃ゙ん゙だ゙ア゙ア゙ァ゙゙ァ゙ア゙~~~~~!!」



京太郎「(――結局、大泣きする憧を小中学生の前で慰める羽目になった)」

京太郎「(その様を見ていた綾ちゃんの目はどんよりと暗く濁っていたが)」

京太郎「(用意していた誕生日プレゼントをあげると、機嫌を直してくれた)」

京太郎「(……憧は更に泣いた――)」



凛「次は須賀先輩の誕生日に綾を裸リボンで……」ブツブツ

「「やめて!!」」

綾「……アリかも」ボソッ

「「!?」」
最終更新:2014年02月01日 12:17